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空白の帝座
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サンクトペーターブルク 冬宮殿
「……あら、ヴァロイセン王国貴族の贈り物?」
「その通りでございます。送り主は、グラウス=リッター=フォン=ユンガーとっておりますが…」
秘書兼愛人の怜悧な男性の言葉を聞いて、彼女は眼光を少しばかり鋭くする。
(グラウス。七年戦争最強の下士官、そして三倍の兵力を跳ね返して勝利したライヒ国家の英雄ともてはやされるような男が、私に?)
ピエトール3世という夫を追放した女に早速贈り物をするとは、果たして迅速果断だと褒めれば良いのか、それとも考えなしと言っても良いのか…?
「中身はダルツィヒ・ウォッカとインペリアル・スタウトとなっているそうです」
「……!?」
どこでそれを知った!?両方とも、確かに私が好きな酒だ。そして、ダルツィヒ・ウォッカはかつてエカテリーナが愛した酒であると言い、インペリアル・スタウトはピエトール大帝が好んでいたエール、ビールである……
「随分と趣味が良いモノを送り付けてくるわね」
「……と、言いますと?」
「グラウス=リッター=フォン=ユンガーは宮廷内の政治に通じ、その情報の一部を手に入れることができているということよ。
ダルツィヒ・ウォッカはエカテリーナ帝が愛した酒、そしてインペリアル・スタウトはピエトール大帝が愛したピオーネ連合王国のエール、ビールね。つまり……」
「陛下が、皇帝の玉座を射止めることを見抜いていると…!?」
器用なことに、密やかな声で秘書は叫んだ。グラウス=リッター=フォン=ユンガーは確かにヴァロイセン王国の英雄であり、そこらの貴族と違って多くの情報を入手できる立場にあるはず。それは否定しない。
………しかし、このような贈り物には、何故か彼がヴェルーシ帝国の宮廷内政治について《把握しているぞ?》と圧しているのだろう。しかし、それをするのはどちらかというともっと上の立場の、王宮に努めている政治家や外交官、大使がするべきモノのはずで…このチグハグさが、彼女の神経をザワザワと不穏に撫でてくる。
「あるいは、ヴァロイセン王国が私が帝位を狙っていることをすでに掴んでいるか…その二択でしょう。こんな贈り物、あからさまに《知っているぞ!》と知らせているようなモノよ?」
「——宮廷内に、ヴァロイセン王国のスパイがいると?」
その可能性が否定できない。いや、もっと質が悪いのは……
「ヴァロイセン王国如きに宮廷内のことが探られているのなら、連合王国はもっと詳細に掴んでいてもおかしくないわ」
「コルカサス半島やステープの草原に対する進出——南下政策をすでに掴んでいると?」
ユラルを抜け、今からシベツクに踏み入らんとしているヴェルーシ帝国であるが…同時に草原地帯に何かしようとしている中で、アルトリア帝国軍が戦っているところを目撃していた。
「一つの宗教、一つの帝国、一つのカリフ……なんて厄介な言葉ね」
「宗教的地位を確立しようとしているのでしょう。ムハンマド教には教皇聖下がおりませんから…独裁権力を固めるには、このようなお題目は非常に都合が良い」
オスマン帝国には宗教的権威が不足していたということを知っている者はどれくらいいただろうか。
しかし、カリフ=ムハンマドの後継者であり、カリフが定めるムハンマドの宗派こそが正当であると定めてしまえば、宗教的権威を確固たる地盤に打ち立てることができる。
アルトリア帝国は、それを狙っていたのだ。いわば、宗教的権威であるカリフによって諸民族を統合するという、それが出てくるには一世紀は早い発想であった。それを全盛期であり、欧州との無駄な戦争で兵と国力を損耗しない中でやってくるから、質が悪い。
「だから、早くアルトリア帝国は叩いた方がよろしい…黒海の制海権を連中が握り続けているのも非常によろしくないわ」
アルトリア帝国はクリル・ハン国としてクリル半島を支配していた。黒海を支配する上で非常に都合が良い場所であり、これを征服することはヴェルーシ帝国の悲願でもあった。
しかし、クリル半島は守りやすく、攻めにくい天然の要害でもある。何より、アルトリア帝国は良港と要塞をドッキングさせたクリル要塞を作り上げており、侵略するのは非常に難しい。
そのため、まずはコルカサス山脈に進出しなければいけないのだが…コルカサス山脈は東方アウグスト帝国が支配していた時代があり、東方正教が広がっている地域も、一方でムハンマド教が広がっている地域もあり、そこに農耕民族から騎馬民族まで、狭い地域にごった煮されている修羅の土地である。
近年まで、豊かな大地を持っているポラーブ・ヴァルト合同共和国を破壊するために常に兵力を損耗し続けていたヴェルーシ帝国には、南方に進出する余裕はあまりなかった。
「癪に障るけど、教皇に十字軍を請願する必要があるかもしれないわね」
もっとも、それは難しいかもしれないけど。そう独り言ちながら、彼女の頭にはアルトリア帝国という国の脅威よりも、もっと不可解な脅威が頭の中にあった。
「まず、外征するにしても宮廷内の反逆者を裁かないといけないわね。
ちょっと遅れても良いから、皇帝親衛隊に連絡を取るようにしてちょうだい。それと…そうね。ヴァロイセン王国と友好条約を締結して、西方の脅威を削って南方に兵力を割り当てないといけないわ」
ひとまず、ヴァロイセンとは友好関係を。我々は東方と南方に注力しなければならない。暖かい海を求め、開拓しがいのある土地を求めるのはルーシの天命であるのだから。
しかし、今は地盤固め。西方の新しい土地の臣民は未だに反抗的であり、列強と戦っていては反乱を誘発しかねない。とりあえず大規模に忠実な臣民を移民させる必要がある。
アルトリア帝国に経済的に負けないように商業を発展させなければならない。農業を発展させなければならない。そうして、南下政策が果たせるのだから。
「それと…そうね。グラウスの率いる旅団に密偵を送るように。やられたら、やり返さなきゃね?」
「…承知しました」
近い将来、エカテリーナ二世と呼ばれる女傑は、ヴァロイセン王国の異分子に目をつけてしまった。
もっとも、それが大いなる自業自得であるのを考えると何とも言えないのだが…グラウスが危惧していた普露の友好関係は維持できることになったのだから、彼の願いは半分叶ったと言えるだろう。
史実で、玉座の上の娼婦と呼ばれていたエカチェリーナ2世、この世界ではエカテリーナ2世と呼ばれる女傑は知略を巡らせるのだった。
「……あら、ヴァロイセン王国貴族の贈り物?」
「その通りでございます。送り主は、グラウス=リッター=フォン=ユンガーとっておりますが…」
秘書兼愛人の怜悧な男性の言葉を聞いて、彼女は眼光を少しばかり鋭くする。
(グラウス。七年戦争最強の下士官、そして三倍の兵力を跳ね返して勝利したライヒ国家の英雄ともてはやされるような男が、私に?)
ピエトール3世という夫を追放した女に早速贈り物をするとは、果たして迅速果断だと褒めれば良いのか、それとも考えなしと言っても良いのか…?
「中身はダルツィヒ・ウォッカとインペリアル・スタウトとなっているそうです」
「……!?」
どこでそれを知った!?両方とも、確かに私が好きな酒だ。そして、ダルツィヒ・ウォッカはかつてエカテリーナが愛した酒であると言い、インペリアル・スタウトはピエトール大帝が好んでいたエール、ビールである……
「随分と趣味が良いモノを送り付けてくるわね」
「……と、言いますと?」
「グラウス=リッター=フォン=ユンガーは宮廷内の政治に通じ、その情報の一部を手に入れることができているということよ。
ダルツィヒ・ウォッカはエカテリーナ帝が愛した酒、そしてインペリアル・スタウトはピエトール大帝が愛したピオーネ連合王国のエール、ビールね。つまり……」
「陛下が、皇帝の玉座を射止めることを見抜いていると…!?」
器用なことに、密やかな声で秘書は叫んだ。グラウス=リッター=フォン=ユンガーは確かにヴァロイセン王国の英雄であり、そこらの貴族と違って多くの情報を入手できる立場にあるはず。それは否定しない。
………しかし、このような贈り物には、何故か彼がヴェルーシ帝国の宮廷内政治について《把握しているぞ?》と圧しているのだろう。しかし、それをするのはどちらかというともっと上の立場の、王宮に努めている政治家や外交官、大使がするべきモノのはずで…このチグハグさが、彼女の神経をザワザワと不穏に撫でてくる。
「あるいは、ヴァロイセン王国が私が帝位を狙っていることをすでに掴んでいるか…その二択でしょう。こんな贈り物、あからさまに《知っているぞ!》と知らせているようなモノよ?」
「——宮廷内に、ヴァロイセン王国のスパイがいると?」
その可能性が否定できない。いや、もっと質が悪いのは……
「ヴァロイセン王国如きに宮廷内のことが探られているのなら、連合王国はもっと詳細に掴んでいてもおかしくないわ」
「コルカサス半島やステープの草原に対する進出——南下政策をすでに掴んでいると?」
ユラルを抜け、今からシベツクに踏み入らんとしているヴェルーシ帝国であるが…同時に草原地帯に何かしようとしている中で、アルトリア帝国軍が戦っているところを目撃していた。
「一つの宗教、一つの帝国、一つのカリフ……なんて厄介な言葉ね」
「宗教的地位を確立しようとしているのでしょう。ムハンマド教には教皇聖下がおりませんから…独裁権力を固めるには、このようなお題目は非常に都合が良い」
オスマン帝国には宗教的権威が不足していたということを知っている者はどれくらいいただろうか。
しかし、カリフ=ムハンマドの後継者であり、カリフが定めるムハンマドの宗派こそが正当であると定めてしまえば、宗教的権威を確固たる地盤に打ち立てることができる。
アルトリア帝国は、それを狙っていたのだ。いわば、宗教的権威であるカリフによって諸民族を統合するという、それが出てくるには一世紀は早い発想であった。それを全盛期であり、欧州との無駄な戦争で兵と国力を損耗しない中でやってくるから、質が悪い。
「だから、早くアルトリア帝国は叩いた方がよろしい…黒海の制海権を連中が握り続けているのも非常によろしくないわ」
アルトリア帝国はクリル・ハン国としてクリル半島を支配していた。黒海を支配する上で非常に都合が良い場所であり、これを征服することはヴェルーシ帝国の悲願でもあった。
しかし、クリル半島は守りやすく、攻めにくい天然の要害でもある。何より、アルトリア帝国は良港と要塞をドッキングさせたクリル要塞を作り上げており、侵略するのは非常に難しい。
そのため、まずはコルカサス山脈に進出しなければいけないのだが…コルカサス山脈は東方アウグスト帝国が支配していた時代があり、東方正教が広がっている地域も、一方でムハンマド教が広がっている地域もあり、そこに農耕民族から騎馬民族まで、狭い地域にごった煮されている修羅の土地である。
近年まで、豊かな大地を持っているポラーブ・ヴァルト合同共和国を破壊するために常に兵力を損耗し続けていたヴェルーシ帝国には、南方に進出する余裕はあまりなかった。
「癪に障るけど、教皇に十字軍を請願する必要があるかもしれないわね」
もっとも、それは難しいかもしれないけど。そう独り言ちながら、彼女の頭にはアルトリア帝国という国の脅威よりも、もっと不可解な脅威が頭の中にあった。
「まず、外征するにしても宮廷内の反逆者を裁かないといけないわね。
ちょっと遅れても良いから、皇帝親衛隊に連絡を取るようにしてちょうだい。それと…そうね。ヴァロイセン王国と友好条約を締結して、西方の脅威を削って南方に兵力を割り当てないといけないわ」
ひとまず、ヴァロイセンとは友好関係を。我々は東方と南方に注力しなければならない。暖かい海を求め、開拓しがいのある土地を求めるのはルーシの天命であるのだから。
しかし、今は地盤固め。西方の新しい土地の臣民は未だに反抗的であり、列強と戦っていては反乱を誘発しかねない。とりあえず大規模に忠実な臣民を移民させる必要がある。
アルトリア帝国に経済的に負けないように商業を発展させなければならない。農業を発展させなければならない。そうして、南下政策が果たせるのだから。
「それと…そうね。グラウスの率いる旅団に密偵を送るように。やられたら、やり返さなきゃね?」
「…承知しました」
近い将来、エカテリーナ二世と呼ばれる女傑は、ヴァロイセン王国の異分子に目をつけてしまった。
もっとも、それが大いなる自業自得であるのを考えると何とも言えないのだが…グラウスが危惧していた普露の友好関係は維持できることになったのだから、彼の願いは半分叶ったと言えるだろう。
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