万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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答えられる範囲で

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「俺と話ね……とりあえず、飲み物と食いものでも用意するか」

「……それもそうですわね」

海の家的な場所はないものの、露店は結構あるから、購入するのに困らない。

ただ…………凄い、視線が集まる。
理由は……多分、イーリスが隣にいて、少し後ろにイーリスの同僚たちがいるからだろうな。

「合計で、銀貨十枚っすね」

「銀貨十枚ですね」

「っ、半分は払いますわよ」

「これぐらい別に良いっての」

人によっては普通に暑いと感じる場所だからか、売ってるドリンクは冷凍系のマジックアイテムを使ってキンキンにい冷やされてる。

「これぐらいで良いか」

「…………」

「なに膨れてるんだよ」

「結局一人で全て支払ったじゃないの」

……え、そこに不満を持ってんの?
意味が解らなさすぎる。

「それなりに稼げてるんでな」

「……あなた達の実力があれば、そうなのでしょうね」

おろ……そんなにあっさり認めるのは予想外の反応だな。

ひとまず元の場所に戻り、多少申し訳ないと思いつつも、その場に座ってもらって軽食を食べることにした。
そして、当然ながらイーリス意外とは面識がないため、同僚の方々が直ぐに自己紹介を行ってくれた。

「リランです! よろしくお願いします!!」

「デリサと申します。よろしくお願いいたします」

「ルナリアよ。よろしく」

「ナナリーと申します。よろしくお願いしますわ」

「シェリカよ。よろしくね」

全員名前だけを教えてくれた……ってことは、貴族としての立場は気にしなくて構わない、ってことなのかな。

「ラガスです。どうぞよろしくお願いします」

俺も一応挨拶はするが……うん、こっからどうしたら良いのか解らん。
女性と話したことがない訳じゃないけど、こういう形式? 状態? で話すのは初めてだ。

「えっと、何か訊きたいことがあれば、答えられる範囲で答えますけど」

「はい!!」

「ど、どうぞ。リランさん」

「ハンターとして活動を始めてまだ一年も経ってないのに、もうルビーランクに到達したというのは本当ですか!!!」

「えぇ、そうですね」

答えられる範囲なのでその通りですと答えると、おぉ~~~~~!! という空気になった。

す、凄いと思われてる? 感じなんだろうけど、非常にむずがゆいな。

「なんでこんな反応を、って顔ですわね」

「うっせ」

いや、一応解らなくはねぇよ。
普通に出世が早いからだろ?

騎士なら……部隊を率いられる立場ぐらいには昇級してるランクだもんな。

「ハンターとして活動を始めてから、直ぐにBランクモンスターを討伐したと聞きましたが、不安や焦りなどはありませんでしたか」

「そうですね。一応学生時代にも戦闘経験はあって、頼れる仲間もいるので特に不安や焦りはありませんでしたね」

「墓場っていうダンジョンを探索したって聞いたんだけど、やっぱりダンジョン特有の恐ろしさってあるものなの?」

「ありますね。墓場は割と出現するモンスターの対策が解り易くはありますけど、平気で数十体の群れと遭遇することもありますし、後は同じダンジョンを探索する人間との対立もあるかと」

「ハンターの方々は、私たち騎士や魔術師に対して嫌悪感というのは、やはり付きものなのでしょうか」

「そうですね…………本当に強かったり、人間性がまともなハンターとは話せば普通に解り合えると思いますよ」

「ついこの間までカルパ付近の未開拓地で探索してたけど、具体的にはどういう場所だった?」

「他の地域に生息してるモンスターよりも一回り強く、一度討伐したことがあるからといって油断していれば、痛い目に合うのは間違いないかと」

特に何かを期待してた訳じゃないけど、ものの見事に尋ねられるのはハンターとして活動してからの内容ばかりであった。

うん…………なんというか、これはこれで安心出来るな。

そう思ってると、イーリスの奴まで質問をしてきた。

「……ラガス。あなた、ハンターになってから、Aランクモンスターと戦いましたの」

…………えっと、その情報はあんまり他人に言ってない筈なんだけど。
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