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とにかく痛い
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SIDE ラガス
脚力強化の付与弾だけではなく、二年ぐらい前の一件で貴族から貰った伸縮自在の脚力強化が付与された腕輪をルーフェイスに装備。
なるべく人にぶつからない様に、超全力で走ってもらってるんだが…………本気で速過ぎる。
ルーフェイスがとんでもないってのは十分に解ってた……いや、解ってたつもりになってただけ、かな。
狼竜の凄さを改めて感じることが出来た。
「ルーフェイス、お前凄過ぎるぜ」
『えへへ~、そんなことないよ~~~』
嬉しいのが丸分かりだぜ、相棒。
「すいません」
本当に十五分と掛からずに……もしかしたら十分かからずに王都へ到着。
要件が要件なので、列に並ばず戦闘に向かい、門兵に声をかける。
「おや、ラガス・リザードさんじゃないか」
「どうも。実は、緊急で王城に用事があるんです」
「ッ!? ……ハンターギルドではなく、王城に、かい?」
「はい、王城に要件があります」
「……分かった。通ってくれ」
「ありがとうございます!!!」
物分かりで良い門兵で助かる。
一応特別扱いであるため、周囲の人には見えない様に、こっそりとポケットに金貨を入れた。
中に入ってからは、当然ルーフェイスに跨って駆けるのはアウトであるため、超早歩きでぶつからない様に通行人を避け、王城まで一直線。
「ッ!? ラガス君じゃないか。どうしたんだ?」
「すいません、緊急です。それなりに権力がある騎士を数人、現場に連れて行きたいんです」
「ッ…………わ、解った。少し待ってくれ」
俺の必死な表情から事の重さを解ってくれたらしく、本当にたった数分で見覚えがある、騎士団内でそれなりに権力を持っている騎士が数人来てくれた。
「現場に向かう途中で説明します」
ルーフェイスが本来の姿になれば、俺以外に三人ぐらい背中に乗っても全く支障はない。
「率直に言いますと、キメラを制作できる売国奴の研究者がいます」
「な、なにッ!!!!! そ、それは本当なのか!!??」
「本当です。資料の証拠や、本人に尋問を行って吐かせました」
「そ、そうか」
絶対に少々ドン引いた顔をしてるだろうけど、この際そういうのは気にしてられない。
「自分たちが討伐したキメラは、Bランクモンスター並みの力を有しています。あれをコンスタントに造れるようになれば……非常に不味い事態に発展する可能性があります」
「むっ……君にそこまで言わせるか」
「はい。自分たちは直ぐにそのモンスターを倒せたわけではなく、並み以上のハンターが複数殺されています」
移動中に話せることは全て話し終わり、現場に到着。
「おかえりなさい、ラガス坊ちゃま」
「おぅ、ただいま」
「ラガス君、この白衣を着ている男が、売国奴か」
「えぇ、その通りです」
まだ麻痺弾の効果は効いてるみたいだな。
「こちらが書類になります」
「ありがとう、メリル君………………よくもまぁ、禁忌の術をここまで熱心に調べられるものだ」
「それに関しては、人として終わっている。そう済ませて、後はこちらの国とどう接していくかを考えるしかないかと」
「…………そうだな、ラガス君の言う通りではある。俺たちがそこまで頭を悩ます必要はないが……それでも、頭痛が止まらないよ」
気持ちは解る。
実際にやり取りをした記録はある。
記録は口ではなく、書類としてのやり取りが残っている。
とはいえ、このマッドサイエンティストと国が繋がってるのか、それとも一部の組織だけが繋がってるのか……そこまでは明確に探れないのが現状。
仮にこの一件で国に詰め寄ったとしても、おそらく自分たちの悪い部分を認めるつもりはなく、白を切るだろう。
それでもガルガント王国側が追求すれば……それこそ「それじゃ戦争でもするか? あぁああん?」て話に発展してしまう。
正直、この人たちと同じく頭を悩ます必要がない俺でも、頭が痛くなる一件だ。
脚力強化の付与弾だけではなく、二年ぐらい前の一件で貴族から貰った伸縮自在の脚力強化が付与された腕輪をルーフェイスに装備。
なるべく人にぶつからない様に、超全力で走ってもらってるんだが…………本気で速過ぎる。
ルーフェイスがとんでもないってのは十分に解ってた……いや、解ってたつもりになってただけ、かな。
狼竜の凄さを改めて感じることが出来た。
「ルーフェイス、お前凄過ぎるぜ」
『えへへ~、そんなことないよ~~~』
嬉しいのが丸分かりだぜ、相棒。
「すいません」
本当に十五分と掛からずに……もしかしたら十分かからずに王都へ到着。
要件が要件なので、列に並ばず戦闘に向かい、門兵に声をかける。
「おや、ラガス・リザードさんじゃないか」
「どうも。実は、緊急で王城に用事があるんです」
「ッ!? ……ハンターギルドではなく、王城に、かい?」
「はい、王城に要件があります」
「……分かった。通ってくれ」
「ありがとうございます!!!」
物分かりで良い門兵で助かる。
一応特別扱いであるため、周囲の人には見えない様に、こっそりとポケットに金貨を入れた。
中に入ってからは、当然ルーフェイスに跨って駆けるのはアウトであるため、超早歩きでぶつからない様に通行人を避け、王城まで一直線。
「ッ!? ラガス君じゃないか。どうしたんだ?」
「すいません、緊急です。それなりに権力がある騎士を数人、現場に連れて行きたいんです」
「ッ…………わ、解った。少し待ってくれ」
俺の必死な表情から事の重さを解ってくれたらしく、本当にたった数分で見覚えがある、騎士団内でそれなりに権力を持っている騎士が数人来てくれた。
「現場に向かう途中で説明します」
ルーフェイスが本来の姿になれば、俺以外に三人ぐらい背中に乗っても全く支障はない。
「率直に言いますと、キメラを制作できる売国奴の研究者がいます」
「な、なにッ!!!!! そ、それは本当なのか!!??」
「本当です。資料の証拠や、本人に尋問を行って吐かせました」
「そ、そうか」
絶対に少々ドン引いた顔をしてるだろうけど、この際そういうのは気にしてられない。
「自分たちが討伐したキメラは、Bランクモンスター並みの力を有しています。あれをコンスタントに造れるようになれば……非常に不味い事態に発展する可能性があります」
「むっ……君にそこまで言わせるか」
「はい。自分たちは直ぐにそのモンスターを倒せたわけではなく、並み以上のハンターが複数殺されています」
移動中に話せることは全て話し終わり、現場に到着。
「おかえりなさい、ラガス坊ちゃま」
「おぅ、ただいま」
「ラガス君、この白衣を着ている男が、売国奴か」
「えぇ、その通りです」
まだ麻痺弾の効果は効いてるみたいだな。
「こちらが書類になります」
「ありがとう、メリル君………………よくもまぁ、禁忌の術をここまで熱心に調べられるものだ」
「それに関しては、人として終わっている。そう済ませて、後はこちらの国とどう接していくかを考えるしかないかと」
「…………そうだな、ラガス君の言う通りではある。俺たちがそこまで頭を悩ます必要はないが……それでも、頭痛が止まらないよ」
気持ちは解る。
実際にやり取りをした記録はある。
記録は口ではなく、書類としてのやり取りが残っている。
とはいえ、このマッドサイエンティストと国が繋がってるのか、それとも一部の組織だけが繋がってるのか……そこまでは明確に探れないのが現状。
仮にこの一件で国に詰め寄ったとしても、おそらく自分たちの悪い部分を認めるつもりはなく、白を切るだろう。
それでもガルガント王国側が追求すれば……それこそ「それじゃ戦争でもするか? あぁああん?」て話に発展してしまう。
正直、この人たちと同じく頭を悩ます必要がない俺でも、頭が痛くなる一件だ。
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