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36 俺のもの★
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翌日。
六月二日木曜日。
朝、目が覚めると珍しく千早からメッセージが来ていた。
普段こんな時間にメッセージなんてよこさねえのに、どうしたんだあいつ。
『昨日、電車止まってたと聞いた。大丈夫だったのか?』
それを見て、俺の心臓は跳ね上がる。
やべえ、どうしよう。
瀬名さんに送ってもらったなんて言ったら……
いやでも、嘘つくのは心が痛くなる。
考えた末、
『バイト先の人が送ってくれた』
とだけ返した。
やべえ、俺、超緊張してる。
『誰に』
あ、やっぱりそうなるか。
返信に困っていると、
『わかった』
と、書かれて返ってくる。
あー、沈黙したら答え言ってるようなもんだもんなあ……
今日は、千早に会う日。
そう思うと、身体の奥が疼いた。
夕方。
外で夕食を済ませたあと、部屋に入るなり千早は俺の身体を玄関の壁に押し付けて、後ろから首に噛み付いた。
「い……千早、何して……」
「お前は、俺のものだ、琳」
「あぁ!」
いくらうなじを噛まれても、何も変わらないのに。
ぎりぎりと歯が食い込み、痛みに涙が滲んでくる。
噛まれたあとそこを舌が這い、じわりと熱が拡がっていく。
「う、あ……」
「琳」
耳元に唇が寄せられ、低く切ない声が俺を呼ぶ。
そんなところでその呼び方をされると、腰が砕けそうになるからやめてほしい。
「今すぐ閉じ込めて、俺だけの物にしたい。動けないほど、抱き潰してやりたい」
「千早……」
「お前は、絶対に俺を拒絶しないよな、琳?」
怖くなるほどの執着と、絡みつく仄暗い愛情と。
身代わりだとか言っていたくせに。
俺が欲しい、っていう想いは、どこまで本気なんだ。
そして、俺はどうしたいんだ……?
『本当に嫌だったら、拒否するよね』
昨日の、瀬名さんとの会話が脳裏をよぎる。
嫌だったらとうに逃げ出している。確かにそうだ。ならどうして、俺は逃げられないでこの狂った状況に身を置き続けているんだろう。
「俺は……お前のことはずっと友達だって思ってて……でも、こんな関係望んでいたわけじゃねえし。お前、言ってたじゃん。身代わりになれって。それでお前が救われるならそれでいいって思ってたけど……俺は……」
するとまた、首筋に唇が触れる。
「あ……」
「俺が、お前を選んだと言ってるだろ? 琳太郎」
それは偶然あの場所にいたから?
それともそれは必然なんだろうか?
そんなの、考えてもわかるはずねえか。
「俺は、お前しか見ていない」
「そんなの、わかって……」
着ているTシャツの隙間から手が入り、俺の胸を撫でる。
ちょっと待て、ここ玄関だぞ。
「ン……」
唇を噛みしめて、声が出るのを我慢するが手の動きは止まらない。
うなじに口づけられ、乳首を抓られて、腹の奥が疼きだす。
何考えてんだ、こいつ、こんなところで……!
「千早っ……」
名前を呼ぶと、身体を反転させられ、唇が重なる。
口の中を嬲られ、息苦しさを感じ始めた頃、千早は唇を離し、俺の目を見つめた。
テレビで見た、獲物を捕らえて離さない、獣の瞳がそこにある。
「俺だけを、見ていればいいだろう、琳太郎」
「千早……」
「お前のその目に、俺だけを映していればいい」
「わかったから、ここでそういうことするの、やめろよ……!」
俺が強く主張すると、千早は驚いたような顔をする。
「どこならいい」
「せめてベッドにしろよ! つうか、汗かいてるからシャワー浴びさせろ」
今日も二十五度超えの夏日だった。
大学はエアコン効いてるが、駅までの道のりなどは歩きだ。だいぶ汗をかいているし、そんな状態で色々とする気はない。
すると、千早はにやりと笑い、俺の腰に手を回した。
「ちょっ……だから俺は……」
「シャワー、浴びたらいいんだな?」
あ、そういう事になるか。
俺は目線を逸らし、小さく頷いた。
夜も二十時をまわり、外は暗闇に包まれている。
俺は風呂場で身体を綺麗にされたあと、ベッドに連れて行かれ四つん這いになれと言われた。
俺のペニスからはだらだらと先走りが溢れ、ベッドに敷かれたタオルを濡らしている。
後ろからローションの絡まった指がゆっくりと入り、中を撫でるように指が動く。
拡張されたそこは、千早の指二本を、難なく飲み込んでしまう。
「あ……はぁ……」
指が動くたび、俺は嬌声をあげ腰を揺らす。
もっと奥まで突いてほしいのに、千早の動きは緩慢だった。
千早はローションを足しながら指の抜き差しを繰り返し、時折り前立腺を撫でる。
身体はさらなる刺激を求めているのに、千早は指でしかしてくれない。
なんでだよ、いつもならさっさと挿れてくるくせに……!
「ちは、や……早く、挿れろよ……!」
息を切らせながら俺が言うと、指が引き抜かれてしまった。
「あ……」
名残惜しさについ声が漏れてしまい、そのことがまた恥ずかしくなってくる。
千早は俺の身体を起こすと、顔を近付け、
「自分で挿れてみろ」
と、とんでもない事を言い出した。
……自分で……?
いや、俺にも知識くらいはある。
騎乗位ていうんだっけ。
知ってはいる。知ってはいるけれども、俺、やるの?
戸惑っていると、千早はベッドに寝転がり、俺に跨るよう言った。
「乗れよ、琳太郎」
また、あの声だ。
威圧するような声に俺は、従わなくちゃいけない気持ちになる。
俺は言われた通り仰向けに寝転ぶ千早の上に跨り、そして、彼の硬くなったペニスに手を添えた。
腰を下ろすと、先端が後孔に触れ、思わずそこで動きを止める。
「琳太郎」
あの声で名を呼ばれ、俺ははっとしてゆっくりと腰を落とした。
俺の後孔は、やすやすと先端を飲み込んでいく。
完全に奥まで入ったとき、俺の視界と頭は白く染まり、千早の腹を精液で汚した。
「ははは、琳太郎。まだ挿れただけなのに、そんなにいいのか?」
千早の言葉に、俺は何度も頷いてみせる。
気持ち良すぎて、頭がおかしくなりそうだ。
いいやもうおかしいのかもしれない。ベータなのに、アルファのペニスを挿れられて、快楽を貪っているのだから。
「動くぞ、琳」
「あ、あ、あ……」
千早の動きに合わせて声が溢れる。
最奥をこじ開けられるたびに俺のペニスからは精液が漏れ、開いたままの口の端から唾液が流れていく。
「お、く……すごっ……あ、あ、千早……」
「イけよ、琳太郎。俺の名前を呼んで」
「う、あ……ちは、や……だめ、むり、むり、あ……」
勢いよく精液が飛び、千早の腹を派手によごしていく。
俺は大きく息を吐き、千早の腹に手をついた。
だめだこれ、いつもより深くて……よすぎる。
俺が動かないでいると、千早がまた、動き始める。
イったばかりの身体には、刺激が強すぎる。
すぐに俺のペニスは硬度を増し、先端から白い液が流れていく。
「いい眺めだな、琳太郎」
「え、あ、あ、あ……」
「最高に色っぽい顔してる」
そんなのわかるはずもないし、色っぽいと言われても、嬉しさより恥ずかしさのほうが勝る。
千早は俺の身体を揺さぶり続けそして、
「このまま、出すぞ」
と言い、俺の中で達した。
「あ……」
腹の奥に出された精液が、繋がった隙間から漏れていく。
あぁ、そういえば、ゴムしてねぇじゃん。
中に出されたのは二度目……かな?
千早の出したものが、俺の中にある。
妙な気分だった。
そんなことしても、何にもならないのに。
――なんで俺は、ベータなんだろう?
俺の中にわずかに生まれたその想いは、千早の、まだ足りない、という言葉によりかき消えてしまった。
六月二日木曜日。
朝、目が覚めると珍しく千早からメッセージが来ていた。
普段こんな時間にメッセージなんてよこさねえのに、どうしたんだあいつ。
『昨日、電車止まってたと聞いた。大丈夫だったのか?』
それを見て、俺の心臓は跳ね上がる。
やべえ、どうしよう。
瀬名さんに送ってもらったなんて言ったら……
いやでも、嘘つくのは心が痛くなる。
考えた末、
『バイト先の人が送ってくれた』
とだけ返した。
やべえ、俺、超緊張してる。
『誰に』
あ、やっぱりそうなるか。
返信に困っていると、
『わかった』
と、書かれて返ってくる。
あー、沈黙したら答え言ってるようなもんだもんなあ……
今日は、千早に会う日。
そう思うと、身体の奥が疼いた。
夕方。
外で夕食を済ませたあと、部屋に入るなり千早は俺の身体を玄関の壁に押し付けて、後ろから首に噛み付いた。
「い……千早、何して……」
「お前は、俺のものだ、琳」
「あぁ!」
いくらうなじを噛まれても、何も変わらないのに。
ぎりぎりと歯が食い込み、痛みに涙が滲んでくる。
噛まれたあとそこを舌が這い、じわりと熱が拡がっていく。
「う、あ……」
「琳」
耳元に唇が寄せられ、低く切ない声が俺を呼ぶ。
そんなところでその呼び方をされると、腰が砕けそうになるからやめてほしい。
「今すぐ閉じ込めて、俺だけの物にしたい。動けないほど、抱き潰してやりたい」
「千早……」
「お前は、絶対に俺を拒絶しないよな、琳?」
怖くなるほどの執着と、絡みつく仄暗い愛情と。
身代わりだとか言っていたくせに。
俺が欲しい、っていう想いは、どこまで本気なんだ。
そして、俺はどうしたいんだ……?
『本当に嫌だったら、拒否するよね』
昨日の、瀬名さんとの会話が脳裏をよぎる。
嫌だったらとうに逃げ出している。確かにそうだ。ならどうして、俺は逃げられないでこの狂った状況に身を置き続けているんだろう。
「俺は……お前のことはずっと友達だって思ってて……でも、こんな関係望んでいたわけじゃねえし。お前、言ってたじゃん。身代わりになれって。それでお前が救われるならそれでいいって思ってたけど……俺は……」
するとまた、首筋に唇が触れる。
「あ……」
「俺が、お前を選んだと言ってるだろ? 琳太郎」
それは偶然あの場所にいたから?
それともそれは必然なんだろうか?
そんなの、考えてもわかるはずねえか。
「俺は、お前しか見ていない」
「そんなの、わかって……」
着ているTシャツの隙間から手が入り、俺の胸を撫でる。
ちょっと待て、ここ玄関だぞ。
「ン……」
唇を噛みしめて、声が出るのを我慢するが手の動きは止まらない。
うなじに口づけられ、乳首を抓られて、腹の奥が疼きだす。
何考えてんだ、こいつ、こんなところで……!
「千早っ……」
名前を呼ぶと、身体を反転させられ、唇が重なる。
口の中を嬲られ、息苦しさを感じ始めた頃、千早は唇を離し、俺の目を見つめた。
テレビで見た、獲物を捕らえて離さない、獣の瞳がそこにある。
「俺だけを、見ていればいいだろう、琳太郎」
「千早……」
「お前のその目に、俺だけを映していればいい」
「わかったから、ここでそういうことするの、やめろよ……!」
俺が強く主張すると、千早は驚いたような顔をする。
「どこならいい」
「せめてベッドにしろよ! つうか、汗かいてるからシャワー浴びさせろ」
今日も二十五度超えの夏日だった。
大学はエアコン効いてるが、駅までの道のりなどは歩きだ。だいぶ汗をかいているし、そんな状態で色々とする気はない。
すると、千早はにやりと笑い、俺の腰に手を回した。
「ちょっ……だから俺は……」
「シャワー、浴びたらいいんだな?」
あ、そういう事になるか。
俺は目線を逸らし、小さく頷いた。
夜も二十時をまわり、外は暗闇に包まれている。
俺は風呂場で身体を綺麗にされたあと、ベッドに連れて行かれ四つん這いになれと言われた。
俺のペニスからはだらだらと先走りが溢れ、ベッドに敷かれたタオルを濡らしている。
後ろからローションの絡まった指がゆっくりと入り、中を撫でるように指が動く。
拡張されたそこは、千早の指二本を、難なく飲み込んでしまう。
「あ……はぁ……」
指が動くたび、俺は嬌声をあげ腰を揺らす。
もっと奥まで突いてほしいのに、千早の動きは緩慢だった。
千早はローションを足しながら指の抜き差しを繰り返し、時折り前立腺を撫でる。
身体はさらなる刺激を求めているのに、千早は指でしかしてくれない。
なんでだよ、いつもならさっさと挿れてくるくせに……!
「ちは、や……早く、挿れろよ……!」
息を切らせながら俺が言うと、指が引き抜かれてしまった。
「あ……」
名残惜しさについ声が漏れてしまい、そのことがまた恥ずかしくなってくる。
千早は俺の身体を起こすと、顔を近付け、
「自分で挿れてみろ」
と、とんでもない事を言い出した。
……自分で……?
いや、俺にも知識くらいはある。
騎乗位ていうんだっけ。
知ってはいる。知ってはいるけれども、俺、やるの?
戸惑っていると、千早はベッドに寝転がり、俺に跨るよう言った。
「乗れよ、琳太郎」
また、あの声だ。
威圧するような声に俺は、従わなくちゃいけない気持ちになる。
俺は言われた通り仰向けに寝転ぶ千早の上に跨り、そして、彼の硬くなったペニスに手を添えた。
腰を下ろすと、先端が後孔に触れ、思わずそこで動きを止める。
「琳太郎」
あの声で名を呼ばれ、俺ははっとしてゆっくりと腰を落とした。
俺の後孔は、やすやすと先端を飲み込んでいく。
完全に奥まで入ったとき、俺の視界と頭は白く染まり、千早の腹を精液で汚した。
「ははは、琳太郎。まだ挿れただけなのに、そんなにいいのか?」
千早の言葉に、俺は何度も頷いてみせる。
気持ち良すぎて、頭がおかしくなりそうだ。
いいやもうおかしいのかもしれない。ベータなのに、アルファのペニスを挿れられて、快楽を貪っているのだから。
「動くぞ、琳」
「あ、あ、あ……」
千早の動きに合わせて声が溢れる。
最奥をこじ開けられるたびに俺のペニスからは精液が漏れ、開いたままの口の端から唾液が流れていく。
「お、く……すごっ……あ、あ、千早……」
「イけよ、琳太郎。俺の名前を呼んで」
「う、あ……ちは、や……だめ、むり、むり、あ……」
勢いよく精液が飛び、千早の腹を派手によごしていく。
俺は大きく息を吐き、千早の腹に手をついた。
だめだこれ、いつもより深くて……よすぎる。
俺が動かないでいると、千早がまた、動き始める。
イったばかりの身体には、刺激が強すぎる。
すぐに俺のペニスは硬度を増し、先端から白い液が流れていく。
「いい眺めだな、琳太郎」
「え、あ、あ、あ……」
「最高に色っぽい顔してる」
そんなのわかるはずもないし、色っぽいと言われても、嬉しさより恥ずかしさのほうが勝る。
千早は俺の身体を揺さぶり続けそして、
「このまま、出すぞ」
と言い、俺の中で達した。
「あ……」
腹の奥に出された精液が、繋がった隙間から漏れていく。
あぁ、そういえば、ゴムしてねぇじゃん。
中に出されたのは二度目……かな?
千早の出したものが、俺の中にある。
妙な気分だった。
そんなことしても、何にもならないのに。
――なんで俺は、ベータなんだろう?
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