万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

文字の大きさ
784 / 1,103

解っていても挑む?

しおりを挟む
賑やかではある……賑やかではあるんだけど、ちょっと戦闘に関わってる人たちの顔は……全員、その賑やかさに同調はしてない感じ、かな。

「良いじゃん良いじゃん……賑やかなだけじゃなくて、ちょっと張りつめてるっすね」

「そうだな。ダンジョンがあったオクトーでも似た様な雰囲気は度々あったけど……多分、こっちはこれが日常なんだろうな」

ダンジョンが迷宮、魔宮であることに変わりはないんだろうけど、一応対策する術がある。
しっかり事前準備を怠らない奴なら、危機に瀕してもやり方次第で地上に戻れる可能性はそれなりにある。

でも、アスロバの遺跡を中心とした森は……一応対策出来たとしても、無事に戻ってこれる可能性は高くないんだろうな。

「あれだな。もしかしたらこの街に来る人は、ダンジョン以上に一攫千金を求めてるのかもな」

「手に入る薬草や果実の質が高いことを考えれば、採集がメインの仕事でもそれなりに稼ぐことが出来る……それを考えれば、ハンターたちから人気がある街ではありそうですね」

……むっちゃ何か言いたげそうな顔するじゃん。

多分、俺やシュラに不満があるんじゃなくて、自分たちみたいに確かな実力と素早い脚がない者たちが、何故無謀にも挑むのか理解に苦しむ……的な事を考えてるんだろうな。

あれだろうな……前世で例えると、お金がないのに何故かパチンコをうったり、競馬で散在する人たち?
話だけしか聞いたことがなくて、実際にそんな人たちと話したことはないからその心理は細かく知らんけど、多分……負けると解っていても勝負したくなる欲望があるんだろうな。

まっ、こっちの世界で勝負に負けたら死ぬ可能性は十分にあるけども。

「ってことは、あれだ。やっぱり同業者に絡まれる機会も増えるんすかね」

「……その機会にワクワクし過ぎだろ。つっても………………うん、その内絡まれることになるんじゃないか」

そういう星の元に生まれたからとかではなく、なんとなく……なんでそうなるのか、割と説明出来るぐらい脳内に浮かんだ。

「とりあえず、やっと到着したんだから、さっさと宿を取ろう」

時間的に大丈夫だとは思うが……割と長期間、宿泊する客が多いかもしれない。

と思っていたが、割とあっさり良さげな宿を取ることができた。

「とりあえず一か月間は、この宿で良さそうですね」

「ベッドも良い感じに柔らかいし、文句なしだな」

早く決まったから、まだ飯時まで時間あるし……散策するか!!!


「ラガスさん、何か新しい武器でも買うんすか?」

「いや、全くその予定はないぞ」

フェリスさんから貰った狼牙瞬雷はまだまだ現役だし、リザード公爵様から貰った双剣もあるしな。

「武器なら、ダンジョンの宝箱から手に入れた物がいくつかあります。無駄に購入する必要はないでしょう」

「……私も、紫電が、あるから、大丈夫、かな」

ま、まぁセルシアは当分武器を変えることはないだろうな。

今更だけど、アルガ王国の国王様もよく用意出来たよな……多分、ちょっとぐらいは国宝として残し、別の武器を用意出来れば、なんて考えただろうな。

「……もが」

「ん?」

今すれ違った奴……俺か俺たちに向かって何か言ってきたか?

「…………」

「シュラ、ステイ」

「解ってるっすよ。正面から絡めないようなクソチキンなんて、一ミリも楽しめそうにないっすからね」

そこで判断するものじゃないと思うんだけど……とりあえずオッケー?

「おそらく、ヘラヘラ笑ってんじゃねぇよ、クソガキ共が。と言ったのでしょう。ただそうやって負の感情を言葉にしてぶつけることしか出来ないその行動力の低さこそが子供レベルと思いますが……まぁ、おそらくその自覚はないのでしょう」

…………メリル。良く耐えてくれた。
それをすれ違いざまに口にしてたら、喧嘩待ったなしだったよ、絶対に。

「二人がイライラするのは解かるけど、あれぐらいは見逃しとけ。ギルドでも同じような事があるかもしれないけど……その時は殺気を飛ばす程度で我慢してくれると助かる」

「「了解」」

……まっ、殺気を向けられただけで死ぬってことはないだろ。
多分、最悪失禁だけで済む筈だ……多分。
しおりを挟む
感想 128

あなたにおすすめの小説

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

転生したみたいなので異世界生活を楽しみます

さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。 内容がどんどんかけ離れていくので… 沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。 誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。 感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ありきたりな転生ものの予定です。 主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。 一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。 まっ、なんとかなるっしょ。

【連載】リサイクルは異世界で?転生したら捨てられた悪役令嬢でしたが、そもそも価値が分からない男は不要です

Nekoyama
ファンタジー
どこにでも居そうな陰キャ系OL。それが私、間根 綺羅(まね きらら)の表の顔。でもその実は株式取引で総資産10億円突破している隠れ富豪。これを元手に、社畜は卒業して、ゆるーく楽しく暮らしていこうと思ったその矢先に、真っ白な世界に!! あなたにはスキル「リサイクル」を授けましょう。世界をキレイにするために異世界で頑張ってくださいね。 そんな声が聞こえた気がする。え、私のお金は?鬼か!?

異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
 農家の四男に転生したルイ。   そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。  農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。  十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。   家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。   ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる! 見切り発車。不定期更新。 カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

血染めの世界に花は咲くか

巳水
ファンタジー
 かつて英雄に憧れ、裏切られ、奪われ、復讐にとりつかれた果てに、ひとつの国を血に沈めた。そして「血塗れ夜王」は、敬愛する師匠によってその生を終えた。  しかし、滅びたはずの魂は再び生れ落ちる――すべての記憶を抱えたままに。  新たな名と姿でこの世界に生を受けた彼は、前世の記憶と力、罪業を背負い、少年として新たな人生を歩み始める。  その先あるのは贖いか、それともさらなる血の罪か。二度目の命に意味はあるのか――。 本作品は「小説家になろう」にも投稿しております。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

悪役令嬢は永眠しました

詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」 長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。 だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。 ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」 *思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m

処理中です...