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ダンスパーティー王子と踊りたくないんです!
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入学して1ヶ月、入学生を祝うダンスパーティーが開かれる。全学年であればお兄様とも踊れたのだが、一年生だけである。
(はぁ……こう言うのって、もし王子から誘われたら断れないんだよね確か……)
王子に付き纏われていると言っても良いアデレイドはため息をつく。本来ならば名誉な事で喜ぶ人が多いのだが、アデレイドは王子の事が嫌いだ。
「アデル、貴方今回どんなドレスを着てくるのかしら?色とかもう決まっているの?」
ローズがソワソワしながら聞いてきた。
「私は淡い水色のドレスを着る事にしたよ!ローズは?何色のドレス?」
「私は赤色のドレスですわ!アデルと色が被らなくて良かったわ、でも一度くらいお揃いで着てみるのもありかもしれないですわね」
照れて真っ赤な顔でお揃いを口にするローズ、そんなにお揃いがしてみたいなんて、そう思うととっても嬉しい気持ちになる。
「今度ショッピングに行こう!ローズとそこでお揃いの服を買って、着替えてそのまま街を歩いてまわるの!!楽しそうじゃない?」
「それは楽しそうですわね、今度やってみましょう!」
ローズが顔を赤くして笑う。
すると、不意に沈んだ顔をして、アデレイドがため息をつく。
「はぁ……」
「どーしたの?アデル急にため息なんて、ため息ついても良い事なんてなくてよ?」
「ダンスパーティーで、誰かと踊るならお兄様とが良かったなぁって思ったら気が重くて…………誰とも踊りたくない…………」
「ディランとマークとも踊りたくないんですの?」
「踊りたいけど、すぐ終わっちゃうし、、お兄様とだったらずっと一緒に踊れるから…………」
「アデル……そうね…………他の人達はバカばっかりだから貴方の事、魔法でしかみないものね……こんなにも仲間思いで、優しいなんて知らないんだものね最低だわ…………私がずっとそばにいますわ、だからダンスパーティーの事そんなに気に病まないで?」
「ごめんちょっと弱気になっちゃってたね……ローズに心配かけちゃった……でも、ローズがダンスに誘われたらその時はちゃんと踊ってきてね?私は全然一人でご飯食べてるから大丈夫!!」
パーティーでボッチになりそうなアデレイドを心配してくれる優しいローズ。そんな優しい仲間がいると心が強くなれる気がしたアデレイドだった。
パーティー当日、薄水色でたっぷりのフリルがついたドレスに身を包んだアデレイド、いつもは髪を下ろしているのだが、今日はハーフアップにしている。まるで妖精の様だ。事前にディランにエスコートを頼んでいたので、ディランと仲良く馬車に乗ってダンス会場に到着する。
「お姫様、今日はエスコートできて幸せです」
ディランが珍しく茶化しながら手を差し出してエスコートしてくれる。なんとウィンク付きである。その顔も可愛いすぎてこっそり写真をパシャリと撮る。
「ありがとう王子様、王子様にエスコートしてもらって私も幸せ者だわ」
私も茶化してディランを王子様と言い、手と手を重ねて二人同時に笑い合う
「「プッ」」
「アハハ、僕達王子様とお姫様になっちゃったね」
「フフッ、そうだよ、ディランが始めたんだからね、後、ディランのウィンクも可愛かったよ」
そう言うとディランは、ウィンクした事は恥ずかしかったのか顔が真っ赤に染まる。
(恥ずかしがるならやらなきゃ良いのに……かわいいなぁ)
「さっ、中に行こうかアデル!!」
恥ずかしいのかディランはすぐに話題を変えると、サッと腕を差し出してきた。私はそれに手を添えてダンス会場に入っていった。
「うわぁー綺麗だねぇー」
ダンス会場の中は巨大なシャンデリアがあり、部屋中がキラキラしていた。美味しそうなご馳走もたくさん準備してある。
(ご馳走沢山あるから壁の花になったとしても、退屈しなくてすみそう……)
今日は壁の花になるのを覚悟してきている。何故なら今も隅の方で固まってこっちを見て話をしている令嬢や子息達、アデレイドの悪い噂を広めて楽しんでいる。
今回は王族がいるので、王子がダンスをしてから他の皆んなが踊るという決まりらしい、ローズが今回その相手に選ばれていた。因みに私はディランがエスコートする事が決まっていたので断っている。絶対に踊りたくないのだ。
(ローズ絶対にドキドキしてるだろうな、今日おめかしも人一倍してて可愛いだろうし、早く見たいよぉぉぉ……あっ、そうだ!こっそり写真撮っちゃおう)
またもや盗撮する気満々のアデレイドである。
しばらくして、大階段の上からアレクシス王子とローズがゆっくりと降りてくる。アレクシス王子はローズに合わせたのか、白色の服に差し色で赤が入っている服を着ている。ローズは赤いAラインのドレスを着ている。洗練されたドレスでとっても似合っている。
二人が降りてくる姿はシャンデリアの光でキラキラと輝いている、まるでお伽話の王子様とお姫様のようだ。実際に片方は本物の王子様なのだが……
「ローズ綺麗だなぁ……お姫様みたい」
つい口に出して言ってしまう。
「ふふ、アデルも今日は妖精みたいで可愛いよ」
ディランが優しい笑顔で褒めてくれる。
「今日パートナーになってくれた事、本当にありがとう凄く助かったよ」
「アデル、本当にアレクシス様の事苦手なんだね?僕は一応家臣の様な扱いを受けてるけど、普通の女の子って王子様に憧れるものじゃないの?」
私は令嬢らしからぬウゲェと言う顔をしてしまう。ディランはその顔を見て苦笑いを浮かべた。心底嫌いな事が伝わったみたいだ。
音楽が鳴り、ダンスパーティーが始まった。ディランは踊りが上手で、心地よく踊れる様にリードしてくれた。とっても楽しい、しかし、踊りが終わりに近づくと王子が近づいて来た。
すかさず近くに居たマークに踊ろうと申し出る。快くマークが一緒に踊ってくれる。マークも踊りが上手い、ディランとの違いは動きが大きく少し派手な踊り方だった。それもまた楽しい。
私達が踊っていると、いつのまにか近くに王子が近づいて来ていた。私は避けたくて踊る方角を変えるように指示する。「王子と踊らないのか?」と聞かれるが、うんざりした顔をマークに向けるとクスクス笑われた。
マークとの踊りが終わりそうな頃また近くに王子を見つけた。私はなんとか出来ないかと思いキョロキョロする。するとジェイクが楽しそうに踊っているのが見えた。これだ!!と思いマークにそれとなくあっちに行ってほしいと頼み込む。
私が近づいて来たのをジェイクが察知し、何故か逃げられる。近づいては逃げを繰り返したが、マークの踊りの方が上手いのですぐに追いつく。
「なんで逃げるのよ!!ジェイク!!一緒に踊りましょ!!」
「なっ!アデレイド、お前平民と踊ったら変に思われるぞ?良いのかよ!!?」
なんと、私の事を避けてたのは、私の為を思ってだったらしい。なにそれ優しすぎる。ジェイクって本当に良い人すぎて心配になっちゃうよ……
「私は平民とか貴族とか気にしない関係ないよ楽しく踊ろう!!」
「そ、そぅかよ、アデレイドが気にしないんなら良いんだけどよ……」
照れた様に下を向き手を添えてくれる。ジェイクの踊りは決して上手い訳ではなかったが、優しくリードしてくれる。安心感もある。
「ジェイクと踊れて嬉しい!!クラスが違うから全然会えなくて寂しかったんだ」
「俺も、アデレイドのこと心配してたんだぞ、噂がこっちにも聞こえてくるからさ、ただ、俺も、俺たちCクラスもお前の味方だからな!平民を見下さない貴族ってお前くらいだしさ」
満面の笑みで返される。今の私にとって味方は少ないと思っていたけど、こんなにも味方がいたのかと思うとついうるっときてしまう。
その涙目のアデレイドを王子が見逃すはずがない。ダンスを踊っている途中だと言うのにジェイクとアデレイドの間に割り込んできた。
「貴様、アデレイドを泣かせるとは良い度胸だな、覚悟は出来てるんだろうな!」
王子の威圧を出し、ジェイクを脅す。ジェイクは王子から話しかけられたのと、脅されたことにより恐怖と混乱で震えている。そんなやり取りを周りはダンスを中断して見ている。
私はジェイクとのダンスを中断させられた事と、友達を威圧された事に腹を立て、文句を言おうとした……
が、その時、横から一人の男性が近づいてきた。
「アレク、それは言いがかりだよ?アデレイド嬢は感激して涙を浮かべていただけみたいだよ?」
「えっ??」
そこには、空の様に澄んだブルーの瞳に、輝くシャンパンゴールドの長髪を一つに束ねた、とてつもなく美人な顔をした男の人が立っていた。
「レ……
「アレク、シー黙って、僕のことはみんなに内緒だよ、騒がせちゃってごめんね、一旦アデレイド嬢を攫いにきただけだから、邪魔したらアレク、君の事呪っちゃうよ?じゃぁみんなさよなら~」
(えっ?えっ?私を攫う?どうゆう事?えーーーー)
事情も何もわからぬまま一瞬のうちに中庭に連れ去られたアデレイド、これからどーにかされちゃうの……………………?
(はぁ……こう言うのって、もし王子から誘われたら断れないんだよね確か……)
王子に付き纏われていると言っても良いアデレイドはため息をつく。本来ならば名誉な事で喜ぶ人が多いのだが、アデレイドは王子の事が嫌いだ。
「アデル、貴方今回どんなドレスを着てくるのかしら?色とかもう決まっているの?」
ローズがソワソワしながら聞いてきた。
「私は淡い水色のドレスを着る事にしたよ!ローズは?何色のドレス?」
「私は赤色のドレスですわ!アデルと色が被らなくて良かったわ、でも一度くらいお揃いで着てみるのもありかもしれないですわね」
照れて真っ赤な顔でお揃いを口にするローズ、そんなにお揃いがしてみたいなんて、そう思うととっても嬉しい気持ちになる。
「今度ショッピングに行こう!ローズとそこでお揃いの服を買って、着替えてそのまま街を歩いてまわるの!!楽しそうじゃない?」
「それは楽しそうですわね、今度やってみましょう!」
ローズが顔を赤くして笑う。
すると、不意に沈んだ顔をして、アデレイドがため息をつく。
「はぁ……」
「どーしたの?アデル急にため息なんて、ため息ついても良い事なんてなくてよ?」
「ダンスパーティーで、誰かと踊るならお兄様とが良かったなぁって思ったら気が重くて…………誰とも踊りたくない…………」
「ディランとマークとも踊りたくないんですの?」
「踊りたいけど、すぐ終わっちゃうし、、お兄様とだったらずっと一緒に踊れるから…………」
「アデル……そうね…………他の人達はバカばっかりだから貴方の事、魔法でしかみないものね……こんなにも仲間思いで、優しいなんて知らないんだものね最低だわ…………私がずっとそばにいますわ、だからダンスパーティーの事そんなに気に病まないで?」
「ごめんちょっと弱気になっちゃってたね……ローズに心配かけちゃった……でも、ローズがダンスに誘われたらその時はちゃんと踊ってきてね?私は全然一人でご飯食べてるから大丈夫!!」
パーティーでボッチになりそうなアデレイドを心配してくれる優しいローズ。そんな優しい仲間がいると心が強くなれる気がしたアデレイドだった。
パーティー当日、薄水色でたっぷりのフリルがついたドレスに身を包んだアデレイド、いつもは髪を下ろしているのだが、今日はハーフアップにしている。まるで妖精の様だ。事前にディランにエスコートを頼んでいたので、ディランと仲良く馬車に乗ってダンス会場に到着する。
「お姫様、今日はエスコートできて幸せです」
ディランが珍しく茶化しながら手を差し出してエスコートしてくれる。なんとウィンク付きである。その顔も可愛いすぎてこっそり写真をパシャリと撮る。
「ありがとう王子様、王子様にエスコートしてもらって私も幸せ者だわ」
私も茶化してディランを王子様と言い、手と手を重ねて二人同時に笑い合う
「「プッ」」
「アハハ、僕達王子様とお姫様になっちゃったね」
「フフッ、そうだよ、ディランが始めたんだからね、後、ディランのウィンクも可愛かったよ」
そう言うとディランは、ウィンクした事は恥ずかしかったのか顔が真っ赤に染まる。
(恥ずかしがるならやらなきゃ良いのに……かわいいなぁ)
「さっ、中に行こうかアデル!!」
恥ずかしいのかディランはすぐに話題を変えると、サッと腕を差し出してきた。私はそれに手を添えてダンス会場に入っていった。
「うわぁー綺麗だねぇー」
ダンス会場の中は巨大なシャンデリアがあり、部屋中がキラキラしていた。美味しそうなご馳走もたくさん準備してある。
(ご馳走沢山あるから壁の花になったとしても、退屈しなくてすみそう……)
今日は壁の花になるのを覚悟してきている。何故なら今も隅の方で固まってこっちを見て話をしている令嬢や子息達、アデレイドの悪い噂を広めて楽しんでいる。
今回は王族がいるので、王子がダンスをしてから他の皆んなが踊るという決まりらしい、ローズが今回その相手に選ばれていた。因みに私はディランがエスコートする事が決まっていたので断っている。絶対に踊りたくないのだ。
(ローズ絶対にドキドキしてるだろうな、今日おめかしも人一倍してて可愛いだろうし、早く見たいよぉぉぉ……あっ、そうだ!こっそり写真撮っちゃおう)
またもや盗撮する気満々のアデレイドである。
しばらくして、大階段の上からアレクシス王子とローズがゆっくりと降りてくる。アレクシス王子はローズに合わせたのか、白色の服に差し色で赤が入っている服を着ている。ローズは赤いAラインのドレスを着ている。洗練されたドレスでとっても似合っている。
二人が降りてくる姿はシャンデリアの光でキラキラと輝いている、まるでお伽話の王子様とお姫様のようだ。実際に片方は本物の王子様なのだが……
「ローズ綺麗だなぁ……お姫様みたい」
つい口に出して言ってしまう。
「ふふ、アデルも今日は妖精みたいで可愛いよ」
ディランが優しい笑顔で褒めてくれる。
「今日パートナーになってくれた事、本当にありがとう凄く助かったよ」
「アデル、本当にアレクシス様の事苦手なんだね?僕は一応家臣の様な扱いを受けてるけど、普通の女の子って王子様に憧れるものじゃないの?」
私は令嬢らしからぬウゲェと言う顔をしてしまう。ディランはその顔を見て苦笑いを浮かべた。心底嫌いな事が伝わったみたいだ。
音楽が鳴り、ダンスパーティーが始まった。ディランは踊りが上手で、心地よく踊れる様にリードしてくれた。とっても楽しい、しかし、踊りが終わりに近づくと王子が近づいて来た。
すかさず近くに居たマークに踊ろうと申し出る。快くマークが一緒に踊ってくれる。マークも踊りが上手い、ディランとの違いは動きが大きく少し派手な踊り方だった。それもまた楽しい。
私達が踊っていると、いつのまにか近くに王子が近づいて来ていた。私は避けたくて踊る方角を変えるように指示する。「王子と踊らないのか?」と聞かれるが、うんざりした顔をマークに向けるとクスクス笑われた。
マークとの踊りが終わりそうな頃また近くに王子を見つけた。私はなんとか出来ないかと思いキョロキョロする。するとジェイクが楽しそうに踊っているのが見えた。これだ!!と思いマークにそれとなくあっちに行ってほしいと頼み込む。
私が近づいて来たのをジェイクが察知し、何故か逃げられる。近づいては逃げを繰り返したが、マークの踊りの方が上手いのですぐに追いつく。
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「なっ!アデレイド、お前平民と踊ったら変に思われるぞ?良いのかよ!!?」
なんと、私の事を避けてたのは、私の為を思ってだったらしい。なにそれ優しすぎる。ジェイクって本当に良い人すぎて心配になっちゃうよ……
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その涙目のアデレイドを王子が見逃すはずがない。ダンスを踊っている途中だと言うのにジェイクとアデレイドの間に割り込んできた。
「貴様、アデレイドを泣かせるとは良い度胸だな、覚悟は出来てるんだろうな!」
王子の威圧を出し、ジェイクを脅す。ジェイクは王子から話しかけられたのと、脅されたことにより恐怖と混乱で震えている。そんなやり取りを周りはダンスを中断して見ている。
私はジェイクとのダンスを中断させられた事と、友達を威圧された事に腹を立て、文句を言おうとした……
が、その時、横から一人の男性が近づいてきた。
「アレク、それは言いがかりだよ?アデレイド嬢は感激して涙を浮かべていただけみたいだよ?」
「えっ??」
そこには、空の様に澄んだブルーの瞳に、輝くシャンパンゴールドの長髪を一つに束ねた、とてつもなく美人な顔をした男の人が立っていた。
「レ……
「アレク、シー黙って、僕のことはみんなに内緒だよ、騒がせちゃってごめんね、一旦アデレイド嬢を攫いにきただけだから、邪魔したらアレク、君の事呪っちゃうよ?じゃぁみんなさよなら~」
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