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よからぬ目
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騎士団では今日は、怪我人はいないようだ。
体調悪い人がいないか確認したら、ジンジャー=エールという若い士官が、風邪気味らしい。
騎士団の取調室を借りて、診察をする。
「うん、喉も赤くないし。胸の音もいいから大丈夫。」
「ありがとうございます。――ところで。」
中肉中背、取り立てて特徴のない。茶色の髪を刈り上げた茶色の瞳の穏やかそうな男の雰囲気が一変して、ミリーの腕を掴んだ。
「俺さあ、あんたのこと。情報収集の担当だったの。うまくやったよなあ、副団長のこと、カラダで陥落したの?」
ヤラせてよ。
まだガキの頃から愛人やってたんでしょ?
嫌嫌っていっても、スキなんじゃないの。
「はっ………!離してくださっ」
「安心してよ。他のやつにも誰にも言ってないよ。報告をあげた団長たち以外には。副団長よりさあ、俺みたいなのに遊ばれる方がお似合いだと思わねえ?」
息が詰まる。
鍛えられた若い体躯は、跳ね除けることができなくて、そのままミリーは壁に縫い付けられた。
「俺と付き合ってるふりして、副団長を諦めろよ。タップリ遊んで捨ててやるから。」
いや!
いやだっ。
ジンジャーの顔が近づく。
「ん……!ふ、ぐ!」
顔を固定され、口の中を犯される。
好きでもない男とのキス。
涙がこぼれた。
俺なんか、こういう目にあうのがお似合い。
好きに体を遊ばれて。
「………っ、いっ。」
酸欠でぼうっとしたところを、首筋にチリっという痛みを感じた。
この痛みは覚えがある。
所有痕をつけられたのだ。
ああ、これで。
あの人も俺を諦めるだろう。
そう思うと暗くしずんで、胸がひどく痛かった。
体調悪い人がいないか確認したら、ジンジャー=エールという若い士官が、風邪気味らしい。
騎士団の取調室を借りて、診察をする。
「うん、喉も赤くないし。胸の音もいいから大丈夫。」
「ありがとうございます。――ところで。」
中肉中背、取り立てて特徴のない。茶色の髪を刈り上げた茶色の瞳の穏やかそうな男の雰囲気が一変して、ミリーの腕を掴んだ。
「俺さあ、あんたのこと。情報収集の担当だったの。うまくやったよなあ、副団長のこと、カラダで陥落したの?」
ヤラせてよ。
まだガキの頃から愛人やってたんでしょ?
嫌嫌っていっても、スキなんじゃないの。
「はっ………!離してくださっ」
「安心してよ。他のやつにも誰にも言ってないよ。報告をあげた団長たち以外には。副団長よりさあ、俺みたいなのに遊ばれる方がお似合いだと思わねえ?」
息が詰まる。
鍛えられた若い体躯は、跳ね除けることができなくて、そのままミリーは壁に縫い付けられた。
「俺と付き合ってるふりして、副団長を諦めろよ。タップリ遊んで捨ててやるから。」
いや!
いやだっ。
ジンジャーの顔が近づく。
「ん……!ふ、ぐ!」
顔を固定され、口の中を犯される。
好きでもない男とのキス。
涙がこぼれた。
俺なんか、こういう目にあうのがお似合い。
好きに体を遊ばれて。
「………っ、いっ。」
酸欠でぼうっとしたところを、首筋にチリっという痛みを感じた。
この痛みは覚えがある。
所有痕をつけられたのだ。
ああ、これで。
あの人も俺を諦めるだろう。
そう思うと暗くしずんで、胸がひどく痛かった。
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