万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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サボテン状態

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全ての試合が終わった後、表彰式が行われた。
そして王様からメダルやカップを受け取るのは殆どうちの学園であり、表彰式にはリング状に団体戦に参加した生徒とシングルスとダブルスに参加した生徒も何名か立っている。

そんな中でまずは一年生のシングルスチャンピオンとして表彰を受け、続いてダブルスのチャンピオンとしてセルシアと一緒に表彰。

そして最後に団体戦のチャンピオンとして七人で王様の前に立ち、表情を向ける。
てか、相変わらず王様はそこそこ歳いってるのに圧力が凄かったな。

メダルやカップも受け取ってこれで終わりだと思い、自分の席に戻ると最後に今回の大会で一番王様の目を惹いた特別賞を授与すると伝えられる。

そこで、まぁ……結構変わった戦い方をしていた俺が選ばれた。
いや、本当に嬉しいと思ってる。思ってるんだが……何回も皆前に出るのはちょっとなぁ~。

今回の大会で殆どうちの学校がメダルやカップを受け取ってるから、突き刺さる嫉妬や妬みに恨みの視線が半端じゃないんだよな。

観客席からは温かい祝福の声が多く聞こえてくるんだが……やっぱる負の感情が籠った視線はちょっとダメージあるな。
視線が可視化出来るなら絶対に四方八方から串刺しになってる。

「おめでとう」

「光栄です。頭を下げながらメダル、そしてカップを受け取る」

「君の戦いは……才が無き物に道を与えるような戦いであった。君がこれからも己の道を突き進むことを望む。来年の大会も楽しみにしている」

「勿体無きお言葉です」

こういった受け答えは事前にクレア姉さんに教わっていなければ失敗していたと思う。
相手が大人であっても基本的にはビビることは無いんだが、この人には一歩引かなければダメって感じがする。

つか、そもそもな話……普段の言葉使いでは不敬だ!!! って言われかねない。
それは父さんや母さんたちの顔を潰す事になるから避けたい事態だ。

「本当に、君の強さや上を目指しているであろう心構えには感嘆させられた。これは私からの感謝だ。是非受け取って欲しい」

「はっ! 大切に……実戦で使わせて頂きます」

王様から渡された武器は一つの長剣だった。
咄嗟に渡されたのでびっくりしたが、上手く言葉が出て良かった。

俺が元の位置に戻った後、王様から有難い労いの言葉を頂いて大会は幕を閉じた。

「国王様から本気で気に入られたみたいだね」

「そうなんですか?」

リングから去る時にリース会長にそう言われた。
特別賞を受けた人は王様に気に入られたという証なのか?

「あぁ、そうだよ。特別賞を受ける時にその長剣を受け取っただろう。国王様は本当に気に入った、戦いを観て感動した生徒にしか武器を渡さないんだよ」

あっ、そっちのことか。
てことは……毎大会でそういった人が現れはしないってことなのか。

「きっとかなり高性能な長剣だと思うよ」

「で、しょうね。それは俺もなんとなく感じます……あの、気に入られたからって何か勧誘を受けたりしませんよね」

今更だがそれが心配になってきた。
王様に気に入られたのだから国に忠誠を誓う騎士になりなさいとか、そんな理不尽な命は下されないよな!?

「あぁ、なるほど。騎士団からの勧誘は私みたいに受けることはあると思うよ。でも、それは決して絶対じゃないから心配する必要はないよ」

「そ、そうなんですね……でも、一応勧誘は来るのか」

「そりゃ来ない方がおかしいよ。シングルスで優勝、そしてダブルスでもセルシアさんと一緒に優勝。そして団体戦でも三戦三勝。最後に国王様から特別賞を受けた……そんな生徒を騎士団は放っておかないよ。でも、無理矢理入団させようとはしないから大丈夫だよ」

「それはまぁ……有難いですね」

そうなった場合はあいつらに動いてもらって何人かの首がリアルに飛ぶことになると思うけど。

「ラガス君は国王様から武器を受け取った。その意味が解らない人なんて騎士団にはいない筈だよ」

……断言はしないんだな。
まだ学生の身ではあるが、侯爵家の令嬢だ。

裏の事情を多少なりとも知ってるんだろうな。

まっ、とりあえずこれで大会というイベントは終了したんだし、今日一ぐらいがぐーたらしよう。
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