83 / 133
リードはさせて
しおりを挟む
なんていじらしいんだろう。
慣れていないはずなのに、私のために頑張ろうとしてくれている。
こんなに彼が私を想ってくれているというのに、私がこの体たらくでどうする!
「……えっ。」
くりんと視界が反転して、ポアプルは目をぱちくりさせた。
そんな力はなさそうなのに、ものすごく辛そうなのに、今、自分はホワイトに組み敷かれていた。
「ポアプル、私にだってね……。君、との初めてはどうしようか とか、いろいろ考えていたんだよ。……とびっきりロマンチックに 演出 しようと思っていたんだから……。」
「えっ、でも…。」
「私 が したいんだ。」
ポアプルは、せめてホワイトがやりやすいように足を開いて腰を浮かせた。
クミン様が、枕を腰の下に敷くといいよ、と教えてくださった。
「解れてるから…。」
ポアプルは私のために、自分で準備してくれたのか。
初めてのときは、私が準備を手伝ってあげたかった。
解れていると言っても、その入り口にぴとっとくっつけたとき、緊張したのが分かった。
それでも、抱かれたいと言ってくれる彼にキスをして、そこを開いていく。
めきめきと、肉が拓いていく。
「――――っは…っ。」
「力を 抜いて、ポアプル。」
ゆるっと脱力した体の奥へ進んでいく。
ようやくぴとっと最後まではまると、ホワイトはゆっくり動き出した。
これで、もう彼は自分の妻になるしかない。
けれど、それを彼も受け入れてくれた。
最初は、婚約を解消したがっていたのに。
「……っ、ふっ。はっ。」
初めての体は、すぐに快感を拾うことはできないようだ。
けれど、たぶん、今は意識してやっているんだろう。
私の苦痛を早く緩和させるために、きちんとイカそうとして、ぎゅっと絞めてくる。
まだイカなくても、こうして他者――愛する者と触れ合っているだけで、だいぶ気分はよくなっている。
彼の内包する魔力が、私の中に仕込まれた魔法を包み込んで、体内に溶けるのを手伝ってくれる。
「………っ!あっ!」
体が跳ねた。
ようやく、快感を感じるようになったらしい。
中がうねりだし、様子が変わって来た。
「―――――っ!」
絞めつけが強くなり、私は彼の中へ果てた。
「……んんん、ああっ、なんか、なんか来た…っ、おなか、あつい。」
「ポアプル、愛してるよ。初めて会った時から。お見合いの席で悪態をつく君に、一目ぼれをしたんだ。」
「……へんなやつ。」
ずるりと出して、起き上がり、ポアプルを膝に抱いて抱きしめて、キスをした。
「式がまだなのに、もし赤ちゃんができてしまったら、ロゼ家に怒られてしまうな…。」
「いいよ。クローヴ王子かわいかったし。あの子のご学友にするなら、早い方がいいだろ。」
ちゅっちゅと鳥のようなバードキスをして、ホワイトはポアプルをまた抱きしめた。
慣れていないはずなのに、私のために頑張ろうとしてくれている。
こんなに彼が私を想ってくれているというのに、私がこの体たらくでどうする!
「……えっ。」
くりんと視界が反転して、ポアプルは目をぱちくりさせた。
そんな力はなさそうなのに、ものすごく辛そうなのに、今、自分はホワイトに組み敷かれていた。
「ポアプル、私にだってね……。君、との初めてはどうしようか とか、いろいろ考えていたんだよ。……とびっきりロマンチックに 演出 しようと思っていたんだから……。」
「えっ、でも…。」
「私 が したいんだ。」
ポアプルは、せめてホワイトがやりやすいように足を開いて腰を浮かせた。
クミン様が、枕を腰の下に敷くといいよ、と教えてくださった。
「解れてるから…。」
ポアプルは私のために、自分で準備してくれたのか。
初めてのときは、私が準備を手伝ってあげたかった。
解れていると言っても、その入り口にぴとっとくっつけたとき、緊張したのが分かった。
それでも、抱かれたいと言ってくれる彼にキスをして、そこを開いていく。
めきめきと、肉が拓いていく。
「――――っは…っ。」
「力を 抜いて、ポアプル。」
ゆるっと脱力した体の奥へ進んでいく。
ようやくぴとっと最後まではまると、ホワイトはゆっくり動き出した。
これで、もう彼は自分の妻になるしかない。
けれど、それを彼も受け入れてくれた。
最初は、婚約を解消したがっていたのに。
「……っ、ふっ。はっ。」
初めての体は、すぐに快感を拾うことはできないようだ。
けれど、たぶん、今は意識してやっているんだろう。
私の苦痛を早く緩和させるために、きちんとイカそうとして、ぎゅっと絞めてくる。
まだイカなくても、こうして他者――愛する者と触れ合っているだけで、だいぶ気分はよくなっている。
彼の内包する魔力が、私の中に仕込まれた魔法を包み込んで、体内に溶けるのを手伝ってくれる。
「………っ!あっ!」
体が跳ねた。
ようやく、快感を感じるようになったらしい。
中がうねりだし、様子が変わって来た。
「―――――っ!」
絞めつけが強くなり、私は彼の中へ果てた。
「……んんん、ああっ、なんか、なんか来た…っ、おなか、あつい。」
「ポアプル、愛してるよ。初めて会った時から。お見合いの席で悪態をつく君に、一目ぼれをしたんだ。」
「……へんなやつ。」
ずるりと出して、起き上がり、ポアプルを膝に抱いて抱きしめて、キスをした。
「式がまだなのに、もし赤ちゃんができてしまったら、ロゼ家に怒られてしまうな…。」
「いいよ。クローヴ王子かわいかったし。あの子のご学友にするなら、早い方がいいだろ。」
ちゅっちゅと鳥のようなバードキスをして、ホワイトはポアプルをまた抱きしめた。
42
あなたにおすすめの小説
悪役令息物語~呪われた悪役令息は、追放先でスパダリたちに愛欲を注がれる~
トモモト ヨシユキ
BL
魔法を使い魔力が少なくなると発情しちゃう呪いをかけられた僕は、聖者を誘惑した罪で婚約破棄されたうえ辺境へ追放される。
しかし、もと婚約者である王女の企みによって山賊に襲われる。
貞操の危機を救ってくれたのは、若き辺境伯だった。
虚弱体質の呪われた深窓の令息をめぐり対立する聖者と辺境伯。
そこに呪いをかけた邪神も加わり恋の鞘当てが繰り広げられる?
エブリスタにも掲載しています。
魔王に転生したら、イケメンたちから溺愛されてます
トモモト ヨシユキ
BL
気がつくと、なぜか、魔王になっていた俺。
魔王の手下たちと、俺の本体に入っている魔王を取り戻すべく旅立つが・・
なんで、俺の体に入った魔王様が、俺の幼馴染みの勇者とできちゃってるの⁉️
エブリスタにも、掲載しています。
転生したら本でした~スパダリ御主人様の溺愛っぷりがすごいんです~
トモモト ヨシユキ
BL
10000回の善行を知らないうちに積んでいた俺は、SSSクラスの魂として転生することになってしまったのだが、気がつくと本だった‼️
なんだ、それ!
せめて、人にしてくれよ‼️
しかも、御主人様に愛されまくりってどうよ⁉️
エブリスタ、ノベリズムにも掲載しています。
タチですが異世界ではじめて奪われました
雪
BL
「異世界ではじめて奪われました」の続編となります!
読まなくてもわかるようにはなっていますが気になった方は前作も読んで頂けると嬉しいです!
俺は桐生樹。21歳。平凡な大学3年生。
2年前に兄が死んでから少し荒れた生活を送っている。
丁度2年前の同じ場所で黙祷を捧げていたとき、俺の世界は一変した。
「異世界ではじめて奪われました」の主人公の弟が主役です!
もちろんハルトのその後なんかも出てきます!
ちょっと捻くれた性格の弟が溺愛される王道ストーリー。
不遇の第七王子は愛され不慣れで困惑気味です
新川はじめ
BL
国王とシスターの間に生まれたフィル・ディーンテ。五歳で母を亡くし第七王子として王宮へ迎え入れられたのだが、そこは針の筵だった。唯一優しくしてくれたのは王太子である兄セガールとその友人オーティスで、二人の存在が幼いフィルにとって心の支えだった。
フィルが十八歳になった頃、王宮内で生霊事件が発生。セガールの寝所に夜な夜な現れる生霊を退治するため、彼と容姿のよく似たフィルが囮になることに。指揮を取るのは大魔法師になったオーティスで「生霊が現れたら直ちに捉えます」と言ってたはずなのに何やら様子がおかしい。
生霊はベッドに潜り込んでお触りを始めるし。想い人のオーティスはなぜか黙ってガン見してるし。どうしちゃったの、話が違うじゃん!頼むからしっかりしてくれよぉー!
【BLーR18】箱入り王子(プリンス)は俺サマ情報屋(実は上級貴族)に心奪われる
奏音 美都
BL
<あらすじ>
エレンザードの正統な王位継承者である王子、ジュリアンは、城の情報屋であるリアムと秘密の恋人関係にあった。城内でしか逢瀬できないジュリアンは、最近顔を見せないリアムを寂しく思っていた。
そんなある日、幼馴染であり、執事のエリックからリアムが治安の悪いザード地区の居酒屋で働いているらしいと聞き、いても立ってもいられず、夜中城を抜け出してリアムに会いに行くが……
俺様意地悪ちょいS情報屋攻め×可愛い健気流され王子受け
異世界転移してΩになった俺(アラフォーリーマン)、庇護欲高めα騎士に身も心も溶かされる
ヨドミ
BL
もし生まれ変わったら、俺は思う存分甘やかされたい――。
アラフォーリーマン(社畜)である福沢裕介は、通勤途中、事故により異世界へ転移してしまう。
異世界ローリア王国皇太子の花嫁として召喚されたが、転移して早々、【災厄のΩ】と告げられ殺されそうになる。
【災厄のΩ】、それは複数のαを番にすることができるΩのことだった――。
αがハーレムを築くのが常識とされる異世界では、【災厄のΩ】は忌むべき存在。
負の烙印を押された裕介は、間一髪、銀髪のα騎士ジェイドに助けられ、彼の庇護のもと、騎士団施設で居候することに。
「αがΩを守るのは当然だ」とジェイドは裕介の世話を焼くようになって――。
庇護欲高め騎士(α)と甘やかされたいけどプライドが邪魔をして素直になれない中年リーマン(Ω)のすれ違いラブファンタジー。
※Rシーンには♡マークをつけます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる