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覚悟が決まってる
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「でも、まだ解らねぇんだよな」
「はい。ルーフェイスが見つけた人物には殺気がなかった。クソ学者のバックにいたであろう存在がこの国に対して、本当に喧嘩を売るつもりなら、俺を殺そうとしていた筈です」
殺そうとしてきたなら、こっちもがっつり返すつもりではあるけど。
ルーフェイスが速攻で捉えたことを考えれば……そのレベルの人物が五人ぐらいなら、ルーフェイスを除いたメンバーでも殺れないことはない。
「こちら側にどれだけ厄介な存在がいるか。それを把握出来次第、事を構えるのか……それとも裏で政治的なやり取りで穏便に済ませるのか決めるのでしょう」
「……ラガスはよ、そんな大人の事情で済ませられるか、って感じにはならねぇんだな」
「自分や、仲間に……身内に被害が出てたなら、国にはともかく、あのクソ学者を援助してた組織に報復はしたいと思いますよ。ただ、あの件で俺や身内に被害はありませんでした」
冷たいと思われるかもしれないけど、自分に被害が出てないのであれば、そこまで色々と無視して暴れようとは思えない。
「良いじゃねぇか。そういう冷静さは大事だぜ。俺もその件に関して思うところはあるが、ムカついたからって、じゃあ全面戦争だ~ってやってたら、人も物資もあっという間に消費しちまう」
「強者だからといって、必ず生き残るとは限りませんからね」
当然の事ではあるけど、こちらが強者を出してくるなら、向こうも強者を出してくる。
英雄が流れ矢、魔法で死ぬことだってある。
できることなら、国としてはあまりガッツリ戦争を起こしたくはないだろうな。
「そういうこった。つっても、戦争になったらなったで、お前らは参加するんだろ」
「一応発見した人物ではありますからね。それに、自分で言うのもあれですけど、必然的に狩り出されると思うんで」
「はっはっは!!! 驕りでも過剰評価でもねぇよ。お前と、ルーフェイスって従魔だったか。そこは確実に招集されるぞ。後……公爵家の嬢ちゃん。あれも呼ばれるだろうな」
セルシアか。
騎士ではないけど、公爵家の血を継いでいて、同世代の中ではぶっちぎりに強い。
紫電崩牙を持てば、それこそ一般兵や……サファイヤランク以下のハンターたちであれば、無双出来る筈。
セルシアがそのやり方を気に入るか否か、そこは戦争になれば関係無いというか、甘えた事を言うなってぶった斬られるか。
「戦争が起きれば、参加しなきゃいけないというのは、俺も貴族なんで解ります。ただ、戦うのがこっちでバカな真似をしてくれたクソ学者の関係者じゃないってなると、やるせない気持ちになります」
「……ラガス、お前は優しいな」
「そうですか? ただそう思うってだけで、戦場に出たらちゃんと殺らなきゃいけないのは理解してますよ。じゃなきゃ、俺の仲間が殺られるかもしれないんで」
「ふっ、そうだな。それが解ってるなら、先輩として言うことはないな」
何かしらのアドバイスをしようと考えてくれてたようだ。
そこら辺の考えは、盗賊を何の躊躇いもなく殺せるようになった時点で、覚悟が決まってる。
「おかえりなさい、ラガス坊ちゃま。今日も良いワインの匂いがしますね」
お迎え一番の言葉がそれかよ。
「また良い店に連れてくから、それで我慢してくれ」
「覚えておきます。ところで、やはりエスエールさんと話された件は、あの内容に関してですか」
「あぁ、そうだ。おそらく、明日には他のクランのトップたちには伝わってるだろうな」
連中が視ようとしてる奴らが、俺たちだけとは限らない。
将来有望視されてる連中、現時点で既に優秀であり……戦場で危険視されるであろう人物も観察し、戦力を測ろうと考えてるかもしれない。
さすがに深読みし過ぎと思われるかもしれないが、ルーフェイスが捉えようとした人物の最後を考えれば、色々と捨てきれない。
「もし戦争になったら、ガッツリ殺ってやりますよ!!」
「起こらないのが一番ですが、私もシュラと同感です」
「私も、同じ、だよ」
……とりあえず、仲間たちが頼もし過ぎることが再確認出来て良かった……かな?
「はい。ルーフェイスが見つけた人物には殺気がなかった。クソ学者のバックにいたであろう存在がこの国に対して、本当に喧嘩を売るつもりなら、俺を殺そうとしていた筈です」
殺そうとしてきたなら、こっちもがっつり返すつもりではあるけど。
ルーフェイスが速攻で捉えたことを考えれば……そのレベルの人物が五人ぐらいなら、ルーフェイスを除いたメンバーでも殺れないことはない。
「こちら側にどれだけ厄介な存在がいるか。それを把握出来次第、事を構えるのか……それとも裏で政治的なやり取りで穏便に済ませるのか決めるのでしょう」
「……ラガスはよ、そんな大人の事情で済ませられるか、って感じにはならねぇんだな」
「自分や、仲間に……身内に被害が出てたなら、国にはともかく、あのクソ学者を援助してた組織に報復はしたいと思いますよ。ただ、あの件で俺や身内に被害はありませんでした」
冷たいと思われるかもしれないけど、自分に被害が出てないのであれば、そこまで色々と無視して暴れようとは思えない。
「良いじゃねぇか。そういう冷静さは大事だぜ。俺もその件に関して思うところはあるが、ムカついたからって、じゃあ全面戦争だ~ってやってたら、人も物資もあっという間に消費しちまう」
「強者だからといって、必ず生き残るとは限りませんからね」
当然の事ではあるけど、こちらが強者を出してくるなら、向こうも強者を出してくる。
英雄が流れ矢、魔法で死ぬことだってある。
できることなら、国としてはあまりガッツリ戦争を起こしたくはないだろうな。
「そういうこった。つっても、戦争になったらなったで、お前らは参加するんだろ」
「一応発見した人物ではありますからね。それに、自分で言うのもあれですけど、必然的に狩り出されると思うんで」
「はっはっは!!! 驕りでも過剰評価でもねぇよ。お前と、ルーフェイスって従魔だったか。そこは確実に招集されるぞ。後……公爵家の嬢ちゃん。あれも呼ばれるだろうな」
セルシアか。
騎士ではないけど、公爵家の血を継いでいて、同世代の中ではぶっちぎりに強い。
紫電崩牙を持てば、それこそ一般兵や……サファイヤランク以下のハンターたちであれば、無双出来る筈。
セルシアがそのやり方を気に入るか否か、そこは戦争になれば関係無いというか、甘えた事を言うなってぶった斬られるか。
「戦争が起きれば、参加しなきゃいけないというのは、俺も貴族なんで解ります。ただ、戦うのがこっちでバカな真似をしてくれたクソ学者の関係者じゃないってなると、やるせない気持ちになります」
「……ラガス、お前は優しいな」
「そうですか? ただそう思うってだけで、戦場に出たらちゃんと殺らなきゃいけないのは理解してますよ。じゃなきゃ、俺の仲間が殺られるかもしれないんで」
「ふっ、そうだな。それが解ってるなら、先輩として言うことはないな」
何かしらのアドバイスをしようと考えてくれてたようだ。
そこら辺の考えは、盗賊を何の躊躇いもなく殺せるようになった時点で、覚悟が決まってる。
「おかえりなさい、ラガス坊ちゃま。今日も良いワインの匂いがしますね」
お迎え一番の言葉がそれかよ。
「また良い店に連れてくから、それで我慢してくれ」
「覚えておきます。ところで、やはりエスエールさんと話された件は、あの内容に関してですか」
「あぁ、そうだ。おそらく、明日には他のクランのトップたちには伝わってるだろうな」
連中が視ようとしてる奴らが、俺たちだけとは限らない。
将来有望視されてる連中、現時点で既に優秀であり……戦場で危険視されるであろう人物も観察し、戦力を測ろうと考えてるかもしれない。
さすがに深読みし過ぎと思われるかもしれないが、ルーフェイスが捉えようとした人物の最後を考えれば、色々と捨てきれない。
「もし戦争になったら、ガッツリ殺ってやりますよ!!」
「起こらないのが一番ですが、私もシュラと同感です」
「私も、同じ、だよ」
……とりあえず、仲間たちが頼もし過ぎることが再確認出来て良かった……かな?
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