万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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最悪を選ばないように

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SIDE メリル

(カルゴーラさんに、双剣……造っていただいて、正解でした、ね)

ビルネクトスケルトンハンターを相手にすることとなったメリル。
ハンターが主に扱う武器は弓。
装備もハンターらしい物を身に纏っており……メリルと戦り合いながらも、時折セルシアやシュラに向かって属性を纏った魔矢を放とうとする。

ルーフェイスがいるため、万が一零れても二人に、ラガスに届く前に対処は可能。
それでも、メリルはなるべく一人で対応しようとしていた。

「っ、シッ!!!!」

剛矢を避け、複数の毒の斬撃波を放ち、ハンターの動きを牽制。

当れば、Bランクモンスターならダメージを与えることに成功し、毒による効果で身体能力の低下が狙える。

(ゴーレムという予想でしたが、スケルトン、では……どちらにしろ、ルーツワイスの効果を、活かすのは難しい、ですね)

毒という武器はモンスターが相手でも非常に有効な武器ではあるが、ゴーレムの様な生物としては少々判定が難しい存在や、アンデットの様な痛覚があるのかないのか解らない様な存在には効果が表れ辛い。

そのため、毒魔法を使うメリルにとっては相性が悪い相手と言える。

(それに……なんとも、捉え難い動きを…………ハンターの、名を持つのは、伊達ではない、ということ、ですね)

純粋なスピードに関しては、ややナイトの方が勝っている。
ただ、フットワークが優れており、細かい動きでメリルの攻撃を躱すか、魔矢で撃墜していた。

メリルとしては……攻撃出来るなら攻撃したい。
距離を詰めて、ルーツワイスを叩き込みたい。

だが、ビルネクトスケルトンハンターが短剣を数本携帯していることもあり、剛矢を掻い潜って接近したとしても、必ずルーツワイスを叩き込めるとは限らない。

(冷静に……対処、し続けるのが……一番、といったところですね)

メリルとしては、ルーフェイスの力を借りて討伐するのは当たり前だと思っている。
しかし……シュラとセルシアの二人が、そう簡単にルーフェイスの力をしっかりと借りて倒そうとするとは思えない。

だからといって、メリルは無理に二人と張り合おうとしない。
最悪、他のビルネクトスケルトンを討伐したラガスやシュラたちの力を借りて討伐しても良いと思っている。

(この、戦闘力の、高さを考えれば……分断、出来ているだけ、上等、でしょう)

本当に最悪のケースは自分が重傷を負い、仲間たちの戦闘意識を乱してしまうこと。
仮に死のうものなら……従者として、一番の迷惑をラガスに与えてしまう。

(それだけ、なりません、からね)

不規則な軌道で迫る矢を落し、それに紛れる光速の矢をギリギリで回避。
毒を纏った矢は事前に斬撃波で叩き落す。
そして後手だけには回らず、メリルからも毒の斬撃波や刺突を放ち、なるべくハンターのペースにはさせない。

耐えて耐えて……ラガスたちの戦闘力の高さを信じ、ひたすら耐え続ける。

「っ!!!!!」

メリルが耐え続ける中、ハンターが珍しく大体にその場から飛び退いた。

次の瞬間、狼竜の爪撃が地面を抉る。

(逃がしませんよッ!!!!!)

まだ、ルーフェイスがハンターに追撃を加えようとしている。
であれば、メリルがやることは一つ……ハンターが再度大きく逃げられないようにする。

幾重にも毒の斬撃波を放ち、ハンターを包囲。

「ルルルルゥアアアアアアンッ!!!!!!!」

Aランクモンスターらしく一定以上の防御力を有しているとはいえ、メリルが使うルーツワイスも並の双剣ではない。
その刃から放たれる斬撃波は、当たれば確実にハンターの体を削る。

狼竜の爪撃に対応するか、それともダメージ覚悟で即座に動いて多数の毒斬波を対処するか。

正しい答えは……あった。
どちらかを選び、最善の選択を取っていれば、まだビルネクトスケルトンハンターは生き延びられた。

だが、どちらを選べば良いのか……それを少しでも考えてしまった時点で、ハンターの敗北が決まった。
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