85 / 131
3年1学期
85話:ある邪竜の運命論④ sideエリオ
しおりを挟む
兄さんの部屋に行った翌日。
僕は先輩の誕生日プレゼントを買うために街に出たかったけれど昨日のダメージのせいで全身が痛くて、遠出はできそうになかった。
適当なものは買いたくない。だけど時間も余裕もない。そんな思いを抱えて部屋を見回した僕の目にある物が止まった。
「あ……」
先輩の好みに合うかはわからない。だけどこれは今僕が送れるものの中で1番いいものな気がした。
◇
「エリオ君?珍しいね、何か用事?」
連休明けの朝のホームルーム前、僅かな空き時間であるそのタイミングで僕は先輩の教室へ足を運んだ。本当はもう少しゆっくりできる時間がよかったのだけれど、昼休みは兄さんがいる可能性が高いのでこの時間にした。
「フレン先輩、誕生日おめでとうございます」
「あ、この間の覚えててくれたんだ?ありがとうエリオ君!嬉しい!」
包み紙は購買で買ったものだ。流石に剥き身で渡すよりはいいかと思い、僕は空色の包装で包まれたそれを渡す。
先輩の開けていいかという問いに頷いて、僕は彼の小さな手が包装を開くのを見つめた。
「わぁ!これ紅茶……?綺麗な箱~!飲むの楽しみ!」
「僕が好きな紅茶です。先輩の口に合うといいんですが」
部屋に帰った時、ちょうどストックで買っておいた新品の紅茶缶が目に留まった。香りのいいこれは気分を落ち着けるのにちょうどいい。先輩は体育祭で大変な目にあったから、少しでも心が落ち着く時間を作る手伝いができたらと思ってこれに決めた。本当なら先輩の好みをリサーチして茶葉を選ぶべきだけれど、そこは来年の課題にする。
ホームルームの時間が迫っているので僕が先輩に声をかけて教室を出ようとしたら
「ねぇ!今日放課後暇?一緒にうちで飲まない?」
「……へ?あ、空いてます!!行きたいです!!」
なんと先輩からお誘いを受けてしまった。詳しい話はまた後でと言われて、プレゼントをした筈なのに僕の方が却って何か貰ってしまったような気持ちになる。
授業の合間に先輩とメッセージのやり取りをして約束の詳細を決めている内に、あっという間に約束の放課後になった。
◇
僕は今先輩の部屋の中にいる。
「ちゃんとしたカップなくてごめんね!エリオ君どっちがいい?」
「……えっと、青い方でお願いします。」
先輩が棚からカップを取り出して僕に尋ねるけれど正直それどころではない。制服を着替えて部屋着になった先輩はいつにも増して無防備で、露出は少ないのに目のやり場に困る。いつもは制服で隠れている脚のラインがよく見える、タイツで覆われた下肢が動くたびに目で追ってしまっていた。別に先輩をいやらしい目で見てるわけじゃないけれど、どうしても自分じゃコントロールできない。
(先輩の匂いがする……)
それに加えて今いる場所であるこの部屋も僕の心をかき乱す要因だった。先輩が普段過ごしている空間。程よく生活感があり、先輩らしいインテリア(先輩にどことなく似ている薔薇のガラス細工が特に目に留まる)が飾られているここはなんとなく甘くて良い香りがしている気がする。
気がつくと先輩ばかり見てしまうので、僕は変に思われないように目を逸らした。その視線の先、部屋の中央のベッドを見て思わず心臓が跳ねる。特に何があるわけではないのに、そこで先輩が眠っている姿を想像するだけで落ち着かなくなった。、
「淹れてみた!上手くできてたらいいな!いい匂い~」
そんな葛藤で僕が内心大暴れしていると、先輩がお盆を持って机に運んで来てくれた。
お盆の上にはティーポットと二つのカップ、それにクッキーの小袋。
「ここのクッキー美味しいから食べてみて!」
「は、はい。いただきます」
お茶請けと共に先輩の淹れてくれた紅茶を飲む。いつも飲んでいるものと変わらない筈なのに、普段より美味しく感じるのは先輩が横にいるからだろうか。
「美味しい!これ俺好き!ありがとうエリオ君」
「お口にあってよかったです。クッキーも美味しいです」
紅茶に口をつけた先輩の言葉に僕は安堵する。熱いのが苦手なのか、少しずつ冷ましながら口をつけている姿が小動物みたいだ。
先輩はよく笑ってるから気づかなかったけど、静かにしていると、口が小さいことに気がつく。僕が一口で食べ終わるクッキーを何回かに分けて咀嚼して先輩は食べていた。そんななんてことのない発見にも心がそわそわして落ち着かない。
「そういえば今日のお昼、ルカが教室きたんだけど」
「……っ!」
先輩から唐突に発せられた言葉に思わず固まる。
兄さんには僕の判断で話をしたけれど、それがどういう結果になるかまでは予測できなかったから続きを聞くのが怖い。
「特に普段と変わりなかったよ!やっぱり体育祭の時はルカもびっくりしてたのかもね」
「そ……そうなんですね」
ニコニコと語る先輩の様子に、それが僕を安心させる為の建前ではない事はわかった。兄さんの内面を知ってしまった今では空恐ろしい気持ちにはなるけれど、この間みたいな暴走はしていないらしいので、一旦は落ち着いたと見ていいだろう。
◇
「あの……体育祭の日、先輩はどうやって兄さんを眠らせたんですか?」
丁度兄さんの話題が出たので、僕はあの日からずっと気になっていたことを問いかけた。
「あー……あれはね、特性覚醒使ったんだ。丁度羽が出てたから使えるかなって」
「え、先輩特性覚醒できるんですか!?」
特性覚醒は竜族では成人するまで禁止されている。竜族にとって神聖な物である羽を出した状態で使わなければいけないという点に加えて、覚醒状態は魂の深層を開く危険な行為だからだ。だから僕は使ったことがないどころか使い方も知らない。
「……夢魔って固有能力が精神と魂に関係ある種族だから、魂の状態をコントロールする練習の時に少し教えてもらったんだ。流石に人に使うのは初めてだったけど」
紅茶に口をつける先輩の横顔がいつもより大人びて見えるのは、彼が僕の知らない事を知っているからだろうか。
「あっでも俺が特性覚醒使った事は他の人に言わないでね……特に先生とか!怒られちゃうから」
「わっ、わかりました……」
そう言って手を合わせながら僕の目を見つめる先輩はいつもの先輩で、そのギャップにまた少し心臓が跳ねた。それを誤魔化すように紅茶を飲みながら僕はなんでもないように返事をする。
「そういえばエリオ君の誕生日っていつ?」
「来月ですね」
「えっ!そうなの?教えて?俺もお祝いしたい!」
その問いかけに僕が日付を口にすると先輩はキラキラした瞳で見つめ返してきた。来月楽しみにしていてねと笑う先輩の言葉に、この歳になって柄にもなく誕生日が楽しみになったのは僕だけが知っていればいい秘密だ。
ポットに入った紅茶が空になるのが一瞬に感じる穏やかな放課後、僕はこの大切な人との時間を今だけは手放さずにいたいとそう思った。
僕は先輩の誕生日プレゼントを買うために街に出たかったけれど昨日のダメージのせいで全身が痛くて、遠出はできそうになかった。
適当なものは買いたくない。だけど時間も余裕もない。そんな思いを抱えて部屋を見回した僕の目にある物が止まった。
「あ……」
先輩の好みに合うかはわからない。だけどこれは今僕が送れるものの中で1番いいものな気がした。
◇
「エリオ君?珍しいね、何か用事?」
連休明けの朝のホームルーム前、僅かな空き時間であるそのタイミングで僕は先輩の教室へ足を運んだ。本当はもう少しゆっくりできる時間がよかったのだけれど、昼休みは兄さんがいる可能性が高いのでこの時間にした。
「フレン先輩、誕生日おめでとうございます」
「あ、この間の覚えててくれたんだ?ありがとうエリオ君!嬉しい!」
包み紙は購買で買ったものだ。流石に剥き身で渡すよりはいいかと思い、僕は空色の包装で包まれたそれを渡す。
先輩の開けていいかという問いに頷いて、僕は彼の小さな手が包装を開くのを見つめた。
「わぁ!これ紅茶……?綺麗な箱~!飲むの楽しみ!」
「僕が好きな紅茶です。先輩の口に合うといいんですが」
部屋に帰った時、ちょうどストックで買っておいた新品の紅茶缶が目に留まった。香りのいいこれは気分を落ち着けるのにちょうどいい。先輩は体育祭で大変な目にあったから、少しでも心が落ち着く時間を作る手伝いができたらと思ってこれに決めた。本当なら先輩の好みをリサーチして茶葉を選ぶべきだけれど、そこは来年の課題にする。
ホームルームの時間が迫っているので僕が先輩に声をかけて教室を出ようとしたら
「ねぇ!今日放課後暇?一緒にうちで飲まない?」
「……へ?あ、空いてます!!行きたいです!!」
なんと先輩からお誘いを受けてしまった。詳しい話はまた後でと言われて、プレゼントをした筈なのに僕の方が却って何か貰ってしまったような気持ちになる。
授業の合間に先輩とメッセージのやり取りをして約束の詳細を決めている内に、あっという間に約束の放課後になった。
◇
僕は今先輩の部屋の中にいる。
「ちゃんとしたカップなくてごめんね!エリオ君どっちがいい?」
「……えっと、青い方でお願いします。」
先輩が棚からカップを取り出して僕に尋ねるけれど正直それどころではない。制服を着替えて部屋着になった先輩はいつにも増して無防備で、露出は少ないのに目のやり場に困る。いつもは制服で隠れている脚のラインがよく見える、タイツで覆われた下肢が動くたびに目で追ってしまっていた。別に先輩をいやらしい目で見てるわけじゃないけれど、どうしても自分じゃコントロールできない。
(先輩の匂いがする……)
それに加えて今いる場所であるこの部屋も僕の心をかき乱す要因だった。先輩が普段過ごしている空間。程よく生活感があり、先輩らしいインテリア(先輩にどことなく似ている薔薇のガラス細工が特に目に留まる)が飾られているここはなんとなく甘くて良い香りがしている気がする。
気がつくと先輩ばかり見てしまうので、僕は変に思われないように目を逸らした。その視線の先、部屋の中央のベッドを見て思わず心臓が跳ねる。特に何があるわけではないのに、そこで先輩が眠っている姿を想像するだけで落ち着かなくなった。、
「淹れてみた!上手くできてたらいいな!いい匂い~」
そんな葛藤で僕が内心大暴れしていると、先輩がお盆を持って机に運んで来てくれた。
お盆の上にはティーポットと二つのカップ、それにクッキーの小袋。
「ここのクッキー美味しいから食べてみて!」
「は、はい。いただきます」
お茶請けと共に先輩の淹れてくれた紅茶を飲む。いつも飲んでいるものと変わらない筈なのに、普段より美味しく感じるのは先輩が横にいるからだろうか。
「美味しい!これ俺好き!ありがとうエリオ君」
「お口にあってよかったです。クッキーも美味しいです」
紅茶に口をつけた先輩の言葉に僕は安堵する。熱いのが苦手なのか、少しずつ冷ましながら口をつけている姿が小動物みたいだ。
先輩はよく笑ってるから気づかなかったけど、静かにしていると、口が小さいことに気がつく。僕が一口で食べ終わるクッキーを何回かに分けて咀嚼して先輩は食べていた。そんななんてことのない発見にも心がそわそわして落ち着かない。
「そういえば今日のお昼、ルカが教室きたんだけど」
「……っ!」
先輩から唐突に発せられた言葉に思わず固まる。
兄さんには僕の判断で話をしたけれど、それがどういう結果になるかまでは予測できなかったから続きを聞くのが怖い。
「特に普段と変わりなかったよ!やっぱり体育祭の時はルカもびっくりしてたのかもね」
「そ……そうなんですね」
ニコニコと語る先輩の様子に、それが僕を安心させる為の建前ではない事はわかった。兄さんの内面を知ってしまった今では空恐ろしい気持ちにはなるけれど、この間みたいな暴走はしていないらしいので、一旦は落ち着いたと見ていいだろう。
◇
「あの……体育祭の日、先輩はどうやって兄さんを眠らせたんですか?」
丁度兄さんの話題が出たので、僕はあの日からずっと気になっていたことを問いかけた。
「あー……あれはね、特性覚醒使ったんだ。丁度羽が出てたから使えるかなって」
「え、先輩特性覚醒できるんですか!?」
特性覚醒は竜族では成人するまで禁止されている。竜族にとって神聖な物である羽を出した状態で使わなければいけないという点に加えて、覚醒状態は魂の深層を開く危険な行為だからだ。だから僕は使ったことがないどころか使い方も知らない。
「……夢魔って固有能力が精神と魂に関係ある種族だから、魂の状態をコントロールする練習の時に少し教えてもらったんだ。流石に人に使うのは初めてだったけど」
紅茶に口をつける先輩の横顔がいつもより大人びて見えるのは、彼が僕の知らない事を知っているからだろうか。
「あっでも俺が特性覚醒使った事は他の人に言わないでね……特に先生とか!怒られちゃうから」
「わっ、わかりました……」
そう言って手を合わせながら僕の目を見つめる先輩はいつもの先輩で、そのギャップにまた少し心臓が跳ねた。それを誤魔化すように紅茶を飲みながら僕はなんでもないように返事をする。
「そういえばエリオ君の誕生日っていつ?」
「来月ですね」
「えっ!そうなの?教えて?俺もお祝いしたい!」
その問いかけに僕が日付を口にすると先輩はキラキラした瞳で見つめ返してきた。来月楽しみにしていてねと笑う先輩の言葉に、この歳になって柄にもなく誕生日が楽しみになったのは僕だけが知っていればいい秘密だ。
ポットに入った紅茶が空になるのが一瞬に感じる穏やかな放課後、僕はこの大切な人との時間を今だけは手放さずにいたいとそう思った。
34
あなたにおすすめの小説
平凡なぼくが男子校でイケメンたちに囲まれています
七瀬
BL
あらすじ
春の空の下、名門私立蒼嶺(そうれい)学園に入学した柊凛音(ひいらぎ りおん)。全寮制男子校という新しい環境で、彼の無自覚な美しさと天然な魅力が、周囲の男たちを次々と虜にしていく——。
政治家や実業家の子息が通う格式高い学園で、凛音は完璧な兄・蒼真(そうま)への憧れを胸に、新たな青春を歩み始める。しかし、彼の純粋で愛らしい存在は、学園の秩序を静かに揺るがしていく。
****
初投稿なので優しい目で見守ってくださると助かります‼️ご指摘などございましたら、気軽にコメントよろしくお願いしますm(_ _)m
先輩たちの心の声に翻弄されています!
七瀬
BL
人と関わるのが少し苦手な高校1年生・綾瀬遙真(あやせとうま)。
ある日、食堂へ向かう人混みの中で先輩にぶつかった瞬間──彼は「触れた相手の心の声」が聞こえるようになった。
最初に声を拾ってしまったのは、対照的な二人の先輩。
乱暴そうな俺様ヤンキー・不破春樹(ふわはるき)と、爽やかで優しい王子様・橘司(たちばなつかさ)。
見せる顔と心の声の落差に戸惑う遙真。けれど、彼らはなぜか遙真に強い関心を示しはじめる。
****
三作目の投稿になります。三角関係の学園BLですが、なるべくみんなを幸せにして終わりますのでご安心ください。
ご感想・ご指摘など気軽にコメントいただけると嬉しいです‼️
転生したが壁になりたい。
むいあ
BL
俺、神崎瑠衣はごく普通の社会人だ。
ただ一つ違うことがあるとすれば、腐男子だということだ。
しかし、周りに腐男子と言うことがバレないように日々隠しながら暮らしている。
今日も一日会社に行こうとした時に横からきたトラックにはねられてしまった!
目が覚めるとそこは俺が好きなゲームの中で!?
俺は推し同士の絡みを眺めていたいのに、なぜか美形に迫られていて!?
「俺は壁になりたいのにーーーー!!!!」
俺の異世界先は激重魔導騎士の懐の中
油淋丼
BL
少女漫画のような人生を送っていたクラスメイトがある日突然命を落とした。
背景の一部のようなモブは、卒業式の前日に事故に遭った。
魔王候補の一人として無能力のまま召喚され、魔物達に混じりこっそりと元の世界に戻る方法を探す。
魔物の脅威である魔導騎士は、不思議と初対面のようには感じなかった。
少女漫画のようなヒーローが本当に好きだったのは、モブ君だった。
異世界に転生したヒーローは、前世も含めて長年片思いをして愛が激重に変化した。
今度こそ必ず捕らえて囲って愛す事を誓います。
激重愛魔導最強転生騎士×魔王候補無能力転移モブ
最可愛天使は儚げ美少年を演じる@勘違いってマジ??
雨霧れいん
BL
《 男子校の華 》と呼ばれるほどにかわいく、美しい少年"依織のぞ"は社会に出てから厳しさを知る。
いままでかわいいと言われていた特徴も社会に出れば女々しいだとか、非力だとか、色々な言葉で貶された。いつまでもかわいいだけの僕でいたい!いつしか依織はネットにのめり込んだ。男の主人公がイケメンに言い寄られるゲーム、通称BLゲーム。こんな世界に生まれたかった、と悲しみに暮れ眠りについたが朝起きたらそこは大好きなBLゲームのなかに!?
可愛い可愛い僕でいるために儚げ男子(笑)を演じていたら色々勘違いされて...!?!?
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
うちの家族が過保護すぎるので不良になろうと思います。
春雨
BL
前世を思い出した俺。
外の世界を知りたい俺は過保護な親兄弟から自由を求めるために逃げまくるけど失敗しまくる話。
愛が重すぎて俺どうすればいい??
もう不良になっちゃおうか!
少しおばかな主人公とそれを溺愛する家族にお付き合い頂けたらと思います。
初投稿ですので矛盾や誤字脱字見逃している所があると思いますが暖かい目で見守って頂けたら幸いです。
※(ある日)が付いている話はサイドストーリーのようなもので作者がただ書いてみたかった話を書いていますので飛ばして頂いても大丈夫です。
※度々言い回しや誤字の修正などが入りますが内容に影響はないです。
もし内容に影響を及ぼす場合はその都度報告致します。
なるべく全ての感想に返信させていただいてます。
感想とてもとても嬉しいです、いつもありがとうございます!
ざこてん〜初期雑魚モンスターに転生した俺は、勇者にテイムしてもらう〜
キノア9g
BL
「俺の血を啜るとは……それほど俺を愛しているのか?」
(いえ、ただの生存戦略です!!)
【元社畜の雑魚モンスター(うさぎ)】×【勘違い独占欲勇者】
生き残るために媚びを売ったら、最強の勇者に溺愛されました。
ブラック企業で過労死した俺が転生したのは、RPGの最弱モンスター『ダーク・ラビット(黒うさぎ)』だった。
のんびり草を食んでいたある日、目の前に現れたのはゲーム最強の勇者・アレクセイ。
「経験値」として狩られる!と焦った俺は、生き残るために咄嗟の機転で彼と『従魔契約』を結ぶことに成功する。
「殺さないでくれ!」という一心で、傷口を舐めて契約しただけなのに……。
「魔物の分際で、俺にこれほど情熱的な求愛をするとは」
なぜか勇者様、俺のことを「自分に惚れ込んでいる健気な相棒」だと盛大に勘違い!?
勘違いされたまま、勇者の膝の上で可愛がられる日々。
捨てられないために必死で「有能なペット」を演じていたら、勇者の魔力を受けすぎて、なんと人間の姿に進化してしまい――!?
「もう使い魔の枠には収まらない。俺のすべてはお前のものだ」
ま、待ってください勇者様、愛が重すぎます!
元社畜の生存本能が生んだ、すれ違いと溺愛の異世界BLファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる