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19 社
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分かれ道から歩いて五分くらいだろうか。
少し開けた場所に真っ赤な鳥居が見えた。
手入れされている様で雑草は生えておらず、風が吹くたび枝から枯葉が舞う。
鳥居は塗り直してさほど時間が経っていないだろう。鮮やかな朱色をしている。
と言う事は、この社は大事にされていると言う事だろうか?
子供の頃遊びに来ていた時は大きく感じていた社だけれど、今改めて見るとそこまで大きくはない。
山頂はきっと、たくさんの人が訪れているだろう。
けれどここには誰もいない。
社からは禍々しさを僅かに感じるが、何かがいる様な気配はなかった。
色んな噂の為怖い場所と思っていたのに、来てみるとそうでもないような?
僕は抱きかかえているリモに尋ねた。
「なあリモ、ここって何が祀られているんだ?」
「狐の神様ですよ! だからほら、狛犬じゃなくって狐がいるでしょ?」
子供の頃は気にもしなかったが、確かに社の前に二体、狐の像が置かれていてその像はこちらを見ている。一体は口を開き、一体は口を閉じている。
「中、覗いてみようか」
言うなり臨は僕から手を離し、社に向かって足早に歩いて行く。
覗く、の意味が分からず僕は不思議に思いながら後をついて行くと、臨は社に向かい手を合わせたかと思うと、靴を脱ぎ社の中を覗き込んだ。
って、え?
「ちょ、臨?」
「中見えないや。鍵、かかってるのかな、ここ」
社の扉は何者の侵入も許さないかのように、固く閉ざされている。
隙間なんて無さげだから中なんて見えやしないだろう。
臨は扉に手を掛けそして、僕が止める間もなくゆっくりと戸を開いた。
戸は、ぎー、と音を立てて横に開いていく。
中は薄暗くよく見えないが、祭壇のようなものがありそこにまた扉がある。
中は結構広い。
十畳以上はあるだろう。
誰もいない。
掃除されている様で、埃っぽさは感じなかった。
「……迷わず開ける人、初めて見たデスよ……」
半ば呆れたように、リモが言う。
それは僕もいっしょだ。
町中にだってこれより小さな社はいくつかあるけれど勝手に戸を開けようなんて思ったことがない。
ていうか、開くんだな、これ。
中見たの初めてだよ。
「何もいないね」
そう言って、臨は中に入っていく。
って、まじかよおい。
「ちょっと、臨?」
「うーん、床はただの畳だし、掃除されてるみたい。忘れられてるわけじゃなくって、手入れされてるし、大事にされてるみたいだ」
「お前、勝手に入ったらまずくない?」
僕が言うと、臨は振り返り、首を傾げる。
「え、何で?」
「いや、何でっていうか……怒られねー? だって、神様のいる場所だろ?」
「お祓いとかで入ったりするから、大丈夫じゃない?」
まあ確かに、七五三を神社でやった時、中に入った記憶はあるけれども。
だからって勝手に開けるか……?
「ていうか何にもいないし。ちょっと期待外れ」
残念そうに言い、臨は出てきて扉を閉めた。
「……あんたら、何してるの……?」
呆れたような、老齢の女性の声が聞こえ、僕はびく、として振り返る。
そこにいたのは、怪訝な顔をしたお婆さんが立っていた。
うちのお祖母ちゃんと同世代くらいだろうか?
六十は過ぎているだろう。
ジャージ姿にリュックを背負ったお婆さんは、手袋をした手にゴミ袋を持っている。
お婆さんは、僕が抱えるリモに気が付くと柔らかい表情になり近づいてきて言った。
「おやまあ、もしかしてその子、ここいらでよく見かけた狸かい?」
「え、あ、はい。あの、少し前に知り合って……」
「そうなの? 最近見かけないから心配していたけど無事ならよかった」
リモのお陰で、お婆さんの中で僕たちは怪しい人物から、ちょっと怪しい人物に印象が変わったようだ。
お婆さんは臨の方に視線を向け、首を傾げた。
「あんたたち、掃除でも手伝ってくれるのかい?」
そう言うわけではないが、違うとも言いにくい。
「はい、そうです。僕たち、昔この辺りでよく遊んでて懐かしく思って……でもすごく手入れされてますね。埃も溜まってないし、これなら僕たちの出番なさそう」
言いながら臨は靴を履き、こちらへと戻ってくる。
「そりゃ、境内の中を私が毎週掃除してるし、拝殿の中も掃いてるからねえ。まあでも今は、枯葉が多くて掃除を諦めてるけど」
そう言って、お婆さんは笑う。
その時、風が強く吹いた。
僕たちを囲うように渦巻きそして、空に昇っていく。
僕は思わず目を閉じ、リモをぎゅっと抱きしめた。
「今日も風が強いわねえ」
目を開けるとお婆さんが言いながら、空を見上げた。
空に浮かぶ雲の流れが早い。
秋はあっという間に過ぎ、冬はすぐ来ることだろう。
風が吹くたびに寒さを強く感じる。
「毎週……ですか?」
臨が言うと、お婆さんは頷きながら言った。
「えぇ。よほど天気が悪くない時以外はね。そういえばこの子、前は狐と一緒にいたと思うけど最近見かけないわね」
言いながらお婆さんは首を傾げた。
「他に変わったことってないですか?」
「変わったこと? そうねえ……幽霊が出るとか、化け物がでるとかそんな話を時々聞くけど……私は見たことないわね。あぁそういえば、首が飛んでるのを見たって人いたわね」
首?
「首って、どういう意味ですか?」
不思議に思い僕が言うと、お婆さんが僕の顔を指差す。
「ほら、ここよここ。頭って言うの? 首から上がね飛んでたって言うのよ。そんな妖怪の話、むかーし見たんだけどなんだっけ?」
なんだっけと言われても僕はわからず戸惑うばかりだ。
「ヒトウバン?」
臨が呟くと、お婆さんは大きく目を見開いて何度も頷いた。
「そう、それ! 夕方この辺りを散策してた人がね、見たって言っていたのよ!」
「それ、いつの話ですか?」
ヒトウバンてなんだ?
首が飛ぶって何?
困惑する俺を置いてけぼりに、お婆さんと臨は話を進めていく。
「そうねえ……一か月くらい前だったかしら? でも、そんなことあるわけないわよねえ」
そしてお婆さんは声をあげて笑った。
だからヒトウバンて何。
首がどうのこうのっていう妖怪だと、僕の頭に思い浮かぶのはろくろ首だ。
飛ぶのか、首?
ろくろ首とは何が違うんだ?
お婆さんは掃除をするからと言って、社殿へと向かって行く。
臨は背の背中を見送り、僕の方を振り返って言った。
「だって」
「だってって、何が何だかわかんねーよ」
俺が言うと、臨は首を傾げて言った。
「何がわからないの」
「色々と。で、ヒトウバンて何?」
俺が言うと臨は目を大きく見開く。
「え、知らないの?」
「知らねーよ。僕はお前と違ってオカルト好きじゃねーもん」
「飛頭蛮だよ。さっきのお婆さんが言っていた通り、首だけで空を飛ぶんだ」
首だけで空を飛ぶ。
想像できない。
ろくろ首、とは違うんだよな?
「臨さん、よく御存じですね! この辺ではあまり見かけませんが、普段は人の姿をしているんですが夜になると首の上だけ身体から離れて飛び回るんですよ!」
リモが解説してくれたが、いまいちぴんと来ない。
「……その間、身体はどうなってるんだ? 無防備じゃねーの?」
僕が尋ねるとリモは僕の方を見上げ、口をぽかん、と開けた。
しばらく沈黙した後、首を傾げて、
「言われてみればそうですねえ……」
と、悩み始めてしまう。
幽霊に狸に狐。飛頭蛮とか、この山どうなってるんだ?
少し開けた場所に真っ赤な鳥居が見えた。
手入れされている様で雑草は生えておらず、風が吹くたび枝から枯葉が舞う。
鳥居は塗り直してさほど時間が経っていないだろう。鮮やかな朱色をしている。
と言う事は、この社は大事にされていると言う事だろうか?
子供の頃遊びに来ていた時は大きく感じていた社だけれど、今改めて見るとそこまで大きくはない。
山頂はきっと、たくさんの人が訪れているだろう。
けれどここには誰もいない。
社からは禍々しさを僅かに感じるが、何かがいる様な気配はなかった。
色んな噂の為怖い場所と思っていたのに、来てみるとそうでもないような?
僕は抱きかかえているリモに尋ねた。
「なあリモ、ここって何が祀られているんだ?」
「狐の神様ですよ! だからほら、狛犬じゃなくって狐がいるでしょ?」
子供の頃は気にもしなかったが、確かに社の前に二体、狐の像が置かれていてその像はこちらを見ている。一体は口を開き、一体は口を閉じている。
「中、覗いてみようか」
言うなり臨は僕から手を離し、社に向かって足早に歩いて行く。
覗く、の意味が分からず僕は不思議に思いながら後をついて行くと、臨は社に向かい手を合わせたかと思うと、靴を脱ぎ社の中を覗き込んだ。
って、え?
「ちょ、臨?」
「中見えないや。鍵、かかってるのかな、ここ」
社の扉は何者の侵入も許さないかのように、固く閉ざされている。
隙間なんて無さげだから中なんて見えやしないだろう。
臨は扉に手を掛けそして、僕が止める間もなくゆっくりと戸を開いた。
戸は、ぎー、と音を立てて横に開いていく。
中は薄暗くよく見えないが、祭壇のようなものがありそこにまた扉がある。
中は結構広い。
十畳以上はあるだろう。
誰もいない。
掃除されている様で、埃っぽさは感じなかった。
「……迷わず開ける人、初めて見たデスよ……」
半ば呆れたように、リモが言う。
それは僕もいっしょだ。
町中にだってこれより小さな社はいくつかあるけれど勝手に戸を開けようなんて思ったことがない。
ていうか、開くんだな、これ。
中見たの初めてだよ。
「何もいないね」
そう言って、臨は中に入っていく。
って、まじかよおい。
「ちょっと、臨?」
「うーん、床はただの畳だし、掃除されてるみたい。忘れられてるわけじゃなくって、手入れされてるし、大事にされてるみたいだ」
「お前、勝手に入ったらまずくない?」
僕が言うと、臨は振り返り、首を傾げる。
「え、何で?」
「いや、何でっていうか……怒られねー? だって、神様のいる場所だろ?」
「お祓いとかで入ったりするから、大丈夫じゃない?」
まあ確かに、七五三を神社でやった時、中に入った記憶はあるけれども。
だからって勝手に開けるか……?
「ていうか何にもいないし。ちょっと期待外れ」
残念そうに言い、臨は出てきて扉を閉めた。
「……あんたら、何してるの……?」
呆れたような、老齢の女性の声が聞こえ、僕はびく、として振り返る。
そこにいたのは、怪訝な顔をしたお婆さんが立っていた。
うちのお祖母ちゃんと同世代くらいだろうか?
六十は過ぎているだろう。
ジャージ姿にリュックを背負ったお婆さんは、手袋をした手にゴミ袋を持っている。
お婆さんは、僕が抱えるリモに気が付くと柔らかい表情になり近づいてきて言った。
「おやまあ、もしかしてその子、ここいらでよく見かけた狸かい?」
「え、あ、はい。あの、少し前に知り合って……」
「そうなの? 最近見かけないから心配していたけど無事ならよかった」
リモのお陰で、お婆さんの中で僕たちは怪しい人物から、ちょっと怪しい人物に印象が変わったようだ。
お婆さんは臨の方に視線を向け、首を傾げた。
「あんたたち、掃除でも手伝ってくれるのかい?」
そう言うわけではないが、違うとも言いにくい。
「はい、そうです。僕たち、昔この辺りでよく遊んでて懐かしく思って……でもすごく手入れされてますね。埃も溜まってないし、これなら僕たちの出番なさそう」
言いながら臨は靴を履き、こちらへと戻ってくる。
「そりゃ、境内の中を私が毎週掃除してるし、拝殿の中も掃いてるからねえ。まあでも今は、枯葉が多くて掃除を諦めてるけど」
そう言って、お婆さんは笑う。
その時、風が強く吹いた。
僕たちを囲うように渦巻きそして、空に昇っていく。
僕は思わず目を閉じ、リモをぎゅっと抱きしめた。
「今日も風が強いわねえ」
目を開けるとお婆さんが言いながら、空を見上げた。
空に浮かぶ雲の流れが早い。
秋はあっという間に過ぎ、冬はすぐ来ることだろう。
風が吹くたびに寒さを強く感じる。
「毎週……ですか?」
臨が言うと、お婆さんは頷きながら言った。
「えぇ。よほど天気が悪くない時以外はね。そういえばこの子、前は狐と一緒にいたと思うけど最近見かけないわね」
言いながらお婆さんは首を傾げた。
「他に変わったことってないですか?」
「変わったこと? そうねえ……幽霊が出るとか、化け物がでるとかそんな話を時々聞くけど……私は見たことないわね。あぁそういえば、首が飛んでるのを見たって人いたわね」
首?
「首って、どういう意味ですか?」
不思議に思い僕が言うと、お婆さんが僕の顔を指差す。
「ほら、ここよここ。頭って言うの? 首から上がね飛んでたって言うのよ。そんな妖怪の話、むかーし見たんだけどなんだっけ?」
なんだっけと言われても僕はわからず戸惑うばかりだ。
「ヒトウバン?」
臨が呟くと、お婆さんは大きく目を見開いて何度も頷いた。
「そう、それ! 夕方この辺りを散策してた人がね、見たって言っていたのよ!」
「それ、いつの話ですか?」
ヒトウバンてなんだ?
首が飛ぶって何?
困惑する俺を置いてけぼりに、お婆さんと臨は話を進めていく。
「そうねえ……一か月くらい前だったかしら? でも、そんなことあるわけないわよねえ」
そしてお婆さんは声をあげて笑った。
だからヒトウバンて何。
首がどうのこうのっていう妖怪だと、僕の頭に思い浮かぶのはろくろ首だ。
飛ぶのか、首?
ろくろ首とは何が違うんだ?
お婆さんは掃除をするからと言って、社殿へと向かって行く。
臨は背の背中を見送り、僕の方を振り返って言った。
「だって」
「だってって、何が何だかわかんねーよ」
俺が言うと、臨は首を傾げて言った。
「何がわからないの」
「色々と。で、ヒトウバンて何?」
俺が言うと臨は目を大きく見開く。
「え、知らないの?」
「知らねーよ。僕はお前と違ってオカルト好きじゃねーもん」
「飛頭蛮だよ。さっきのお婆さんが言っていた通り、首だけで空を飛ぶんだ」
首だけで空を飛ぶ。
想像できない。
ろくろ首、とは違うんだよな?
「臨さん、よく御存じですね! この辺ではあまり見かけませんが、普段は人の姿をしているんですが夜になると首の上だけ身体から離れて飛び回るんですよ!」
リモが解説してくれたが、いまいちぴんと来ない。
「……その間、身体はどうなってるんだ? 無防備じゃねーの?」
僕が尋ねるとリモは僕の方を見上げ、口をぽかん、と開けた。
しばらく沈黙した後、首を傾げて、
「言われてみればそうですねえ……」
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