万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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何がある?

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ルーフェイスの言う通り、近づくにつれて甘い匂いが強くなってくるな。
けど、これって…………あっ、やっぱり。

「っ!! ラガスさん! 好きにやっちゃっても良いっすか!!!」

「……死体や血とか内臓がなるべく池に入らないように倒してくれ」

「了解っす!!!」

驚くことに、それなりに大きな池の周りには十数体のモンスターが一緒に水を飲んでいた。
しかも……全て同じ種類のモンスターという訳ではなくゴブリンやオーク、ウルフ系のモンスターから牛や鹿系のモンスターまで一緒に……特に争う様子はなく池の水を飲んでいた。

まっ、俺たちという共通の敵が現れた瞬間に、一斉にこちらへ敵意を向けてきた。

「ブルルゥアアアアアアアッ!!!」

「ブァアアアアアアアアッ!!!!」

「相変わらず、ちょっと強いよな、お前らは!!」

それなりにカルパの周辺、未開拓地で戦うようになってきたけど、まだ他の地域に生息する同じモンスターの強さは忘れてない。

このオークも、ブレイクバッファローも……他の地域でハンターが遭遇すれば、特殊な個体なのかと、疑うだろうな!!!

「しゃおらっ!! どんどん来やがれ!!!!」

「「「「「ッ!!!!!!」」」」」

美味しい池の水飲み? を邪魔されたからか、他のモンスターが大体一撃で、倒されてるにもかかわらず、遠慮なく襲い掛かってくる……そんなにこの池の水が上手いのか?


「こんなところか」

全く怯えない、逃げない闘志には驚かされたけど、俺たちが苦戦するほどの戦力は揃っていなかった。

「ちょっとは楽しめたっすね。これまで戦ってきた連中の中でも、かなり闘志の熱さは上位に入るっす」

「……確かに、ちょっとびっくりするぐらいには、ガチで本気で襲い掛かって来たよな」

ダンジョン内で生まれたモンスターと違って、この未開拓地の森に生息するモンスターたちは逃走という選択肢を持ってる……筈。

「全員、この池の水を飲んでいましたね……もしや、ある種の幻影……幻覚、中毒などの効果を与える何かが成分として含まれているのでしょうか」

「そいつはどうだろうな。今のところ、この池の水を腹ぱんぱんになるまで飲みたいとか、そういった欲求は襲って来ない」

まだそこまで脳がやられてないってだけかもしれないけど……とりあえず回収しておくか。

「…………ねぇ、ラガス。あそこ、何か、ある」

「ん? どこだ?」

ギルドに渡す為の水を汲んでいると、セルシアがいきなり指を向けて、池の奥に何かがあると言った。

沖縄の海とか、底までくっきりと見えるほど綺麗じゃないからなぁ……………………っ!!!! あれか。

「確かに、何かあったな。つっても……なんだあれ?」

おそらく……奥底にある物体は、白い。
ただ、その物体の正確な形が解らん。

「この池に何かあるんすか? だったら、俺が泳いで探してきましょうか?」

「…………いや、大丈夫だ。正直、まだこの池は得体が知れない。この水に関しても……モンスターにとっては美味いのかもしれないが、俺たち人間にとって美味いのかは解らん」

元の世界でも、人間には耐えられない毒を含むキノコとかを、リスや鹿は平気で食べたりしてた。

人間とモンスター……この二つだけに分けて考えるのは少し大雑把かもしれないけど、それでも果たして人間がこの
池の水を飲んで平気なのか……泳いで体内に入った場合、無事でいられるのか…………うん、そういうのは全部ギルドのそういう研究をしてる人か、王都かどっかの学者にでも任せよう。

「……………………」

「? ルーフェイス、どうかしたか?」

『……セルシアと、ルーフェイスが見つけたあの池の底にある何か…………ちょっと、神々しい? かも』

こ、神々しい???

…………えっ、マジで何が池の底にあるんだ?
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