933 / 1,103
これから増える?
しおりを挟む
「ふぅーーー……強かった」
両腕を斬り落とし、最後に胸周辺に向けて連続で突きを放ち、魔核が見えたところでセルシアは見事、魔核を抜き取ることに成功した。
「お疲れ様、セルシア。はい、ポーション」
「ん、ありがとう」
一人でデス・ナイトに勝利したセルシアだけど、体にはいくつもの切り傷があった。
「強かったみたいだな」
「うん、強かった、ね。結構、危なかった、と、思う」
「私としては、かなりハラハラしましたよ」
確かに、メリルはセルシアとデス・ナイトの戦いを観てる時、平静を装ってたけど、割と汗をたらたら流してたな。
「メリルは心配し過ぎなんだっての。俺はセルシア様なら絶対に勝つって思ってたぜ」
「私も同じく、セルシア様が負けるとは思ってませんでしたよ。ただ、それとこれとは話が別なのよ」
ん~~~~、今回はセルシアの意見に賛成かな。
正直なところも、俺もちょいちょい見ててヒヤッとするところが何回かあった。
というか……紫電崩牙を使わない状態だと、十分セルシアが負ける可能性もあったからな。
「二人とも落ち着け。とりあえず少し休憩してから、もう少しだけ移動しよう」
可能なら、武器かマジックアイテムが置かれている部屋で休憩したい。
「……ラガス坊ちゃま、この地下遺跡がダンジョン化している途中だと仮定した場合、後どれぐらいでダンジョン化が完成すると思いますか」
「そう仮定した場合…………どう、だろうな。どういった現象がダンジョン化を活性化させるとか解らないからあれだけど、今よりも探索するハンターの数が増えれば、刺激を与えることになるんじゃないかな」
「なるほど……そうなると、後十日か二十日後には、今よりも探索するハンターの数が増えそうですね」
「地下遺跡の話が徐々に広まってるからか?」
「そうですよ。まだ完全に全容を解明していない地下遺跡が発見されたとなれば、興味を持つ者は多いでしょう」
新しく発見されたダンジョンと似た様なものって考えれば、当然の流れか。
「確かに興味深い場所ではあるか~~……けどよ、半端な戦力しかない連中が挑んでも意味無いだろ。死ぬだけなんだしよ」
「……ここに、来る、前に……未開拓地で、死ぬ……かも」
多分、他のハンターたちが聞けば「てめぇら上から目線で何様だ!!!!!」ってなりそうだけど、間違ってはいないんだよな。
地下遺跡に生息しているモンスターの強さも十分ヤバいけど、未開拓地に生息しているDランク、Cランクのモンスターも油断ならない。
ていうか、未開拓地にも普通にBランクモンスターは出現する。
ヴェルデたちでも地下遺跡を探索するのは超危ないから、大半のハンターたちは探索するだけ無駄になる。
「何を言ってるのかしら、シュラ。半端な戦力しかない連中が挑んでも意味無いことは解っているからこそ、挑んでも問題無い強者たちが訪れるのよ」
「それはそうか。ってなると、俺たちと同じブロンズか……それ以上のハンターたちがぞろぞろ来るってことか」
「そうね。どこまでダンジョン化が進んでいるのかは解らないけど、そうなれば獲物の奪い合いになるでしょうね」
ダンジョンみたいに、探索を進めていけば、再度探索する時に一定の階層から再スタート出来るわけじゃないもんな。
「……面倒になるってことか?」
「可能性はあるでしょうね。ただ、それが地下遺跡のダンジョン化を加速させる要因になるなら、良い事でしょう」
……やる気はある。
でも、ダンジョン化が進んで、地下遺跡が完全にダンジョンになれば、これ以上ここを探索しなくても済むって考えもあるって感じか。
「探索、する、人数が、増えるか……それとも、地下遺跡、で……人が死ぬか」
「探索者の死、か。そういう刺激が必要な可能性は、否定出来ないな」
今のところ、エスエールさんたちのクランで探索してる人たちの中で、死者が出たっていう話は聞いてない。
でも、他の大手クランも探索してるわけだし、既に何人か死者は出てるか……これが活性化させる可能性の一つなら、改めてこの地下遺跡? に関する情報は……表に出せないな。
両腕を斬り落とし、最後に胸周辺に向けて連続で突きを放ち、魔核が見えたところでセルシアは見事、魔核を抜き取ることに成功した。
「お疲れ様、セルシア。はい、ポーション」
「ん、ありがとう」
一人でデス・ナイトに勝利したセルシアだけど、体にはいくつもの切り傷があった。
「強かったみたいだな」
「うん、強かった、ね。結構、危なかった、と、思う」
「私としては、かなりハラハラしましたよ」
確かに、メリルはセルシアとデス・ナイトの戦いを観てる時、平静を装ってたけど、割と汗をたらたら流してたな。
「メリルは心配し過ぎなんだっての。俺はセルシア様なら絶対に勝つって思ってたぜ」
「私も同じく、セルシア様が負けるとは思ってませんでしたよ。ただ、それとこれとは話が別なのよ」
ん~~~~、今回はセルシアの意見に賛成かな。
正直なところも、俺もちょいちょい見ててヒヤッとするところが何回かあった。
というか……紫電崩牙を使わない状態だと、十分セルシアが負ける可能性もあったからな。
「二人とも落ち着け。とりあえず少し休憩してから、もう少しだけ移動しよう」
可能なら、武器かマジックアイテムが置かれている部屋で休憩したい。
「……ラガス坊ちゃま、この地下遺跡がダンジョン化している途中だと仮定した場合、後どれぐらいでダンジョン化が完成すると思いますか」
「そう仮定した場合…………どう、だろうな。どういった現象がダンジョン化を活性化させるとか解らないからあれだけど、今よりも探索するハンターの数が増えれば、刺激を与えることになるんじゃないかな」
「なるほど……そうなると、後十日か二十日後には、今よりも探索するハンターの数が増えそうですね」
「地下遺跡の話が徐々に広まってるからか?」
「そうですよ。まだ完全に全容を解明していない地下遺跡が発見されたとなれば、興味を持つ者は多いでしょう」
新しく発見されたダンジョンと似た様なものって考えれば、当然の流れか。
「確かに興味深い場所ではあるか~~……けどよ、半端な戦力しかない連中が挑んでも意味無いだろ。死ぬだけなんだしよ」
「……ここに、来る、前に……未開拓地で、死ぬ……かも」
多分、他のハンターたちが聞けば「てめぇら上から目線で何様だ!!!!!」ってなりそうだけど、間違ってはいないんだよな。
地下遺跡に生息しているモンスターの強さも十分ヤバいけど、未開拓地に生息しているDランク、Cランクのモンスターも油断ならない。
ていうか、未開拓地にも普通にBランクモンスターは出現する。
ヴェルデたちでも地下遺跡を探索するのは超危ないから、大半のハンターたちは探索するだけ無駄になる。
「何を言ってるのかしら、シュラ。半端な戦力しかない連中が挑んでも意味無いことは解っているからこそ、挑んでも問題無い強者たちが訪れるのよ」
「それはそうか。ってなると、俺たちと同じブロンズか……それ以上のハンターたちがぞろぞろ来るってことか」
「そうね。どこまでダンジョン化が進んでいるのかは解らないけど、そうなれば獲物の奪い合いになるでしょうね」
ダンジョンみたいに、探索を進めていけば、再度探索する時に一定の階層から再スタート出来るわけじゃないもんな。
「……面倒になるってことか?」
「可能性はあるでしょうね。ただ、それが地下遺跡のダンジョン化を加速させる要因になるなら、良い事でしょう」
……やる気はある。
でも、ダンジョン化が進んで、地下遺跡が完全にダンジョンになれば、これ以上ここを探索しなくても済むって考えもあるって感じか。
「探索、する、人数が、増えるか……それとも、地下遺跡、で……人が死ぬか」
「探索者の死、か。そういう刺激が必要な可能性は、否定出来ないな」
今のところ、エスエールさんたちのクランで探索してる人たちの中で、死者が出たっていう話は聞いてない。
でも、他の大手クランも探索してるわけだし、既に何人か死者は出てるか……これが活性化させる可能性の一つなら、改めてこの地下遺跡? に関する情報は……表に出せないな。
162
あなたにおすすめの小説
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
転生したみたいなので異世界生活を楽しみます
さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。
誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。
感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
【連載】リサイクルは異世界で?転生したら捨てられた悪役令嬢でしたが、そもそも価値が分からない男は不要です
Nekoyama
ファンタジー
どこにでも居そうな陰キャ系OL。それが私、間根 綺羅(まね きらら)の表の顔。でもその実は株式取引で総資産10億円突破している隠れ富豪。これを元手に、社畜は卒業して、ゆるーく楽しく暮らしていこうと思ったその矢先に、真っ白な世界に!!
あなたにはスキル「リサイクル」を授けましょう。世界をキレイにするために異世界で頑張ってくださいね。
そんな声が聞こえた気がする。え、私のお金は?鬼か!?
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
血染めの世界に花は咲くか
巳水
ファンタジー
かつて英雄に憧れ、裏切られ、奪われ、復讐にとりつかれた果てに、ひとつの国を血に沈めた。そして「血塗れ夜王」は、敬愛する師匠によってその生を終えた。
しかし、滅びたはずの魂は再び生れ落ちる――すべての記憶を抱えたままに。
新たな名と姿でこの世界に生を受けた彼は、前世の記憶と力、罪業を背負い、少年として新たな人生を歩み始める。
その先あるのは贖いか、それともさらなる血の罪か。二度目の命に意味はあるのか――。
本作品は「小説家になろう」にも投稿しております。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる