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乙女の旅立ち
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「気をつけてね、いってらっしゃい。マドレーヌ。母上をぎゃふんと言わせてくれ。」
アッサムの腕にがっつりしなだれながら、クミンは元婚約者の出立を見送っていた。
「立派な才女になって、泡吹かせてやりますわ!」
「今のマドレーヌ様なら大丈夫ですよ。」
「ありがとう、クミン殿下をよろしくお願いします。導いてあげてください。」
「もちろんです。実は……。」
アッサムに耳打ちされ、マドレーヌは赤面した。
クミンもぴょこぴょこしながら怒っている。
「おめでとうございます。クミン殿下、アッサム様。」
「ありがとう。君も幸せに。意外と、メルヴェイユに好かれるんじゃないかと思ってるんだけど…。」
「殿下、私は昔の私じゃありません。ソルト様や、ティラミス様のようになりたいの。そうなったら、それこそあの側妃さまには意趣返しになるとは思いますけど、自分のことだけ考えますわ。」
「マドレーヌ様、そろそろ船が出ますわ。」
「ありがとう、レイチェル。それでは、みなさまご機嫌よう!」
ケーキ王国までは遠い。
だが、だからこそいい。
「誰も知らないところで、一から頑張れるのがいいわね。今までの評価や色眼鏡から解放されるもの。私もあなたも幸せになりましょうね。」
「……はい。」
涙ぐんだレイチェルは、マドレーヌの指さした先をを見て、目を見開いた。
そこには、自分の両親、兄たち。
「え!どうして??」
「追放先が、ケーキ王国だったのよ?」
優しく笑うマドレーヌに、感謝してもしきれない。きっと便宜を図って根回ししてくれたのだ。
久しぶりに家族と抱き合い。
海の風は優しく心地よかった。
アッサムの腕にがっつりしなだれながら、クミンは元婚約者の出立を見送っていた。
「立派な才女になって、泡吹かせてやりますわ!」
「今のマドレーヌ様なら大丈夫ですよ。」
「ありがとう、クミン殿下をよろしくお願いします。導いてあげてください。」
「もちろんです。実は……。」
アッサムに耳打ちされ、マドレーヌは赤面した。
クミンもぴょこぴょこしながら怒っている。
「おめでとうございます。クミン殿下、アッサム様。」
「ありがとう。君も幸せに。意外と、メルヴェイユに好かれるんじゃないかと思ってるんだけど…。」
「殿下、私は昔の私じゃありません。ソルト様や、ティラミス様のようになりたいの。そうなったら、それこそあの側妃さまには意趣返しになるとは思いますけど、自分のことだけ考えますわ。」
「マドレーヌ様、そろそろ船が出ますわ。」
「ありがとう、レイチェル。それでは、みなさまご機嫌よう!」
ケーキ王国までは遠い。
だが、だからこそいい。
「誰も知らないところで、一から頑張れるのがいいわね。今までの評価や色眼鏡から解放されるもの。私もあなたも幸せになりましょうね。」
「……はい。」
涙ぐんだレイチェルは、マドレーヌの指さした先をを見て、目を見開いた。
そこには、自分の両親、兄たち。
「え!どうして??」
「追放先が、ケーキ王国だったのよ?」
優しく笑うマドレーヌに、感謝してもしきれない。きっと便宜を図って根回ししてくれたのだ。
久しぶりに家族と抱き合い。
海の風は優しく心地よかった。
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