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番外編
番外編①ルカとお揃い!
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ルカと出会ってから少し経った5月の終わり、俺はいつも通りフード付きの魔術着に着替えて校庭でペア授業に参加していたんだけど、この日は風が強くて、下ろしている俺の髪がすごい事になっていた。バサバサと波打つそれに不快感を感じた俺は目の前のルカを見てある事を思いつく。
「ねぇ見て!ルカとお揃い!!」
「……!!!」
俺はルカと同じ三つ編みにしてみた髪を彼の目の前に垂らす。突然の思いつきだけど、今までやってみた事ないしこういうのってペアっぽくていいんじゃないかなって思ったんだよね。せっかくお互い髪長いわけだし。
「こうしたらもしかして俺も魔法上手くなったりして?なーんて……」
感想が欲しくて見上げた深緑の瞳は、普段のぼんやりした視線が嘘のように大きく開いて俺を見ていて、そこまでしっかり見られると思ってなかった俺はちょっとびっくりする。
「あれ?ルカ?おーい??」
そのままいつまで経っても反応が無かったので俺は少し焦りながらルカの前を行ったり来たりしたんだけど、ルカはそれを食い入るように見つめながらも終始無言で少し怖かった。軽いイメチェンのつもりだったんだけどそんなに見ることある??もしかして似合ってなさ過ぎたとか?俺に限ってそんなことはないと思うけどここまで何も言われないと少し不安になってくる。確かにルカは無口だけど何も言われないのはちょっと怖すぎるかも。
◇
その翌日、昨日とは打って変わって風が穏やかな日、俺はいつも通りの髪型でペア授業に参加したんだけど
「…………フレン、髪……」
珍しく、俺が声をかける前にルカから声をかけられて少し驚いた。
「髪?いつも通りだけどそれがどうしたの?」
「……お揃い」
ルカは無口な上に言葉数が極端に少ない。俺はルカの目線とルカの発した単語で推測して返事を返す。
「もしかして昨日の髪型の話?今日はしてないけど何か気になった?」
「………今日も、したい」
何とも珍しいルカからのリクエスト。ルカは基本俺が話しかけた内容に答えるだけで自分から話したりってことが殆どない。俺は話すのが好きだし、ルカは無口ながら俺の話を一生懸命聞いてくれるから普段の会話も俺は結構居心地よく感じてるけど、ルカから言葉足らずとはいえこういう要望が出てくるのは新鮮だった。
「えールカお揃い気に入ったの?じゃあ今日も結んじゃおうかな!」
ちょっと意外な発言だったけど後輩からお揃いにしたいなんて言ってこられるのが可愛くないわけがない。俺は持っていたヘアゴムで手早く髪をまとめてルカに見せる。ルカはそれを見て嬉しそうに目を細めるとぎゅうっと俺を抱きしめてきた。ルカって言葉数は極端に少ないけど、その分行動は結構雄弁なほうだよね。何か嬉しいことがあるたびに抱きしめられてる気がする。いや、そうでなくてもペア授業の時は基本くっついてくるからくっ付きたがりなのかも。クールに見えて意外と甘えん坊とか?
結局この日のルカは終始ご機嫌で心なしか授業態度も良くなってる気がした。毎日やると髪に癖ついちゃうからできないけど、これからもたまにはやってみてもいいかも。それか今度は逆にルカが髪を下ろして俺とお揃いとかね。ルカは背が高いから下ろしてるのも絶対似合うし見てみたい。今度提案してみようかな。
「ねぇ見て!ルカとお揃い!!」
「……!!!」
俺はルカと同じ三つ編みにしてみた髪を彼の目の前に垂らす。突然の思いつきだけど、今までやってみた事ないしこういうのってペアっぽくていいんじゃないかなって思ったんだよね。せっかくお互い髪長いわけだし。
「こうしたらもしかして俺も魔法上手くなったりして?なーんて……」
感想が欲しくて見上げた深緑の瞳は、普段のぼんやりした視線が嘘のように大きく開いて俺を見ていて、そこまでしっかり見られると思ってなかった俺はちょっとびっくりする。
「あれ?ルカ?おーい??」
そのままいつまで経っても反応が無かったので俺は少し焦りながらルカの前を行ったり来たりしたんだけど、ルカはそれを食い入るように見つめながらも終始無言で少し怖かった。軽いイメチェンのつもりだったんだけどそんなに見ることある??もしかして似合ってなさ過ぎたとか?俺に限ってそんなことはないと思うけどここまで何も言われないと少し不安になってくる。確かにルカは無口だけど何も言われないのはちょっと怖すぎるかも。
◇
その翌日、昨日とは打って変わって風が穏やかな日、俺はいつも通りの髪型でペア授業に参加したんだけど
「…………フレン、髪……」
珍しく、俺が声をかける前にルカから声をかけられて少し驚いた。
「髪?いつも通りだけどそれがどうしたの?」
「……お揃い」
ルカは無口な上に言葉数が極端に少ない。俺はルカの目線とルカの発した単語で推測して返事を返す。
「もしかして昨日の髪型の話?今日はしてないけど何か気になった?」
「………今日も、したい」
何とも珍しいルカからのリクエスト。ルカは基本俺が話しかけた内容に答えるだけで自分から話したりってことが殆どない。俺は話すのが好きだし、ルカは無口ながら俺の話を一生懸命聞いてくれるから普段の会話も俺は結構居心地よく感じてるけど、ルカから言葉足らずとはいえこういう要望が出てくるのは新鮮だった。
「えールカお揃い気に入ったの?じゃあ今日も結んじゃおうかな!」
ちょっと意外な発言だったけど後輩からお揃いにしたいなんて言ってこられるのが可愛くないわけがない。俺は持っていたヘアゴムで手早く髪をまとめてルカに見せる。ルカはそれを見て嬉しそうに目を細めるとぎゅうっと俺を抱きしめてきた。ルカって言葉数は極端に少ないけど、その分行動は結構雄弁なほうだよね。何か嬉しいことがあるたびに抱きしめられてる気がする。いや、そうでなくてもペア授業の時は基本くっついてくるからくっ付きたがりなのかも。クールに見えて意外と甘えん坊とか?
結局この日のルカは終始ご機嫌で心なしか授業態度も良くなってる気がした。毎日やると髪に癖ついちゃうからできないけど、これからもたまにはやってみてもいいかも。それか今度は逆にルカが髪を下ろして俺とお揃いとかね。ルカは背が高いから下ろしてるのも絶対似合うし見てみたい。今度提案してみようかな。
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