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長い長い黄金期
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「それじゃ、出発するぞ」
演習の日となり、俺たちは学園が所有している馬車を使って目的地へと出発。
馬の扱いはメリルに任せ、俺とセルシアとロックスは目的の場所に着くまでのんびり寛いでいた。
「まさか学園がここまで良い馬車をいくつも有してるとはな……尻が痛くならないのは嬉しいよ」
「学園は多くの家から寄付を受けてるからね。これぐらい高級な馬車を用意出来ないとなると、生徒やその親からクレームが大量に飛んでくることになると思うよ」
「……学園にとって、とんでもない危機になりそうだな」
そうか、そういうのを考えれば生徒が移動するための馬車を、このティータイムを行っても大丈夫なぐらい安定する中身じゃないアウトか。
「目的の街に着いて一泊して、翌日から三日間野営か……普段の三日間と比べて、意外と長く感じるかもな」
「そうかな? 僕は普段と違う生活の三日間になるから、案外あっという間に時間が経つ思うんだけどな」
普段と違う、ねぇ……ロックスの言う通りかもしれない。
モンスターと一日に何度も戦うのは普段と変わりないけど、野営の経験はあんまりない。
見張の時間は凄く暇かもしれないけど、もしかしたらあっという間の三日間になるか。
「セルシアはどう思う?」
「……ロックスの、言う通り。案外、あっという間……に、感じるかも、しれない」
「二人がそう言うなら、その通りかもな……でもさ、ロックスにとっても昼から夕方とかはあんまり楽しくないんじゃないか?」
「それは……どういうことだい?」
またまたこいつは~~~、やっぱり謙虚な性格してるな。
「ロックスは俺やセルシアと比べれば、実力は低いけど夏休みに入る前から偶に俺たちの狩りに参加してたし、夏休みの間は結構がっつりモンスターを相手に戦ってただろ」
「ま、まぁそれなりに頑張ってはいたよ」
「鑑定系のスキルを使って視た訳じゃないけど、低ランクのモンスターじゃ大した相手にならない実力を身に着けてることぐらいは解るさ」
「ラガスに、同意。ロックスは、強くなった、よ」
夏休みが明けてから手合わせはしてないけど、それだけは解る。
今のロックスは夏休み前と比べて一段と強くなっている……Dランクのモンスターなら、一人で倒せるぐらいの力は持ってる筈。
「そ、そうかな。学年トップツーの二人に褒められると嬉しいよ」
「ロックスも順調に強くなってるから、こりゃ来年や再来年の大会も良い戦績は俺たちが貰うかもな」
「大会か……来年こそは僕も活躍したいね」
「ロックスなら出来るさ。それに、俺たちの学年にはリーベもいるからな」
「リーベって言うと……ジース家の令息かな? 確かに入学前から強いイメージがあったけど」
ロックスはあの戦いを観てないし、今はある程度強い……ぐらいのイメージしかないみたいだな。
「ちょっと前に色々と事情があって、リーベと一緒に訓練を行ってたんだ。その間に才能が開花した? って感じだよな、セルシア」
「うん、大体、そんな感じ」
「へぇ~~~……いったいどんな経緯で一緒に特訓をすることになったんだい?」
「えっ、いやぁ……それは……うん、ちょっと色々事情があったんだよ」
「……そっか、色々と事情があったんだね」
良かった。察してくれたみたいだな。
さすがにリーベの事情はな……本人の許可なしに話すことは出来ない。
話したら、人として駄目な気がする。
「それに、来年になれば副騎士団長の息子が……いや、そもそも俺らの学園に入学してくるのか?」
「……ラガスの知り合いは本当に凄い人が多いね」
「いや……まぁ、そうかもな。でも、本当に知り合いって程度だからな。そうだよな……ロッソ学園に入学して来るかは分からないよな……まっ、再来年には俺のとこの妹と弟が入学してくるから、やっぱり良い戦績をのこせそうだな」
「ラガスの弟と妹か……きっと将来が楽しみな逸材なんだろうね」
「フォースとリッシュも、負けてない」
確か、レアードとセリスが入学した後にフォース君とリッシュちゃんも学園に入学するんだったか?
自分で言うのもあれだけど、二人もロッソ学園に入学するようなことになれば、長い間ロッソ学園の黄金期が続きそうだな。
演習の日となり、俺たちは学園が所有している馬車を使って目的地へと出発。
馬の扱いはメリルに任せ、俺とセルシアとロックスは目的の場所に着くまでのんびり寛いでいた。
「まさか学園がここまで良い馬車をいくつも有してるとはな……尻が痛くならないのは嬉しいよ」
「学園は多くの家から寄付を受けてるからね。これぐらい高級な馬車を用意出来ないとなると、生徒やその親からクレームが大量に飛んでくることになると思うよ」
「……学園にとって、とんでもない危機になりそうだな」
そうか、そういうのを考えれば生徒が移動するための馬車を、このティータイムを行っても大丈夫なぐらい安定する中身じゃないアウトか。
「目的の街に着いて一泊して、翌日から三日間野営か……普段の三日間と比べて、意外と長く感じるかもな」
「そうかな? 僕は普段と違う生活の三日間になるから、案外あっという間に時間が経つ思うんだけどな」
普段と違う、ねぇ……ロックスの言う通りかもしれない。
モンスターと一日に何度も戦うのは普段と変わりないけど、野営の経験はあんまりない。
見張の時間は凄く暇かもしれないけど、もしかしたらあっという間の三日間になるか。
「セルシアはどう思う?」
「……ロックスの、言う通り。案外、あっという間……に、感じるかも、しれない」
「二人がそう言うなら、その通りかもな……でもさ、ロックスにとっても昼から夕方とかはあんまり楽しくないんじゃないか?」
「それは……どういうことだい?」
またまたこいつは~~~、やっぱり謙虚な性格してるな。
「ロックスは俺やセルシアと比べれば、実力は低いけど夏休みに入る前から偶に俺たちの狩りに参加してたし、夏休みの間は結構がっつりモンスターを相手に戦ってただろ」
「ま、まぁそれなりに頑張ってはいたよ」
「鑑定系のスキルを使って視た訳じゃないけど、低ランクのモンスターじゃ大した相手にならない実力を身に着けてることぐらいは解るさ」
「ラガスに、同意。ロックスは、強くなった、よ」
夏休みが明けてから手合わせはしてないけど、それだけは解る。
今のロックスは夏休み前と比べて一段と強くなっている……Dランクのモンスターなら、一人で倒せるぐらいの力は持ってる筈。
「そ、そうかな。学年トップツーの二人に褒められると嬉しいよ」
「ロックスも順調に強くなってるから、こりゃ来年や再来年の大会も良い戦績は俺たちが貰うかもな」
「大会か……来年こそは僕も活躍したいね」
「ロックスなら出来るさ。それに、俺たちの学年にはリーベもいるからな」
「リーベって言うと……ジース家の令息かな? 確かに入学前から強いイメージがあったけど」
ロックスはあの戦いを観てないし、今はある程度強い……ぐらいのイメージしかないみたいだな。
「ちょっと前に色々と事情があって、リーベと一緒に訓練を行ってたんだ。その間に才能が開花した? って感じだよな、セルシア」
「うん、大体、そんな感じ」
「へぇ~~~……いったいどんな経緯で一緒に特訓をすることになったんだい?」
「えっ、いやぁ……それは……うん、ちょっと色々事情があったんだよ」
「……そっか、色々と事情があったんだね」
良かった。察してくれたみたいだな。
さすがにリーベの事情はな……本人の許可なしに話すことは出来ない。
話したら、人として駄目な気がする。
「それに、来年になれば副騎士団長の息子が……いや、そもそも俺らの学園に入学してくるのか?」
「……ラガスの知り合いは本当に凄い人が多いね」
「いや……まぁ、そうかもな。でも、本当に知り合いって程度だからな。そうだよな……ロッソ学園に入学して来るかは分からないよな……まっ、再来年には俺のとこの妹と弟が入学してくるから、やっぱり良い戦績をのこせそうだな」
「ラガスの弟と妹か……きっと将来が楽しみな逸材なんだろうね」
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確か、レアードとセリスが入学した後にフォース君とリッシュちゃんも学園に入学するんだったか?
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