万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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それは訓練とは言わない

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「遠距離攻撃も飽きてきたし、拳で思いっきりぶっ叩くか」

「……それもありですね」

おっ、まさかのオッケー。
確かに後衛として動いていても接近されることはあるしな。

「おらっ! ふんっ!! せやっ!!!」

強化されてて硬いっちゃ硬いが、まだシュラの方が硬いな!!!!

「ラガス坊ちゃま、素材のこと、忘れてませんか!?」

「もう既に、二人が!! 大量に、倒してるだろ!!」

「……なるほど。確かに、それもそうです、ねっ!!!」

おっ! 鋭い蹴りじゃんか!!

オーガとかも丁度良い、サンドバッグだけど、こいつらもそれなり、殴り甲斐があるな!!!

「まっ、こんなもんか」

「普通はこんなもんかでは済まないのですけどね」

「俺らが普通ではないのは今更だろ」

「……私は普通に、真っ当に努力してきた結果です」

「無理無理、止めとけ止めとけ。メリル、お前それを同期のメイドたちに言って、同期たちが素直に信じるか?」

「…………」

「そうだろそうだろ。素直に受け入れろって」

確かにメリルは毒魔法のアビリティを自力で習得した点以外はそれなりに普通かもしれないが、俺に合わせて鍛錬に付き合っていたとはいえ、普通に考えて容易に付き合えるもんじゃないんだよ。

メリルの場合……意志の強さ? そこら辺が普通じゃないのかもな。

「当然、本気で前に出たリビングデッドジェネラルを相手に圧倒してるあの二人も普通じゃないけどな」

二人が本気で戦ってたらもう終わってただろうけど、まだ戦ってるってことは……ちゃんと訓練ってことを想定して戦ってるみたいだな。

「ん~~~~……メリル、こりゃささっと五十層に降りないと、本格的な訓練にはならないかもな」

「私としては、今でも十分訓練になってると思いますが」

「そうか? 正直、そこまでひりつく様なバトルを体験してないと思うけど」

「……ラガス坊ちゃま、訓練で一々ひりつく様なバトルを体験していれば、いつどこで死んでもおかしくありませんよ」

「いや、それは……まぁ、それもそうか」

「そうですよ。全く、訓練の意味をちゃんと理解してますか?」

…………クソ、今回は反論出来ない。
そりゃそうだよな。一々死にかける、もしくは死のリスクが三割から五割……違うな、そもそも死のリスクが一割以上ある訓練なんて、訓練って言わないか。

常識がかなり欠如してたな……やっぱりあれか。ルーフェイスが一緒にいるから、かなり常識が欠如してるというか、危機感が足りてないのかもな。

「…………」

「……ワゥ?」

「なんでもないよ。お前はやっぱり頼りになる奴だって改めて思っただけだよ」

「ワゥ~~~」

まっ、四十一階層まで降りればひりつく様なバトルが自然と増えるだろ。

「どうやら、終わったようですね」

「みたいだな。学園にいるころからちょいちょい訓練してたけど、シュラとセルシアの連携もそれなりに様になってきたな」

「そうですね。本気になったリビングデッドジェネラルが何も出来ないぐらいには、息を合わせて動けてましたね」

当たり前だが、二人は余裕ぶって戦ったりなどしてない。

互いに集中力が高まった状態を維持し続け、最善の動きを続けて圧倒した。
決してリビングデッドジェネラルが弱いわけじゃない。

つっても、あんまりちゃんと見えてなかったけど、二人ともただ淡々と作業を繰り返してたって感じなんだよな……まっ、メリルの考えでいくと二人が超必死になって戦う様な相手は、訓練とは言わないから四人で戦う事になりそうだけどな。

「終わったっす」

「楽しかったか?」

「勿論楽しかったすよ。だって、あのリビングデッドジェネラル、多分普通のリビングデッドジェネラルより強かったっすよね」

「ん~~~~……そうだな。魔力量以外の点も他の個体と比べて上だったと思うぞ」

「そうっすよね。まぁ、最後の方はなんかちょっと変な感覚だったすけど、とりあえず楽しめたっす!」

…………毒や呪いを食らってるわけではないみたいだし、心配する必要はなさそうだな。
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