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モンスターは、狩らない
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「ふぅ~~~~」
「あっ、ラガスさん。おかえりなさいっす」
「ただいま」
「どうだったっすか、遊泳のアビリティは」
「まぁ……あれだ。なんて言うか…………うん、凄かった」
身体能力はあるから、それなりに水中でも動けはする。
なんて考えが、どれだけ浅はかという、思い上がりだったのか思い知らされた。
「ラガス、もう少し上手く説明出来ませんの」
「うるせ~な~~。本当にびっくりするほど水中で動けたんだ。語彙力もなくなるってもんなんだよ」
「自由自在に動けた、ということですか。ラガス坊ちゃま」
「自由自在…………そう、だな。もっと泳げる人間からすればまだまだなんだろうけど、とりあえず一回の蹴りで進む距離が段違いになった。あと、激しく動いても鼻に水が入ってこない」
「っ、なるほど……水中での身体能力の向上も良いですが、それが一番の利点かもしれませんね」
「だな」
俺だけじゃなく、遊泳の訓練を行っている最中、何度もメリルもシュラも……セルシアたちも鼻に海水が入ってくる。
この惨劇? に苦しめられた事か。
「それじゃ、また適当に泳いでくる」
「構いませんが、くれぐれも「解ってる解ってる」……」
相変わらずの信用の無さだな。
さっきはモンスターの影を見かけても、しっかり帰ってきたのに……って、その現場を見てる訳じゃないから、証拠にはならないか。
これまでの経験からすれば、疑われるのも仕方ないか……っていうか、本当にアビリティをゲットする前までとは、比べ物にならないほど動ける……ちょっと、最高過ぎるな。
って、言うか…………モンスターはいないけど、魚は結構泳いでるんだよな。
…………捕まえちゃっても良いよな。
「ふぅ~~~~。結構捕まえたな」
魚は遊泳のアビリティなんて持ってないけど、それでも速いは速い。
でも、魔弾を使えばあっさりと仕留められる。
海老も貝もあったから、店に行かずとも捌いて食うってのもありだな。
「……ラガス、おかえり」
「ただいま」
「…………何か、楽しいこと、あった?」
セルシアの言葉に、メリルの眼がギラリと輝き、遊泳のアビリティを会得したんじゃないかってスピードで近づいてきた。
「ラガス坊ちゃま、もしや」
「してないしてない、モンスターとは戦ってないから」
「では、何故楽しそうな顔を」
「モンスターとは戦ってないけど、泳いでる食えそうな魚とか海老を取ってたんだよ」
「………………そういう事でしたか」
「そうそう」
勿論、嘘は一切ついてない。
実際は状況が状況で仕方な~~~くモンスターと戦ってた、なんてことはない。
「……随分とあれなんだね、水中のモンスターと戦うのを警戒してるんだね」
「そうですね。地上とは全く違う空間……そこで戦うノウハウがない。対して、相手は水中という空間で戦うことに非常に慣れてる存在ですからね。だから、俺もまだ戦わないようにしようと思ってます」
「な、なるほど。そう考えると…………私たちに不利過ぎますね」
リランさんの言う通り、本当に不利過ぎるだろうな。
地上だと……接近戦タイプにとっては、身体強化ぐらい重要なスキルであろう遊泳を持ってないと、土俵にすら立てないかもな。
「はぁ~~~、つってもさ~。もう何時間も泳いでっけど、全然会得出来ないんだけど……ねぇラガス。海の上からでもモンスターを仕留められそうな方法ってないの」
「海の上からですか? 船の上に乗ってるっていう条件込みで、特注の銛をぶん投げるしかないかと。なので、投擲のスキルを超鍛えれば、海の上からでも海中のモンスターを仕留められるかもしれませんね」
「確かに~~。でもあれだよね~。そうなると、銛に頑丈なロープを括り付ける……いや、帰還の効果が付いてればロープがなくても……」
「シェリカ、現実逃避する前に訓練あるのみですよ」
ルナリアさんの圧のある笑み? を受けて、渋々訓練を再開させるシェリカさん。
ただ……結局、今日のうちに会得出来たのは俺とシュラの男性陣だけだった。
「あっ、ラガスさん。おかえりなさいっす」
「ただいま」
「どうだったっすか、遊泳のアビリティは」
「まぁ……あれだ。なんて言うか…………うん、凄かった」
身体能力はあるから、それなりに水中でも動けはする。
なんて考えが、どれだけ浅はかという、思い上がりだったのか思い知らされた。
「ラガス、もう少し上手く説明出来ませんの」
「うるせ~な~~。本当にびっくりするほど水中で動けたんだ。語彙力もなくなるってもんなんだよ」
「自由自在に動けた、ということですか。ラガス坊ちゃま」
「自由自在…………そう、だな。もっと泳げる人間からすればまだまだなんだろうけど、とりあえず一回の蹴りで進む距離が段違いになった。あと、激しく動いても鼻に水が入ってこない」
「っ、なるほど……水中での身体能力の向上も良いですが、それが一番の利点かもしれませんね」
「だな」
俺だけじゃなく、遊泳の訓練を行っている最中、何度もメリルもシュラも……セルシアたちも鼻に海水が入ってくる。
この惨劇? に苦しめられた事か。
「それじゃ、また適当に泳いでくる」
「構いませんが、くれぐれも「解ってる解ってる」……」
相変わらずの信用の無さだな。
さっきはモンスターの影を見かけても、しっかり帰ってきたのに……って、その現場を見てる訳じゃないから、証拠にはならないか。
これまでの経験からすれば、疑われるのも仕方ないか……っていうか、本当にアビリティをゲットする前までとは、比べ物にならないほど動ける……ちょっと、最高過ぎるな。
って、言うか…………モンスターはいないけど、魚は結構泳いでるんだよな。
…………捕まえちゃっても良いよな。
「ふぅ~~~~。結構捕まえたな」
魚は遊泳のアビリティなんて持ってないけど、それでも速いは速い。
でも、魔弾を使えばあっさりと仕留められる。
海老も貝もあったから、店に行かずとも捌いて食うってのもありだな。
「……ラガス、おかえり」
「ただいま」
「…………何か、楽しいこと、あった?」
セルシアの言葉に、メリルの眼がギラリと輝き、遊泳のアビリティを会得したんじゃないかってスピードで近づいてきた。
「ラガス坊ちゃま、もしや」
「してないしてない、モンスターとは戦ってないから」
「では、何故楽しそうな顔を」
「モンスターとは戦ってないけど、泳いでる食えそうな魚とか海老を取ってたんだよ」
「………………そういう事でしたか」
「そうそう」
勿論、嘘は一切ついてない。
実際は状況が状況で仕方な~~~くモンスターと戦ってた、なんてことはない。
「……随分とあれなんだね、水中のモンスターと戦うのを警戒してるんだね」
「そうですね。地上とは全く違う空間……そこで戦うノウハウがない。対して、相手は水中という空間で戦うことに非常に慣れてる存在ですからね。だから、俺もまだ戦わないようにしようと思ってます」
「な、なるほど。そう考えると…………私たちに不利過ぎますね」
リランさんの言う通り、本当に不利過ぎるだろうな。
地上だと……接近戦タイプにとっては、身体強化ぐらい重要なスキルであろう遊泳を持ってないと、土俵にすら立てないかもな。
「はぁ~~~、つってもさ~。もう何時間も泳いでっけど、全然会得出来ないんだけど……ねぇラガス。海の上からでもモンスターを仕留められそうな方法ってないの」
「海の上からですか? 船の上に乗ってるっていう条件込みで、特注の銛をぶん投げるしかないかと。なので、投擲のスキルを超鍛えれば、海の上からでも海中のモンスターを仕留められるかもしれませんね」
「確かに~~。でもあれだよね~。そうなると、銛に頑丈なロープを括り付ける……いや、帰還の効果が付いてればロープがなくても……」
「シェリカ、現実逃避する前に訓練あるのみですよ」
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ただ……結局、今日のうちに会得出来たのは俺とシュラの男性陣だけだった。
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