万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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そう考えても仕方ないよな?

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「あそこがボス部屋みたいだな」

なんとかメリルの噴火を抑え、最下層まで到着。
道中はこれまで通り遭遇したモンスターは全て倒してきたが、無駄に戦闘を増やす様な真似はせず、なるべく最短距離で下へ下へ歩いた。

「ん? なんだ、あのガキ共」

「ガキって、本当にガキなの、か…………鬼人族とメイド? はギリ大人って言えそうな見た目だが、もう二人は確かにまだガキって感じだな」

あらら、俺たちの前に先客がいたか。
一応それなりに他の街からもハンターが集まるみたいだから、五十層のボスに挑む同業者たちがいてもおかしくはないか。

「ラガスさん、ちょっくら挨拶した方が良いっすかね」

「止めとけ止めとけ。俺たちは同業者と喧嘩しに来たわけじゃないんだ。順番が回ってくるまで、大人しくしとけ」

「うっす」

シュラが言う挨拶って、どう考えても礼儀正しい挨拶じゃないだろ。

そりゃ俺やセルシアのことをガキガキって侮ってるけど、そりゃまだ学園を卒業したばかりの十五歳なんだ。
ハンターの常識に照らし合わせても、ハンターになったばかりのルーキー、ガキもガキだ。

順番が回ってくるまでそれなりに時間がかかりそうだし、軽く何か作って腹を満たしておくか。

「おいお前ら、何先輩に挨拶せずに飯を作ろうとしてんだよ」

「あん? なんであんたらに一々挨拶しなきゃいけなっ!?」

「おごはっ!!!!????」

「ら、ラガス……さん?」

はぁ~~~、クソ怠い。
本当に怠い……超鬱陶しい。

「てめぇ!!! いきなりうちのメンバーに何すんだ!!!!!」

「煩いっすよ。先に絡んで来たのはそっちからじゃないっすか。あっ、拳を振るうつもりはなかったとか、クソしょうもない嘘は付かないでくださいよ」

悪いけど、お前らの言い訳は聞かない。

「あんたら、どっかのクランに所属してる面子だろ。そんな面子が見た目ガキの連中に絡んでくる絵面で、どっちが屑か解りきってるだろ。挨拶しなかったらなんなんだよ。このダンジョンはお前らの所有物じゃないだろ」

「ペラペラペラと……クソガキが、こっちが大人しくしてりゃ調子に乗りやがって」

「抜くんすか? 抜くなら、ボス戦の前にあんたらを潰してウォームアップしようか」

プライドが高いバカであっても、ここまで潜ることが出来るバカだ。
油断はしねぇ。
本気で戦るつもりで狼牙瞬雷を抜いた瞬間、一人の男が前に出てきた。

「止めろ、お前ら」

「か、頭!!!」

「その呼び方止めろって言ってんだろ。おい、兄ちゃん。うちの連中が絡んで悪かったよ」

「……だからなんだ? てめぇらみたいな相手がガキだから、挨拶がないからってクソしょうもない理由で絡んで来た連中を、その程度の謝罪だけで許せって言ってんのか? あんたら、この街じゃ有名どころのクランに属してんだろ。やろうと思えば色々とやれるよな……そんな連中は、今ここで潰した方が俺たちは今後動きやすいと思うんだよ……あんたが俺の立場なら、そう思わないっすか?」

「ッ…………」

ふんっ! 最初からそうやって判断出来るなら、バカが動く前に止めろって話だ。

「どうすれば、矛を収めてもらえる」

「頭!!! なんで頭がこんなガキなんかにそんな!」

「黙れ。お前ら……ボス戦前に死ぬつもりか」

「「「「「「「「「「ッ!!!!」」」」」」」」」

ったく、ようやっとルーフェイスのヤバさに気付いたか。

「はぁ~~~……紅蓮の牙、っすよね。もうちょい教育した方が良いんじゃないですか」

「恐れ入るよ。ところで……君の名前はもしかして、ラガス・リザードかな」

「……ようやく今解ったみたいっすね。まっ、だから許すって選択肢はないっすけどね。バカを止めなかったあんたが悪い。あんたにその気がなかったとしても、紅蓮の牙に所属しているという事を誇りに思っているバカ共がどう動くか分からない以上……ねぇ」

「ッ!!!! どうしたら、矛を抑えてもらえる」

「……………トップであろうあんたがそこまで低姿勢なのを考慮して、全員俺の腹パンを食らってもらう。後、順番を俺たちに変われ」

「わ、分かった」

……何人かホッとしてる様だが、やっぱまだ嘗めてるんだろうな。
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