【本編完結】偽物の番

麻路なぎ

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 七月十六日土曜日。
 十三時からのアルバイトの日だ。
 先週までは雨続きだったが、今週は曇りの日が続いていた。
 今朝も曇りで、俺が家を出て駅に着いた頃には、雨と雷が鳴り響き危うくびしょ濡れになるところだった。
 今も雷が鳴っているのが聞こえる。
 帰りは雨、やむって言うけど、大丈夫なんだろうな……
 不安に思いつつ、俺はロッカールームの扉を開けた。
 案の定、瀬名さんが先に準備をしていた。
 
「おはよう、琳太郎」

 エプロンの紐を後ろで縛りながら、彼は言った。

「おはようございます。雷、音すっごいですね」

 室内だと言うのに、雷の音が地鳴りのように鳴り響いている。
 雨もさっきよりひどくなっているような気がするし。ほんとにやむのか、これ。
 瀬名さんは、窓の方へと目をやる。
 ロッカールームなので、窓は曇りガラスになっていて外は見えない。
 だけど、雷が光っているのは見える。
 
「そうだねえ。でも、こういう雨ってすぐやむし」

「停電とかしないっすかね?」

「あー、会計中に停電になったらシャレにならないかも」

 笑いながら瀬名さんが言うのを聞きながら、俺は自分のロッカーを開ける。
 エプロンなどの一式を出してバッグを中にしまった時。

「琳太郎」

 と、俺の名を呼び、瀬名さんは俺の首に抱き着いてきた。

「ちょ、あ……」

 自分の顔が真っ赤になるのを感じ、焦るあまり変な声が出てしまう。

「だいぶ匂いが薄い」

 と言い、彼は俺の首に顔を埋める。
 何やってんだこの人はっ!
 バイト先だってのに。
 だ、だ、誰かに見られたらどうすんだ。
 
「ゆ、悠人さん?」

「何」

「あの、誰か来たら……」

「この時間に来る人はいないよ」

 確かにそうだけど。
 とはいえ俺は落ち着かない。
 
「琳太郎の匂いがするからさ。いつも彼の匂いが強くてわかんなかったけど」

 俺の、匂い。
 ってなんだよそれ。
 するとしたらボディソープとか、シャンプーとか……今ならたぶん汗の匂いの方が強いぞたぶん。

「琳太郎の匂い、憶えておきたくて」

「な、何言ってるんですか全く。そろそろ……離してください」

「あぁ、時間になっちゃうね」

 笑いながら言い、でも名残惜しそうに、ゆっくりと瀬名さんは離れて行く。
 解放された俺は、エプロンを抱えたまま制汗スプレーを吹き付ける。

「そうそう、それする前にさー、匂い確認したかったんだよね」

「変態ですかその発想」

「うーん、そうかなあ……そうかも」

 否定しねえのかよ。
 俺は制汗スプレーをロッカーに放り込み、エプロンを身に着ける。
 
「準備が出来たなら行こうか」

「え? あ、はい」

 いつもは先に行くのに、珍しい。
 そう思いながら、俺は瀬名さんと一緒にロッカールームを出た。



 翌日。
 日曜日、瀬名さんとの約束の日だ。
 瀬名さんに渡すプレゼントは、いつも持ってる紺のショルダーバッグに入れた。
 宮田にはなんか色々言われたけど、デザインに一目ぼれしたんだ。
 天気は曇り。
 降水確率はゼロだと、スマホは言っていた。
 十時少し前に、メッセージが届く。
 瀬名さんから、到着の知らせだった。
 俺は、母親に遅くなることを告げて家を出た。
 曇りでも気温は高く、三十ど近くになるらしい。
 うちのそばに止まる瀬名さんの車を見つけ、俺は小走りで向かった。
 ドアを開け、シートに腰かけてドアを閉める。

「おはようございます」

「おはよう。体調は大丈夫?」

「大丈夫です」

「そう、ならよかった」

 俺の体調は、だいぶ良くなった、と思う。少なくとも、このところ過呼吸は起こしていないし、胸の痛みも感じていない。
 大丈夫だ。
 俺は。
 そう思い、俺はバッグの紐を握りしめた。

「だいぶ顔色はいいね」

 そう言われるとほっとする。
 目的地まで、車で五十分くらいはかかるだろうか。
 途中、コンビニで飲み物を買い、俺たちは目的の美術館へと向かった。

 県立美術館は、日曜日と言う事もあり混みあっていた。
 展示会の名前は「漫画の技法展」ということで、生原稿だとか、現行を拡大し解説などがされていて面白かった。
 一部写真撮影もオッケーになっていたけれど、そういう空気ではなく、写真を撮る勇気はなかった。
 美術館て、静かすぎるんだよなあ……
 いくら撮影オッケーのマークがあっても、あの静かすぎる空間で写真をとるのはなかなか難しい。
 でも、瀬名さんは違っていて。
 けっこう写真撮りまくってた。

「だって、初版本まであるんだよ? 撮らないわけにはいかないでしょ」

「いや、わかってるんですけど……空気が、無理って言うか」

「琳太郎は、人の目を気にしすぎだよ」

 そうだろうか……そうかな。
 それでもあの空気は苦手だ。
 美術館の展示を楽しんだあと、遅めの夕食をとり、俺たちは郊外の大きなショッピングモールへと向かった。

「とりあえず、本屋行こうかー」

 瀬名さんは声を弾ませて言い、俺の腕を掴んで歩き出す。
 まあ、そうだよな。
 瀬名さん、ちょっとでも時間があれば図書館や本屋に行くもんな。
 瀬名さんは、本屋で何冊もの本を買い、重いエコバッグを抱えて満足そうだった。
 一方俺は、この間散財した為新刊を一冊買っただけだった。
 
「いい買い物出来たよー」

「よかったですね。本、車に置きに戻りますか?」

「え? 大丈夫だよこれくらい」

 いや、そのエコバッグ、破けねーかな?
 ハードカバーの本、五冊以上あったよな……
 まあ、瀬名さんが言うならいいか。
 その後、ふたりで服を見たり、アクセサリーを見たりして。
 
「服ってどこで買ってるんですか?」

 と聞いたら、俺でもなんとなく知っているお高めなブランドの名前が出てきた。
 それっていくらするんだよ……

「まあ、そこまでこだわりがあるわけじゃないけど。いいな、と思った服がそのブランドに多いってだけで。だから、こういうところではあんまり服買わないなあ」

 この人、大きな病院の息子でしたっけ。
 金持ちは違うんだな……
 俺なんてセールのTシャツとかめっちゃ見るのに。
 アクセサリーショップに寄った時、瀬名さんはやたらピアスばかり見ていた。
 瀬名さんに、ピアスの穴はない。
 俺も開けてないし、千早もしてないな。
 
「親が絶対にピアスはだめって人だったから、開けたくて仕方ないんだよね」

 と言い、彼は十字架のついたピアスを手に取る。

「……何ですか、その、子供っぽい発想……」

「え? ほら、やるなよ、って言われたらやりたくなるじゃない? もうハタチになったからいいかなって。どうせ、父とは全然顔合わせてないし」

 そして、瀬名さんはピアスを物色し始める。
 あ、顔合わせてないんだ。
 千早も親とはあんまりだし、宮田も事情ありだし、瀬名さんもだし。
 普通の家庭で育った俺にはけっこう衝撃だよ。
 オメガやアルファの家庭って、なんかみんなおかしいのかよ?
 
「琳太郎は、ピアス開けたいって思わないの?」

「俺ですか? うーん……あるようなないような」

 憧れる気持ちはちょっとだけある。
 芸能人とか、アーティストとかけっこう開けていて、お洒落だな、と思うときはある。
 だけど、穴をあけるのは抵抗があり、開けてない。

「呪縛なんだよね、父の言葉って。なんか、やるな、って言われたことをやったらその呪縛から逃げられそうな、そんな気がしてさ。そういうのって、気持ちの問題だから、こんなので気持ちが変わるなら安いと思うんだ」

 瀬名さん、父親の呪縛とか感じてるのか。
 でも進路でケンカしたと言っていたし、そこまで父親が怖い、みたいな印象はないけど……

「どうせ、実家に戻らなくちゃいけない時が来るしさー。少しでも今できることをやっておきたいんだよね」

「悠人さんて兄弟は……」

「いないよ。そんなのいたら、父は『母』を独占する時間が短くなるじゃないか」

 そして瀬名さんは、ガラスケースの中にあるひとつのピアスを指さす。

「あれとか、綺麗だなって」

 指差した先にあったのは、白いのに青く光る石が付いたピアスだった。
 ムーンストーンと書かれている。
 月の石、ってそんなのあるんだ。
 シンプルでつけやすそうだけど、お値段がそこそこする。
 六千円かあ…
 お店にあるアクセサリーの大半は数千円程度で、自由にさわれるようになっているけれど、比較的価格の高いものはガラスケースにいれられている。
 ひとりでざわついていると、瀬名さんは店員さんを呼び、そのピアスを欲しいと伝えた。
 あ、まじかよ買うのかよ。
 ピアスに六千……
 俺には考えられなかった。
 瀬名さんは何やら店員さんとやりとりした後、袋を受け取り戻ってくる。
 そして俺に、小さな小さな紙袋を差し出した。

「ひとつあればいいから、もうひとつはあげるよ」

「え? いや、え?」

 ピアス……
 ひとつあればいいから、というのは分かる。
 でも……こんなのほいほいひとにあげますかね……
 まあ、すごく高いってわけじゃねえけど。

「でもなんで……」

「だから、一個あればいいからさ。それにムーンストーンて、名前がよくない? 月の石ってファンタジーぽくって」

 そう言われると確かにファンタジーっぽく思える。
 つけるかどうかは別として、俺はそれを受け取りバッグにしまう。
 そして、バッグの中に入っているアレの存在を、ちらり、と確認した。
 ……今じゃ、ねえよな。
 渡すなら帰りだ。
 それに話をしないと。
 俺は。ちゃんと。
 瀬名さんと話さないと。

「夕飯までに帰らないととかある?」

「夕飯食べてから帰るって言ってあるんで、大丈夫です」

 そう答えると、瀬名さんは嬉しそうに笑いそして、

「じゃあ、うちで夕食を食べてから帰ろうか」

 と言い、ピアスの入った袋をトートバッグにしまった。



 うちで夕食を食べよう。
 その展開は予想外だった。
 まあ、今時いくらでも夕食頼んで運んでもらえるもんなあ……
 夕食食べて帰る、と言った手前、断ることができず俺は素直に瀬名さんの家に来てしまう。
 ……外で食べたいと主張すべきだっただろうか。
 でも絶対、なんだかんだ言って、この人俺を家に連れてこようとする気がする。
 そう思い、俺は諦め、届いたハンバーグを黙々と食べた。
 これ食べたら渡して帰る。
 これ食べたら渡して帰る。
 そう、自分に言い聞かせて。
 食事を終えて片づけたあと、やっとチャンスがやって来た。

「あの、悠人、さん」

「何?」

 ソファーの隣に座る彼は、微笑み頬杖ついて、こちらを見ている。

「あの、えーと、渡そうと思っていたやつ」

 どぎまぎしつつ、俺はバッグから紺色の細長い箱を取り出す。
 白いリボンをかけられたその箱の中身が、瀬名さんに渡したいものだった。
 宮田には、重いだのなんだの言われたけど。

「アクセサリーっぽい」

 えぇ、そうです。
 その通りです、アクセサリーです。
 俺にはこの程度しか思いつかなかった。
 でもこれを見たとき、瀬名さんぽい、と思ったから買った。
 そんな高いものじゃないけど。
 彼は笑顔で受け取りそして、

「ありがとう、開けていい?」

 と言って、その箱をテーブルの上に置く。

「あ、はい、開けください」

 瀬名さんはリボンをとき、箱を空ける。
 中に入っていたのは、本のモチーフが付いたネックレスだった。

「あはは。僕っぽいね」

 言いながら、瀬名さんは箱の中からネックレスを取り出す。
 そしてフックを外し、首にかける。

「ありがとう」

 と言い、彼は目を閉じネックレスの飾りに手を当てる。
 言わなくちゃ、言いたいこと。言わないと、今しかないから。
 俺は胸に手を当てて、深呼吸をし、そして一気に言った。

「いっぱいお世話になったから……だから何かお礼がしたいなあって思ってそれで……」

 言いながら、視界が歪み始める。
 あれ、なんで俺、泣いてるんだろう。
 俯き俺は、手の甲で目元に触れる。
 そして、手の甲に着いた雫を見て、やっぱり泣いていると自覚する。
 
「僕としてはこの隙に、彼から君を奪い去りたかったんだけどなあ」

 相変わらず、本気で言っているのか冗談で言っているのか判断しにくい、笑いを含んだ声がする。

「彼は君を傷つけた。自分が運命に抗う為に、君を利用したのは赦せないんだよね。まあ、それだけ運命の力は強い、ともいえるけれど。運命に抗うために払う犠牲が君の心だっていうのが、僕には度し難い」

「た、確かに俺は……利用されたかもしれないけどでも……俺の世界に千早は、必要だって、思ったんです。俺、ずっと千早の事ばかり考えてて。会うともしかしたら、最初の恐怖を思い出すかもしれないけど。でもそれでも俺は……千早と一緒に過ごしたいって思うから」

 なんか、混乱してわけわかんないこと言ってないか、俺?
 やべえ、落ち着かない。
 涙は出てくるし、俺、なんで泣いてるんだよ。

「自分の想いを話すのは大事なことだよ。人はそうやって、自分の気持ちを整理するものだから」

 この人はいつも優しい。
 そして、俺の心を揺さぶっていく。

「僕は、今すぐ君をここで抱きたいとか思うよ。まあ、そんなことしたら、僕が嫌うアルファと同じになっちゃうから手を出せないけど」

 これは、本音なんだろうか?
 この人の言葉は、どこに真実があるのかわかりにくい。

「ねえ、琳太郎、何を泣いてるの」

 手が俺の頭に触れる。
 それは俺もわからない。
 俺、何で泣いてんの?
 
「君は優しいよね。だから彼を最初、拒絶できなかった。そして僕の事も」

 俺が優しい?
 違う、ただ決められないだけだ。
 だから俺は、瀬名さんにはっきりした態度をとれなかった。
 俺が態度を決めてしまったら、傷つけてしまうかもしれないから。
 そう思うと何も決められなくなってしまう。
 傷つけたくはない。
 それなら自分が傷つく方が、ずっといい。

「僕は大丈夫だよ。セフレならたくさんいるし。心を通わせる相手を強く求めているわけじゃないから」

 心を通わせる相手、の部分の声が、いつもと違う感じがする。
 なんだろう、この違和感。
 前半は確かにいつもと同じトーンだった。笑いを含んだ声。
 だけど後半はなんか違う気がする。
 俺はゆっくりと顔を上げて、隣に腰かける瀬名さんを見る。
 彼はソファーの上に足をのせ、膝を抱えて俺の方を見ている。
 その表情は、なんだか切なげだった。
 手が伸び、俺の頬に指が触れる。

「君はよく泣くね」

「そ、そ……」

 そんなことはないと言いたいのに、言葉にならない。
 
「僕は君が笑っている顔を見たいから、笑っててほしいって思うけど、今は無理かなあ」

 指が頬を滑り、唇へと触れる。
 
「君は君がいたいと思う相手を選べばいいんだよ。まあ僕とはバイトで会えるしね。僕は気にならないけど」

 本当に気にならないのか?
 そんなの可能?
 ……それは今、俺が考えることじゃ、ない?
 だめだ、思考がまとまらない。
 何か言おうとすると嗚咽になってしまう。

「泣き止んだら、帰ろうか。ありがとう、琳太郎」

 そして彼は、俺の唇をそっと撫でた。
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