【完結】王子様たちに狙われています。本気出せばいつでも美しくなれるらしいですが、どうでもいいじゃないですか。

竜鳴躍

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ポアプル=ロゼ

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親の目がなくなって、二人っきりになった瞬間に、ポアプルは悪態をついてきた。


お、面白い!


この子面白い!



「俺が三男で、こんなナリだからって、どいつもこいつも俺を嫁に行かそうとするんだ。俺は男に抱かれる趣味はないっつーの。お前だって、俺の本性分かったら嫌だろ?だからさっさとお断りしてくれよ。」


え、うそでしょ?こんな面白いのに、私が断るわけないじゃない。


「なるほどねぇ、それで君はこの年まで売れ残ってた、ってわけだね。」

「売れ残りとは人聞きの悪い。俺は好きで一人なの。正直、さっさと俺を廃嫡してくれないかなぁって思ってるんだけどさあ。」


「そう思いながらも、廃嫡されるような悪いことに手を出せないいい子、ってわけだ。」


だめだ、ニヤケが止まらない。


「だって、そんなことマジでしたら、親兄弟にまで迷惑かかったら嫌じゃないか。」


「家出したらいいのに。」


「家出したら、心配するだろ!」



ああ、なんかこういう人知ってるなあ。

うん、昔のブラック兄さまだ。

本当は平民になって冒険者で世界中を飛び回りたかったのに、結局、騎士団の団員になって、気が付いたら副団長になっていた。



好きだなあ、この子。




「まあ、でも君ならしつこく縁談が来るんじゃないの?諦めて私にしとけば?うちは結構おおらかだし。君がそんな感じでも全然気にならないよ。」


「えぇっ!」


「とりあえず婚約してたら、縁談も来ないだろうし。君が抱かれたくないって言うんなら、私が抱かれてもいいけど?」


「やめろよ、余計いやだよ。」


「まあ、私もいい年だしねえ。体格もいい方だし。君みたいな若い子が抱きたい体じゃないだろうからね。」



じゃあ、形式的な婚約者で構わないよ~。



そういうと、彼は目を見開いて、『乗った!』と言ってきた。





ああ、面白い。


そのうちオトせばいいよね。
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