【完結】王子様たちに狙われています。本気出せばいつでも美しくなれるらしいですが、どうでもいいじゃないですか。

竜鳴躍

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リードはさせて

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なんていじらしいんだろう。

慣れていないはずなのに、私のために頑張ろうとしてくれている。

こんなに彼が私を想ってくれているというのに、私がこの体たらくでどうする!


「……えっ。」



くりんと視界が反転して、ポアプルは目をぱちくりさせた。



そんな力はなさそうなのに、ものすごく辛そうなのに、今、自分はホワイトに組み敷かれていた。



「ポアプル、私にだってね……。君、との初めてはどうしようか  とか、いろいろ考えていたんだよ。……とびっきりロマンチックに 演出  しようと思っていたんだから……。」


「えっ、でも…。」


「私  が したいんだ。」



ポアプルは、せめてホワイトがやりやすいように足を開いて腰を浮かせた。

クミン様が、枕を腰の下に敷くといいよ、と教えてくださった。


「解れてるから…。」



ポアプルは私のために、自分で準備してくれたのか。


初めてのときは、私が準備を手伝ってあげたかった。



解れていると言っても、その入り口にぴとっとくっつけたとき、緊張したのが分かった。

それでも、抱かれたいと言ってくれる彼にキスをして、そこを開いていく。


めきめきと、肉が拓いていく。




「――――っは…っ。」

「力を 抜いて、ポアプル。」


ゆるっと脱力した体の奥へ進んでいく。


ようやくぴとっと最後まではまると、ホワイトはゆっくり動き出した。




これで、もう彼は自分の妻になるしかない。

けれど、それを彼も受け入れてくれた。


最初は、婚約を解消したがっていたのに。



「……っ、ふっ。はっ。」

初めての体は、すぐに快感を拾うことはできないようだ。

けれど、たぶん、今は意識してやっているんだろう。

私の苦痛を早く緩和させるために、きちんとイカそうとして、ぎゅっと絞めてくる。



まだイカなくても、こうして他者――愛する者と触れ合っているだけで、だいぶ気分はよくなっている。


彼の内包する魔力が、私の中に仕込まれた魔法を包み込んで、体内に溶けるのを手伝ってくれる。




「………っ!あっ!」


体が跳ねた。


ようやく、快感を感じるようになったらしい。




中がうねりだし、様子が変わって来た。



「―――――っ!」

絞めつけが強くなり、私は彼の中へ果てた。




「……んんん、ああっ、なんか、なんか来た…っ、おなか、あつい。」



「ポアプル、愛してるよ。初めて会った時から。お見合いの席で悪態をつく君に、一目ぼれをしたんだ。」


「……へんなやつ。」


ずるりと出して、起き上がり、ポアプルを膝に抱いて抱きしめて、キスをした。





「式がまだなのに、もし赤ちゃんができてしまったら、ロゼ家に怒られてしまうな…。」



「いいよ。クローヴ王子かわいかったし。あの子のご学友にするなら、早い方がいいだろ。」



ちゅっちゅと鳥のようなバードキスをして、ホワイトはポアプルをまた抱きしめた。
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