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32話
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行動宣言は、自分達のチームの点を上げるために用意した底上げの手段だ。しかし、妨害でその点数を減らされた時の対応はどうするか。その答えを宮古先輩は明確に示していた。
巨大垢を崩すことなく掘り出し、同じ戦法による反撃と挑発で相手のペースを乱すことで、無防備になった感覚に大きな快感を叩き込む耳掘り。
これは。
「チーム単位の点の底上げは理想の動きだし、基本的に守っていくよ。けど、チーム単位での点稼ぎをメタるような戦法に対して、無理にこだわって逆に点数を下げちゃいけない。それなら個人単位の点を限界まで引き上げる動きが必要になることもあるってわけだね。今の所ワンミスだから、後のメンバーまで行動宣言を捨てる程ではないと思うけど。」
友梨奈先輩の解説。チーム単位での底上げをするか、底上げを捨てて、個人点をガッツリ上げに行くかを考えなければいけない。先鋒の動きはそのまま、後続のプレイヤーの動きも左右しうる・・・!
「だから、宮古先輩が真っ先にでてくれたのか・・・」
「みゃーちゃんは仲間思いだからね!」
「それもだけど、あのトークをしながら宣言が今の所ワンミスで済んでるのも凄いですね。慣れてない人ならトークに引き込まれて、宣言をわすれることもありそうなのに。」
伊織は宮古先輩のその集中力を評価している。
「さ、これで終わり。最後の取るよ。」
宮古先輩の手元はさらに軽く早い動きで耳かきがカリカリと灯の耳を掻きだす。
「ああっ!」
灯は一際高い声を上げて、耳かきが耳から顔を出す。宮古先輩が匙にのった垢を器用にてっしゅに落とした瞬間、タイマーは停止した。
3:58の表示がされ、個人スコアが表示される。「大物10」、「粉10」、「耳毛処理20」「マッサージ20」、「行動宣言10」、「快感値150」、「リラックストーク10」「タイムスコア+20」。
「270点か!タイムも4分切ったから1秒10点換算!幸先いいね!」
「友梨奈先輩、耳かき絡むと計算早いですね。」
友梨奈先輩の興奮気味のコメントに伊織は呆れたように応える。
「与えた快感が一番稼げてますね。」
「大物とか粉とか物理的、基本的なものは大体10点満点だよ。チーム戦ではなるべく落とさないようにね。行動宣言は20点満点だから、ワンミスで半減だね。結構シビアだよ。点数が派手になるのは快感値だけど、地味な10点取り逃さないようにね。」
「わかりました。」
友梨奈先輩の話を聞いていると、攻守が交代する。
「さっきは無様を見せましたが、今度はあなたの番ですよ、宮古先輩?」
「気持ちよい耳かきになればそうなるかもね。」
膝枕をする方とされる方が入れ替わり、既にお互い臨戦態勢だ。
「では、攻守交替で始めます!」
3,2,1のカウントの後、再び二人の耳かき使いがぶつかり合う!
巨大垢を崩すことなく掘り出し、同じ戦法による反撃と挑発で相手のペースを乱すことで、無防備になった感覚に大きな快感を叩き込む耳掘り。
これは。
「チーム単位の点の底上げは理想の動きだし、基本的に守っていくよ。けど、チーム単位での点稼ぎをメタるような戦法に対して、無理にこだわって逆に点数を下げちゃいけない。それなら個人単位の点を限界まで引き上げる動きが必要になることもあるってわけだね。今の所ワンミスだから、後のメンバーまで行動宣言を捨てる程ではないと思うけど。」
友梨奈先輩の解説。チーム単位での底上げをするか、底上げを捨てて、個人点をガッツリ上げに行くかを考えなければいけない。先鋒の動きはそのまま、後続のプレイヤーの動きも左右しうる・・・!
「だから、宮古先輩が真っ先にでてくれたのか・・・」
「みゃーちゃんは仲間思いだからね!」
「それもだけど、あのトークをしながら宣言が今の所ワンミスで済んでるのも凄いですね。慣れてない人ならトークに引き込まれて、宣言をわすれることもありそうなのに。」
伊織は宮古先輩のその集中力を評価している。
「さ、これで終わり。最後の取るよ。」
宮古先輩の手元はさらに軽く早い動きで耳かきがカリカリと灯の耳を掻きだす。
「ああっ!」
灯は一際高い声を上げて、耳かきが耳から顔を出す。宮古先輩が匙にのった垢を器用にてっしゅに落とした瞬間、タイマーは停止した。
3:58の表示がされ、個人スコアが表示される。「大物10」、「粉10」、「耳毛処理20」「マッサージ20」、「行動宣言10」、「快感値150」、「リラックストーク10」「タイムスコア+20」。
「270点か!タイムも4分切ったから1秒10点換算!幸先いいね!」
「友梨奈先輩、耳かき絡むと計算早いですね。」
友梨奈先輩の興奮気味のコメントに伊織は呆れたように応える。
「与えた快感が一番稼げてますね。」
「大物とか粉とか物理的、基本的なものは大体10点満点だよ。チーム戦ではなるべく落とさないようにね。行動宣言は20点満点だから、ワンミスで半減だね。結構シビアだよ。点数が派手になるのは快感値だけど、地味な10点取り逃さないようにね。」
「わかりました。」
友梨奈先輩の話を聞いていると、攻守が交代する。
「さっきは無様を見せましたが、今度はあなたの番ですよ、宮古先輩?」
「気持ちよい耳かきになればそうなるかもね。」
膝枕をする方とされる方が入れ替わり、既にお互い臨戦態勢だ。
「では、攻守交替で始めます!」
3,2,1のカウントの後、再び二人の耳かき使いがぶつかり合う!
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