57 / 67
長期休暇に入る前のデビュタント
しおりを挟む
「大丈夫かい?」
久しぶりのバスティン王国。
今日は学園に通う1年生の貴族を中心とした、デビュタントの日。
長期休暇を目前に開かれるこの会には、王族も参加する。
この日のために、プリンシパルとアムールは、転移で帰国していた。
プリンシパルは緊張するアムールをエスコートして、妻を労わった。
「ええ。不思議です、なんだか景色が違って見える…。」
「よかった。まだ半分旅行期間は残っているから、パーティが終わったら戻ろうね。」
「はい…。」
アムールは顔をほころばせる。
旅行に行く前の緊張した面持ちを思い出して、シンは新婚旅行に行かせてよかったと喜び。そんな王妃の腰を陛下は抱いた。
「さあ、どう始末をつけるのか。お手並み拝見するとしよう。」
父親である陛下の唇の端が曲がる。
「期待しててください。必ずしっかりやりますよ。まずは、ネニュファールがやってくれるはずです。」
「ねえ、僕たちに何かできることないかしら。お兄様たちが大変だったのに、僕たち何もできなかったんだもの。」
サンベリルとリロンデルも何か協力できることがあればやりたい。
「二人は二人で大変だったからね…。そうだ。それなら、ハーバードと一緒に行動をお願いできる?」
「分かりました!」
どことなく色気が増したネニュファールの愛妻と行動を共にすることになった。
「今日は作戦でネニュとは遅れての行動です。お二方の演技力、期待してますね!」
それでは作戦開始!
デビュタントにはほとんどの貴族たちとその子女が集まる。
王太子の側妃を狙う令嬢たちは、婚約者がいる者もいない者も、気合いを入れて着飾っていた。
(ふふふっ。私が一番可愛いわ!さあ、王太子はどこかしら)
会場へつくと、ひときわ目を奪われる王子様が会場にいた。
しかも邪魔な王太子妃は側にいない…!
これはチャンスだわ!
私はポーネ先生から預かった王太子妃へのラブレターを持って、駆け寄っていった。
久しぶりのバスティン王国。
今日は学園に通う1年生の貴族を中心とした、デビュタントの日。
長期休暇を目前に開かれるこの会には、王族も参加する。
この日のために、プリンシパルとアムールは、転移で帰国していた。
プリンシパルは緊張するアムールをエスコートして、妻を労わった。
「ええ。不思議です、なんだか景色が違って見える…。」
「よかった。まだ半分旅行期間は残っているから、パーティが終わったら戻ろうね。」
「はい…。」
アムールは顔をほころばせる。
旅行に行く前の緊張した面持ちを思い出して、シンは新婚旅行に行かせてよかったと喜び。そんな王妃の腰を陛下は抱いた。
「さあ、どう始末をつけるのか。お手並み拝見するとしよう。」
父親である陛下の唇の端が曲がる。
「期待しててください。必ずしっかりやりますよ。まずは、ネニュファールがやってくれるはずです。」
「ねえ、僕たちに何かできることないかしら。お兄様たちが大変だったのに、僕たち何もできなかったんだもの。」
サンベリルとリロンデルも何か協力できることがあればやりたい。
「二人は二人で大変だったからね…。そうだ。それなら、ハーバードと一緒に行動をお願いできる?」
「分かりました!」
どことなく色気が増したネニュファールの愛妻と行動を共にすることになった。
「今日は作戦でネニュとは遅れての行動です。お二方の演技力、期待してますね!」
それでは作戦開始!
デビュタントにはほとんどの貴族たちとその子女が集まる。
王太子の側妃を狙う令嬢たちは、婚約者がいる者もいない者も、気合いを入れて着飾っていた。
(ふふふっ。私が一番可愛いわ!さあ、王太子はどこかしら)
会場へつくと、ひときわ目を奪われる王子様が会場にいた。
しかも邪魔な王太子妃は側にいない…!
これはチャンスだわ!
私はポーネ先生から預かった王太子妃へのラブレターを持って、駆け寄っていった。
42
あなたにおすすめの小説
救世の神子として異世界に召喚されたと思ったら呪い解除の回復アイテムだった上にイケメン竜騎士のツガイにされてしまいました。
篠崎笙
BL
剣崎勝利の家は古武道で名を馳せていた。ある日突然異世界に召喚される。勇者としてではなく、竜騎士たちの呪いを解く道具として。竜騎士ゲオルギオスは、勝利をツガイにして、その体液で呪いを解いた。勝利と竜騎士たちは悪神討伐の旅へ向かったが……。
転生悪役弟、元恋人の冷然騎士に激重執着されています
柚吉猫
BL
生前の記憶は彼にとって悪夢のようだった。
酷い別れ方を引きずったまま転生した先は悪役令嬢がヒロインの乙女ゲームの世界だった。
性悪聖ヒロインの弟に生まれ変わって、過去の呪縛から逃れようと必死に生きてきた。
そんな彼の前に現れた竜王の化身である騎士団長。
離れたいのに、皆に愛されている騎士様は離してくれない。
姿形が違っても、魂でお互いは繋がっている。
冷然竜王騎士団長×過去の呪縛を背負う悪役弟
今度こそ、本当の恋をしよう。
魔力ゼロの無能オメガのはずが嫁ぎ先の氷狼騎士団長に執着溺愛されて逃げられません!
松原硝子
BL
これは魔法とバース性のある異世界でのおはなし――。
15歳の魔力&バース判定で、神官から「魔力のほとんどないオメガ」と言い渡されたエリス・ラムズデール。
その途端、それまで可愛がってくれた両親や兄弟から「無能」「家の恥」と罵られて使用人のように扱われ、虐げられる生活を送ることに。
そんな中、エリスが21歳を迎える年に隣国の軍事大国ベリンガム帝国のヴァンダービルト公爵家の令息とアイルズベリー王国のラムズデール家の婚姻の話が持ち上がる。
だがヴァンダービルト公爵家の令息レヴィはベリンガム帝国の軍事のトップにしてその冷酷さと恐ろしいほどの頭脳から常勝の氷の狼と恐れられる騎士団長。しかもレヴィは戦場や公的な場でも常に顔をマスクで覆っているため、「傷で顔が崩れている」「二目と見ることができないほど醜い」という恐ろしい噂の持ち主だった。
そんな恐ろしい相手に子どもを嫁がせるわけにはいかない。ラムズデール公爵夫妻は無能のオメガであるエリスを差し出すことに決める。
「自分の使い道があるなら嬉しい」と考え、婚姻を大人しく受け入れたエリスだが、ベリンガム帝国へ嫁ぐ1週間前に階段から転げ落ち、前世――23年前に大陸の大戦で命を落とした帝国の第五王子、アラン・ベリンガムとしての記憶――を取り戻す。
前世では戦いに明け暮れ、今世では虐げられて生きてきたエリスは前世の祖国で平和でのんびりした幸せな人生を手に入れることを目標にする。
だが結婚相手のレヴィには驚きの秘密があった――!?
「きみとの結婚は数年で解消する。俺には心に決めた人がいるから」
初めて顔を合わせた日にレヴィにそう言い渡されたエリスは彼の「心に決めた人」を知り、自分の正体を知られてはいけないと誓うのだが……!?
銀髪×碧眼(33歳)の超絶美形の執着騎士団長に気が強いけど鈍感なピンク髪×蜂蜜色の目(20歳)が執着されて溺愛されるお話です。
神様の手違いで死んだ俺、チート能力を授かり異世界転生してスローライフを送りたかったのに想像の斜め上をいく展開になりました。
篠崎笙
BL
保育園の調理師だった凛太郎は、ある日事故死する。しかしそれは神界のアクシデントだった。神様がお詫びに好きな加護を与えた上で異世界に転生させてくれるというので、定年後にやってみたいと憧れていたスローライフを送ることを願ったが……。
2026/01/09 加筆修正終了
生贄傷物令息は竜人の寵愛で甘く蕩ける
てんつぶ
BL
「僕を食べてもらっても構わない。だからどうか――」
庶子として育ったカラヒは母の死後、引き取られた伯爵家でメイドにすら嗤われる下働き以下の生活を強いられていた。その上義兄からは火傷を負わされるほどの異常な執着を示される。
そんなある日、義母である伯爵夫人はカラヒを神竜の生贄に捧げると言いだして――?
「カラヒ。おれの番いは嫌か」
助けてくれた神竜・エヴィルはカラヒを愛を囁くものの、カラヒは彼の秘密を知ってしまった。
どうして初対面のカラヒを愛する「フリ」をするのか。
どうして竜が言葉を話せるのか。
所詮偽りの番いだとカラヒは分かってしまった。それでも――。
妹の身代りに生け贄にされたんだけどガチでマジ恋しちゃいました~世界にただ1人の男Ωは、邪神の激愛に絆される~
トモモト ヨシユキ
BL
邪神の生け贄になることが決まった妹王女の身代わりになるように命じられた不遇な王子は、Ωになるという秘薬を飲まされて邪神の洞に落とされる。
エブリスタにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる