万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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無駄にしないように

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「つかよ、ラガスさんはその魔弾と、他の得物を使って戦えるんだろ」

「そうだな。それが俺の武器とも言える」

「……頭パンクしね?」

ん~~~、言いたい事は解る。
ちょっと常識はおかしくなった気がしなくもないけど、前世の記憶が全て消えたわけではないからな。

「これを言っちゃあれかもしれないけど、慣れるしかない。俺は魔弾とはいっても、複数の魔弾を放ち、操りながら戦っていたこともあって、自然と同時に二つ……もしくはそれ以上の何かをしながら戦うことになれた」

「魔弾、ねぇ…………今からでも練習すべきか?」

「あんまり不用意なことは言えないな。雑魚狩りには使えるかもしれないけど、本気で戦わなければならない時に役立つとは、断言出来ない」

「……へっへ。そう言ってくれっと、なんか安心するぜ」

?? なんで安心するんだ?
俺今、確かに魔弾の技術を磨いても、あまり意味がない的なことを伝えたと思うんだけど。

「なんで安心するのか解らないって顔してますね、ラガス坊ちゃま」

「おうよ。良く解らん」

「レグディスさんたちは、ラガス坊ちゃまが自分たちの時間まで考えて発言してくれたことに対して、安心してるのですよ」

「メリルさんの言う通りだな。先輩たちをバカにするつもりじゃねぇけど、やたら自分の得物を推したがる人が少なくねぇからな」

それは……指導者として、いかがなものなんだ?

いや、そもそもその先輩たちが現役なら、別に指導者とは言えないか。
それでも、自分の武器をがっつり推すのは………………気に入った後輩とかなら、逆に自分が使って武器と同じ武器を使って欲しいと思ってしまうものなのか?

「ラガスさんは今、俺が今から魔弾の技術を磨いても、時間を無駄にするかも的なことを思ったんだろ」

「そうだな。元々そういうタイプじゃないって考えもあるけど」

レグディスが考え無しのバカ、猪突猛進タイプの前衛だと思っているわけではない。
寧ろ実際に手合わせして、考える頭は持ってる方だと思った。

けど、だからって細かい技術を組み合わせるタイプ、ではないと思うんだよな。

「……もう少し頭を鍛えるなら、二刀流とかやってみたら、あれかもな」

「に、二刀流か……二刀流か~~~~~~~」

「それはそれで今更感を感じるか」

「いや、あれだぜ。俺は素手で戦うタイプだけど、ぶっちゃけ二刀流に憧れてきな感覚はある」

ほ~~~ぅ、解ってるじゃないか。
どうやらレグディスだけではなく、フィーマやヴェルデも同じ感覚を持ってるらしい。

「けどさ、あれクソむずいって聞くぜ」

「人によるところはあるけど、そうだろうな。ただ、利き手に普通のロングソード、もう片方の手にはショートソードとかなら、刃の長さが違うから考えて戦うって感覚が身に付くんじゃないかと思ってな」

「そいつは……いや、でも…………捨てがたくはある、のか?」

「う~~~ん、全く理解出来ない考えではないけど、不安は残るというか……」

まっ、そりゃ不安は残るだろうな。
どちらにしろ難易度が高い技術であることに変わりはない。

そんで……この未開拓地で試すには、生息しているモンスターが油断ならない個体ばかり。
真面目に家に帰るまでが冒険って思うぐらい、油断出来ない場所だ。

「ラガスさん、私はその二刀流を試そうとは思いませんが、仮に試すとしたら何が重要になってくるのでしょうか」

「……………………ちょっと待ってくれ」

二刀流は出来る、出来るは出来るんだが、誰かに教えてもらうことなく複数の魔弾を扱う感覚を活かして、後は訓練訓練訓練って繰り返してものにしたからなぁ……直ぐにパッと出てこないな。

「………………がっつり極めろって勧めてるわけじゃない。感覚を養ってほしい? って感じだから、剣速があれば……うん、とりあえず腕力が一番かな」

我ながらゴミみたいなアドバイスだけど、多分間違ってはいない……筈。
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