万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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ただの羞恥プレイでは?

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「うぉらっしゃ!!!!」

「はっ!!!!」

「えい」

「ワゥ!!!!!」

……何だかんだで、全員元気一杯だな。

メリルは「私、別に実戦を楽しむつもりはないので」みたいな態度を取ってたけど、実戦になると……やっぱり、ちょっとだけ表情が変わるよな。
てか、時折恐ろしさが垣間見える。

「ラガス坊ちゃま、そろそろ街に戻った方がよろしいかと」

「そうだな。軽く走りながら帰るか」

やはりどのモンスターも、これまで戦ってきた個体と比べて強いこともあって、それなりに奥まで進んでしまった。

夕食を食べるのは問題無いだろうけど……無茶苦茶並びそうだな。


って思ってたら、案の定素材を買い取ってもらう為の列が予想よりも長かった。
二列あるんだけど、二列とも長蛇の列だ。

「……面倒っすね」

「皆が思ってる事だ」

これに関しては、誰であろうと我慢するというか、高ランクのハンターであっても愚痴こそ零せど、脅してどうこうしようとしない。

あれだな……ゲームの新しいデータをダウンロードしてる感じ?
ちょっと違うか。

まぁでも、素材の買取場なのに受付嬢をナンパして連中は……ちょっと殴ってやりたいかな。

「ほらっ!! 買取は終ったんだから、さっさと退きなさい!!! これ以上居座るなら、上に言って評価を下げてもらうわよ!!!」

「おいおい、そりゃないぜカリナ~~~~」

……別に下の下って顔じゃないのに、なんであんな誘い方するのか、本当に意味が解らん。

今回が始めって訳じゃなさそうだけど…………学習する気がないのか?
それとも、そういう部分も含めてハンターらしい大雑把さなのか?

「ラガス坊ちゃま。自分なら、もっと上手くナンパ出来るのに、なんて考えていませんよね」

「そんなアホな事考えてるわけないだろ。なんでわざわざ受付嬢に迷惑に思われるやり方でナンパするんだろうな~って思っただけだ」

「自分なら邪魔にならない時と場所を選んで誘うのに、と」

「んな事言ってないだろ。そもそも俺にそんな度胸ねぇっての」

マジで自分なら上手くやれるとか、一ミリも考えてない。

だって……特に理由もないのに、自分から声を掛けるって……無理だろ。
陰キャが過ぎるって? いやぁ……ナンパなんて、陽キャでも難しい羞恥プレイだろ。

「……ラガス坊ちゃま、もう少し自身を高く評価しても良いと思いますよ」

「メリル……お前、俺をからかいたいのか褒めたいのか、どっちなんだよ」

「からかいたいですね」

この野郎…………そこはせめて両方か、嘘でも褒めたいって言えよ。

「ラガス坊ちゃまに噓をついても無駄ですからね」

……心の中を読むなよ。

「ラガスさん、そろそろっすよ」

「そうだな」

ペラペラ話してたら、意外とあっという間に順番が回ってきた。

「素材の買取で宜しいでしょうか」

「はい、お願いします」

自分たちの分に取っておく物もあるが、今日討伐したモンスターの中に特に珍しい個体はいなかったから、八割方は売却。

「しょ、少々お待ちください」

「分かりました」

先に職員に声を掛けて、解体部屋とかで査定してもらった方が良かったかもしれないけど……これだと、結局どちらにしろって話だよな。

「おいおい、あいつら……一回の探索であの量を?」

「肉とか全然腐ってる様に見えねぇし、多分そうだろうな……けっ! 羨ましいぜ」

「確か、巨狼を従魔として従えてるんだったな……共に行動できれば頼もしいのだが」

「そりゃ無理ってもんだろ。あいつらからすれば、他のハンターと組むメリットがねぇ」

「そうか? 戦闘力は高くても、まだハンターになって一年も経ってないんだろ」

「……巨狼がいれば、モンスターの感知なんて任せれば問題無いでしょうね」

「あっ、それもそうか」

うん、まぁ……そうなんです。
本当に申し訳ないけお、組むメリットがないんでこのままそっとしておいてほしいです。
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