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3年1学期
79話:大切な幼馴染と誕生日の約束を②
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買ったばかりの繊細なタルトを崩さない様にそっと持ちながら駅に向かって歩く。駅までは結構距離があるので俺はずっと気になっていたことをクロードに聞いてみた。
「そういえば、昨日の犯人ってどんな人だったんだろうね?クロード何か聞いてる?」
「……変質者の集団だったらしい。今は全員が捕まってるからもう心配しなくていい」
それを聞いて少し安心する。事件に巻き込まれたのは最悪だけど、同じ被害に遭う子がこれ以上出ないのは嬉しい。
「あのさ、ジンと協力したって、何があったの?」
「……あいつが犯人の居場所を突き止めて、そこで薬を確保したんだ」
「えっ、クロード犯人見たの?大丈夫だった?」
てっきり俺は、クロードが保健室から薬を持ってきてくれたのかと思ってたから意外な展開に驚く。というか、ジン割と凄いことしてたんだ。俺が応援合戦に出れたのは解除薬が届いたおかげだし、癪だけど今度会ったら話くらいは付き合ってあげるべきかもしれない。
「特に何も。保健室で足りない分の薬まで回収できたから他の被害者にも渡せて良かった」
「そっか、なら良かった」
「それより……」
クロードが何かいいかけた時、ちょうど大きな停車音を立てて電車が来る。その音で聞こえなかった言葉を俺は振り返って聞き返そうとしたんだけど、なんでもないって言われてしまう。蒸し返すのもどうかと思って、結局俺は寮までの帰り道を他愛のない話をして帰った。
◇
「蝋燭つけるよ!電気消そ!」
寮に戻ったその足で俺達はクロードの部屋でケーキを広げた。俺の部屋でも良かったんだけど、チア練習が忙しくてあんまり片付けられなかったからクロードにお願いしたんだよね。
蝋燭の光だけが照らす室内で、俺とクロードはフルーツタルトを挟んで座る。クロードが俺に吹いていいよって言ってくれたから遠慮せず蝋燭を吹き消した。
炎が消えて一瞬真っ暗になるこの瞬間って、何が起こるわけでもないのに毎回ドキドキする。
電気をつけて、ケーキを切り分けて並べたらあとはゆっくり話しながら食べるだけだ。普段と殆ど変わらないのに、蝋燭の香りがするだけで少し特別な感じがするのはやっぱり誕生日だからかな。
「……昨日の」
ホールが半分消えた頃、クロードがこちらの様子を伺いながら言葉を続ける。
「ルカに、力を使ったのか?」
「えっと……」
クロードが聞きたいのは力を使ったことそのものじゃなくて、使うに至った経緯だという事なのは目を見ればわかる。
「ルカの様子が変で、あのままだと暴走しそうだったから……あの時は羽が出てたのもあって、特性覚醒を使ってちょっと眠ってもらった感じ」
「あいつに何かされたのか?それに特性覚醒って……」
クロードに心配をかけたくないけど、変に隠して後から衝突するのも避けたい。だけど、ルカのことも悪く思ってほしくはないから俺は言葉を選んで説明をした。だけど俺の思惑に反してクロードの表情は険しかった。多分ルカの行動もだけど俺が特性覚醒まで使ったからだろう。
特性覚醒は人間以外の種族が、羽とかの種族特性を出してる時にだけ使える強化状態で、固有能力の出力が上がる代わりに慣れてないと魔力暴走の危険があるものだ。覚醒すると魂に負担がかかるし、種族によっては成人まで使っちゃダメってルールもある。俺は夢魔の力のコントロールのために少しだけお父さんに教えてもらっていたから使い方は知っていた。
(まあ、無闇に使っちゃダメとは言われてたんだけどね)
そして昨日、幸か不幸か事件のせいで羽が出ていた俺は条件を満たしていたから、あの状態のルカに効く強力な精神魔法を使う為に一か八かで特性覚醒を使った。結果としてルカの暴走は止められたし俺の方にも特に異常は起きなかったから、俺は悪い行動だったとは思わない。だけど過去に俺の魔力暴走を見たことのあるクロードがこれを危険視するのも当然ではある。
「俺は大した事されてないよ。ただ、話がうまく通じなかったのと押し倒されただけ」
「な……」
「それよりルカがエリオ君に攻撃したり、明らかに様子がおかしかったから止めなきゃって思って使っちゃった。心配かけてごめん」
俺の説明に、クロードが何か言いたげに口を開いて目を伏せる。それを見てクロードがどれだけ俺の事を心配してくれるかがわかってちょっと罪悪感が湧く。
それでも、あのままルカが魔力暴走したりしたらもっと大変なことになってたとは思うから、クロードには悪いけど、俺はもしあの時に戻れたとしても同じ事をしたと思う。
「多分だけど、ルカも混乱して変な事しちゃったんじゃないかなって俺は思ってる」
「だが……」
「心配しないで!俺ルカにちゃんと話聞いてみるから大丈夫!」
「………それが、1番心配なんだ」
特性覚醒でかけた魔法の副作用も気になるし、俺は休み明けにルカに会いに行くつもりだった。だけど、クロードはそれをよく思っていないみたいで言いにくそうに言葉を重ねる。
「フレンが、あいつを気にかけている気持ちはわかる。俺はそれを尊重したい……だけど、フレンが今回みたいな目に遭うならやめてほしい」
クロードは、俺がやる事を基本的に応援してくれる。困っていたら助けてくれるし、何かあれば一緒にやってくれる人だ。こんな風に止められたのは初めてだった。俺もクロードが意地悪で言ってるわけじゃないのはわかる。だけど俺にも譲れないものがあった。
「心配してくれてありがとう。でもね俺、ルカは俺みたいに何かで暴走しちゃっただけかもって思うんだ。だから、一回は話を聞きたい。俺が昔クロードに助けてもらったみたいに」
「そ……れは」
邪竜として、疎まれて傷ついて生きてきたルカは、夢魔として傷ついて隠れてきた俺自身と重なる。もしルカも何かで暴走してしまったのなら、俺は手を差し伸べて引っ張ってあげたい。でも、クロードの心配もわかるから一回だけ。無茶はしない。それによくない考えかもしれないけど、前回で奥の手である特性覚醒が通じる事がわかったから完全に無策ってわけでもない。
「一回だけ俺を信じて?クロード」
まだ完全には納得してもらえないかもしれないけど、俺はクロードに嘘はつきたくないから話せるところは全て話したつもりだ。
「…………わかった。だが、絶対に危ない事はしないでくれ」
「うん、それは約束する」
そう言って俺はクロードに小指を差し出す。クロードがそれにゆっくりと小指を絡めたのを見て俺は約束の言葉を告げた。
◇
「遅くなったけど誕生日プレゼント。これ、使ってくれると嬉しい」
絡んだ小指を離した後、そう言って俺は鞄からプレゼントを取り出す。冬月祭で渡したグローブの手入れに使うクリームだ。
「……ありがとう、早速使わせてもらうな。俺からもこれ、受け取ってくれ」
クロードがくれたのはヘアブラシだった。髪が纏まりやすくなると有名なやつ。
「これ!なかなか手に入らないやつ!探しても見つからなかったのに凄い!」
「しばらく俺が整えてやれないからな」
体育祭も終わり、四年生は校外実習が本格化する。同じ学校に所属はしているけど、これからは寮で顔を合わせる機会も激減するという事だ。
毎朝、髪が跳ねてたら丁寧に梳かしてくれていたクロードがこれを選んだ時の気持ちを考えるとその事実がより一層現実味を帯びてくる。
「ありがとう、毎日使うね」
「後ろの方跳ねやすいから気をつけろよ」
学校にいるとつい、明日も変わらない毎日だって気がしてしまうけど、一日だって同じ日はなくて何かが変わり続けていく。その中で、変わらずに大切にしたいものを大事にしていけたらいいなと強く思う誕生日。
残り少なくなったタルトをゆっくりと2人で食べて6月の初めの休日は幕を閉じた。
「そういえば、昨日の犯人ってどんな人だったんだろうね?クロード何か聞いてる?」
「……変質者の集団だったらしい。今は全員が捕まってるからもう心配しなくていい」
それを聞いて少し安心する。事件に巻き込まれたのは最悪だけど、同じ被害に遭う子がこれ以上出ないのは嬉しい。
「あのさ、ジンと協力したって、何があったの?」
「……あいつが犯人の居場所を突き止めて、そこで薬を確保したんだ」
「えっ、クロード犯人見たの?大丈夫だった?」
てっきり俺は、クロードが保健室から薬を持ってきてくれたのかと思ってたから意外な展開に驚く。というか、ジン割と凄いことしてたんだ。俺が応援合戦に出れたのは解除薬が届いたおかげだし、癪だけど今度会ったら話くらいは付き合ってあげるべきかもしれない。
「特に何も。保健室で足りない分の薬まで回収できたから他の被害者にも渡せて良かった」
「そっか、なら良かった」
「それより……」
クロードが何かいいかけた時、ちょうど大きな停車音を立てて電車が来る。その音で聞こえなかった言葉を俺は振り返って聞き返そうとしたんだけど、なんでもないって言われてしまう。蒸し返すのもどうかと思って、結局俺は寮までの帰り道を他愛のない話をして帰った。
◇
「蝋燭つけるよ!電気消そ!」
寮に戻ったその足で俺達はクロードの部屋でケーキを広げた。俺の部屋でも良かったんだけど、チア練習が忙しくてあんまり片付けられなかったからクロードにお願いしたんだよね。
蝋燭の光だけが照らす室内で、俺とクロードはフルーツタルトを挟んで座る。クロードが俺に吹いていいよって言ってくれたから遠慮せず蝋燭を吹き消した。
炎が消えて一瞬真っ暗になるこの瞬間って、何が起こるわけでもないのに毎回ドキドキする。
電気をつけて、ケーキを切り分けて並べたらあとはゆっくり話しながら食べるだけだ。普段と殆ど変わらないのに、蝋燭の香りがするだけで少し特別な感じがするのはやっぱり誕生日だからかな。
「……昨日の」
ホールが半分消えた頃、クロードがこちらの様子を伺いながら言葉を続ける。
「ルカに、力を使ったのか?」
「えっと……」
クロードが聞きたいのは力を使ったことそのものじゃなくて、使うに至った経緯だという事なのは目を見ればわかる。
「ルカの様子が変で、あのままだと暴走しそうだったから……あの時は羽が出てたのもあって、特性覚醒を使ってちょっと眠ってもらった感じ」
「あいつに何かされたのか?それに特性覚醒って……」
クロードに心配をかけたくないけど、変に隠して後から衝突するのも避けたい。だけど、ルカのことも悪く思ってほしくはないから俺は言葉を選んで説明をした。だけど俺の思惑に反してクロードの表情は険しかった。多分ルカの行動もだけど俺が特性覚醒まで使ったからだろう。
特性覚醒は人間以外の種族が、羽とかの種族特性を出してる時にだけ使える強化状態で、固有能力の出力が上がる代わりに慣れてないと魔力暴走の危険があるものだ。覚醒すると魂に負担がかかるし、種族によっては成人まで使っちゃダメってルールもある。俺は夢魔の力のコントロールのために少しだけお父さんに教えてもらっていたから使い方は知っていた。
(まあ、無闇に使っちゃダメとは言われてたんだけどね)
そして昨日、幸か不幸か事件のせいで羽が出ていた俺は条件を満たしていたから、あの状態のルカに効く強力な精神魔法を使う為に一か八かで特性覚醒を使った。結果としてルカの暴走は止められたし俺の方にも特に異常は起きなかったから、俺は悪い行動だったとは思わない。だけど過去に俺の魔力暴走を見たことのあるクロードがこれを危険視するのも当然ではある。
「俺は大した事されてないよ。ただ、話がうまく通じなかったのと押し倒されただけ」
「な……」
「それよりルカがエリオ君に攻撃したり、明らかに様子がおかしかったから止めなきゃって思って使っちゃった。心配かけてごめん」
俺の説明に、クロードが何か言いたげに口を開いて目を伏せる。それを見てクロードがどれだけ俺の事を心配してくれるかがわかってちょっと罪悪感が湧く。
それでも、あのままルカが魔力暴走したりしたらもっと大変なことになってたとは思うから、クロードには悪いけど、俺はもしあの時に戻れたとしても同じ事をしたと思う。
「多分だけど、ルカも混乱して変な事しちゃったんじゃないかなって俺は思ってる」
「だが……」
「心配しないで!俺ルカにちゃんと話聞いてみるから大丈夫!」
「………それが、1番心配なんだ」
特性覚醒でかけた魔法の副作用も気になるし、俺は休み明けにルカに会いに行くつもりだった。だけど、クロードはそれをよく思っていないみたいで言いにくそうに言葉を重ねる。
「フレンが、あいつを気にかけている気持ちはわかる。俺はそれを尊重したい……だけど、フレンが今回みたいな目に遭うならやめてほしい」
クロードは、俺がやる事を基本的に応援してくれる。困っていたら助けてくれるし、何かあれば一緒にやってくれる人だ。こんな風に止められたのは初めてだった。俺もクロードが意地悪で言ってるわけじゃないのはわかる。だけど俺にも譲れないものがあった。
「心配してくれてありがとう。でもね俺、ルカは俺みたいに何かで暴走しちゃっただけかもって思うんだ。だから、一回は話を聞きたい。俺が昔クロードに助けてもらったみたいに」
「そ……れは」
邪竜として、疎まれて傷ついて生きてきたルカは、夢魔として傷ついて隠れてきた俺自身と重なる。もしルカも何かで暴走してしまったのなら、俺は手を差し伸べて引っ張ってあげたい。でも、クロードの心配もわかるから一回だけ。無茶はしない。それによくない考えかもしれないけど、前回で奥の手である特性覚醒が通じる事がわかったから完全に無策ってわけでもない。
「一回だけ俺を信じて?クロード」
まだ完全には納得してもらえないかもしれないけど、俺はクロードに嘘はつきたくないから話せるところは全て話したつもりだ。
「…………わかった。だが、絶対に危ない事はしないでくれ」
「うん、それは約束する」
そう言って俺はクロードに小指を差し出す。クロードがそれにゆっくりと小指を絡めたのを見て俺は約束の言葉を告げた。
◇
「遅くなったけど誕生日プレゼント。これ、使ってくれると嬉しい」
絡んだ小指を離した後、そう言って俺は鞄からプレゼントを取り出す。冬月祭で渡したグローブの手入れに使うクリームだ。
「……ありがとう、早速使わせてもらうな。俺からもこれ、受け取ってくれ」
クロードがくれたのはヘアブラシだった。髪が纏まりやすくなると有名なやつ。
「これ!なかなか手に入らないやつ!探しても見つからなかったのに凄い!」
「しばらく俺が整えてやれないからな」
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毎朝、髪が跳ねてたら丁寧に梳かしてくれていたクロードがこれを選んだ時の気持ちを考えるとその事実がより一層現実味を帯びてくる。
「ありがとう、毎日使うね」
「後ろの方跳ねやすいから気をつけろよ」
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