万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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絶対に勝つ為の

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はぁ~~~~……マジで最高。

「うん! 魚も、美味ぇな!!!」

「シュラ、もう少し落ち着いて食べなさい」

「……美味しい」

必要な買い物と散策を終えた後は、適当な店に入って夕食を注文。
勿論、頼むのは魚料理がメイン。

基本的には焼いた物ばかりだけど、それでも美味い。
これまでこの世界で全く魚料理を食べてなかったわけじゃないけど、それでもこう……やっぱり新鮮さの違い? からから、本当に段違いの美味しさを感じる。

「この料理が食べられるだけでも、パイラーデスに来た甲斐があるってもんだな」

「いや、本当に、マジでそうっす、ね。すいません!!!」

シュラが速攻で別の魚メニューを頼むのも解る。

単純に魚だけではなく、イカやタコ、貝もある。
全然食べてなかったから、本当に海の生物の美味しさが……全身に伝わるって言い方は大袈裟かもしれないけど、前世の記憶とか感覚? がある分、本当にそう感じる。

「それに関しては同意ですね。あっ、すいません」

「……メリル。これ、も」

二人も今日は普段以上に食べてる。
ぶっちゃけ、俺も……多分、未開拓地や地下遺跡の探索を終えて戻ってきた時よりも食べてるかもな。

肉とかと違って、そこまで強烈に食欲をそそる匂いがあるって訳じゃないのに…………いや、美味ければなんでも良いか。

「おい、聞いたかあの話」

「サメに食われたやつか?」

「そうそう。一発だったらしいぜ」

「そりゃそうなるだろ。噛まれたらどう頑張っても……いや、何人かいるんだっけ。生き延びた人」

「噂では聞いたことあるな」

「んで、この前のと同じ個体なんか?」

「側面に同じ傷があったから、同じなんじゃねぇかって」

「なるほどねぇ…………とりま、さっさと誰かがぶっ殺してほしいところだぜ」

魚介の美味さを堪能してると、ハンターらしき人物たちの不穏な会話が耳に入った。

「…………」

「なんか、面白そうな話、っすね」

「全くもって面白そうな話ではありませんよ。個人的には、話に上がっていた鮫が討伐されてから遊泳の練習を行ってほしいところよ」

恐ろしい会話ではあったけど、多分シュラはそうなるまで我慢できないだろ。

「いやいや、そんないつになるか解らない時まで待ってられるわけないだろ」

「解ってるわよ。だから、間違っても遭遇した時に挑まないように」

「…………」

「それが出来ないなら、宿の部屋に縫い付けるわよ」

「っ!!! 恐ろしいこと言うなっての!!!! ら、ラガスさんはどう思いますか」

なんでそこで俺に……ってツッコんでも無駄だよな。

「もしそういう状況になったら、だろ。ん~~~~…………難しいところだな」

戦い慣れてない練習中の場所なんだから、普通に考えれば逃げる一択なんだろうけど、鮫に追いかけられるってなると……鮫って速いんだっけ?

いや、あんまり速くなかったような……種類によって違うんだったか?
そういうのに詳しくなかったからあんまり……って、鮫は鮫でもモンスターの鮫だろうから、生物的な特徴は関係無く速いに決まってるか。

「逃げる一択、ではないのですか」

「基本的にはそうなんだろうけど、泳ぐのが当たり前のモンスターから、水中戦の訓練を初めてばかりの人間が逃げ切れるのかと思ってな」

「むっ………………そうですね。それを忘れてしまいました」

逃げるっていうのは立派な選択肢。
ただ、それは相手より速い。
もしくは完全に速さが勝ってなくとも、直ぐに追いつかれるほどのスピード差がないのが条件。

「だろ。だから、カウンターだけを狙って戦うなら、悪くないかもしれないと思ってな」

「なるほど。つまり、シュラも普段シュラがやりたいような戦いはせず、絶対に勝つ為の手段を取らなければならないということですね」

「ぐっ!」

「まっ、そうなるな」

というか、お願いだからそんな凶悪なモンスターが現れる場所まで行かず、もっと浅瀬で訓練してほしいかな。
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