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押し切る
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刺身を食べた翌日……食べ過ぎて動けない、ということはなく朝からビーチに行って遊泳の訓練。
今日も今日とて周囲の野郎共はセルシアたちに視線を奪われている……というか、もしかして昨日よりも人が増えている?
日によってビーチに訪れる人数は変ると思うけど…………セルシアたち目当てで人が増えてるってのは、俺の考え過ぎか。
ん? ……あの影は……もしかしなくても、こっちに来てそうだな。
「メリル」
「はい、なんでしょうか、ラガス坊ちゃま」
「面倒な影が、向こうから接近してる可能性が高い」
「向こう…………ご自分で、対処なさると」
「安心しろ。バカみたいに真正面から戦うつもりはない」
「…………分かりました。ご武運を」
心配性なメリルの許可も貰い、大きく酸素を取り込んでから潜る。
ビーチには一応モンスター避けのマジックアイテムを設置してるらしいけど、万全じゃないってところか。
っと、ちゃんと見えてきたな。
あの長い体を持つのは……シーサーペントってやつか。
ドラゴン……に見えなくもないけど、種類的には海の大蛇に分類されるんだったか?
そうなると、竜殺しを付与した魔弾は無意味か。
「ジャァアアアアアアアア!!!」
見つかったみたいだな。
とりあえず、遠距離からぼちぼち狙おう。
これまで取ってきたモンスターじゃない、ただの魚もそれなりに速かったけど、シーサーペントの速さは魚の比じゃない。
とはいえ、それでも貫通力強化を加えた風弾は普通に効くのか、シーサーペントは身を捻って躱すか、口から水弾を放って相殺しようとしてくる。
「ッ!!!!」
海で魔弾を扱うことにはまだ慣れてないから、何球か狙い通り相殺されてしまった。
ただ、まだまだ弾丸は放てる。
と思っていると、口から水流レーザーを放ってきた。
ふざけるなと叫んで酸素を零してしまうのをなんとか回避し、複数の魔弾を放ってなんとか相殺に成功。
ったく。どこまで伸びるのか知れないけど、後ろで遊泳を楽しんでる人たちの元まで届くかもしれないって思うと……距離的にあのシーサーペントが放つ攻撃は全部相殺した方が良さそうだ。
ていうか、物量で押し切ろう。
そっちの方が早そうだ。
「っ!?」
展開した数十を越える風弾にシーサーペントが驚くのを無視し、攻めて攻めて攻めまくる。
シーサーペントがそこら辺の魚より速いのは間違いないけど、海の中だろうと風弾であれば届く。
「っっっっっ!!!!!!」
それと、魚であろうと体を貫くことが出来れば、殺すことが出来る。
地上のモンスターと違って、首をスパッと斬れたらもっと楽に殺せるんだけどな。
なんて考えながら死体を回収すると、両側から人間の気配を察知。
「「「…………」」」
「「「…………」」」
「…………」
とりあえず、海中だと話せないので、海上に上がった。
「ふぅ~~~。えっと、海中を警備してる騎士たち、ってところですか?」
「あぁ、そうだ。シーサーペントがマジックアイテムの効力を無視してビーチに入ってくるのが確認出来たので来たのだが……君が討伐した、ということで良いだろうか」
「えぇ。っと、ハンターとして活動しているラガスです」
「っ、そうか。君が…………シーサーペントに対する迅速な対応、感謝する」
ちょっとは、我々の仕事を奪うな! 邪魔しないでもらおうか!! 的な事を言われるかと思ってたけど、割とそんな事ないんだな。
「いえいえ。俺も少し体を動かしたかったんで。では」
まだ遊泳アビリティの練度が高くなくても、シーサーペントぐらいなら魔弾で倒せると解ったのは、大きな収穫だった。
にしても、本当に結構大きかったし、体の構造が普通の魚とそんなに変わらないとしたら……当たり前だけど、食べられる身の量が半端なさそうだな。
とりあえず、今晩の夕食が楽しみだ。
今日も今日とて周囲の野郎共はセルシアたちに視線を奪われている……というか、もしかして昨日よりも人が増えている?
日によってビーチに訪れる人数は変ると思うけど…………セルシアたち目当てで人が増えてるってのは、俺の考え過ぎか。
ん? ……あの影は……もしかしなくても、こっちに来てそうだな。
「メリル」
「はい、なんでしょうか、ラガス坊ちゃま」
「面倒な影が、向こうから接近してる可能性が高い」
「向こう…………ご自分で、対処なさると」
「安心しろ。バカみたいに真正面から戦うつもりはない」
「…………分かりました。ご武運を」
心配性なメリルの許可も貰い、大きく酸素を取り込んでから潜る。
ビーチには一応モンスター避けのマジックアイテムを設置してるらしいけど、万全じゃないってところか。
っと、ちゃんと見えてきたな。
あの長い体を持つのは……シーサーペントってやつか。
ドラゴン……に見えなくもないけど、種類的には海の大蛇に分類されるんだったか?
そうなると、竜殺しを付与した魔弾は無意味か。
「ジャァアアアアアアアア!!!」
見つかったみたいだな。
とりあえず、遠距離からぼちぼち狙おう。
これまで取ってきたモンスターじゃない、ただの魚もそれなりに速かったけど、シーサーペントの速さは魚の比じゃない。
とはいえ、それでも貫通力強化を加えた風弾は普通に効くのか、シーサーペントは身を捻って躱すか、口から水弾を放って相殺しようとしてくる。
「ッ!!!!」
海で魔弾を扱うことにはまだ慣れてないから、何球か狙い通り相殺されてしまった。
ただ、まだまだ弾丸は放てる。
と思っていると、口から水流レーザーを放ってきた。
ふざけるなと叫んで酸素を零してしまうのをなんとか回避し、複数の魔弾を放ってなんとか相殺に成功。
ったく。どこまで伸びるのか知れないけど、後ろで遊泳を楽しんでる人たちの元まで届くかもしれないって思うと……距離的にあのシーサーペントが放つ攻撃は全部相殺した方が良さそうだ。
ていうか、物量で押し切ろう。
そっちの方が早そうだ。
「っ!?」
展開した数十を越える風弾にシーサーペントが驚くのを無視し、攻めて攻めて攻めまくる。
シーサーペントがそこら辺の魚より速いのは間違いないけど、海の中だろうと風弾であれば届く。
「っっっっっ!!!!!!」
それと、魚であろうと体を貫くことが出来れば、殺すことが出来る。
地上のモンスターと違って、首をスパッと斬れたらもっと楽に殺せるんだけどな。
なんて考えながら死体を回収すると、両側から人間の気配を察知。
「「「…………」」」
「「「…………」」」
「…………」
とりあえず、海中だと話せないので、海上に上がった。
「ふぅ~~~。えっと、海中を警備してる騎士たち、ってところですか?」
「あぁ、そうだ。シーサーペントがマジックアイテムの効力を無視してビーチに入ってくるのが確認出来たので来たのだが……君が討伐した、ということで良いだろうか」
「えぇ。っと、ハンターとして活動しているラガスです」
「っ、そうか。君が…………シーサーペントに対する迅速な対応、感謝する」
ちょっとは、我々の仕事を奪うな! 邪魔しないでもらおうか!! 的な事を言われるかと思ってたけど、割とそんな事ないんだな。
「いえいえ。俺も少し体を動かしたかったんで。では」
まだ遊泳アビリティの練度が高くなくても、シーサーペントぐらいなら魔弾で倒せると解ったのは、大きな収穫だった。
にしても、本当に結構大きかったし、体の構造が普通の魚とそんなに変わらないとしたら……当たり前だけど、食べられる身の量が半端なさそうだな。
とりあえず、今晩の夕食が楽しみだ。
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