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国際情勢ハ複雑怪奇ナリ
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旅団の再編成を開始してから、半年が経過した。
事務員たちもなんとか仕事に慣れてきて、2000人の旅団は新兵を更に500人追加して、2500に拡大。更に騎兵旅団の騎兵320騎と砲20門も含めれば、名実ともに遊撃旅団としては十二分に機能するスペックを持っているだろう…些か歩兵が少なく、アホみたいに騎兵が多いが。
魔法使い旅団の名前に疑いがないようにと送られてくるのは魔法使いだけだ。これは俺が東部方面軍及び南方方面軍に送り付けた手紙の御蔭でもある。
魔法使いは泥濘でも道をならして行軍可能になる柔軟性がある。いわば、歩く工兵部隊であり、同時に川沿いの行軍をしないでも継続作戦行動が可能という補給担当官が血涙を流しそうな能力も持っている。
機動力を失うことを考慮すれば、魔法使いだけの旅団を構成することで速やかな機動性を持つことができると手紙でプレゼンして、何とか魔法使いだけの旅団を維持することができたのだ。
……本音?一気に5000の部隊に拡張されたら事務がパンクするからですが?
今の拡充速度でも血反吐吐きそうなのに、これ以上増やしたら俺たちの頭が爆発するし手が足りない。こうして書類仕事に忙殺されている中だと、パソコンが欲しいと心底思う。
「……!?はぁ、ブランタリア王国が内戦ッ!?」
フランス革命が早すぎだろ、ブランタリアァ!まだ1765年くらいだぞ!革命には後15年は早いぞッ!
「……国王陛下の御見解は?確か、シュヴァーベルク大公の妹君がブランタリア王国に嫁いでいたように思えるが?」
「ビオーネ連合王国と同じ大法典による君主主義の確立が目的故、大した行動は必要ないとのことです。神聖グロウス帝国の諸邦も同様の見解を示しております」
マズイな。もしこれが俺の知る正史どおりに辿っていくとなると、フランスの国王の妃であるマリーアントネット、彼女は殺される運命が確定している。
何せ、フランス人は自らの王国を破壊し、ナポレオンが必死に《共和国の皇帝》という形でケツを拭こうとした共和革命を国是の誇りとする、俺たち君主国からすればキチガイの集まりだ。確かに人民主権は尊いものであるとは思うが、末期ローマ共和国の如く人民主権のためにオランダに侵略したりするくらいだし、この時点のフランスに擁護できる点はこれっぽちもない。
今後生まれる人民主権の連中は、間違いなく自由と共和主義を聖典とし、他国にそれを押し付ける侵略者、全世界革命を信奉するトロツキーと全く同じカルトとなっている。
そして、案の定破壊的なカリスマを持つナポレオンが生まれ、彼は戦争で民意を同じく鎮めることしかできず、その破滅的な自転車操業に多くの民が参加した。ロシアを征服しようとするまでの間は確かに欧州を蹂躙できた怪物が生まれたのだ。
これだけのことを仕出かした敗戦国の立場で会議を主導できたタレーランの外交センスに脱帽するわ。
っていうか、今の国力・軍事力で考慮すると七年戦争の経験者が残っている今ナポレオンが即位してくれた方が都合がよくないか?
「レヴィーネ。君の立場から考えて、この内戦はどうなると思う?」
「……立憲君主主義者が勝利するのではないかと思います。共和主義者もいると言いますが、それらは木端勢力に過ぎません。まさか勝利することはないかと考えます、が…」
中東の征服を進めているオスマン帝国ならぬアルトリア帝国も恐ろしいな。今、欧州方面に対してはブルガリア、アルバニア、マケドニア、ギリシャを支配することで落ち着いているし、欧州に友好的だが…それは中東を征服しきるまでの話だろう。
ステップの草原を征服し終わったら、西欧世界に牙を突き立てるに違いない。
最悪ナポレオン戦争と、大トルコ戦争が同時並行で発生する可能性が高いのだ。本当に勘弁してほしい。欧州人ハードモードが発生する可能性なんて考えたくもないんだが?
「申し上げます、ヴェルーシ帝国でピエトール3世が追放されましたッ!首謀者は皇帝親衛隊と奥方のエカテリーナ様とのことです!」
「東部方面軍が忙しくなりそうだなぁ…」
もう、混迷した世界に呆れ笑いしか出てこない。ここで何故クーデターが起きる?!ってことは、エカチェリーナ大帝の即位フラグが成立したということだ。
ピエトール3世はポラーブを泣くまで分割した大帝の功績を奪っているが、一方でその親ヴァロイセン的な態度が嫌われていたはずだ。だから追放、最終的に暗殺された疑惑が残っているわけで。
「……とりあえず、贈り物を送るとするか。インペリアル・スタウトとダルツィヒ・ウォッカを用意しなければ」
確か、お気に入りの酒がそうだったはずだ。それと、グダニスク・ウォッカを送ってやればいいだろう。グダニスク・ウォッカはエカチェリーナ1世がお気に入りだった酒であり、インペリアル・スタウトは2世が好んで飲んだビールでもあり、同時にピョートル大帝が嗜んだ酒でもある。
「失礼ながら、皇后様が皇帝陛下に即位するとは思いませんが…皇后様はライヒ人です、摂政になるのでは?」
「こうした宮廷政治に関わることは避けたいんだがなぁ…皇帝親衛隊が仕える主たる皇帝相手にクーデターを仕掛け、その首謀者が皇后であったことを考えてみろ。宮廷内に、皇后を推挙する動きがある。
少なくとも、皇帝親衛隊は大多数が皇后陛下の支持者だと考えても良い」
ロシアの大地に君臨するのは、ロシア人ばかりではない。いやまぁ、ロマノフもドイツ系なのだが。完全にロシアに土着した王族と、ドイツから流れてきた者では、政治的な重みが違うのは確かだ。
しかし…ロシアという欧州とアジアの中間体を舐めない方が良い。あそこはカリスマを求める大地だ。広く、広大で、こことは遥かに比べ物にならない自然が襲う厳しい大地でもある。だからこそ、そこに住まう者たちは本能的に強いカリスマを求める。
何百年も騎馬民族が闊歩する土地柄だったのは、それらが求める土地に合致している上、それが受け入れるしかなかった風土だから。
とはいえ、俺がヴェルーシ帝国の事情を堂々と語ることは憚られるため、どの道ピエトール3世は終わりだろうよと呟き、御用商人と連絡を取るために手紙をしたためようとすると、レヴィーネは意を決したように俺を見る。
「そのお仕事、私の家にお任せ願えないでしょうか?閣下は今、ライヒ中で尊敬を集めております。もし、御用商人から情報が漏れてしまっては大変です。閣下の贈呈品の価値が下がってしまいます」
「……成る程、情報が洩れる場所は少ない方が効率的だな。よし、君の紹介に甘えよう」
確か、シオン人の彼女は金貸しをしていたはずだ。圧力をかけて、情報を封鎖できるという意味では彼女を使った方が確かに効率的だろう。そして、金貸しは溜めるだけではなく、使うために投資を繰り返している。
そう言った意味でも、海運業を使えば輸送はスムーズになるはずだ。
尤も、そう簡単に俺の贈り物が届くかと言われれば話は別だが…今は各国も情勢を見極めている最中だろう、ピエトール3世が王宮政治で復活する可能性だって完全には捨てきれないんだから。
しかし、史実を知っている俺は違う。彼女はきっと皇帝として即位し、その権勢を振るって啓蒙専制君主として改革を断行していくことになるだろう。
いや、地方領主の俺が国益を考えてどうする?そう言うのは政治家の仕事だろ?って思うかもしれないけどさ…新しく寄贈される俺の1000エーカーの土地、リトアニアにあるからヴェルーシと戦争になれば真っ先に燃えるんだよね。
だから、最悪ご機嫌取りでも進めて…ヤバい時は寝返りを打診するくらいの関係値は持ちたいし?
「ハッ。閣下のために尽くせて光栄であります」
「口が巧いな。お前のような忠臣を持てて俺は幸せだよ」
互いに軽口を叩くと、彼女は仕事熱心なことにすぐに俺の部屋を飛び出していく。こういった迅速さを他の部下たちも持っていてほしいものだが。
心底そう思いながら、俺は部隊間の指揮系統についての書類をチラリとみて、それから上官としての改善案を考慮する…最近は人が増えてきたから、俺の家の御用商人だけじゃ物品の需要を満たしきれないのも重要な問題だ。
ったく、この時代は戦火が燃え広がりまくってて洒落にならないぜ!
加速度的に胃痛案件が増えていく中、カラ元気でケラケラと笑いながら、俺は相も変わらず天高く積まれている書類と格闘し続けるのだった。
事務員たちもなんとか仕事に慣れてきて、2000人の旅団は新兵を更に500人追加して、2500に拡大。更に騎兵旅団の騎兵320騎と砲20門も含めれば、名実ともに遊撃旅団としては十二分に機能するスペックを持っているだろう…些か歩兵が少なく、アホみたいに騎兵が多いが。
魔法使い旅団の名前に疑いがないようにと送られてくるのは魔法使いだけだ。これは俺が東部方面軍及び南方方面軍に送り付けた手紙の御蔭でもある。
魔法使いは泥濘でも道をならして行軍可能になる柔軟性がある。いわば、歩く工兵部隊であり、同時に川沿いの行軍をしないでも継続作戦行動が可能という補給担当官が血涙を流しそうな能力も持っている。
機動力を失うことを考慮すれば、魔法使いだけの旅団を構成することで速やかな機動性を持つことができると手紙でプレゼンして、何とか魔法使いだけの旅団を維持することができたのだ。
……本音?一気に5000の部隊に拡張されたら事務がパンクするからですが?
今の拡充速度でも血反吐吐きそうなのに、これ以上増やしたら俺たちの頭が爆発するし手が足りない。こうして書類仕事に忙殺されている中だと、パソコンが欲しいと心底思う。
「……!?はぁ、ブランタリア王国が内戦ッ!?」
フランス革命が早すぎだろ、ブランタリアァ!まだ1765年くらいだぞ!革命には後15年は早いぞッ!
「……国王陛下の御見解は?確か、シュヴァーベルク大公の妹君がブランタリア王国に嫁いでいたように思えるが?」
「ビオーネ連合王国と同じ大法典による君主主義の確立が目的故、大した行動は必要ないとのことです。神聖グロウス帝国の諸邦も同様の見解を示しております」
マズイな。もしこれが俺の知る正史どおりに辿っていくとなると、フランスの国王の妃であるマリーアントネット、彼女は殺される運命が確定している。
何せ、フランス人は自らの王国を破壊し、ナポレオンが必死に《共和国の皇帝》という形でケツを拭こうとした共和革命を国是の誇りとする、俺たち君主国からすればキチガイの集まりだ。確かに人民主権は尊いものであるとは思うが、末期ローマ共和国の如く人民主権のためにオランダに侵略したりするくらいだし、この時点のフランスに擁護できる点はこれっぽちもない。
今後生まれる人民主権の連中は、間違いなく自由と共和主義を聖典とし、他国にそれを押し付ける侵略者、全世界革命を信奉するトロツキーと全く同じカルトとなっている。
そして、案の定破壊的なカリスマを持つナポレオンが生まれ、彼は戦争で民意を同じく鎮めることしかできず、その破滅的な自転車操業に多くの民が参加した。ロシアを征服しようとするまでの間は確かに欧州を蹂躙できた怪物が生まれたのだ。
これだけのことを仕出かした敗戦国の立場で会議を主導できたタレーランの外交センスに脱帽するわ。
っていうか、今の国力・軍事力で考慮すると七年戦争の経験者が残っている今ナポレオンが即位してくれた方が都合がよくないか?
「レヴィーネ。君の立場から考えて、この内戦はどうなると思う?」
「……立憲君主主義者が勝利するのではないかと思います。共和主義者もいると言いますが、それらは木端勢力に過ぎません。まさか勝利することはないかと考えます、が…」
中東の征服を進めているオスマン帝国ならぬアルトリア帝国も恐ろしいな。今、欧州方面に対してはブルガリア、アルバニア、マケドニア、ギリシャを支配することで落ち着いているし、欧州に友好的だが…それは中東を征服しきるまでの話だろう。
ステップの草原を征服し終わったら、西欧世界に牙を突き立てるに違いない。
最悪ナポレオン戦争と、大トルコ戦争が同時並行で発生する可能性が高いのだ。本当に勘弁してほしい。欧州人ハードモードが発生する可能性なんて考えたくもないんだが?
「申し上げます、ヴェルーシ帝国でピエトール3世が追放されましたッ!首謀者は皇帝親衛隊と奥方のエカテリーナ様とのことです!」
「東部方面軍が忙しくなりそうだなぁ…」
もう、混迷した世界に呆れ笑いしか出てこない。ここで何故クーデターが起きる?!ってことは、エカチェリーナ大帝の即位フラグが成立したということだ。
ピエトール3世はポラーブを泣くまで分割した大帝の功績を奪っているが、一方でその親ヴァロイセン的な態度が嫌われていたはずだ。だから追放、最終的に暗殺された疑惑が残っているわけで。
「……とりあえず、贈り物を送るとするか。インペリアル・スタウトとダルツィヒ・ウォッカを用意しなければ」
確か、お気に入りの酒がそうだったはずだ。それと、グダニスク・ウォッカを送ってやればいいだろう。グダニスク・ウォッカはエカチェリーナ1世がお気に入りだった酒であり、インペリアル・スタウトは2世が好んで飲んだビールでもあり、同時にピョートル大帝が嗜んだ酒でもある。
「失礼ながら、皇后様が皇帝陛下に即位するとは思いませんが…皇后様はライヒ人です、摂政になるのでは?」
「こうした宮廷政治に関わることは避けたいんだがなぁ…皇帝親衛隊が仕える主たる皇帝相手にクーデターを仕掛け、その首謀者が皇后であったことを考えてみろ。宮廷内に、皇后を推挙する動きがある。
少なくとも、皇帝親衛隊は大多数が皇后陛下の支持者だと考えても良い」
ロシアの大地に君臨するのは、ロシア人ばかりではない。いやまぁ、ロマノフもドイツ系なのだが。完全にロシアに土着した王族と、ドイツから流れてきた者では、政治的な重みが違うのは確かだ。
しかし…ロシアという欧州とアジアの中間体を舐めない方が良い。あそこはカリスマを求める大地だ。広く、広大で、こことは遥かに比べ物にならない自然が襲う厳しい大地でもある。だからこそ、そこに住まう者たちは本能的に強いカリスマを求める。
何百年も騎馬民族が闊歩する土地柄だったのは、それらが求める土地に合致している上、それが受け入れるしかなかった風土だから。
とはいえ、俺がヴェルーシ帝国の事情を堂々と語ることは憚られるため、どの道ピエトール3世は終わりだろうよと呟き、御用商人と連絡を取るために手紙をしたためようとすると、レヴィーネは意を決したように俺を見る。
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そう言った意味でも、海運業を使えば輸送はスムーズになるはずだ。
尤も、そう簡単に俺の贈り物が届くかと言われれば話は別だが…今は各国も情勢を見極めている最中だろう、ピエトール3世が王宮政治で復活する可能性だって完全には捨てきれないんだから。
しかし、史実を知っている俺は違う。彼女はきっと皇帝として即位し、その権勢を振るって啓蒙専制君主として改革を断行していくことになるだろう。
いや、地方領主の俺が国益を考えてどうする?そう言うのは政治家の仕事だろ?って思うかもしれないけどさ…新しく寄贈される俺の1000エーカーの土地、リトアニアにあるからヴェルーシと戦争になれば真っ先に燃えるんだよね。
だから、最悪ご機嫌取りでも進めて…ヤバい時は寝返りを打診するくらいの関係値は持ちたいし?
「ハッ。閣下のために尽くせて光栄であります」
「口が巧いな。お前のような忠臣を持てて俺は幸せだよ」
互いに軽口を叩くと、彼女は仕事熱心なことにすぐに俺の部屋を飛び出していく。こういった迅速さを他の部下たちも持っていてほしいものだが。
心底そう思いながら、俺は部隊間の指揮系統についての書類をチラリとみて、それから上官としての改善案を考慮する…最近は人が増えてきたから、俺の家の御用商人だけじゃ物品の需要を満たしきれないのも重要な問題だ。
ったく、この時代は戦火が燃え広がりまくってて洒落にならないぜ!
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