558 / 1,103
勧誘する人はいないだろ?
しおりを挟む
「さて……どうしようか、これ」
周囲を見渡すと、俺たちが倒したオーガや上位種の死体があちこちに転がっていた。
「そうですね……とりあえず、持って帰りましょう」
「え?」
不思議そうな顔をするアルガンツ先生を放っておき、どんどん亜空間の中に死体を放り込んでいく。
にしても、三本角のオーガジェネラルの素材か……色々と役立ちそうだな。
そもそもオーガジェネラルって時点でBランクだから、血はそれなりに使える素材だし……魔核も期待出来る。
あと、やっぱり他のオーガやジェネラルと比べて、角は価値が高い……のか?
強さ的にはAランクだったし、その強さを考えれば角の頑丈さとか、価値の高さは他のオーガの角と比べて良い素材になる……筈だよな。
てか、三本角の再生力を考えれば血は回復ポーションの素材として使える?
いや……もしそうなら、心臓だってそういった類のマジックアイテムの素材に使えるよな。
三本角や魔核は魔靴の素材にするとして……そっちも頑張って造ってみる価値ありだな。
「……ラガス、君の空間収納はどうなってるんだい?」
「えっと……その、あれですよ。偶々アビリティ結晶をある人に貰って、それが最高ランクのものだったんですよ」
うん、別に嘘は付いていない。
あっ……人じゃないから、その部分だけは嘘か。
でも、フェリスさんが暮れたアビリティ結晶が超高級品だったのは間違いない。
「……そうか。もうラガスには色々驚かされたから、これ以上驚き様がない。ただ……ハンターになってからは、勧誘が絶えないと思うぞ」
「まぁ、そうかもしれませんね」
大量の死体を入れても問題ない空間収納持ち。
それだけでハンターとしての勝ちは爆上がり。
それに加えて、本人は……自分で言うのもあれだが、かなり戦える実力を持っている。
同年代のルーキー、ベテラン、トップ関係無しに自分のパーティーに引き入れたい人材…………うん、自分でそう語るのはやっぱり恥ずかしい。
「でも、これでも貴族の学生のみが参加する大会のシングルス、ダブルスで優勝して、団体戦でも良い結果を残しました。というか、これからも残し続けます」
「それは教師である俺としても嬉しい。是非とも全戦全勝してほしいよ」
「それに加えて、俺にはメリルとシュラという超優秀な従者……ハンターになれば直ぐにパーティーを組む人材がいます。あの二人も、執事とメイド専門の大会で俺が卒業するまで残り二回、絶対に優勝します」
メリルとシュラなら、間違いなく優勝する。
確信とかそういうのじゃなくて、もはや決定事項だ。
前回の大会では全く本気を出していなかった。
シュラは鬼火を使いはしたが、それでも一回だけ……だったよな?
接近戦でも全力を出していなかったし……てか、あの二人が全力を出したら絶対に対戦相手を殺してしまう。
そうなる前に審判が止めると思うけど、とにかくあの二人に勝てる従者は現れないだろ。
仮に現れたら、正真正銘の化け物……あの二人もこれからまだまだ成長するし、そんな化け物相手でも勝つか。
「前回の大会で優勝して俺の名前も多少なりとも広まったと思いますし、卒業するころにはもっと広まってますよ。メリルとシュラも……セルシアも含めて」
「なるほど。自分たちの実力を考えれば、他のハンターたちは自分たちの実力ではラガスたちに釣り合わないと思い、そもそも勧誘しようという気が起きない……そういうことか」
「そういうことで、ですね」
「ん~~~…………その考えは分からなくもない。でも、ちょっとでも先にハンターになったと理由で、超先輩面するハンターは多いよ。ベテランも自分達の方がハンターの色々に関して解ってるんだから、自分は優秀な人材を正しい方向に導くんだって変な熱が入って、面倒な先輩も多いよ」
「…………中々深みのあるアドバイス有難うございます」
元ゴールドハンターからのアドバイスだし、頭の片隅に置いとこ。
周囲を見渡すと、俺たちが倒したオーガや上位種の死体があちこちに転がっていた。
「そうですね……とりあえず、持って帰りましょう」
「え?」
不思議そうな顔をするアルガンツ先生を放っておき、どんどん亜空間の中に死体を放り込んでいく。
にしても、三本角のオーガジェネラルの素材か……色々と役立ちそうだな。
そもそもオーガジェネラルって時点でBランクだから、血はそれなりに使える素材だし……魔核も期待出来る。
あと、やっぱり他のオーガやジェネラルと比べて、角は価値が高い……のか?
強さ的にはAランクだったし、その強さを考えれば角の頑丈さとか、価値の高さは他のオーガの角と比べて良い素材になる……筈だよな。
てか、三本角の再生力を考えれば血は回復ポーションの素材として使える?
いや……もしそうなら、心臓だってそういった類のマジックアイテムの素材に使えるよな。
三本角や魔核は魔靴の素材にするとして……そっちも頑張って造ってみる価値ありだな。
「……ラガス、君の空間収納はどうなってるんだい?」
「えっと……その、あれですよ。偶々アビリティ結晶をある人に貰って、それが最高ランクのものだったんですよ」
うん、別に嘘は付いていない。
あっ……人じゃないから、その部分だけは嘘か。
でも、フェリスさんが暮れたアビリティ結晶が超高級品だったのは間違いない。
「……そうか。もうラガスには色々驚かされたから、これ以上驚き様がない。ただ……ハンターになってからは、勧誘が絶えないと思うぞ」
「まぁ、そうかもしれませんね」
大量の死体を入れても問題ない空間収納持ち。
それだけでハンターとしての勝ちは爆上がり。
それに加えて、本人は……自分で言うのもあれだが、かなり戦える実力を持っている。
同年代のルーキー、ベテラン、トップ関係無しに自分のパーティーに引き入れたい人材…………うん、自分でそう語るのはやっぱり恥ずかしい。
「でも、これでも貴族の学生のみが参加する大会のシングルス、ダブルスで優勝して、団体戦でも良い結果を残しました。というか、これからも残し続けます」
「それは教師である俺としても嬉しい。是非とも全戦全勝してほしいよ」
「それに加えて、俺にはメリルとシュラという超優秀な従者……ハンターになれば直ぐにパーティーを組む人材がいます。あの二人も、執事とメイド専門の大会で俺が卒業するまで残り二回、絶対に優勝します」
メリルとシュラなら、間違いなく優勝する。
確信とかそういうのじゃなくて、もはや決定事項だ。
前回の大会では全く本気を出していなかった。
シュラは鬼火を使いはしたが、それでも一回だけ……だったよな?
接近戦でも全力を出していなかったし……てか、あの二人が全力を出したら絶対に対戦相手を殺してしまう。
そうなる前に審判が止めると思うけど、とにかくあの二人に勝てる従者は現れないだろ。
仮に現れたら、正真正銘の化け物……あの二人もこれからまだまだ成長するし、そんな化け物相手でも勝つか。
「前回の大会で優勝して俺の名前も多少なりとも広まったと思いますし、卒業するころにはもっと広まってますよ。メリルとシュラも……セルシアも含めて」
「なるほど。自分たちの実力を考えれば、他のハンターたちは自分たちの実力ではラガスたちに釣り合わないと思い、そもそも勧誘しようという気が起きない……そういうことか」
「そういうことで、ですね」
「ん~~~…………その考えは分からなくもない。でも、ちょっとでも先にハンターになったと理由で、超先輩面するハンターは多いよ。ベテランも自分達の方がハンターの色々に関して解ってるんだから、自分は優秀な人材を正しい方向に導くんだって変な熱が入って、面倒な先輩も多いよ」
「…………中々深みのあるアドバイス有難うございます」
元ゴールドハンターからのアドバイスだし、頭の片隅に置いとこ。
86
あなたにおすすめの小説
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
転生したみたいなので異世界生活を楽しみます
さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。
誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。
感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
【連載】リサイクルは異世界で?転生したら捨てられた悪役令嬢でしたが、そもそも価値が分からない男は不要です
Nekoyama
ファンタジー
どこにでも居そうな陰キャ系OL。それが私、間根 綺羅(まね きらら)の表の顔。でもその実は株式取引で総資産10億円突破している隠れ富豪。これを元手に、社畜は卒業して、ゆるーく楽しく暮らしていこうと思ったその矢先に、真っ白な世界に!!
あなたにはスキル「リサイクル」を授けましょう。世界をキレイにするために異世界で頑張ってくださいね。
そんな声が聞こえた気がする。え、私のお金は?鬼か!?
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
血染めの世界に花は咲くか
巳水
ファンタジー
かつて英雄に憧れ、裏切られ、奪われ、復讐にとりつかれた果てに、ひとつの国を血に沈めた。そして「血塗れ夜王」は、敬愛する師匠によってその生を終えた。
しかし、滅びたはずの魂は再び生れ落ちる――すべての記憶を抱えたままに。
新たな名と姿でこの世界に生を受けた彼は、前世の記憶と力、罪業を背負い、少年として新たな人生を歩み始める。
その先あるのは贖いか、それともさらなる血の罪か。二度目の命に意味はあるのか――。
本作品は「小説家になろう」にも投稿しております。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる