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39 消した記憶
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結局、三日間入院させられた。
その間、毎日臨が見舞いに来ていたし、こっそりリモを連れてきてくれた。
とりあえず日和ちゃんは自分が人里に下りて猫などを襲っていたのは覚えていないし、幽霊に憑りつかれたことも覚えていないようでそれはよかったと思う。
そして僕の中に吸い上げた記憶はもう残っていない。
あるのはその記憶を見て僕が何を思ったのか、だけだ。
日和ちゃんも入院して検査を受けていたそうだけど、僕よりも早く退院して初芝さんの家にいると聞いた。
退院した週の十一月七日日曜日。
僕は臨と一緒に初芝さんの喫茶店に向かっていた。
僕が持つショルダーバッグの中にはリモがいて、隙間から顔を出して通りすぎる人々に愛想を振りまいている。
日和ちゃんを見つけたし、リモが僕のうちにいる理由はもうなくなったと思うけれど、すっかりペットとなったリモはそのままうちに居ついている。
うちにいる最大の理由は
「冬は餌が少ないのでありがたいです」
と言う事らしい。
夕暮れの商店街を歩きながら僕は臨に尋ねた。
「結局、彼女の戸籍とかはどうなったの」
「それなら大丈夫だよ。狐崎日和って名前で戸籍作ったって」
狐のつく名字なんて見たことねえけど、そんな名字あるのかよ。日本語の名字はまじ多種多様だな。
「だから、彼女が人として生きるためのハードルはなくなったと思うけど、あとどうするかはふたりが決めることだし」
と、さほど興味がなさそうな声音で臨が言う。
まあ確かに、これで日和ちゃんや初芝さんがどうするか、なんていうのは僕たちが干渉することじゃない。
ただ猫を殺した犯人を捜すだけのはずだったのに、色々あったな。
もう変な事件に巻き込まれるのは御免こうむりたい。
そう思い僕は臨の方を見やる。
僕には戦う力はない。だけど、臨は違うし、そして臨は当たり前のようにその力で戦う事を選ぶ。
死ぬかもしれない、ってのに。こいつに何かあったら僕は……想像しただけで怖くなる。
「なあ臨」
「何」
「もうあんな事件起きねえよな」
そう僕が告げると、臨はばっとこちらを見て目を大きく見開いた。
「え、起きないの?」
「え、ってなんだよ? お前、下手したら死んでたかもしれねえのにまたあんな目にあいてえのかよ」
呆れ顔で言うと、臨は笑って言った。
「だって力使い放題じゃない。楽しかったよ、俺は。またあったら嬉しいんだけど」
「僕は御免だ……お前に何かあったら嫌だし」
そう小さく呻くように言うと、臨が僕の腕に絡みついてくる。
「ちょ……なにすんだよ?」
「俺は大丈夫だよ、紫音。俺は君が傷つくのを見る方が嫌だけど? バイトのたびに吐いたり弱ったり……この間みたいに倒れるほうがずっと嫌なことだよ」
そう言った臨の顔は妙に真面目なものだった。
「で、で、でもこれは僕にしかできねえことだし……」
「だからって紫音が傷つくことなんてないじゃない」
「いいんだよ。だってどうせ忘れるんだし。もう僕は、日和ちゃんたちの記憶なんて覚えてねえぞ」
でもたぶん、記憶の断片はきっと僕の中に残っているんだろう。
だから入院中に夢を見たんだと思う。
今まで消した記憶達の夢を。
こんな経験今まであったかな……覚えてねえや。
でももう夢の内容だって思い出せない。
しょせん人の記憶だ。僕にとって生きる上で必要のない記憶だから、僕はすぐに忘れてしまうんだ。
「だから僕は、このバイトをしていられるんだよ。過去を消すことで誰かが明日を生きられるならその方がいいじゃねえか」
「言いたいことはわかるけど、俺にはできないよ」
「僕は臨みたいに命かなぐり捨てて戦うことなんてできねえよ」
「別に、かなぐり捨ててなんていないよ。俺は死なないから」
と、自信に満ちた強い口調で言い、臨は僕から離れて行く。
確かに死なないかもしれない。
でも、僕の中には臨がいなくなったら、っていう恐怖がずっとある。
こんな想いをするのは御免だからもう事件なんて起きないでほしい。
「あ、初芝さんたちだ」
と、臨に言われ、僕は視線を巡らせる。
初芝さんと日和ちゃんが、紙袋やショップの袋をぶら下げて歩いているのが見える。
服でも買いに行っていたのだろうか。
ふたりとも幸せそうな顔をしている。
今まで僕は、記憶を消した相手とその後関わりを持ったことがない。その必要がなかったからだ。
……僕が会いに行くことで思い出したりとかしねえだろうな。
それは正直不安だった。そんなこと、無いと思うけど……
日和ちゃんと視線が絡みそして、彼女は小さく会釈して初芝さんに話しかける。
すると初芝さんもこちらに気が付き、笑顔になった。
あの様子だとたぶんそのまま一緒にいそうだよな。
天狐の山の伝説で、天狐は人と結ばれて幸せになったと言うけれど、彼女はどうなるだろう。
人よりも長い寿命を持って、人と結ばれて、それって幸せなことなんだろうか。
……あれ、なんだっけ。彼女は天狐と関係あるんだっけ。ダメだ、吸い上げた記憶は覚えていられないからイマイチ思い出せない。
「色々と買い物をしてきて……危うく約束の時間に遅れる所だったよ」
僕たちが近づくと、初芝さんは照れ笑いを浮かべて言った。
そうだよな、今日初芝さんの店に行くことになったのは初芝さんの方からお礼をしたいっていって呼ばれたからだ。
「彼女と一緒に暮らすんですか?」
臨が臆面もなく尋ねると、ふたりは顔を見合わせて頬を紅く染める。
「えーと……」
「そのつもりです」
強い口調でそう答えたのは日和ちゃんの方だった。
彼女は初芝さんから離れて半歩前に出ると、頭を下げながら言った。
「私の事でいろいろとご迷惑とお世話をおかけして……ありがとうございました」
だから感謝されることには慣れてないんだってば。
何を言ったらいいのかわからず、僕は思わず下を俯く。
「その代り、見張られる人生になると思いますけど」
臨が淡々と告げ、僕はばっと顔を上げる。
「お前何言って……」
いいや、そうか。見張られる人生ってのは間違ってない。
彼女の事は政府の知るところになってるだろうしな。だから戸籍を作れたんだろうから。
日和ちゃんは妖怪で、生まれてくる子は人と妖怪の血をひく存在なんだから、見張られるのは当然だろう。
「……それももう覚悟決めましたから。私はここで生きていきます」
諦めと、決意、だろうか。そう言って彼女は振り返り初芝さんに微笑みかける。
なんだろう、見ているこっちが恥ずかしくなってくる。
「とりあえず、今日は店を休みにしているからうちでご飯を食べていって。お礼と言ってもこれくらいしかできないけど」
「あ、えーと、美味しいご飯を食べられるならそれで十分です」
「紫音はいつ病院に呼ばれるかわかんないから、食べられるときに食べないとだもんね」
たしかに臨の言う通りだ。
今回のことで僕がバイトを首になることはなく、きっとまた何かあれば呼ばれるだろう。
だから食べられるときに食べておかないと。
そんな僕の事情など知らないふたりは一瞬不思議そうな顔になるけれど、すぐに笑顔になる。
「いろいろと用意してあるから、早く店に帰ろう」
初芝さんはそう告げて歩き出す。
あんなことがあった直後に呼び出されることはない、と思いたいけどいつも突然だからな……
「ごちそうですか? 楽しみですねー」
と、リモが声を上げる。
ごちそうか。吐いたらもったいねえよな。
今夜呼び出されるとかありませんように。
そう心の中で強く念じて僕は初芝さんたちの後を歩いて行った。
その間、毎日臨が見舞いに来ていたし、こっそりリモを連れてきてくれた。
とりあえず日和ちゃんは自分が人里に下りて猫などを襲っていたのは覚えていないし、幽霊に憑りつかれたことも覚えていないようでそれはよかったと思う。
そして僕の中に吸い上げた記憶はもう残っていない。
あるのはその記憶を見て僕が何を思ったのか、だけだ。
日和ちゃんも入院して検査を受けていたそうだけど、僕よりも早く退院して初芝さんの家にいると聞いた。
退院した週の十一月七日日曜日。
僕は臨と一緒に初芝さんの喫茶店に向かっていた。
僕が持つショルダーバッグの中にはリモがいて、隙間から顔を出して通りすぎる人々に愛想を振りまいている。
日和ちゃんを見つけたし、リモが僕のうちにいる理由はもうなくなったと思うけれど、すっかりペットとなったリモはそのままうちに居ついている。
うちにいる最大の理由は
「冬は餌が少ないのでありがたいです」
と言う事らしい。
夕暮れの商店街を歩きながら僕は臨に尋ねた。
「結局、彼女の戸籍とかはどうなったの」
「それなら大丈夫だよ。狐崎日和って名前で戸籍作ったって」
狐のつく名字なんて見たことねえけど、そんな名字あるのかよ。日本語の名字はまじ多種多様だな。
「だから、彼女が人として生きるためのハードルはなくなったと思うけど、あとどうするかはふたりが決めることだし」
と、さほど興味がなさそうな声音で臨が言う。
まあ確かに、これで日和ちゃんや初芝さんがどうするか、なんていうのは僕たちが干渉することじゃない。
ただ猫を殺した犯人を捜すだけのはずだったのに、色々あったな。
もう変な事件に巻き込まれるのは御免こうむりたい。
そう思い僕は臨の方を見やる。
僕には戦う力はない。だけど、臨は違うし、そして臨は当たり前のようにその力で戦う事を選ぶ。
死ぬかもしれない、ってのに。こいつに何かあったら僕は……想像しただけで怖くなる。
「なあ臨」
「何」
「もうあんな事件起きねえよな」
そう僕が告げると、臨はばっとこちらを見て目を大きく見開いた。
「え、起きないの?」
「え、ってなんだよ? お前、下手したら死んでたかもしれねえのにまたあんな目にあいてえのかよ」
呆れ顔で言うと、臨は笑って言った。
「だって力使い放題じゃない。楽しかったよ、俺は。またあったら嬉しいんだけど」
「僕は御免だ……お前に何かあったら嫌だし」
そう小さく呻くように言うと、臨が僕の腕に絡みついてくる。
「ちょ……なにすんだよ?」
「俺は大丈夫だよ、紫音。俺は君が傷つくのを見る方が嫌だけど? バイトのたびに吐いたり弱ったり……この間みたいに倒れるほうがずっと嫌なことだよ」
そう言った臨の顔は妙に真面目なものだった。
「で、で、でもこれは僕にしかできねえことだし……」
「だからって紫音が傷つくことなんてないじゃない」
「いいんだよ。だってどうせ忘れるんだし。もう僕は、日和ちゃんたちの記憶なんて覚えてねえぞ」
でもたぶん、記憶の断片はきっと僕の中に残っているんだろう。
だから入院中に夢を見たんだと思う。
今まで消した記憶達の夢を。
こんな経験今まであったかな……覚えてねえや。
でももう夢の内容だって思い出せない。
しょせん人の記憶だ。僕にとって生きる上で必要のない記憶だから、僕はすぐに忘れてしまうんだ。
「だから僕は、このバイトをしていられるんだよ。過去を消すことで誰かが明日を生きられるならその方がいいじゃねえか」
「言いたいことはわかるけど、俺にはできないよ」
「僕は臨みたいに命かなぐり捨てて戦うことなんてできねえよ」
「別に、かなぐり捨ててなんていないよ。俺は死なないから」
と、自信に満ちた強い口調で言い、臨は僕から離れて行く。
確かに死なないかもしれない。
でも、僕の中には臨がいなくなったら、っていう恐怖がずっとある。
こんな想いをするのは御免だからもう事件なんて起きないでほしい。
「あ、初芝さんたちだ」
と、臨に言われ、僕は視線を巡らせる。
初芝さんと日和ちゃんが、紙袋やショップの袋をぶら下げて歩いているのが見える。
服でも買いに行っていたのだろうか。
ふたりとも幸せそうな顔をしている。
今まで僕は、記憶を消した相手とその後関わりを持ったことがない。その必要がなかったからだ。
……僕が会いに行くことで思い出したりとかしねえだろうな。
それは正直不安だった。そんなこと、無いと思うけど……
日和ちゃんと視線が絡みそして、彼女は小さく会釈して初芝さんに話しかける。
すると初芝さんもこちらに気が付き、笑顔になった。
あの様子だとたぶんそのまま一緒にいそうだよな。
天狐の山の伝説で、天狐は人と結ばれて幸せになったと言うけれど、彼女はどうなるだろう。
人よりも長い寿命を持って、人と結ばれて、それって幸せなことなんだろうか。
……あれ、なんだっけ。彼女は天狐と関係あるんだっけ。ダメだ、吸い上げた記憶は覚えていられないからイマイチ思い出せない。
「色々と買い物をしてきて……危うく約束の時間に遅れる所だったよ」
僕たちが近づくと、初芝さんは照れ笑いを浮かべて言った。
そうだよな、今日初芝さんの店に行くことになったのは初芝さんの方からお礼をしたいっていって呼ばれたからだ。
「彼女と一緒に暮らすんですか?」
臨が臆面もなく尋ねると、ふたりは顔を見合わせて頬を紅く染める。
「えーと……」
「そのつもりです」
強い口調でそう答えたのは日和ちゃんの方だった。
彼女は初芝さんから離れて半歩前に出ると、頭を下げながら言った。
「私の事でいろいろとご迷惑とお世話をおかけして……ありがとうございました」
だから感謝されることには慣れてないんだってば。
何を言ったらいいのかわからず、僕は思わず下を俯く。
「その代り、見張られる人生になると思いますけど」
臨が淡々と告げ、僕はばっと顔を上げる。
「お前何言って……」
いいや、そうか。見張られる人生ってのは間違ってない。
彼女の事は政府の知るところになってるだろうしな。だから戸籍を作れたんだろうから。
日和ちゃんは妖怪で、生まれてくる子は人と妖怪の血をひく存在なんだから、見張られるのは当然だろう。
「……それももう覚悟決めましたから。私はここで生きていきます」
諦めと、決意、だろうか。そう言って彼女は振り返り初芝さんに微笑みかける。
なんだろう、見ているこっちが恥ずかしくなってくる。
「とりあえず、今日は店を休みにしているからうちでご飯を食べていって。お礼と言ってもこれくらいしかできないけど」
「あ、えーと、美味しいご飯を食べられるならそれで十分です」
「紫音はいつ病院に呼ばれるかわかんないから、食べられるときに食べないとだもんね」
たしかに臨の言う通りだ。
今回のことで僕がバイトを首になることはなく、きっとまた何かあれば呼ばれるだろう。
だから食べられるときに食べておかないと。
そんな僕の事情など知らないふたりは一瞬不思議そうな顔になるけれど、すぐに笑顔になる。
「いろいろと用意してあるから、早く店に帰ろう」
初芝さんはそう告げて歩き出す。
あんなことがあった直後に呼び出されることはない、と思いたいけどいつも突然だからな……
「ごちそうですか? 楽しみですねー」
と、リモが声を上げる。
ごちそうか。吐いたらもったいねえよな。
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