【完結】王子様たちに狙われています。本気出せばいつでも美しくなれるらしいですが、どうでもいいじゃないですか。

竜鳴躍

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突然王子様と騎士団長に求婚されて困ります

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「えっ、あ、アニーさ………じゃなかった、アニス様。ぼく、あのっ。」


いつもとは違う雰囲気で僕を見つめるアニス様。

うう、イケメンだよお。
居た堪れないよお。


婚約者ってなに。

僕に王子様の婚約者なんて無理だよお。


「アニス殿下。ソルト様が困ってらっしゃるではないですか。」

カモミール様が、サッと僕をアニス様から隠してくださった。

ありがとう。かっこいい。



「カモミール団長。あなたもですか。ソルトが美しいと分かった途端にみんなこれだ。彼をこれ以上フリーには出来無い。」

「何を仰る。あなたこそ、初めから自分だけ知っていたのでは?私は、彼の顔を知る前から、いつかプロポーズしようと思っていたのですよ。王族の権力で囲い込もうなど、許せませんな?」


えッと。

ふたりとも陛下たちの前で何をやっているのかな。


「何いってるんだい。私は彼の中身が好きだ!ポンポンアイディアが湧いて、無邪気にペンを走らせている姿も、ずぼらにクッキーだけで何日も籠もっている姿も、親身に一人ひとりの声を聞いている姿も愛おしい!」


「俺だって、いつも上から降ってきて、謝る様子がかわいくて。皆のために惜しげなくすごい魔法を使うのに、ちっとも偉ぶらないところを愛している!!」

そこに、堪らずクミンまで割り込む。


「待て!ソルトは私の妻になるはずだったんだ!私が欲しいと言ったときは、妃の器じゃないからって候補から外しておいて、それはないだろう!」


「クミン(様)には、マドレーヌ様がいるだろう!」


「あんなの、破棄だ!破棄!!」

「いいわよ、あんたなんかこちらから願い下げだわ!」




あのお、僕………どうしたらいいのかしら。
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