791 / 1,103
多少は調子に乗っても良いのでは
しおりを挟む
「こちらが買取金額になります」
「ありがとうございます」
手に入れた素材の殆どを売却し、今日もそれなりに良い収入が懐に入った。
「ラガスさん。次からは森の中で一泊してみませんか」
「「「「「っ!!!」」」」」
シュラが森の中で一泊しないかと口にした瞬間、いきなり視線が増えた。
禁句……とかではなさそうだけど、もしかしたら調子に乗ってる発言と思われたか?
さっさとギルドから出よう。
「シュラ、場所を考えて発言しなさい」
「なんでだよ? ただ森の中で泊まってみないかって提案しただけだろ」
「カルパ周辺の森は未開拓の地がまだまだ多い。そんな中で野営するという行為は、それだけでリスクが普段以上に大きいのよ」
「それぐらい俺だって解ってるっての。そんな事が解らないほど馬鹿じゃないぜ」
むっとした表情になるラスト。
ん~~~……お前がそう言いたくなるのも解るが、多分そうじゃないんだよな。
「なら、多少おバカということですね。リスクがあることに対して、普段通りのトーンで挑戦してみないか、なんて会話……調子に乗ってる様に思えないの?」
「? 別に……あぁ~~~、ん~~~~……調子に、乗ってるのか? 死にたがりとかは一旦置いといて、別に全部の場所が未開拓って訳じゃないだろ」
「そうね。でも、生息しているモンスターたちは他の街に生息している同じモンスターと比べて強い。それは身をもって体験してるでしょう」
「それはそうだが…………だが、ライバルが気になる死ねばラッキーと思うのではないか?」
「…………その考えは少々野蛮過ぎないかしら」
比較的メリルに同意だが、これまで俺たちに変な絡み方をして来た同業者たちに思考を考えると、ラストが考える他の同業者像がそうなるのも無理はない……のか?
「とにかく、さっきの発言はルーキーが調子に乗ってると思われかねない発言なのよ」
「ふ~~~ん? 俺ら、もうルビーランクなんだし、別に多少調子に乗るのは構わねぇと思うんだけどな」
……それに関しては、結構間違ってはいないんだよな。
ルビーの上はブロンズ、シルバー、ゴールド……一般的にそこまで辿り着ければプロと呼ばれるランク帯。
期間は短いとはいえ、その一歩手前まで来たってるってことを考えれば、多少調子に乗っても良いと言うか、仕方ないと言うか……しょうがない部分がある?
まぁ、他のハンターたちからすれば、短期間でルビーランクまで上がったこと自体が気に入らない可能性高そうだけど。
「それには多少同意するけど、とにかく不用意な発言は控えなさい」
「……絡まれたら、上手くあれこれ誘導して合法的にぶちのめすってのは?」
ラストの奴……この街に集まってるハンターたちのレベルある程度把握してるからか、寧ろそっちの方が良さそうとまで思ってそうだな。
「ラガス坊ちゃまを侮辱してきた場合はありですが、基本的にまずそうならないように面倒事は避けるべきよ」
「当分の間、この街に滞在することを考えれば、間違ってはいない、か…………まっ、一応気を付けておくわ」
「そうしてくれると助かりますね」
助かるってのは、この街に滞在してるハンターのレベルが高く、試合になったら手加減しにくく……事故が起きてしまう可能性が高いから、って意味かな?
俺がバカにされるのがトリガーになってしまうんだよな? そうなると、何だかんだでメリルは意地でも負けたくなくなるだろうから……うん、確かに危ないな。
「気付いてる、人は、気付いてる、と思う、かな?」
「セルシア……ん~~~、どうだろうな。気付く人は気付くだろうけど、人って何考えてるか解らないものだろ。だから、気付いてても上から目線で面倒な絡み方をしてくる人が居るかもしれない」
「……血気、盛ん?」
「気付いても絡んでくる人は、多分そうだろうな」
とはいえ、俺たちの実力をある程度見抜いてくれるなら、ルーフェイスという最大級の牙が傍に居るのだと理解して、変に絡まないようにして欲しいけどな。
「ありがとうございます」
手に入れた素材の殆どを売却し、今日もそれなりに良い収入が懐に入った。
「ラガスさん。次からは森の中で一泊してみませんか」
「「「「「っ!!!」」」」」
シュラが森の中で一泊しないかと口にした瞬間、いきなり視線が増えた。
禁句……とかではなさそうだけど、もしかしたら調子に乗ってる発言と思われたか?
さっさとギルドから出よう。
「シュラ、場所を考えて発言しなさい」
「なんでだよ? ただ森の中で泊まってみないかって提案しただけだろ」
「カルパ周辺の森は未開拓の地がまだまだ多い。そんな中で野営するという行為は、それだけでリスクが普段以上に大きいのよ」
「それぐらい俺だって解ってるっての。そんな事が解らないほど馬鹿じゃないぜ」
むっとした表情になるラスト。
ん~~~……お前がそう言いたくなるのも解るが、多分そうじゃないんだよな。
「なら、多少おバカということですね。リスクがあることに対して、普段通りのトーンで挑戦してみないか、なんて会話……調子に乗ってる様に思えないの?」
「? 別に……あぁ~~~、ん~~~~……調子に、乗ってるのか? 死にたがりとかは一旦置いといて、別に全部の場所が未開拓って訳じゃないだろ」
「そうね。でも、生息しているモンスターたちは他の街に生息している同じモンスターと比べて強い。それは身をもって体験してるでしょう」
「それはそうだが…………だが、ライバルが気になる死ねばラッキーと思うのではないか?」
「…………その考えは少々野蛮過ぎないかしら」
比較的メリルに同意だが、これまで俺たちに変な絡み方をして来た同業者たちに思考を考えると、ラストが考える他の同業者像がそうなるのも無理はない……のか?
「とにかく、さっきの発言はルーキーが調子に乗ってると思われかねない発言なのよ」
「ふ~~~ん? 俺ら、もうルビーランクなんだし、別に多少調子に乗るのは構わねぇと思うんだけどな」
……それに関しては、結構間違ってはいないんだよな。
ルビーの上はブロンズ、シルバー、ゴールド……一般的にそこまで辿り着ければプロと呼ばれるランク帯。
期間は短いとはいえ、その一歩手前まで来たってるってことを考えれば、多少調子に乗っても良いと言うか、仕方ないと言うか……しょうがない部分がある?
まぁ、他のハンターたちからすれば、短期間でルビーランクまで上がったこと自体が気に入らない可能性高そうだけど。
「それには多少同意するけど、とにかく不用意な発言は控えなさい」
「……絡まれたら、上手くあれこれ誘導して合法的にぶちのめすってのは?」
ラストの奴……この街に集まってるハンターたちのレベルある程度把握してるからか、寧ろそっちの方が良さそうとまで思ってそうだな。
「ラガス坊ちゃまを侮辱してきた場合はありですが、基本的にまずそうならないように面倒事は避けるべきよ」
「当分の間、この街に滞在することを考えれば、間違ってはいない、か…………まっ、一応気を付けておくわ」
「そうしてくれると助かりますね」
助かるってのは、この街に滞在してるハンターのレベルが高く、試合になったら手加減しにくく……事故が起きてしまう可能性が高いから、って意味かな?
俺がバカにされるのがトリガーになってしまうんだよな? そうなると、何だかんだでメリルは意地でも負けたくなくなるだろうから……うん、確かに危ないな。
「気付いてる、人は、気付いてる、と思う、かな?」
「セルシア……ん~~~、どうだろうな。気付く人は気付くだろうけど、人って何考えてるか解らないものだろ。だから、気付いてても上から目線で面倒な絡み方をしてくる人が居るかもしれない」
「……血気、盛ん?」
「気付いても絡んでくる人は、多分そうだろうな」
とはいえ、俺たちの実力をある程度見抜いてくれるなら、ルーフェイスという最大級の牙が傍に居るのだと理解して、変に絡まないようにして欲しいけどな。
65
あなたにおすすめの小説
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
転生したみたいなので異世界生活を楽しみます
さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。
誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。
感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
【連載】リサイクルは異世界で?転生したら捨てられた悪役令嬢でしたが、そもそも価値が分からない男は不要です
Nekoyama
ファンタジー
どこにでも居そうな陰キャ系OL。それが私、間根 綺羅(まね きらら)の表の顔。でもその実は株式取引で総資産10億円突破している隠れ富豪。これを元手に、社畜は卒業して、ゆるーく楽しく暮らしていこうと思ったその矢先に、真っ白な世界に!!
あなたにはスキル「リサイクル」を授けましょう。世界をキレイにするために異世界で頑張ってくださいね。
そんな声が聞こえた気がする。え、私のお金は?鬼か!?
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
血染めの世界に花は咲くか
巳水
ファンタジー
かつて英雄に憧れ、裏切られ、奪われ、復讐にとりつかれた果てに、ひとつの国を血に沈めた。そして「血塗れ夜王」は、敬愛する師匠によってその生を終えた。
しかし、滅びたはずの魂は再び生れ落ちる――すべての記憶を抱えたままに。
新たな名と姿でこの世界に生を受けた彼は、前世の記憶と力、罪業を背負い、少年として新たな人生を歩み始める。
その先あるのは贖いか、それともさらなる血の罪か。二度目の命に意味はあるのか――。
本作品は「小説家になろう」にも投稿しております。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる