万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

文字の大きさ
782 / 1,103

この世界では我儘?

しおりを挟む
「相変わらず、俺たちはオークが塩胡椒を背負ってる様に見えるみたいだな」

「……直ぐに調理が出来る美味い肉状態、ということですか?」

「そんな感じだ」

鴨が葱を背負ってじゃ伝わらないだろう。
この世界だと、オークが塩胡椒を持ってるって感じだろ。

「んじゃ、アジトの場所を吐いてもらうか」

そう、俺たちはさっきまで盗賊の襲撃を受けてた。
盗賊たち的には、巨狼と鬼人族の男をなんとかすれば殺れるって思ってたのかな?

「ガキが、俺たちを、倒したからって良い気に「あぁ~~~もう、そういうのは良いから、さっさと吐いてくれ」っ!!!???」

「ほらほら、お願いだから面倒な手間をかけさせないでくれ」

小さいサイズの魔弾を撃ち、大きくはないが、小さくもないダメージを与える。

「あっ、ポーションとか使わずに回復させる手段はあるから、頑張って耐えても無駄だから」

って宣言したけど、本当に回復弾を使うまで粘った。

……これだけの根性があるなら、ハンターとして活動してもそれなりに上手くやれたと思うんだけどな~。
冒険や仕事の途中で死ぬか否かは別だけど。

「ま、待て!!!! しゃ、喋っただろ!!!!」

「あれだね。あんたらは本当に面白い具合に考えが同じなんだな。これまで散々人を殺しておいたのに、なんで自分は助かると思ってるんだよ」

別にアジトの場所を教えれば、生かしてやるとも約束してない。
こいつを一ミリも生かす理由はない。

「ラガス坊ちゃま、アジトは私とシュラだけで潰してきますので、少々お待ちください」

「えっ、あぁ……解った」

答える前に言っちまったよ。
まぁ、別に面白そうな奴がいるとは思えないし、ここで二人が帰ってくるのを待っていても良いか。

「ねぇ、ラガス」

「ん? なんだ、セルシア」

「カルパ、では……楽しめ、そう?」

「そりゃあ、楽しめると思うぞ。なんせ、全て開拓されている場所じゃないんだからな」

カルパの領主からすれば、開拓して定期的に珍しい果実や薬草、モンスターの素材を手に入れられる様になったら最高なんだろうけど……現時点だと、もしもの事があったらっていう恐怖の方が大きいだろうな。

つっても、俺らはその開拓に付き合うんじゃなくて、ただ冒険するだけなんだけどな。

「未知の場所、なんだよ、ね」

「そうだな。これまでに出会ったことがないモンスターと戦えると思うぞ」

「……それは、凄い、楽しみ、だね」

学生時代、長期休みにはちょいちょい遠出してモンスターと戦ってたけど、全てのモンスターと戦うのは到底無理。
行ける範囲も限られてるしな。

「でも……また、面倒な、人たちと、会う?」

「会うというか……残念ながら、向こうから絡んでくることはあるだろうな」

ハンターギルドの中に入ったら、ルーフェイスは外で待機だからな~。

シュラがいるけど……はぁ~~~。
俺がもうちょい厳つい見た目だったらな~。

「……ラガスは、それで、良いと思う、よ」

「…………顔に出てたか?」

「うん」

即答かよ。
セルシアがそう言ってくれるのは嬉しいけど……個人的に、筋トレとかそれなりにやってるんだから、もうちょい
こう……ゴリゴリとは言わないけど、細マッチョの一個上ぐらいの体になってほしい。

「はは、そうか。つっても、嘗められのが好きなわけじゃないからな……出来れば、普通に接してほしいんだけどな」

今回みたいな一件があったから、それが難しいのは解ってる。

ただ……それならそれで、既にスタートから一年経たずにルビーランクまで上がってるんだから、そこにビビッてちょっと恐れててほしい。

「ベテラン? の人たちは、割と、良い感じ? な気が、する」

「クランとか大きい組織に属したりしてないベテランの人たちは、結構余裕があるみたいだからな。年齢が年齢だからか、変なライバル心もないしな…………まっ、世間一般的に見れば、俺のこの考えは我儘に入るのかもな」

普通に接してくれると嬉しいってのが我儘ってのはおかしいかもだけど、ここは前世と違うからな……割り切るしかないんだろうな~。

なんていつも悩んでることは悩み続けてる間に、二人が始末を終えて戻って来た。
しおりを挟む
感想 128

あなたにおすすめの小説

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

転生したみたいなので異世界生活を楽しみます

さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。 内容がどんどんかけ離れていくので… 沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。 誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。 感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ありきたりな転生ものの予定です。 主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。 一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。 まっ、なんとかなるっしょ。

【連載】リサイクルは異世界で?転生したら捨てられた悪役令嬢でしたが、そもそも価値が分からない男は不要です

Nekoyama
ファンタジー
どこにでも居そうな陰キャ系OL。それが私、間根 綺羅(まね きらら)の表の顔。でもその実は株式取引で総資産10億円突破している隠れ富豪。これを元手に、社畜は卒業して、ゆるーく楽しく暮らしていこうと思ったその矢先に、真っ白な世界に!! あなたにはスキル「リサイクル」を授けましょう。世界をキレイにするために異世界で頑張ってくださいね。 そんな声が聞こえた気がする。え、私のお金は?鬼か!?

異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
 農家の四男に転生したルイ。   そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。  農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。  十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。   家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。   ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる! 見切り発車。不定期更新。 カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

血染めの世界に花は咲くか

巳水
ファンタジー
 かつて英雄に憧れ、裏切られ、奪われ、復讐にとりつかれた果てに、ひとつの国を血に沈めた。そして「血塗れ夜王」は、敬愛する師匠によってその生を終えた。  しかし、滅びたはずの魂は再び生れ落ちる――すべての記憶を抱えたままに。  新たな名と姿でこの世界に生を受けた彼は、前世の記憶と力、罪業を背負い、少年として新たな人生を歩み始める。  その先あるのは贖いか、それともさらなる血の罪か。二度目の命に意味はあるのか――。 本作品は「小説家になろう」にも投稿しております。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

悪役令嬢は永眠しました

詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」 長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。 だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。 ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」 *思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m

処理中です...