万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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そっちの方が楽

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騎士団との模擬戦祭りを終えた翌週、その週の休みは魔術師団の方にお邪魔していた。

ぶっちゃけ、やることは殆ど変わらない、

シュラやメリル、セルシアたちは王宮に努める凄腕魔法使いたちと模擬戦をし、高い経験値を得る。
それに対して俺はというと……若干、魔術師さんたちの訓練相手? になっていた。

それはそれで構わないと思っていたが、フリージアさんから前金を貰ってしまったので、結構真面目に頑張ろうと、気合を入れた。

まぁ、騎士の方々と違って、魔術師の方々がかなりマジで模擬戦に取り組んじゃうと、訓練場が破壊されたりするもんね。

ある程度頑丈なつくりにはなってるっぽいけど、今日の訓練相手の方々が本気になったら……ちょっと不味いのでは? と感じなくもない。

「ラガス君。遠慮なしにやってほしい」

「分かりました」

フリージアさんの頼みに応える……が、なるべく先日みたいに治癒師さんの力が必要な程、大きな怪我は与えたくない。

「始め!!」

模擬戦が開始されると、俺は直ぐに魔弾を多数展開。

最初は五から八個程度の魔弾を周囲に浮かべ、適当にタイミングをズラして狙う。

相手の魔術師さんは、当然初っ端の打ち合いで倒れることはない。
単純に魔力を纏って身体能力を強化して避けたり、魔力の盾を上手く利用して弾いたりして対処する。

それと同時に、詠唱せずに俺に向かって攻撃魔法を放ってきた。
学生のみでイーリスとかも平然と使ってたからそんなに驚かないけど、詠唱なしでそこそこの攻撃を放ってくるて、やっぱり恐ろしいなと感じた。

勿論、それらの攻撃をモロに食らうつもりはなく、ジャストタイミングで蹴りや拳、斬撃で破壊していく。
その間も魔弾で模擬戦相手を狙い、消滅させられたら再び魔弾を生み出し、狙撃と空中での操作を同時に行う。

「そこまで!!」

一応金で雇われた? ので、数分は対戦相手の訓練を行う。
体内時間で数分が過ぎれば、ガンガン前に進み、剣先を急所に突き付ける。

「ラガス君、まだいけるか?」

「はい、大丈夫です」

騎士との模擬戦よりも魔力は消費するが、数試合ぐらいなら連続で行っても問題無い。

まっ……最初は新卒の魔術師ばかりってのもあるけど。
前回、騎士団の人たちと模擬戦を行った時と同じく、訓練場には見知った顔の人たちがチラホラといる。

何人か緊張してる人もいるが、そんな緊張しなくても……と思う。
別に一年生や二年生の時に、先輩をボコボコにしたりしてないと思うんだけどな。

なんて過去を振り返りながら、魔弾の強さを魔術師の皆さんに伝えていく。
相手によっては、貫通や跳弾などの策を駆使して当てにいく。

当たれば痛いのは痛いけど、魔力を纏ってる状態なら問題無い……とは思うが、最悪心臓や脳を貫かなければ問題無い。

「そこまで!!! ラガス君、少し休憩するか?」

「……そうですね。少し休みます」

騎士の人たちとの模擬戦比べて、スタミナはそこまで減らない。

ただ、魔弾をメインに使ってあれこれ考えて戦うので、脳の消費が早い。
それが一番疲れるポイントだ。

「いや~~、ラガス君は周囲にポンポン遠距離攻撃を飛ばさないから助かるよ」

「思いっきりぶっ放すより、操ってダメージを与える動きがメインですからね」

一般的な属性魔法を使う人たちも、意識すれば放った攻撃の軌道を変えられる。

変えられるのだが、どうやら俺が思ってるよりも集中力を使うっぽい。
だからか、そこに力を使うよりも、連射する方が楽みたいだ。

「魔力を操る点に関しては、私たちよりも上だね」

「御冗談を。俺の腕は何と言うか……アビリティのお陰でもあるんで」

確かに魔術師団に入りたての人たちと比べれば、魔力操作の技術は優れてると思う。

それでも、二十後半……三十代以降の人たちの魔力の流れを見てると、とても自分の方が上だとは思えなかった。
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