万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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イレギュラーが日常?

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「結局のところ、俺は男爵家の四男だ。セルシアというパートナーがいたということもあるが、俺は特に学園でモテたことはなかったぞ。というか、仮にモテたとしても、貴族間でそういった体だけの関係を築いてたら……仮に本人達は納得してたとしても、周りにバレた際に実家に迷惑が掛かる」

「そう、でしたか……」

「つまり、ヴェルデみたいな野郎は超珍しいってことだな」

珍しい、か……まっ、いないとは思わない。
でも、ハンターの中でヴェルデみたいな人がいるのは、結構本当に珍しい気がするな。

「かもな。ちなみに、何人ぐらいそういった人がいるんだ?」

「……五人、ぐらいです」

「ほ、ほほう…………なんか、凄いな」

いったいどんな職業の人と、そういった都合の良い関係? を築けてるのかまでは聞かない方が良いかな。

「ふ~~~~ん? 別に駄目な意味でヤベぇ奴とか思ってる訳じゃねぇんだけどさ、そんな人数と関係を持ち続けて、面倒事に発展したりしねぇの?」

シュラの質問内容は、確かに気になるな。
だって、五人もそういった関係を持ってる人がいるんだろ……ハーレム、とはまた違うか。
違うんだろうけど、どこかで自分以外の人ともそういった関係を結んでると知ったら……メンヘラになったりしないのかな。

「基本的にそういう関係だというのは、向こうも了承してくれてるから」

「ほ~~~ん? 俺は、女ってのはそこら辺、割とその時々によって変わるんじゃないのかって思ってたんだが……ラガスさんは、どう思うっすか」

そこで俺に振るのか。
……ぶっちゃけた話、前世は学生までで人生が終わってるから、そんなドロッとした女性の……人間の本性とかは知らないんだよな。

今世でも、貴族出身っていう立場ではあるけど、今はハンターとして活動してるわけだし。

「中々答え辛いな。ただ、元からヴェルデに対して少しでもそういった気持ちを持ってるなら、更にその先を求める様になるのかも……とは思うかな」

「今の現状に満足出来なくて、って事だな。んで、ヴェルデ。そこら辺はどうなんだよ~~」

「レグディス……ちょっと悪酔いしてきてるでしょ」

「んな事、今どうでも良い~んだよ~~」

「…………そうなったら、僕はハンターなんだって再度伝えるだけだよ」

「??? そんなの、向こうは最初から解ってるんじゃねぇのか?」

「出会った時に伝えてるよ。ただ、今はまだ……こうして今日も無事に帰ってこられてる。だから、向こうも感覚が麻痺し始める」

なるほど……それは確かに、相手の麻痺した感覚を正常に戻す言葉だな。

「どういう事なんすか、ラガスさん」

「シュラ、ハンターの仕事は多数あるが、主に戦うことが多いだろ」

「そうっすね。採集に出かけたとしても、モンスターと遭遇することは全然あるっすからね」

「だろ。その戦いは、訓練場で行う様な模擬戦じゃなく、生死を懸けた戦いだ。リスクをしっかりと管理して戦ってるハンターなら死ぬ可能性は低いと思うが、それでもイレギュラーに遭遇する可能性が全くゼロとは言えない」

「まだ学園に滞在してた時、三本角のオーガジェネラルがオーガの大群を引き連れてきた時みたいなもんっすね」

「そうだな。加えて、ヴェルデたちがメインで活動してる場所は、カルパ周辺の未開拓地だ」

「あぁ~~~、なるほどっすね。俺達が遭遇しただけでも、刺青コボルトとか、ステロイドリザードマン? とか、結構ヤバめのモンスターと遭遇してるっすもんね」

常にイレギュラーと遭遇することが高い。
いや、そうなると、未開拓地ではそれがイレギュラーではなく、日常ってことか。

「そういう事です。なので、向こうも落ち着いてくれると言いますか」

「そうやって、これまで何度も上手く丸め込んできたってことだな~~~」

「レグディス、酔い過ぎだよ」

常に死ぬ可能性があるからこそ、出来る説得ってことだね。
いや~~~、前世だったら……とりあえず日本じゃ、絶対出来ない説得だ。
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