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狙われる理由、十分
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SIDE シュラ
「………………とりあえず、ぼちぼちか」
短剣の製作を終え、自身が造り上げた武器を視ながら、小さく呟くシュラ。
ラガスがある程度の期間、休息をメインに活動すると宣言したことにより、パーティーの中で一番戦闘が大好きなシュラも休暇? を楽しんでいた。
鍛冶ギルドに貸し出し料金を支払い、鍛冶場で延々と武器を……そして偶には盾などを造っていた。
ラガスたちと学園に在籍していた際には、それなりに鍛冶作業を行っていたものの、ラガスと共に学園を卒業してからは全く触っていなかったため、腕が非常に鈍っていた。
そんな鈍った腕を、ここ数日間鍛え続けている。
(…………つっても、使ってる素材のお陰だな~~~~)
シュラがここ数日間で造り上げてきた武器のランクは主にニから四のものばかり。
鍛冶師として生活を送っている者からすれば、十分な腕。
しかし、シュラはランク三の武器はともかく、ランク四の武器を造れることに関しては、私用している素材のお陰だと思っていた。
現在使用しているモンスターの素材は、どれも未開拓地や元地下遺跡で遭遇した個体のものばかり。
他の地域に生息しているモンスターよりも強いということは、それだけ素材の質も上がっているのとイコール。
そのため、シュラはランク四の武器を造ることが出来ても、特にテンションは上がらなかった。
(勿体ねぇよな~~~……でも、ラガスさんなら恐れずにどんどん使えっていうか?)
今のところシュラはDランクからCランクモンスターの素材しか使っておらず、貴重なBランクモンスターの素材は使用していない。
DランクやCランクモンスターの素材であればある程度直ぐに回収出来るため、ラガスだけではなくメリルもどうこう言うことはない。
「ん? あぁ、もうこんな時間か……腹減ったし、今日はもう帰るか」
鍛冶場を出た後、鍵を鍛冶ギルドの職員に返し、一先ず宿へ戻ろうとするシュラ。
そんな彼に……声を掛ける人物がいた。
「あの、シュラさん、ですよね」
「……そうだが、俺に何か用か?」
声を掛けてきたのは、一人の女性。
服装や雰囲気を視る限り、同業者であることが解る。
そんな女性の後ろには、友人らしき同性のハンターもいた。
「あの、この後ってお時間ありますか。良かったら、一緒に夕食を食べませんか」
(…………?????)
ラストは、目の前の女性が何を言ってるのか解らなかった。
勿論、言葉の意味は理解している。
それは理解しているが……何故自分に? という疑問が大きかった。
鬼人族であるシュラが体格が大きく、本人は全く興味が無いが、面も良い。
そのため、執事として学園に同行していた際も、ラガス以外の学生の従者として同行しているメイドや、貴族令嬢からも声を掛けられることはあった。
しかし……それは少なからず、関りがある人物からである。
今度の休み、一緒に昼食を食べない? 一緒に訓練しない? と誘ってくるメイドたちは全員、シュラと面識がある者たち。
だが、現在ラストに声を掛けてきた女性ハンターは、ラストと一切の面識がない。
(これは、あれか…………もしかしなくても、俺は今……逆ナンされているのか?)
王都で学園に在籍している時も、ハンターとしてラガスたちと共に活動するようになってからも、基本的に一人で外で活動することはなかったラスト。
そのため、女性からナンパされる機会はなかった。
(いや、もしかしてあれか。どっかのクランが、女を使って……ハニートラップ? ってやつで、俺を嵌めようとしてる?)
考え過ぎ、とも言えない。
パーティーの中で、戦闘面で一番活躍しているのはラガスではあるが、ラストもそれなりに活躍しているのは間違いない。
加えて、彼女や婚約者がいるという情報もないため、飢えている女性たちからすれば是非とも狙いたい男……雄であった。
「………………とりあえず、ぼちぼちか」
短剣の製作を終え、自身が造り上げた武器を視ながら、小さく呟くシュラ。
ラガスがある程度の期間、休息をメインに活動すると宣言したことにより、パーティーの中で一番戦闘が大好きなシュラも休暇? を楽しんでいた。
鍛冶ギルドに貸し出し料金を支払い、鍛冶場で延々と武器を……そして偶には盾などを造っていた。
ラガスたちと学園に在籍していた際には、それなりに鍛冶作業を行っていたものの、ラガスと共に学園を卒業してからは全く触っていなかったため、腕が非常に鈍っていた。
そんな鈍った腕を、ここ数日間鍛え続けている。
(…………つっても、使ってる素材のお陰だな~~~~)
シュラがここ数日間で造り上げてきた武器のランクは主にニから四のものばかり。
鍛冶師として生活を送っている者からすれば、十分な腕。
しかし、シュラはランク三の武器はともかく、ランク四の武器を造れることに関しては、私用している素材のお陰だと思っていた。
現在使用しているモンスターの素材は、どれも未開拓地や元地下遺跡で遭遇した個体のものばかり。
他の地域に生息しているモンスターよりも強いということは、それだけ素材の質も上がっているのとイコール。
そのため、シュラはランク四の武器を造ることが出来ても、特にテンションは上がらなかった。
(勿体ねぇよな~~~……でも、ラガスさんなら恐れずにどんどん使えっていうか?)
今のところシュラはDランクからCランクモンスターの素材しか使っておらず、貴重なBランクモンスターの素材は使用していない。
DランクやCランクモンスターの素材であればある程度直ぐに回収出来るため、ラガスだけではなくメリルもどうこう言うことはない。
「ん? あぁ、もうこんな時間か……腹減ったし、今日はもう帰るか」
鍛冶場を出た後、鍵を鍛冶ギルドの職員に返し、一先ず宿へ戻ろうとするシュラ。
そんな彼に……声を掛ける人物がいた。
「あの、シュラさん、ですよね」
「……そうだが、俺に何か用か?」
声を掛けてきたのは、一人の女性。
服装や雰囲気を視る限り、同業者であることが解る。
そんな女性の後ろには、友人らしき同性のハンターもいた。
「あの、この後ってお時間ありますか。良かったら、一緒に夕食を食べませんか」
(…………?????)
ラストは、目の前の女性が何を言ってるのか解らなかった。
勿論、言葉の意味は理解している。
それは理解しているが……何故自分に? という疑問が大きかった。
鬼人族であるシュラが体格が大きく、本人は全く興味が無いが、面も良い。
そのため、執事として学園に同行していた際も、ラガス以外の学生の従者として同行しているメイドや、貴族令嬢からも声を掛けられることはあった。
しかし……それは少なからず、関りがある人物からである。
今度の休み、一緒に昼食を食べない? 一緒に訓練しない? と誘ってくるメイドたちは全員、シュラと面識がある者たち。
だが、現在ラストに声を掛けてきた女性ハンターは、ラストと一切の面識がない。
(これは、あれか…………もしかしなくても、俺は今……逆ナンされているのか?)
王都で学園に在籍している時も、ハンターとしてラガスたちと共に活動するようになってからも、基本的に一人で外で活動することはなかったラスト。
そのため、女性からナンパされる機会はなかった。
(いや、もしかしてあれか。どっかのクランが、女を使って……ハニートラップ? ってやつで、俺を嵌めようとしてる?)
考え過ぎ、とも言えない。
パーティーの中で、戦闘面で一番活躍しているのはラガスではあるが、ラストもそれなりに活躍しているのは間違いない。
加えて、彼女や婚約者がいるという情報もないため、飢えている女性たちからすれば是非とも狙いたい男……雄であった。
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