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最速で帰ってくる
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SIDE メリル
私の主人は強く、不思議で面白いところがあり、そして恐ろしくもある。
普段はまだまだ子供の部分が残っているが、今は……王都の裏ギルドのトップに立つ……本当の裏の頂点としての姿、と言ったところでしょうか。
「下手な真似考えんじゃねぇぞ。こっちには毒を操れる優れた従者がいるんだ。お前が毒で自殺を行おうとしたところで、速攻で解毒出来るからな」
全く、変なところで褒めてくれますね。
確かに不可能なことではありませんが、タイミングが少しでもズレれば私でも解毒困難に陥ります。
しっかり注視しておいた方が良さそうですね。
「んで、お前はここで何をやってたんだ」
「ガキが……私が、お前たちに教えることは、何、一つっ!!!!!!!」
「変な意地張るなよ。意志の強さは感じるけど……今、そういうの無駄だからさ」
小さな魔弾を一つ打ち込んだ後、回復弾を撃ちこむ。
攻撃と回復と一人で何度も何度も行える……毒魔法をそれなりに扱える私が言うのもあれですが、本当に恐ろしいアビリティですね。
「俺たちも暇じゃないんだ……とかいう訳じゃないんだ。こういうやり取りなら、いつまでも付き合ってやるよ」
学園の授業では、当然拷問のやり方などはなく、ラガス坊ちゃまは偶に遭遇する盗賊を相手に、独学でやり方を学んだ。
故に、顔色一つ変えることなく何度も、何十回でも拷問を行う。
ラガス坊ちゃまの魔弾はただ魔力の弾丸を放出するだけではなく、魔弾に属性を付与することが可能。
故に、風による切傷や火による火傷、氷によるしもやけなどのダメージを与えられる。
実際の戦闘では大きく魔力を消費しなければ、強敵にはダメージを耐えられないのだが……傲慢を行うには、通常通りの使用で十分役割を果たせる。
「は、話す!! 話すから、もうやべでぐれ!!!!!」
「最初からさっさとそうしろってんだ。ルーフェイスがいる時点で、直ぐに状況を理解しろよ、ったく」
確かに、その通りと言えるでしょう。
ラガス坊ちゃまの従者である私、鬼人族のシュラもそれなりに強くなったと思いますが……全力のルーフェイスと互角に戦えるかと言いますと……正直、難しいところがあります。
まぁ、見たところ自分の才能、技術力に絶対的な自信を持っているタイプなので、例えルーフェイスの存在をしっかり認識できていたとしても、その自信は揺るがないでしょう。
そして遂に男は何故恐ろしいキメラを作り、ホープレス周辺に解き放ったのかを説明始めたのですが……本当に、腸が煮えくり返るほど身勝手な考えでした。
要約すれば、自身のキメラを制作できるという技術力を隣国に売り込もうとしていた。
研究室にある特別な台は、書類などを隣国の取引相手の元へ送るためのマジックアイテム。
「このクソゴミが…………はぁ~~~~。マジで面倒なことしやがって」
「ッ!!??」
再度麻痺弾を放ち、今度は首から上までもを完全に痺れさせ、動けない様に拘束。
「お前ら、ちょっとこいつを見張っててくれ。最速で戻ってくる」
「畏まりました」
ラガス坊ちゃまは付与弾をルーフェイスに撃ち、脚力強化を与えて背に乗り、本当に全力で走り去った。
「ラガスは、どこに、行ったの、かな?」
「おそらくですが、王都に向かったのでしょう」
「ホープレスじゃなくてか?」
……この男は、本当に頭が切れるのか切れないのか、良く解りませんね。
「事件の内容が内容です。即座に国のトップに知らせるべき案件です」
ことと次第によっては、そう遠くない将来……戦争が起きるかもしれません。
キメラは人からすれば、自分たちの命が危険にさらされることはなく、遠い位置から私たちは惨殺出来る生物兵器。
この国自体が、ガルガント王国に敵意を抱いているとは考えたくありませんが……もしもキメラ絡みの事件が起きれば、可能性として真っ先に名が上がるでしょうね。
私の主人は強く、不思議で面白いところがあり、そして恐ろしくもある。
普段はまだまだ子供の部分が残っているが、今は……王都の裏ギルドのトップに立つ……本当の裏の頂点としての姿、と言ったところでしょうか。
「下手な真似考えんじゃねぇぞ。こっちには毒を操れる優れた従者がいるんだ。お前が毒で自殺を行おうとしたところで、速攻で解毒出来るからな」
全く、変なところで褒めてくれますね。
確かに不可能なことではありませんが、タイミングが少しでもズレれば私でも解毒困難に陥ります。
しっかり注視しておいた方が良さそうですね。
「んで、お前はここで何をやってたんだ」
「ガキが……私が、お前たちに教えることは、何、一つっ!!!!!!!」
「変な意地張るなよ。意志の強さは感じるけど……今、そういうの無駄だからさ」
小さな魔弾を一つ打ち込んだ後、回復弾を撃ちこむ。
攻撃と回復と一人で何度も何度も行える……毒魔法をそれなりに扱える私が言うのもあれですが、本当に恐ろしいアビリティですね。
「俺たちも暇じゃないんだ……とかいう訳じゃないんだ。こういうやり取りなら、いつまでも付き合ってやるよ」
学園の授業では、当然拷問のやり方などはなく、ラガス坊ちゃまは偶に遭遇する盗賊を相手に、独学でやり方を学んだ。
故に、顔色一つ変えることなく何度も、何十回でも拷問を行う。
ラガス坊ちゃまの魔弾はただ魔力の弾丸を放出するだけではなく、魔弾に属性を付与することが可能。
故に、風による切傷や火による火傷、氷によるしもやけなどのダメージを与えられる。
実際の戦闘では大きく魔力を消費しなければ、強敵にはダメージを耐えられないのだが……傲慢を行うには、通常通りの使用で十分役割を果たせる。
「は、話す!! 話すから、もうやべでぐれ!!!!!」
「最初からさっさとそうしろってんだ。ルーフェイスがいる時点で、直ぐに状況を理解しろよ、ったく」
確かに、その通りと言えるでしょう。
ラガス坊ちゃまの従者である私、鬼人族のシュラもそれなりに強くなったと思いますが……全力のルーフェイスと互角に戦えるかと言いますと……正直、難しいところがあります。
まぁ、見たところ自分の才能、技術力に絶対的な自信を持っているタイプなので、例えルーフェイスの存在をしっかり認識できていたとしても、その自信は揺るがないでしょう。
そして遂に男は何故恐ろしいキメラを作り、ホープレス周辺に解き放ったのかを説明始めたのですが……本当に、腸が煮えくり返るほど身勝手な考えでした。
要約すれば、自身のキメラを制作できるという技術力を隣国に売り込もうとしていた。
研究室にある特別な台は、書類などを隣国の取引相手の元へ送るためのマジックアイテム。
「このクソゴミが…………はぁ~~~~。マジで面倒なことしやがって」
「ッ!!??」
再度麻痺弾を放ち、今度は首から上までもを完全に痺れさせ、動けない様に拘束。
「お前ら、ちょっとこいつを見張っててくれ。最速で戻ってくる」
「畏まりました」
ラガス坊ちゃまは付与弾をルーフェイスに撃ち、脚力強化を与えて背に乗り、本当に全力で走り去った。
「ラガスは、どこに、行ったの、かな?」
「おそらくですが、王都に向かったのでしょう」
「ホープレスじゃなくてか?」
……この男は、本当に頭が切れるのか切れないのか、良く解りませんね。
「事件の内容が内容です。即座に国のトップに知らせるべき案件です」
ことと次第によっては、そう遠くない将来……戦争が起きるかもしれません。
キメラは人からすれば、自分たちの命が危険にさらされることはなく、遠い位置から私たちは惨殺出来る生物兵器。
この国自体が、ガルガント王国に敵意を抱いているとは考えたくありませんが……もしもキメラ絡みの事件が起きれば、可能性として真っ先に名が上がるでしょうね。
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