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皆に耳としっぽが生えてくる年になりました
7 俺は絶対似合うぞ
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夕食時
「あら、フェルディその髪型良いわね」
「本当だな、よく似合ってるぞ」
フェルディ様はシャルティー様とロイドミール様に褒められて返事はしないけど嬉しさが顔から滲み出ている。
「モノアがやったの?」
「はい」
「フェルディは本当にモノアが好きね。最近はね耳としっぽがもう少しで出るからかして敏感だからか全然、頭とか触らせてくれなかったのよ?髪も伸びて昨日やっと切らせてくれたと思ったら私が切りすぎちゃったでしょ?だからちゃんとした専門の方に切り直してもらいましょうと言ったんだけど、もうこれ以上触るな!って怒っちゃってね。でも、モノアには頭を触らせたいね。」
「そうなんですね。そういえば、クレイ様に耳としっぽが生えたんですよ!キートス様に似た白と黒のシマシマのしっぽが良くお似合いでした。」
「あら!そうなの?それはおめでたいわね!」
クレイにも会いに行かなくてわね!とシャルティー様が言う。
久しぶりにバルフォア家のシェフの料理を食べたけどやっぱり美味しかった。食事をしたあとはお風呂に入って自室に戻ってベットの上で本を読んでいると扉をノックする音が聞こえる。
「どうぞ」
そう声をかけると入ってきたのは、パジャマに着替たフェルディ様で両手で枕を抱えてやって来た。
「フェルディ様!どうされたんですか?」
「モノアが寂しくないように俺が一緒に寝てあげようと思ってやって来てやったぞ!」
「僕が寂しくないように…ですか?」
「あぁ」
そう言いながら、フェルディ様はベットの中に入ってくる。
僕が寂しくないように…か、でもこれはフェルディ様が寂しくないようにかな?フェルディ様はたまにこうして、寝る前に僕の部屋を訪れてベットに入ってきたり、今夜は来ないなと思って朝起きたらいつの間にか隣で眠っていたりする方だ。今日のようにしばらく会えていなかったりすると高確率でやって来て一緒に眠るのだ。
お風呂上がりのフェルディ様はまたお坊ちゃまヘアになっていたけどお風呂上がりのいい匂いがする。
「…あいつにはもう、耳としっぽが生えていたのか?」
あいつ…ここでフェルディ様が言うあいつとはクレイ様の事だろう。
「はい、つい先日生えました。」
「そうか…」
少し元気がなさそうな声だ。フェルディ様は、クレイ様の事をライバル視?してるしフェルディ様の方が産まれたのは早かったのにまだ耳としっぽが生えないから落ち込んでいるのかもしれない。
「フェルディ様もきっとすぐ生えてきますよ。」
「…俺にはきっと、父上みたいな黒い耳としっぽが生えるぞ…絶対俺は似合うぞ。」
ふん!と言いながらそう言うフェルディ様。きっと僕が夕食時にクレイ様の耳としっぽが似合うって言ったからそれに対抗しているのかもしれない。
「ふふ、絶対似合いますね。今日はもう遅いので寝ましょうか。」
「俺はまだ眠くないぞ。」
僕は隣に居るフェルディ様の方までしっかりと布団を被せてトントンとお腹あたりをトントンする。
「こんなんじゃ、俺は寝ない…ぞ…」
そんな事を言いながらフェルディ様はあっと言う間に眠ってしまった。シャルティー様から聞いたけど、朝早くから起きて僕を待ってくれていたらしいから疲れていたのだろう。
「おやすみなさい。フェルディ。」
「…ん」
眠っているはずなのに寝言で返事するのが面白くて、フェルディ様を起こさないように笑って僕も寝ようと目をつぶる。同じベットでフェルディ様と入ってるからか布団の中が暖かくてすぐに睡魔に襲われる。今日もよく眠れそうだ。
「あら、フェルディその髪型良いわね」
「本当だな、よく似合ってるぞ」
フェルディ様はシャルティー様とロイドミール様に褒められて返事はしないけど嬉しさが顔から滲み出ている。
「モノアがやったの?」
「はい」
「フェルディは本当にモノアが好きね。最近はね耳としっぽがもう少しで出るからかして敏感だからか全然、頭とか触らせてくれなかったのよ?髪も伸びて昨日やっと切らせてくれたと思ったら私が切りすぎちゃったでしょ?だからちゃんとした専門の方に切り直してもらいましょうと言ったんだけど、もうこれ以上触るな!って怒っちゃってね。でも、モノアには頭を触らせたいね。」
「そうなんですね。そういえば、クレイ様に耳としっぽが生えたんですよ!キートス様に似た白と黒のシマシマのしっぽが良くお似合いでした。」
「あら!そうなの?それはおめでたいわね!」
クレイにも会いに行かなくてわね!とシャルティー様が言う。
久しぶりにバルフォア家のシェフの料理を食べたけどやっぱり美味しかった。食事をしたあとはお風呂に入って自室に戻ってベットの上で本を読んでいると扉をノックする音が聞こえる。
「どうぞ」
そう声をかけると入ってきたのは、パジャマに着替たフェルディ様で両手で枕を抱えてやって来た。
「フェルディ様!どうされたんですか?」
「モノアが寂しくないように俺が一緒に寝てあげようと思ってやって来てやったぞ!」
「僕が寂しくないように…ですか?」
「あぁ」
そう言いながら、フェルディ様はベットの中に入ってくる。
僕が寂しくないように…か、でもこれはフェルディ様が寂しくないようにかな?フェルディ様はたまにこうして、寝る前に僕の部屋を訪れてベットに入ってきたり、今夜は来ないなと思って朝起きたらいつの間にか隣で眠っていたりする方だ。今日のようにしばらく会えていなかったりすると高確率でやって来て一緒に眠るのだ。
お風呂上がりのフェルディ様はまたお坊ちゃまヘアになっていたけどお風呂上がりのいい匂いがする。
「…あいつにはもう、耳としっぽが生えていたのか?」
あいつ…ここでフェルディ様が言うあいつとはクレイ様の事だろう。
「はい、つい先日生えました。」
「そうか…」
少し元気がなさそうな声だ。フェルディ様は、クレイ様の事をライバル視?してるしフェルディ様の方が産まれたのは早かったのにまだ耳としっぽが生えないから落ち込んでいるのかもしれない。
「フェルディ様もきっとすぐ生えてきますよ。」
「…俺にはきっと、父上みたいな黒い耳としっぽが生えるぞ…絶対俺は似合うぞ。」
ふん!と言いながらそう言うフェルディ様。きっと僕が夕食時にクレイ様の耳としっぽが似合うって言ったからそれに対抗しているのかもしれない。
「ふふ、絶対似合いますね。今日はもう遅いので寝ましょうか。」
「俺はまだ眠くないぞ。」
僕は隣に居るフェルディ様の方までしっかりと布団を被せてトントンとお腹あたりをトントンする。
「こんなんじゃ、俺は寝ない…ぞ…」
そんな事を言いながらフェルディ様はあっと言う間に眠ってしまった。シャルティー様から聞いたけど、朝早くから起きて僕を待ってくれていたらしいから疲れていたのだろう。
「おやすみなさい。フェルディ。」
「…ん」
眠っているはずなのに寝言で返事するのが面白くて、フェルディ様を起こさないように笑って僕も寝ようと目をつぶる。同じベットでフェルディ様と入ってるからか布団の中が暖かくてすぐに睡魔に襲われる。今日もよく眠れそうだ。
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