467 / 1,103
持ち主面すんな
しおりを挟む
相手は自分たちより歳上。
そしてモンスターと同じ様に俺たちを全力で殺しに来る。
だから、身体強化だけじゃなくラビットも使って確実に殺しにいく。
「シュラ、今回は遊ぶなよ」
「えぇ、勿論分かってますよ」
……ちゃんと分かってるみたいだな。
「ん? ガキ、か??」
「はは、こんな場所にガキが来るなんて……おいおい、マジかよ。獲物が向こうから、あ……ぁ」
ガキとはいえ、こっちは貴族の令息や令嬢だぞ。
隣にいるのはブラックウルフの皮を被った狼竜なのに、ちょっと油断しずぎじゃないか?
魔弾一発で終わるって……いや、今はそんなことどうでも良いか。
一応狼竜眼で確認したところ、再生のアビリティか珍しいのは持っていない。
「ふっ!!!」
事前に俺はシュラとペア。
セルシアはメリルと、ルーフェイスはキリアさんとルーンとペア。
ペアのバランスは取れるようにしてある。
誰が相手でも……ぶっ潰せるはずだ!!!
「ガキが勇者ごっこでもやろうってか? 世間知らずの坊ちゃんだぜ!!!」
大剣をそんな呪いスピードで振るっても当たるわけないだろ。
そっちこそ、貴族の坊ちゃんが盗賊相手でも戦えるって知らないのは、結構世間知らずなんじゃないのか?
盗賊として活動してるだけあって、それなりに動けるみたいだが……回転を加えた魔弾が当たれば、一発でお陀仏だ。
「……へぇ~~、まぁまぁな大剣を使ってるんだな」
「なっ!!?? す、素手で俺の大剣を……ふ、ふざけんな!!!!」
「別に、ふざけてなんかいないぞ」
シュラを相手に力勝負なんて……無謀も良いところだ。
確かにシュラの言う通り、扱っている大剣は火属性の効果が付与されてる魔剣っぽいが、シュラの鬼炎を圧し潰せる火力はないだろ。
「何処見てんだガキ!!」
「隙だらけだぜ!!」
おいおい、隙だらけなら声を出して相手が気付くようにしたら駄目だろ。
それに、気配感知でしっかりとお前らの接近には気付いてるっての。
「うるせぇよ、犯罪者」
まともな剣技や槍技を習ってないからか、俺が今まで魔弾で盗賊を殺してるのに、全く気にせず近づいてくるんだな。
遠距離攻撃がメインに見えても、あんま不用意に近づかない方が良いのに。
「えっ……」
「あ……ぅ」
魔弾を撃つのに、予備動作は必要ない。
相手がガチガチに防御を固めて、尚且つある程度動けるなら話は別だけど、さすがに盗賊たちがそんなアビリティやマジックアイテムを持っている訳が無い。
「こいつは俺が貰っておいてやるよ」
「がっ!? て、てめぇ!! そいつは俺のだ。返しやがれ!!!!」
「何を言ってんだ? どうせ誰かを襲って手に入れた魔剣だろ。本当の持ち主面してんじゃねぇよ」
相手からサクッと大剣を奪い、先程まで使っていた盗賊よりも上手く扱う……というかシュラ、やっぱり俺やメリルよりもお前の方がよっぽど鬼だ。
今は冷静に盗賊を排除してるから激情とかの感情は感じられないが、それでも……冷鬼? って感じの雰囲気が漏れ出てるぞ。
「ラガスさん、結構数が減ってきたっすね」
「そうだな……皆も頑張ってくれてるからな」
俺も魔弾でそれなりに処分したが、火属性の大剣を奪い取ったシュラが一瞬にして鬼炎を纏わせて、速攻で五人ほど斬り捨てた。
やっぱりシュラも跳び抜けてるよな。
年齢は俺と違って体格はそれなりに大きくなってるとはいえ、相手は大体二十を超えた完全な大人。
そんな大人に対して一歩も引かず……どころか、完全に押し切っている。
「このアジトが、出入り口が一つしかない場所で良かったよ。誰一人……逃がさずに済むし、なっ!!!!」
「あ、が……」
なるべく足音や殺気を消して近づいたのは良かったけど、完全に気配を消さない限り殺られるかっての。
「ラガスさんも流石っすね。全方位、どこから襲い掛かってくる相手も魔弾だけで潰すなんて」
「……盗賊とはいっても、常日頃から訓練してるような奴らじゃないからな」
結構潰したし……後は、大将を潰せばほぼ終わりだな。
そしてモンスターと同じ様に俺たちを全力で殺しに来る。
だから、身体強化だけじゃなくラビットも使って確実に殺しにいく。
「シュラ、今回は遊ぶなよ」
「えぇ、勿論分かってますよ」
……ちゃんと分かってるみたいだな。
「ん? ガキ、か??」
「はは、こんな場所にガキが来るなんて……おいおい、マジかよ。獲物が向こうから、あ……ぁ」
ガキとはいえ、こっちは貴族の令息や令嬢だぞ。
隣にいるのはブラックウルフの皮を被った狼竜なのに、ちょっと油断しずぎじゃないか?
魔弾一発で終わるって……いや、今はそんなことどうでも良いか。
一応狼竜眼で確認したところ、再生のアビリティか珍しいのは持っていない。
「ふっ!!!」
事前に俺はシュラとペア。
セルシアはメリルと、ルーフェイスはキリアさんとルーンとペア。
ペアのバランスは取れるようにしてある。
誰が相手でも……ぶっ潰せるはずだ!!!
「ガキが勇者ごっこでもやろうってか? 世間知らずの坊ちゃんだぜ!!!」
大剣をそんな呪いスピードで振るっても当たるわけないだろ。
そっちこそ、貴族の坊ちゃんが盗賊相手でも戦えるって知らないのは、結構世間知らずなんじゃないのか?
盗賊として活動してるだけあって、それなりに動けるみたいだが……回転を加えた魔弾が当たれば、一発でお陀仏だ。
「……へぇ~~、まぁまぁな大剣を使ってるんだな」
「なっ!!?? す、素手で俺の大剣を……ふ、ふざけんな!!!!」
「別に、ふざけてなんかいないぞ」
シュラを相手に力勝負なんて……無謀も良いところだ。
確かにシュラの言う通り、扱っている大剣は火属性の効果が付与されてる魔剣っぽいが、シュラの鬼炎を圧し潰せる火力はないだろ。
「何処見てんだガキ!!」
「隙だらけだぜ!!」
おいおい、隙だらけなら声を出して相手が気付くようにしたら駄目だろ。
それに、気配感知でしっかりとお前らの接近には気付いてるっての。
「うるせぇよ、犯罪者」
まともな剣技や槍技を習ってないからか、俺が今まで魔弾で盗賊を殺してるのに、全く気にせず近づいてくるんだな。
遠距離攻撃がメインに見えても、あんま不用意に近づかない方が良いのに。
「えっ……」
「あ……ぅ」
魔弾を撃つのに、予備動作は必要ない。
相手がガチガチに防御を固めて、尚且つある程度動けるなら話は別だけど、さすがに盗賊たちがそんなアビリティやマジックアイテムを持っている訳が無い。
「こいつは俺が貰っておいてやるよ」
「がっ!? て、てめぇ!! そいつは俺のだ。返しやがれ!!!!」
「何を言ってんだ? どうせ誰かを襲って手に入れた魔剣だろ。本当の持ち主面してんじゃねぇよ」
相手からサクッと大剣を奪い、先程まで使っていた盗賊よりも上手く扱う……というかシュラ、やっぱり俺やメリルよりもお前の方がよっぽど鬼だ。
今は冷静に盗賊を排除してるから激情とかの感情は感じられないが、それでも……冷鬼? って感じの雰囲気が漏れ出てるぞ。
「ラガスさん、結構数が減ってきたっすね」
「そうだな……皆も頑張ってくれてるからな」
俺も魔弾でそれなりに処分したが、火属性の大剣を奪い取ったシュラが一瞬にして鬼炎を纏わせて、速攻で五人ほど斬り捨てた。
やっぱりシュラも跳び抜けてるよな。
年齢は俺と違って体格はそれなりに大きくなってるとはいえ、相手は大体二十を超えた完全な大人。
そんな大人に対して一歩も引かず……どころか、完全に押し切っている。
「このアジトが、出入り口が一つしかない場所で良かったよ。誰一人……逃がさずに済むし、なっ!!!!」
「あ、が……」
なるべく足音や殺気を消して近づいたのは良かったけど、完全に気配を消さない限り殺られるかっての。
「ラガスさんも流石っすね。全方位、どこから襲い掛かってくる相手も魔弾だけで潰すなんて」
「……盗賊とはいっても、常日頃から訓練してるような奴らじゃないからな」
結構潰したし……後は、大将を潰せばほぼ終わりだな。
95
あなたにおすすめの小説
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
転生したみたいなので異世界生活を楽しみます
さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。
誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。
感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
【連載】リサイクルは異世界で?転生したら捨てられた悪役令嬢でしたが、そもそも価値が分からない男は不要です
Nekoyama
ファンタジー
どこにでも居そうな陰キャ系OL。それが私、間根 綺羅(まね きらら)の表の顔。でもその実は株式取引で総資産10億円突破している隠れ富豪。これを元手に、社畜は卒業して、ゆるーく楽しく暮らしていこうと思ったその矢先に、真っ白な世界に!!
あなたにはスキル「リサイクル」を授けましょう。世界をキレイにするために異世界で頑張ってくださいね。
そんな声が聞こえた気がする。え、私のお金は?鬼か!?
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
血染めの世界に花は咲くか
巳水
ファンタジー
かつて英雄に憧れ、裏切られ、奪われ、復讐にとりつかれた果てに、ひとつの国を血に沈めた。そして「血塗れ夜王」は、敬愛する師匠によってその生を終えた。
しかし、滅びたはずの魂は再び生れ落ちる――すべての記憶を抱えたままに。
新たな名と姿でこの世界に生を受けた彼は、前世の記憶と力、罪業を背負い、少年として新たな人生を歩み始める。
その先あるのは贖いか、それともさらなる血の罪か。二度目の命に意味はあるのか――。
本作品は「小説家になろう」にも投稿しております。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる