万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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割と深刻?

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「クレアは、普通に戦って勝てないと思ったら、直ぐに無茶をするんだ……あれでよく、探索中の戦闘で俺にあれこれ言うもんだ」

恋愛的な意味で、よく勝負に発展するクレア。

彼女は後衛の魔術師であるため、純粋な接近戦タイプとは相性があまりよろしくない。
クレアはタイミング良く攻撃魔法を発動させ、棒技を駆使して接近戦タイプの人間、モンスターとも戦える。

しかし、全てのそういった戦闘で、無事に勝利してきたわけではない。
クレアは時に自身の体に穴が空く、腕が斬り飛ばされるといったラインまでなら簡単に無茶をして、挑んできた相手を倒す。

(もしかして、クレア様に惚れる奴らは碌な男がいないのか? けどまぁ、あくまで決闘じゃなくて試合をするんだよなぁ? だったら…………相手からすれば、そりゃないよって言いたくなりそうな気がするんだけど)

気になった、惚れた男性側からすれば、その相手を必要以上に攻撃したくないというのは、当たり前の感情。

「クレアからすればそこまでの戦いが出来るから熱くなったんだろうけど」

「クレア様に惚れる人も大変っすね。んで、アリク様は男と普通に友達になりたいから、女性からのそういうアプローチも毎回断ってると」

「……嫌な奴だと思うか?」

「嫌な奴と言うか……なんと言うか、ちょっと逃げ道がなさすぎるんじゃないかと思って」

同性の友達がほしい。
それを願うことは、全く悪い事ではない。
当たり前の感覚である。

ただ、嬉しいやら残念やら……アリクはラガスという弟であり、脅威とも言えた存在のことを気にしなくなってから、逆に異性から視線を向けられるようになった。

弟を気にしない、女性からのモテも気にしない。
強くなろうと必死になった結果……後から結果が付いてくるようになった。

そんな中、ハンターという道に進むことは元々決めていたが、双子から誘われた。
他二人は自身も認める強者。
人数は四人で、後衛が一人と前衛が三人と……少々バランスは悪いものの、戦力には問題なし。

しかしその時、アリクは大事な大事なことを忘れていた。
自分以外のパーティーメンバーが、全員美女であることを。

「はは、そう言ってくれっと助かるよ」

「というか、さすがに全員は相手にしなくても良いんじゃないっすか? こう……出会う人全員が親友になれる訳じゃないと言いますか」

「そうだな…………ただな、こう……真面目に? 俺に関わろうとしてくれる奴以外を適当にあしらってると、それはそれでまた軋轢を生むというか」

「……まさか、あいつ美女に囲まれてるからって調子乗ってんじゃね? って思われるってことすか」

シュラの言葉に、アリクは苦笑いを浮かべながら頷いた。
その事実に、シュラは信じられないといった表情を浮かべる。

「い、いやいやいや……えぇ~~~~~~~~」

「世の中そんなもんだ、シュラ。お前たちの場合は、お前もそうだがラガスの奴が大会で圧倒的だっただろ」

「それはそうですね」

「パートナーであるセルシアさんとも仲が良いとくれば、周りの連中もあれこれ言えなくなるもんだ」

アリクが同世代の中でも上位に入る実力を有していたのは間違いない。
ただ、トップ・オブ・トップではなかった。

それまで社交界にそれなりに出席していた経験もあって、アリクは気を付けなければならないめんどくさい事を理解出来るようになっていた。

「悪い噂が広まれば、新しく話しかけてくれる奴らも減るし……なにより、パーティーメンバーに迷惑を掛けるかもしれないしな」

「そうなると…………なる、ほど」

シュラが口にした通り、本気で逃げ道がないという状態であった。

(ラガスさんにちょろっと話聞いてたけど、ま~~じで深刻な感じがするなぁ…………)

シュラにとってアリクは主ではないが、主の兄ではある。
今のアリクは嫌いではなく、何なら好ましいタイプの戦士。

なんとかしてあげたい!! という気持ちが湧き上がるのは、当たり前とも言えた。
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