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初めての夜
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「やあ。ようこそいらっしゃい。うちのシェフが腕によりをかけてこしらえたんだ。嫌いなものがないといいのだが。」
公爵様がニコニコしている。
「まあ、なんて可愛い子かしら。ブラックやホワイトもそれはもう小さい頃はかわいかったのに、こんなに大きくなっちゃって。ソルトもあんな感じで、自分の見た目なんか気にしないでしょう?私、とっても残念だったのよ。あなたがお嫁さんに来てくれたら、毎日私がお洋服を見立てていいかしら?」
侯爵夫人の目がキラキラしている。
「ミリーさん、嫌なものは嫌ってハッキリ言ってた方がいいよ。遠慮して曖昧にしてると、ミリーさんのお家にある日突然大量の服が送られてくるからね?こんなの、どこに着てくのーっていうのが。」
ソルト様にズバッと言われて、公爵夫人は口を膨らませた。
「公爵夫人、たいへんありがたいのですが、俺は普段、市井で診療所の医師をしていますので、あまりひらひらしていたり、高級な服は必要ないんです。薬品も使いますし、血で汚れることもありますし。」
「あらぁ、でももうすぐ、ソルトの病院が完成するから、診療所を閉めてそちらへ移るんでしょう?」
「…それはそうですね。市井には市井の近い距離に診療所があったほうがいいと思ってたので、初めは向こうも残しておこうと思ってましたけど、殆ど俺の診療所があったあたりに、建ててもらえたので。」
「お金がなくても平等に診療が受けられるように国営にしたのに、城や貴族街の近くにあってもしょうがないからね。」
「国営ってことは、国のお仕事をするも同然でしょう?ねえ、ソルト。そこで働くお医者さんたちに制服とか作らないのかしら?」
公爵夫人がぐいぐい行くので、ソルト様が困った顔になった。
「お母さま、制服の話はあとで。せっかくの夕餉が冷めますよ。いただきましょう。」
ホワイト様が助け船を出してくださって、楽しい夕餉が始まった。
こんなに、受け入れてもらえるなんて。
嬉しくて、泣きそう。
「じゃあおやすみなさい、ミリーさん。」
「お兄さま、頑張って!」
ソルト様たちや皆様と別れて、ブラック様とお部屋に帰る。
今夜は、ブラック様のお部屋に泊まるように…言われた。
部屋に入ると、夕餉の間に整えてくれたベッドがあって。
ランプの灯りで暖かく照らされて。
ブラック様はホワイト様の御部屋でお風呂に入ってくるから、お風呂に入ってて、って言われた。
公爵家のお風呂は広くて、石鹸も花の香りがした。
お風呂に入る時に、バスタオルと一緒に置かれているのを見ていた夜着は、白の薄布で。
侍女の人がおいてくれたものだと思うと、みんな分かっていて見守ってくれているのだと思った。
準備に、こんなにドキドキして、抱かれるのを期待していたことなんてない。
思えば、15歳で脅迫されて愛人をさせられていたから、学校には通っていたけど、自分には恋も青春も何もなかった。
こんなふうに胸を高鳴らせたことも。
俺がこんなかわいいの着ても、おかしくないかなと思ったけど、喜ばれるならと恥ずかしいけど着てみた。
正直、裸より恥ずかしい。
おずおずとベッドルームに戻れば、ブラック様はもうベッドに腰掛けていて。
目が合うと、ブラック様の顔が赤くなった。
「お、おかしくないかな。これが置かれていて。」
「いや、ものすごく綺麗だ。かわいい。黒髪に白が映えるな。色も白いからかな。」
思い切って、ブラック様の隣に腰掛けた。
肩に手が触れ、顔が近づいて。
唇が触れる、と思った時には、やわらかいベッドの上に横になってた。
「………んっ。」
唇が離れ、ブラック様のごつごつした指が、太ももに触れ、下穿きを外した。
「そんな、まじまじとみないで…。」
「綺麗だ。愛してる、ミリー。」
愛してるなんて、こそばゆい。
一生、縁がないと思っていた。
「嬉しい。俺もあなたを愛しています。」
ブラックの太い首に触れ、背中に腕を回し、彼の指に秘所を解されて。
「……っ、あ、あぁっ。」
硬くてそれなりの質量が、若さを主張しながら肉を分け入る様に少しずつ入ってくる。
誰よりも奥まで来て。
俺のそこをあなたの形にして。覚えさせて。
痛みを逃がすのは慣れていて。
息を吐いて、奥までそれを受け入れた。
「…ん、ミリーっ。」
「あっ、あ。……ぶらっ…。」
自分から欲しがるのは初めて。
欲しがったのは、あなただけ。
翌朝、何もなかったように、公爵家の人たちは優しくて。
ブラック様に送られて、俺は診療所に行った。
昨日と同じ服じゃよくないから!と、公爵夫人が用意していた着替えに替えて。
きっと、公爵夫人はずっと前から準備していたんだ。
俺がこの家に来た時のために。
それが、ものすごくうれしくて。
ここまででもとても幸せだったのに、玄関でブラック様に指輪を贈られて。
嬉しくて涙が出た。
公爵様がニコニコしている。
「まあ、なんて可愛い子かしら。ブラックやホワイトもそれはもう小さい頃はかわいかったのに、こんなに大きくなっちゃって。ソルトもあんな感じで、自分の見た目なんか気にしないでしょう?私、とっても残念だったのよ。あなたがお嫁さんに来てくれたら、毎日私がお洋服を見立てていいかしら?」
侯爵夫人の目がキラキラしている。
「ミリーさん、嫌なものは嫌ってハッキリ言ってた方がいいよ。遠慮して曖昧にしてると、ミリーさんのお家にある日突然大量の服が送られてくるからね?こんなの、どこに着てくのーっていうのが。」
ソルト様にズバッと言われて、公爵夫人は口を膨らませた。
「公爵夫人、たいへんありがたいのですが、俺は普段、市井で診療所の医師をしていますので、あまりひらひらしていたり、高級な服は必要ないんです。薬品も使いますし、血で汚れることもありますし。」
「あらぁ、でももうすぐ、ソルトの病院が完成するから、診療所を閉めてそちらへ移るんでしょう?」
「…それはそうですね。市井には市井の近い距離に診療所があったほうがいいと思ってたので、初めは向こうも残しておこうと思ってましたけど、殆ど俺の診療所があったあたりに、建ててもらえたので。」
「お金がなくても平等に診療が受けられるように国営にしたのに、城や貴族街の近くにあってもしょうがないからね。」
「国営ってことは、国のお仕事をするも同然でしょう?ねえ、ソルト。そこで働くお医者さんたちに制服とか作らないのかしら?」
公爵夫人がぐいぐい行くので、ソルト様が困った顔になった。
「お母さま、制服の話はあとで。せっかくの夕餉が冷めますよ。いただきましょう。」
ホワイト様が助け船を出してくださって、楽しい夕餉が始まった。
こんなに、受け入れてもらえるなんて。
嬉しくて、泣きそう。
「じゃあおやすみなさい、ミリーさん。」
「お兄さま、頑張って!」
ソルト様たちや皆様と別れて、ブラック様とお部屋に帰る。
今夜は、ブラック様のお部屋に泊まるように…言われた。
部屋に入ると、夕餉の間に整えてくれたベッドがあって。
ランプの灯りで暖かく照らされて。
ブラック様はホワイト様の御部屋でお風呂に入ってくるから、お風呂に入ってて、って言われた。
公爵家のお風呂は広くて、石鹸も花の香りがした。
お風呂に入る時に、バスタオルと一緒に置かれているのを見ていた夜着は、白の薄布で。
侍女の人がおいてくれたものだと思うと、みんな分かっていて見守ってくれているのだと思った。
準備に、こんなにドキドキして、抱かれるのを期待していたことなんてない。
思えば、15歳で脅迫されて愛人をさせられていたから、学校には通っていたけど、自分には恋も青春も何もなかった。
こんなふうに胸を高鳴らせたことも。
俺がこんなかわいいの着ても、おかしくないかなと思ったけど、喜ばれるならと恥ずかしいけど着てみた。
正直、裸より恥ずかしい。
おずおずとベッドルームに戻れば、ブラック様はもうベッドに腰掛けていて。
目が合うと、ブラック様の顔が赤くなった。
「お、おかしくないかな。これが置かれていて。」
「いや、ものすごく綺麗だ。かわいい。黒髪に白が映えるな。色も白いからかな。」
思い切って、ブラック様の隣に腰掛けた。
肩に手が触れ、顔が近づいて。
唇が触れる、と思った時には、やわらかいベッドの上に横になってた。
「………んっ。」
唇が離れ、ブラック様のごつごつした指が、太ももに触れ、下穿きを外した。
「そんな、まじまじとみないで…。」
「綺麗だ。愛してる、ミリー。」
愛してるなんて、こそばゆい。
一生、縁がないと思っていた。
「嬉しい。俺もあなたを愛しています。」
ブラックの太い首に触れ、背中に腕を回し、彼の指に秘所を解されて。
「……っ、あ、あぁっ。」
硬くてそれなりの質量が、若さを主張しながら肉を分け入る様に少しずつ入ってくる。
誰よりも奥まで来て。
俺のそこをあなたの形にして。覚えさせて。
痛みを逃がすのは慣れていて。
息を吐いて、奥までそれを受け入れた。
「…ん、ミリーっ。」
「あっ、あ。……ぶらっ…。」
自分から欲しがるのは初めて。
欲しがったのは、あなただけ。
翌朝、何もなかったように、公爵家の人たちは優しくて。
ブラック様に送られて、俺は診療所に行った。
昨日と同じ服じゃよくないから!と、公爵夫人が用意していた着替えに替えて。
きっと、公爵夫人はずっと前から準備していたんだ。
俺がこの家に来た時のために。
それが、ものすごくうれしくて。
ここまででもとても幸せだったのに、玄関でブラック様に指輪を贈られて。
嬉しくて涙が出た。
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