万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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手を組めない?

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「「「「…………」」」」

メリルの新しい切り札、ルーツワイスの使い心地を確認してから数日後、また無視出来ない情報が耳に入って来た。

「思っていた以上に、厄介なボスたちみたいだな」

「そのようですね」

ハンターギルドで素材を売却する際、不滅とはまた違う大手クランが最下層のボス、四体のゴーレムに挑んで……結果、敗走に追い込まれた。

前回の様に三人も死者が出ることはなかったようだが、ゴールドランクのハンターが死んだ。

「今回の一件で、ギルドの方も攻略を慎重に行うべきだと、大手クランたちに忠告するでしょう」

「……大手クランも、身長に行ってなかったわけではないだろうけどな」

今回挑んだ大手クランは、既にどういったゴーレムたちが居るのか情報を得ていた筈だ。
その上で、結果として被害は最小限に抑えたものの、死者が出てしまった。

「学習するゴーレムってのは、ラガスさんの言う通り結構厄介っすね」

「元々戦闘に関するセオリーは解っていたようですが、そこに情報が追加されるとなると、次で攻略しなければ、更に攻略が難しくなりますね」

「だな」

それに、ハンターとの戦闘から学んでいるだけじゃなくて、俺やセルシアが感じ取った通り、どうやらゴーレムたちはハンターたちとの戦闘で負ったダメージに関して、地下遺跡内にいる生物たちから魔力を吸い取って回復していた。

「多分っすけど、例の四体のゴーレムって、大昔の誰かが造ったんすよね」

「そうだな。あんなゴーレムがそこら辺に生息してるなら、多分……人類はとうの昔に滅んでた筈だ」

学習能力のあるゴーレムがそこら辺にいるなら、遭遇したら即逃走。
もしくは、絶対に討伐しなければならない、なんて暗黙のルールを設けられるだろうな。

「ヤバいゴーレムを造って、一番下に配置してるってことは、やっぱ奥にバレたくない何か……もしくは、隠したい何かがあるんすかね」

「バレたくない何か、か…………そういうのは、あまり考えてなかったな」

地下遺跡をダンジョン化させるための心臓部が隠されてるとばかり思ってたけど、バレたくない何か…………いや、うん、あれだな。別に賢くないんだから、あんまりこれ以上考えても仕方ないよな。

「……一つの、クラン、だけじゃ……ダメに、なったの、かな」

「どうだろうな。大手クランの細かい戦力を知ってるわけじゃないからなんとも言えないけど、本当に次のアタックで攻略したいなら、複数のクランが合同して挑んだ方が良いだろうな」

それこそ、エスエールさんクラスのハンターが…………八人。
もしくは十ニ人いれば、一体のゴーレムを相手に二人から三人付けば……多分、やれるはず。

「つっても、多分無理だろうな」

「どうし、て? 功績を、独り占めしたい、から?」

「それもあるだろうけど、地下遺跡の一番下にいるゴーレムたちは、今のところ上に登って来る気配がない」

「……一般人、に……被害を、出して、ない……から?」

「あぁ、そういう事だ」

相手が誰だろうと、場所も選ばず暴れるような怪物がいれば、基本的にハンターギルドから言われずとも、多数のハンターたちが協力して討伐しようとする……はず。

だが、四体のヤバヤバゴーレムは地下遺跡の底から上がる気配がない。
だからこそ、ハンターギルドも大手クランたちに対して、無理に協力して討伐しろって言えないんだろうな。

「私としましては、なんとも面倒な見栄やプライドと思ってしまいますが、組織の長に立つ方たちからすれば、そう簡単に手は組めないのでしょうね」

「だろうな。後、あれだな」

「まだ大手クランたちが手を組めない理由があるんすか?」

「多分だけど、討伐した後の明確な報酬がないだろ」

「それは……Aランククラスであろうゴーレムの素材が報酬になるんじゃないっすか?」

「大手クランとしちゃあ、足りないだろう。ダンジョンの様に、ボスを討伐すれば絶対に手に入るって決まってる訳じゃない。手を組むにしても、どれをどれだけ分配するか……そこら辺で揉める未来が視えるから、容易に手を組めないんだろうな」

本当に、組織って面倒だな~~~~~~。
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