万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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マイ船?

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あぁ~~~~、最高最高。
やっぱりこうしてビーチで日光浴してると……力が抜けてくというか。

あっ、でも日焼け止めとか塗ってないから、物凄く黒光りになりそうだな……………………まっ、今更気にしても仕方ないか。

…………はぁ~~~、刺身を食べたからか、猛烈に海鮮丼が食べたくなってきたな。
でも、米も醬油もないし…………けど、あれだよな、確か昔の日本に似た国は、この世界にもあるんだよな。

てなると……次、目指す場所はそこか?
船旅は少し危険……いや、物凄く危険かもしれないけど、行ってみる価値はあるよな。
けど、その日本らしき国に行く船っていうのが、そもそもあるのか?

なかったら、自力で行くしかないってことだよな…………専用の船を造ってもらうか?
金ならある訳だし、日本に似た国以外の場所にも行く可能性はあるし、持っていて損はなさそうだよな。

「ラガスさん、何を考えてるんすか?」

「シュラか……一旦休憩か?」

「うっす。リランさんとデリサさんも遊泳のアビリティを体得して、そこからバチバチに水中戦を繰り返してたんで、さすがに疲れたっす」

「はは、そうなるだろうな」

正直、考え事をしてなかったら、水中戦での疲れでぐっすり寝ててもおかしくなかった。

「それで、何を考えてたんすか?」

「……気になる国に、行ってみたいと思ってな」

「気になる国っすか? 良いっすね。他国での冒険も面白そうっすもんね。あっ、でもゲーデルガンブ帝国は止めてた方が良いんでしたっけ」

「あぁ~~、あそこな…………逆に入国して、上の人間は何も考えてなかったって確認出来るなら、ありと言えばありかもしれないけど、とりあえずそこに行くつもりはない」

アイテムリングから切り札の一つである狼牙瞬雷を取り出す。

「この武器が生まれた国に行ってみたくてな」

「狼牙瞬雷じゃないっすか。ってーと……短刀…………刀が生まれた国っすか?」

「そうだ」

「それは……なんだか、興味が湧いてくるっすね」

刀という切れ味に関してはずば抜けた武器。
それを生み出した者たちがいる国だから興味を持った、ってところかな。

なにはともあれ、賛成してくれそうなのは有難い。

「ただな、その国は海を渡った場所にあるんだ」

「走って辿り着ける国ではないと」

「そうだ。海の上は…………いや、走ろうと思えば走れるか? でもほら、休憩出来ないだろ」

「間違いないっすね。そうなると……ルーフェイスに頼ることになるっすかね」

「あぁ~~~~~……そうだな。それも一つの手ではある、か」

そうだよな。
ルーフェイスは飛ぼうと思えば飛べるんだもんな~。

けど、雨が降れば……でも、場所さえ分かってれば雨が降る前になんとか到着できるか?

「……それも一つの手だけど、海を渡るってなると、基本的には船に乗るだろ」

「あっ、なっはっは!!! そういえばそうだったっすね」

本気で忘れてたか。
とはいえ、街から街へ移動する際、基本的に馬車に乗ったりしないから、ルーフェイス以外に乗るっていう考えがなくなってしまうのも無理はないか。

「ただ、どれぐらい離れた場所にあるか解らない……知ってる人は知ってるだろうけど、多分近くはないと思うんだよ」

「…………チラッとだけ聞いたことがあるっすけど、船旅って物凄く大変なんでしたっけ」

「そういう話は、俺も聞いたことあるし……多分、その通りだと思う」

今の俺の体がどうなのかは知らないけど、前世の俺だと…………薄っすらとだけど、船酔いした記憶がある。
海の上を移動してれば、海に生息してるモンスターと遭遇するわけだから、その時に戦えないと不味い。

「そもそも、その国に向けて船を出してくれるか否かってのもある」

「…………泳いで行っちゃダメなんすか」

ん~~~~~~、流石脳筋思考なシュラ。
前世と比べれば圧倒的な身体能力を手に入れたけど、それは無理。

「無理が過ぎるかな。だから、個人で船を持とうかなって考えたんだよ」

考えていた内容を告げると、シュラは離れた場所に見える船と俺を交互に見ながら、ポカーンとした表情を浮かべた。
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