56 / 103
56 喪失
しおりを挟む
「あいつから電話が来て、俺、すぐにお前を連れ返そうと思った。けれど……あいつに俺がお前の心を壊してると言われて……分かってはいたけど、人に言われるとけっこうくるな」
そして、千早は苦笑する。
あいつ、て、悠人さんのこと、だよな。
さっきの電話でそんなこと言ってたし。
「連れ戻す、なんて考え自体おかしいのか、顔を合わせるのはいけないのか。悩んで俺は、ここに来た。俺はお前をずっと手元に置いておきたかった。閉じ込めて、俺だけのものにしたかった。俺の父親が『母親』にそうしていたように」
千早の、母親。
家に遊びに行っても、泊りに行っても会うことは一度もなかった。
アルファの母親だから、オメガ、なんだよな……
瀬名さんの親も母親を閉じ込めてると言ってたな。宮田の知り合いのオメガも、閉じ込められてそれを当たり前だと思ってると。それが普通なのか?
俺の髪を切ってくれたオメガの美容師さんみたいに、外で働く人もいるのに。
俺も、そうなっていたかもしれないのか。
そう思うと、胃が冷えるような思いだ。
閉じ込められるなんて、俺はそんなの……受け入れられない。
俺の頬から手を離しそのまま手を俺の肩に置く。そして千早は俯き、苦しげに息を吐く。
「今からでもそうしろと、叫んでる……」
「ち、はや……?」
「今からお前を連れ帰って……そうしたらずっと、一緒にいられる?」
まるで、自分に問い掛けるかのように千早は呻く。
明らかに様子がおかしい。
五月の、俺を部屋に連れ込んだ時の様子に似ている。
そう思うと、足が震えてくる。
「お前はオメガじゃないのにな。俺の本能は、お前をオメガとして扱えと訴えてくる。そんなの間違ってるのに」
震えながら、千早は嗚咽混じりに呟いた。
「なんで、そんな事になるんだよ……」
怯えた声で俺が呟くと、千早は首を振る。
「俺の本能は、どこかおかしくなっているんだろうな。それは自覚しているよ。宮田に拒絶された時から少しずつ。たぶん、あの五月の出来事が一番大きいかな。あの時俺の本能は、お前を番にしろと叫んでいた」
本能がおかしくなる。
それがどういうことなのか俺にはわからない。
千早が正常じゃなかったのはわかる。でも、今もそうなのか……?
さっきまでの言動は普通だと思う。
でも今は……?
狂気と理性の間で、揺れ動いてるみたいだ。
千早が顔を上げる。
獣のような瞳をしてるのに、顔は苦しみで溢れてる。
この瞳で見られると、俺は囚われた草食動物のようになってしまう。
逃げることなど許されず、喰われるのをただ待つだけの。
背中を汗が流れていく。
これは、暑さのせいか、それとも恐怖のためなのか。
逃げなくちゃ、とっさにそう思うのに、俺の身体は全然動かない。
どうしたらいい、俺。
このまま俺は……どうなるんだ?
怯えていると、千早が目を閉じた。
そして、次に開いたとき、獣の影は消えていた。
黒い双眸に、俺の顔が映ってる。
泣きそうな顔で千早を見ている。
「お前の前で俺は、ただの人、だったのにな」
ただの、人。当たり前な事なのに、すごく重い。
俺たちにとって当たり前な事が、当たり前じゃないんだな、千早にとっても……宮田や、瀬名さんにとっても。
「運命は俺の手から逃げていき、だから俺は別の運命を掴もうと思った。掴みたかった。お前の意思など関係なく」
それは、千早がそんな愛情しか知らないからだろう。
束縛することが愛情だと俺は思わないけど……でも俺は、本来なら選ばれることなんてないのに、選ばれそして、その愛情を注がれていた。
狂い壊れるほどに。
「今は……何にも考えらんなくて……俺……ごめん、千早」
今の俺は、千早の想いに答えることができない。
それでも、千早の想いはわかったし、俺の想いも言えた……かな?
千早は首を振り、
「会えて良かった」
と、哀しげに微笑む。
「俺は、運命に抗いたかった」
運命なんて俺考えて生きたことねえよ。
なのに、この二か月近く、その言葉を何度も耳にした。何度も考えた。
もし、千早がその運命から逃れられたら俺と、ちゃんと向き合えるのか?
千早の片手が俺の頬に触れ、顔が近づく。
心のどこかで、俺は千早に恐怖を抱いてる。
でも、それよりも大きいこの感情は……わかってはいるけれど今の俺に、その感情の名前を認識する余裕はなかった。
「ありがとう、琳太郎」
額にわずかに唇が触れ、そして、千早は離れて行く。
やだ。
離れたくない。
やだ。
今一緒にいたらきっと俺の傷は、増えていく。
わかってるんだ。
今は離れたほうがいいって。
なのに。
捨てられるような気持ちになるのは何でだよ?
涙で視界が歪む。
「ち、はや……!」
とっさに俺は千早に手を伸ばし、その腕を掴む。
すると彼は驚いた顔をして立ち止まり俺を見る。
「琳太郎……?」
「お、れは……」
そこで言葉が詰まる。
捨てないで。
怖い。
言葉がまとまらない。
「そこまでだよ、琳太郎」
後ろから抱きしめられそして、千早から引きはがされてしまう。
「あ……」
「言ったでしょ? 心が苦しい時に大事なことを決めようとすると判断を見誤るよ」
瀬名さんの声。
千早の表情が、一気に険しいものになる。
「瀬名……悠人」
「また呼び捨てにするの? まあいいや。そう言うことだから、今は僕が預かるよ。いいよね、千早君?」
挑発するような言い方が、瀬名さんらしくない。
その声は千早のあの声と同じ響きを持っていた。
聞いた相手を従わせる、威圧的な声。
それを聞くと俺の心は委縮してしまう。
――その声は、嫌いだ。
千早は視線を反らした後頭を下げそして、
「ありがとう、ございます」
と、苦しげな声で言い、こちらを見ることなく背を向ける。
俺は去る背中に思わず手を伸ばす。
待って。
置いて行かないで。
俺を囚えたのは、お前じゃないか。
「琳太郎」
耳元で、瀬名さんの落ち着いた声が響く。
「ほら、落ち着いて。汗かいてるから、中で水を飲もう」
その言葉に俺は、嗚咽でしか答えられなかった。
瀬名さんの部屋。
何とか着替え、ベッドに寝転がる。
俺は丸くなって震えて、ただ泣くしかできなかった。
千早に捨てられた?
違う、そうじゃない。
わかっているのに。
喪失感が半端ない。
「琳太郎」
名前を呼ばれたけれど動くことができず、俺は毛布を被ったままでいた。
すると、毛布がはがれ、肩を掴まれたかと思うと、顔が近づき唇が重なる。
唇の隙間から水が流れ込み、口の端から漏れてシーツを濡らしていく。
大半の水は俺の口の中を流れ、喉奥へと侵入していく。
唇が離れ息をつくと、またすぐに口づけられ、水を飲まされてしまう。
と同時に、舌が入り口の中を舐め回された。
何をされているのか、理解が追い付かない。
しばらく舌が俺の口の中を弄んだあと、唇が離れそして、瀬名さんと視線が絡む。
眼鏡をかけていない瀬名さんの顔は、ドキッとするくらい綺麗に整っている。
彼はにこっと笑い、
「落ち着いた?」
と言った。
落ち着いた、だろうか。
自分ではよくわからない。
瀬名さんの指が俺の頬を撫で、
「酷い顔になっちゃったね」
と言い、目元に口づけてくる。
「ちょ……なに、して……」
「泣いている子は放っておけないんだよ」
だからってキスするかよ?
ていうか、水を飲ませる手段、キス以外にあるよな?
ねえ、あるよな?
「たぶん混乱して追いかけようとするんじゃないかと思ってさ。ちょっと様子見てたんだよね。行って正解だったよ」
それについては図星過ぎて何も言い返せない。
「僕は今、君を彼に渡す気はないよ。それは彼も十分理解したでしょ? だから琳太郎。君は今、ここにいたらいいよ」
「悠人……さん」
「だからとりあえず、今日は僕と一緒に寝ようね。だってー、今日は僕の誕生日をお祝いした日だもん。それくらいのお願い、聞いてくれるよね」
いや、もう日をまたいでいるとか、その理屈なんか変じゃないかとか色々突っ込む余裕はなく、瀬名さんは俺の隣に寝転がりそして、俺をぎゅうっと抱きしめた。
匂いがする。
瀬名さんの纏う、優しい匂いが。
「もう疲れたよ僕は。寝よう。そしていい夢見て、いい気分で起きようよ」
そして瀬名さんは大きく欠伸をした。
いい夢を見て、いい気分で……か。
いい夢ってなんだろうな。
……分かんねえよ。
俺は瀬名さんの胸に顔を埋め、
「おやすみ、なさい」
と何とか口にして目を閉じた。
「おやすみ琳太郎。いい夢を」
そして、千早は苦笑する。
あいつ、て、悠人さんのこと、だよな。
さっきの電話でそんなこと言ってたし。
「連れ戻す、なんて考え自体おかしいのか、顔を合わせるのはいけないのか。悩んで俺は、ここに来た。俺はお前をずっと手元に置いておきたかった。閉じ込めて、俺だけのものにしたかった。俺の父親が『母親』にそうしていたように」
千早の、母親。
家に遊びに行っても、泊りに行っても会うことは一度もなかった。
アルファの母親だから、オメガ、なんだよな……
瀬名さんの親も母親を閉じ込めてると言ってたな。宮田の知り合いのオメガも、閉じ込められてそれを当たり前だと思ってると。それが普通なのか?
俺の髪を切ってくれたオメガの美容師さんみたいに、外で働く人もいるのに。
俺も、そうなっていたかもしれないのか。
そう思うと、胃が冷えるような思いだ。
閉じ込められるなんて、俺はそんなの……受け入れられない。
俺の頬から手を離しそのまま手を俺の肩に置く。そして千早は俯き、苦しげに息を吐く。
「今からでもそうしろと、叫んでる……」
「ち、はや……?」
「今からお前を連れ帰って……そうしたらずっと、一緒にいられる?」
まるで、自分に問い掛けるかのように千早は呻く。
明らかに様子がおかしい。
五月の、俺を部屋に連れ込んだ時の様子に似ている。
そう思うと、足が震えてくる。
「お前はオメガじゃないのにな。俺の本能は、お前をオメガとして扱えと訴えてくる。そんなの間違ってるのに」
震えながら、千早は嗚咽混じりに呟いた。
「なんで、そんな事になるんだよ……」
怯えた声で俺が呟くと、千早は首を振る。
「俺の本能は、どこかおかしくなっているんだろうな。それは自覚しているよ。宮田に拒絶された時から少しずつ。たぶん、あの五月の出来事が一番大きいかな。あの時俺の本能は、お前を番にしろと叫んでいた」
本能がおかしくなる。
それがどういうことなのか俺にはわからない。
千早が正常じゃなかったのはわかる。でも、今もそうなのか……?
さっきまでの言動は普通だと思う。
でも今は……?
狂気と理性の間で、揺れ動いてるみたいだ。
千早が顔を上げる。
獣のような瞳をしてるのに、顔は苦しみで溢れてる。
この瞳で見られると、俺は囚われた草食動物のようになってしまう。
逃げることなど許されず、喰われるのをただ待つだけの。
背中を汗が流れていく。
これは、暑さのせいか、それとも恐怖のためなのか。
逃げなくちゃ、とっさにそう思うのに、俺の身体は全然動かない。
どうしたらいい、俺。
このまま俺は……どうなるんだ?
怯えていると、千早が目を閉じた。
そして、次に開いたとき、獣の影は消えていた。
黒い双眸に、俺の顔が映ってる。
泣きそうな顔で千早を見ている。
「お前の前で俺は、ただの人、だったのにな」
ただの、人。当たり前な事なのに、すごく重い。
俺たちにとって当たり前な事が、当たり前じゃないんだな、千早にとっても……宮田や、瀬名さんにとっても。
「運命は俺の手から逃げていき、だから俺は別の運命を掴もうと思った。掴みたかった。お前の意思など関係なく」
それは、千早がそんな愛情しか知らないからだろう。
束縛することが愛情だと俺は思わないけど……でも俺は、本来なら選ばれることなんてないのに、選ばれそして、その愛情を注がれていた。
狂い壊れるほどに。
「今は……何にも考えらんなくて……俺……ごめん、千早」
今の俺は、千早の想いに答えることができない。
それでも、千早の想いはわかったし、俺の想いも言えた……かな?
千早は首を振り、
「会えて良かった」
と、哀しげに微笑む。
「俺は、運命に抗いたかった」
運命なんて俺考えて生きたことねえよ。
なのに、この二か月近く、その言葉を何度も耳にした。何度も考えた。
もし、千早がその運命から逃れられたら俺と、ちゃんと向き合えるのか?
千早の片手が俺の頬に触れ、顔が近づく。
心のどこかで、俺は千早に恐怖を抱いてる。
でも、それよりも大きいこの感情は……わかってはいるけれど今の俺に、その感情の名前を認識する余裕はなかった。
「ありがとう、琳太郎」
額にわずかに唇が触れ、そして、千早は離れて行く。
やだ。
離れたくない。
やだ。
今一緒にいたらきっと俺の傷は、増えていく。
わかってるんだ。
今は離れたほうがいいって。
なのに。
捨てられるような気持ちになるのは何でだよ?
涙で視界が歪む。
「ち、はや……!」
とっさに俺は千早に手を伸ばし、その腕を掴む。
すると彼は驚いた顔をして立ち止まり俺を見る。
「琳太郎……?」
「お、れは……」
そこで言葉が詰まる。
捨てないで。
怖い。
言葉がまとまらない。
「そこまでだよ、琳太郎」
後ろから抱きしめられそして、千早から引きはがされてしまう。
「あ……」
「言ったでしょ? 心が苦しい時に大事なことを決めようとすると判断を見誤るよ」
瀬名さんの声。
千早の表情が、一気に険しいものになる。
「瀬名……悠人」
「また呼び捨てにするの? まあいいや。そう言うことだから、今は僕が預かるよ。いいよね、千早君?」
挑発するような言い方が、瀬名さんらしくない。
その声は千早のあの声と同じ響きを持っていた。
聞いた相手を従わせる、威圧的な声。
それを聞くと俺の心は委縮してしまう。
――その声は、嫌いだ。
千早は視線を反らした後頭を下げそして、
「ありがとう、ございます」
と、苦しげな声で言い、こちらを見ることなく背を向ける。
俺は去る背中に思わず手を伸ばす。
待って。
置いて行かないで。
俺を囚えたのは、お前じゃないか。
「琳太郎」
耳元で、瀬名さんの落ち着いた声が響く。
「ほら、落ち着いて。汗かいてるから、中で水を飲もう」
その言葉に俺は、嗚咽でしか答えられなかった。
瀬名さんの部屋。
何とか着替え、ベッドに寝転がる。
俺は丸くなって震えて、ただ泣くしかできなかった。
千早に捨てられた?
違う、そうじゃない。
わかっているのに。
喪失感が半端ない。
「琳太郎」
名前を呼ばれたけれど動くことができず、俺は毛布を被ったままでいた。
すると、毛布がはがれ、肩を掴まれたかと思うと、顔が近づき唇が重なる。
唇の隙間から水が流れ込み、口の端から漏れてシーツを濡らしていく。
大半の水は俺の口の中を流れ、喉奥へと侵入していく。
唇が離れ息をつくと、またすぐに口づけられ、水を飲まされてしまう。
と同時に、舌が入り口の中を舐め回された。
何をされているのか、理解が追い付かない。
しばらく舌が俺の口の中を弄んだあと、唇が離れそして、瀬名さんと視線が絡む。
眼鏡をかけていない瀬名さんの顔は、ドキッとするくらい綺麗に整っている。
彼はにこっと笑い、
「落ち着いた?」
と言った。
落ち着いた、だろうか。
自分ではよくわからない。
瀬名さんの指が俺の頬を撫で、
「酷い顔になっちゃったね」
と言い、目元に口づけてくる。
「ちょ……なに、して……」
「泣いている子は放っておけないんだよ」
だからってキスするかよ?
ていうか、水を飲ませる手段、キス以外にあるよな?
ねえ、あるよな?
「たぶん混乱して追いかけようとするんじゃないかと思ってさ。ちょっと様子見てたんだよね。行って正解だったよ」
それについては図星過ぎて何も言い返せない。
「僕は今、君を彼に渡す気はないよ。それは彼も十分理解したでしょ? だから琳太郎。君は今、ここにいたらいいよ」
「悠人……さん」
「だからとりあえず、今日は僕と一緒に寝ようね。だってー、今日は僕の誕生日をお祝いした日だもん。それくらいのお願い、聞いてくれるよね」
いや、もう日をまたいでいるとか、その理屈なんか変じゃないかとか色々突っ込む余裕はなく、瀬名さんは俺の隣に寝転がりそして、俺をぎゅうっと抱きしめた。
匂いがする。
瀬名さんの纏う、優しい匂いが。
「もう疲れたよ僕は。寝よう。そしていい夢見て、いい気分で起きようよ」
そして瀬名さんは大きく欠伸をした。
いい夢を見て、いい気分で……か。
いい夢ってなんだろうな。
……分かんねえよ。
俺は瀬名さんの胸に顔を埋め、
「おやすみ、なさい」
と何とか口にして目を閉じた。
「おやすみ琳太郎。いい夢を」
32
あなたにおすすめの小説
どっちも好き♡じゃダメですか?
藤宮りつか
BL
俺のファーストキスを奪った相手は父さんの再婚相手の息子だった――。
中学生活も終わりに近づいたある日。学校帰りにファーストキスを自分と同じ男に奪われてしまった七緒深雪は、その相手が父、七緒稔の再婚相手の息子、夏川雪音だったと知って愕然とする。
更に、二度目の再会で雪音からセカンドキスまで奪われてしまった深雪は深く落ち込んでしまう。
そんな時、小学校からの幼馴染みである戸塚頼斗から「好きだ」と告白までされてしまい、深雪はもうどうしていいのやら……。
父親の再婚が決まり、血の繋がらない弟になった雪音と、信頼できる幼馴染みの頼斗の二人から同時に言い寄られる生活が始まった深雪。二人の男の間で揺れる深雪は、果たしてどちらを選ぶのか――。
血の繋がらない弟と幼馴染みに翻弄される深雪のトライアングルラブストーリー。
【完結】いばらの向こうに君がいる
古井重箱
BL
【あらすじ】ヤリチンかつチャラ男のアルファ、内藤は、上司から見合いを勧められる。お相手の悠理は超美人だけれども毒舌だった。やがて内藤は悠理の心の傷を知り、彼を幸せにしてあげたいと思うようになる──
【注記】ヤリチンのチャラ男アルファ×結婚するまではバージンでいたい毒舌美人オメガ。攻視点と受視点が交互に出てきます。アルファポリス、ムーンライトノベルズ、pixiv、自サイトに掲載中。
ジャスミン茶は、君のかおり
霧瀬 渓
BL
アルファとオメガにランクのあるオメガバース世界。
大学2年の高位アルファ高遠裕二は、新入生の三ツ橋鷹也を助けた。
裕二の部活後輩となった鷹也は、新歓の数日後、放火でアパートを焼け出されてしまう。
困った鷹也に、裕二が条件付きで同居を申し出てくれた。
その条件は、恋人のフリをして虫除けになることだった。
変異型Ωは鉄壁の貞操
田中 乃那加
BL
変異型――それは初めての性行為相手によってバースが決まってしまう突然変異種のこと。
男子大学生の金城 奏汰(かなしろ かなた)は変異型。
もしαに抱かれたら【Ω】に、βやΩを抱けば【β】に定着する。
奏汰はαが大嫌い、そして絶対にΩにはなりたくない。夢はもちろん、βの可愛いカノジョをつくり幸せな家庭を築くこと。
だから護身術を身につけ、さらに防犯グッズを持ち歩いていた。
ある日の歓楽街にて、β女性にからんでいたタチの悪い酔っ払いを次から次へとやっつける。
それを見た高校生、名張 龍也(なばり たつや)に一目惚れされることに。
当然突っぱねる奏汰と引かない龍也。
抱かれたくない男は貞操を守りきり、βのカノジョが出来るのか!?
ノエルの結婚
仁茂田もに
BL
オメガのノエルは顔も知らないアルファと結婚することになった。
お相手のヴィンセントは旦那さまの部下で、階級は中尉。東方司令部に勤めているらしい。
生まれ育った帝都を離れ、ノエルはヴィンセントとふたり東部の街で新婚生活を送ることになる。
無表情だが穏やかで優しい帝国軍人(アルファ)×明るいがトラウマ持ちのオメガ
過去につらい経験をしたオメガのノエルが、ヴィンセントと結婚して幸せになる話です。
J.GARDEN58にて本編+書き下ろしで頒布する予定です。
詳しくは後日、活動報告またはXにてご告知します。
幼馴染は僕を選ばない。
佳乃
BL
ずっと続くと思っていた〈腐れ縁〉は〈腐った縁〉だった。
僕は好きだったのに、ずっと一緒にいられると思っていたのに。
僕がいた場所は僕じゃ無い誰かの場所となり、繋がっていると思っていた縁は腐り果てて切れてしまった。
好きだった。
好きだった。
好きだった。
離れることで断ち切った縁。
気付いた時に断ち切られていた縁。
辛いのは、苦しいのは彼なのか、僕なのか…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる