万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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選ばない?

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「おいおい、あいつらシルバーランクのパーティーだよな。なんであんな全員ボロボロになってんだ?」

「複数のBランクモンスターに襲われたのか、それともAランクモンスターに襲われたのか……」

「チラッと聞いたけど、三体のBランクモンスターに襲われたらしいぜ」

「それなら納得だぜ。けどよ、Bランクのモンスターと大量のCランクモンスターじゃなくて、マジで複数のBランクモンスターなのか?」

「らしいぜ。コボルトとスケルトンの上位種と、悪魔に襲われたんだとよ」

「コボルトとスケルトンのBランク上位種って、っと………………ダメだ、あんまパッと浮かばねぇ。けどよ、マジで三体だけなら、コボルトとスケルトンがキングって線は消えたよな」

「うむ、そういう事になるな……珍しい方向に進化を遂げたBランク個体ということになるな」

「クソ怖ぇな。んで、残りの悪魔どんな悪魔なんだろうな。つか、あんま悪魔の目撃情報ってなかったと思うんだが、マジで悪魔なのか?」

「襲われたハンターたちが恐怖で混乱してなかったら、証言通り悪魔だろう」

とあるハンターたちの会話を聞いて、嫌な予感を覚えた。

「……ラガス坊ちゃま」

「…………個室で食べられる店に移動しよう」

これから夕食を食べる時間。
普段なら泊っている宿の食堂で食べるか、そこら辺の酒場で食べているが、今回は高い金を支払う事を惜しまず、個室がある店で食べることにした。

数十分後には適当な店を見つけ、全員注文を頼み終えた。

「ふぅーーーーー……三人とも、ギルド内で聞いた会話を覚えているか」

「えぇ、勿論覚えています」

「これだなって会話は覚えてるっす」

「私も、多分、覚えてる、よ」

良かった。それじゃあ、面倒な説明を省いて話せるな。

「コボルトとスケルトンの上位種に、一体の悪魔。シルバーランクのハンターたちが敗走に追い込まれた」

「話から察するに、死者はいないと思われますが、それでもその三体は並ではない強さを有しているでしょう」

「……なんとなく思い浮かんだんすけど、その三体がわざと逃がしたって可能性はないんすかね」

ラストの考えを聞いて、俺とメリルはその可能性について考え始めた。

わざと獲物、敵対者を逃がすメリットは基本的にない。
そんな事はハンターとモンスター、どちらも理解している筈。

ただ……どこにでも例外は存在するか。
であれば、モンスターが戦闘ではなく、狩りを楽しんでいる可能性もあるな。

「あり得ない話ではないな」

「ラガス坊ちゃまと同じく。して……ラガス坊ちゃまが気になっているのは、推定Bランクのコボルトについてでしょうか」

「あぁ……もしかしたら、あの時逃がしてしまったアサルカコボルトかもしれないと思ってな」

まだ確定した訳じゃないが、それでもあり得ないとは思えない。

「地下遺跡で、私が、戦ったコボルト……だよね。あそこ、から……出てきた、の?」

「俺たちの推察が当たっていたとしても、あそこはまだ完全にダンジョン化していない」

「そっ、か………………でも、なんで、スケルトン、と……悪魔?」

「あのコボルトにとって、ともに行動するのは同族でなくとも構わないと考えているかと」

多分、セルシアの言う通りだ。
あの上位種は共に行動する相手を選ばないタイプ……いや、選びはするか?

ただ、選考基準は……あまり温い内容ではないだろうな。

「コボルトはあの転移トラップで逃げたコボルトとして、Bランクのスケルトンと悪魔に関しては、どんな奴らなんすかね」

「……シュラ、あまりワクワクするような話ではないのよ」

「解ってるっての。でも、あれだろ。それはそれであれはあれだろ」

シュラが間違ってはいないけど、メリルを苛立たせる様な事を言っていると、注文したメニューが届いた。
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