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第8話「静かな毒」
しおりを挟む夜が落ちると、街は図面の裏側を見せる。昼の青い線はやわらかく脈を打ち、井戸の列は短く、子どもの笑いは疲れた鈴のように軽く鳴って消える。広場の端では“灯の工房”の窓がほのかに明るく、パンと紙の匂いが交互に鼻を撫でた。私は帳の影に立ち、空気の温度が一度だけすべって変わる瞬間を待つ。魔力配管は夜に歌う。歌の谷間に、言葉にならない命令を滑り込ませるには、今がいちばん静かだ。
再建術式群——“青い街路”の心臓部。昼間、皆の目に見えるよう透明化して共有したその下には、もう一段深い層がある。図でいえば注釈の注釈、備考欄の隅に書かれた点。現場では誰も触らないほど些細に見える、だが回路全体の拍動を調整できる隠し継ぎ目。私はそこへ指を入れる。冷たい金属の皮膚の裏で、温い血が回る。血は街の熱、汗、声、祈り。私はそれを一度だけ止め、すぐに放す。止めた時の音、放した時の音。その差が、今日の“正しい”の範囲だ。
——静かな毒をつくるのは、難しくない。難しいのは、毒を「正しく」静かにすること。効きすぎれば救いを壊し、弱すぎれば復讐にならない。私は骨の内側に組んだ炎で指の震えを焼き切り、術式のごく底へ細い種を落とす。
“自己崩壊の種”。
名付けは、たいてい呪いだ。名を与えると、それは形になる。形になったものは、起動条件を欲しがる。私は三つ置いた。
一つ——旧王権の復活宣言。街のどこかで、誰かが「王の名において」と告げれば、種はうっすら目を開ける。
二つ——差別法令の再施行。列を分け、配給を分け、墓地を分け、名を呼ぶ順番を変える。法で分ける瞬間、種は耳を澄ます。
三つ——権益の独占。配管を囲い、市場を囲い、灯りの火を囲う。囲いの縁に“罰”ではなく“特権”の語彙が刻まれたとき、種は静かに息を吸う。
条件が揃えば、起動。街の機能はすぐには止まらない。止まらないようにつくった。ゆっくり腐蝕する。井戸の水はわずかに金属の味を帯び、青い灯は夜ごとほんの少し暗くなる。配管の第七が、一週間で半音下がる。市場の声は日々一音ずつ高くなり、やがて真面目な言葉ほど届かなくなる。人は気づかない。気づいても、誰のせいとも言えない。言葉を失う。言葉を失った街は、やがて“拍手の街”に戻る。——戻らせない。その前に、折る。折ると決めた手で、今は、支える。
「お前、何をやってる」
背中のほうから、低い声。アシェルの声は、炉の火みたいに温度の段差が少ない。気づかれたくない夜は、やけにそういう声がよく届く。私は振り向かない。術式は、視線の動きで狂うことがある。
「流れの調整。夜は脈が浅くなるから」
「それだけじゃない匂いがする」
「どんな匂い」
「鉄が同じ場所で長く温められてる匂い。焦げる寸前の鉄は、甘い」
「詩人の鍛冶屋」
「お前の嘘は、昔より甘くなった」
私は笑って、指先の弁をほんのわずか締める。締め過ぎれば、明日の朝に井戸が渋くなる。締めなければ、私の怒りが弛む。弛んだ怒りは、どこかで溢れて街を焼く。だから、隠す。隠し、仕込み、条件をつける。条件の鎖は、私自身を括る綱でもある。
「……『もう二度と同じ顔で笑わせない』」心の中でだけ、言葉が形になる。誰にも聞こえない場所でしか、私は復讐を完全な文章にしない。声にしたら、鎖が切れる。
「セレス」
「なに」
「お前の“青い線”、今日あちこちで役に立ってた。子どもが線を触って、節に“休む”って出たから、皆がそこで座った。誰も怒らなかった。——どこで誰が殴られたか、俺は今日一度も見ていない」
「良い日」
「良い日だ。だから、今の匂いは嫌いだ」
言葉が、骨に触れてくる。私は弁の角度を少し戻し、術式の底に置いた種の輪郭を薄くぼかす。見える者には見え、見ない者には見えない線。アシェルは“嗅ぐ”。嗅ぐ人間は、見えないものの形を鼻の粘膜で覚える。彼の眉間に小さなしわが立つ。しわは、迷いの地図だ。
「昨日、配管の歌が変わった」と彼が続ける。「いや、変わったわけじゃない。歌の後ろに、もう一つ小さい歌がついてきた。合奏のつもりか? それとも、カノンか?」
「練習」
「練習の相手は誰だ」
「未来」
「嫌な名前だ」
窓の外で、青い灯が一つふっと細くなり、すぐ戻った。呼吸だ。街の呼吸。まだ大丈夫。私は手を離し、ゆっくり立ち上がる。背骨が一本ずつ夜の空気に並び直る。骨の内側の炎は、今日も静かに燃えている。誰も見ない。私も見ない。見ないことで、消えない。
「散歩してくる」
「夜に?」
「夜にしか見えないものがある」
「護衛は?」
「私」
「俺じゃないのか」
「たまには休んで」
「休むのは下手だ」
「寝かせる」
「麻痺符はやめろ」
軽口。彼が立ち上がり、私の後ろに並ぶ。“休め”という命令に従う顔ではない。彼はいつも、私の“たまには”を聞かない。聞かないかわりに、手で支える。支えたいものを支えると、人は生き延びる。私は止めない。止めると、彼の手の震えは別の場所に移る。
青い灯の下を歩く。街の端から端まで、薄い線が足裏を導く。昼間見せた図面の線は、夜には音になる。節で少し音が膨らみ、毛細管で音が細くなる。音は骨に触れ、私の中の“自己崩壊の種”と同じリズムを叩く。悪意は音に乗せない。乗せたら、歌が濁る。
焼け跡の外縁に出ると、冷たい風が顔を舐めた。鼻腔の奥が少し痛い。地熱化の穴の上では湯気が薄く踊り、夜でも白い息を槍のように上へ送る。私は縁にしゃがみ、石の温度を指で測る。熱は穏やか。流量は安定。余剰は湯になっている。湯は早く冷め、地面に落ち、土はそれを飲む。飲む土は良い土だ。良い土は、人を寝かせる。
「セレス」
「うん」
「お前が今、街のためだけに動いてるとは思わない。けど、街のためにも動いてるのはわかる。……今日の匂いは、街のためじゃない匂いが混じってる」
「正直」
「お前にだけは正直でいたい」
私は湯気に指先をかざし、皮膚の表面で小さな水滴が生まれるのを見る。水滴は光を集め、青い灯を丸く映す。映った灯が指で震える。私は息を吐いた。冷たい。冷たい息は、炎の寿命を延ばす。
「条件を置いたの」
「条件?」
「三つ。——王権、差別、独占。どれか一つでも満たせば、街の歌に小さなひびが入る。三つ重ねたら、曲は崩れる」
「……毒だな」
「静かな毒」
「誰に向けた」
「顔に」
「どの顔だ」
「同じ顔」
アシェルは黙る。沈黙は斧だ。言葉を切り分ける。私は続ける。
「同じ顔で笑う人たちがいる。王、王妃、評議、貴族、聖職者、職人の中にも。名前が変わっても、顔は同じ。拍手の音だけで腹を膨らませて、人を分けて、灯りを囲う顔。あの顔は、街を食べる」
「だから、種を」
「だから」
「……俺は反対だと言えない。言ったら嘘になる。俺もあの顔が嫌いだ。あの顔のせいで、冬に子どもが死ぬのを見た。俺も怒ってる」
彼の靴先が砂利を押し、ざり、と音を立てる。怒りは砂に似る。目に入り、喉に入り、歯の間に噛み、指の腹を擦る。気づけば全身にある。だから、水が要る。水はルールだ。私は自分の怒りに水を混ぜる。混ぜることで、粘土になる。粘土は形になる。形は、街になる。
「だが、俺の鼻は、もう一つ別の匂いも嗅いでる」
「どんな」
「“自分を折る準備”の匂い」
私は目を閉じた。その言葉は、意外ではない。危ない。危ないけれど、正確だ。私はいつも、自分を折る場所を先に決める。折り目をつけておけば、折るときに痛みが少ない。痛みが少なければ、手が震えない。震えなければ、街が持つ。
「準備だけ。折るのは、彼らが鎖を引いたとき」
「そのとき、お前は折れてくれるのか」
「折れる」
「俺は、そのとき泣くぞ」
「見ない」
「見ろ」
「嫌」
言い合いは短い。短いけど、深い。アシェルは笑わない。笑わない顔は、彼の顔では珍しい。私は湯気に指を戻す。湯気は媚びない。媚びない温度で、皮膚だけを濡らす。
「セレス」
「なに」
「お前を疑ってるわけじゃない。街の歌を聴く耳として、違和感は言っとく。今の流れに、ほんの少しの“逆流”が混じってる。数に出ない程度。でも、歌うとき、喉が引っかかる種類の逆流だ」
「覚えておく」
「証拠はない」
「根拠がない違和感は、よく当たる」
「鍛冶屋の勘もな」
「嫌いじゃない」
「好きだろ」
「嫌いじゃない」
夜風が強くなり、青い灯がいくつか首をすくめた。私は街の外周に薄い膜を足し、冷えの角を削る。細工は簡単だ。簡単なはずなのに、今日は指が少しだけ重い。自分の中の“種”の重さが、指先に下がってくる。私は肩を回し、骨に言い聞かせる。
——冷たいままで、燃えろ。
“灯の工房”のほうから、パンを割る音がした。遅い夜食。眠らない腹。私は歩き出し、アシェルも隣で歩く。二人の足音が青い線に重なり、線が微かに震える。震えはすぐ馴染む。街が新しい重さを覚えるとき、最初に線が鳴る。鳴り止むには時間がいる。時間は私が買う。
「明日、子どもたちに“弁”を教える」と私が言う。
「どの弁だ」
「心臓の弁。井戸の弁。配管の弁。言葉の弁」
「言葉の弁?」
「出す前に、開け閉めを覚える。溜める言葉は、毒になる。吐き出す言葉は、風になる」
「お前がそれを言うの、皮肉だな」
「皮肉よ。自分の毒は自分で知ってる」
「俺は、お前の毒を好きにさせてくれ。俺の火で薄める」
「薄まらない毒もある」
「そうか」
「でも、一緒にいて」
「いる」
彼の答えはいつも短く、重い。石の返事。石の返事は、夜に効く。私は頷き、工房の扉に手をかけた。木の板は手のひらに古い馴染みを返し、戸口の鈴が夜の空気を少し砕く。中には、明日のための生地がまだ膨らんでいて、瓶の酵母が小さく息を立てていた。生きている。生きているなら、膨らむ。膨らむなら、焼ける。焼けるなら、人に分けられる。
机の端に、未使用の紙束。私は一本羽根ペンを取り、短い文章を書いた。“再建術式群——深部注記”。誰も読めない場所に置くのではなく、誰でも見える棚の真ん中に置く。見えることは、無罪の証明にはならない。罪の埋め合わせにもならない。ただ、嘘がひとつ減る。減る嘘は、未来の漏水を減らす。
アシェルが背後から覗き込み、ふっと鼻で笑う。「大胆だな」
「大胆じゃないと、繊細は死ぬ」
「名言だ」
「書き写して」
「面倒だ」
「そう」
私は紙を閉じ、灯りを半分落とす。工房の影が深くなり、青い灯だけが外に浮かぶ。外の線がふっと細くなり、また戻る。私は脈を指で測るように、街の歌の拍を数えた。ゆっくり。遅すぎない。早すぎない。——今夜は、持つ。
寝台に横になっても、目は閉じない。閉じないまぶたの裏に、三つの条件が書かれている。“王権”“差別”“独占”。どれも、手触りのある言葉だ。冷たい。硬い。鋭い。私はその縁を指でなぞり、指先に刻み込む。起動は、誰かが選ぶ。私ではない。私が選ぶのは、種を置くこと、そして、折れる場所。折れるとき、私は泣かない。泣けないように、骨を準備した。——準備だけは、終わっている。
「セレス」
薄闇の中、アシェルの声がした。隣の寝台。手を伸ばせば届く距離。私は返事をせず、手だけ伸ばす。彼の指先が私の指先に触れ、火と鉄が一瞬だけ同じ温度になる。触れて、離れる。離れて、残る。残った温度で、私は眠らないまま夜をやり過ごした。
夜半、配管の奥で、誰にも聞こえないほど小さく、音が鳴った。カチ、と何かの噛み合わせが確かめられるような音。“種”の寝返り。起きてはいない。眠るための姿勢を探しただけ。私は天井を見つめ、骨の奥で炎を一度だけ揺らし、また静めた。
——もう二度と、同じ顔で笑わせない。
その文だけを、声にしないまま、長く長く反芻した。外の青い灯は夜明け前にいちどふくらみ、すぐ細くなった。朝は来る。朝は、勝手に来る。その朝が、私の仕込んだ“静かな毒”に触れないように。触れるのは、彼らが鎖を引いたときだけ。私は骨の中で、何度も何度も、弁の開け閉めを繰り返した。開け。閉める。開け。閉める。怒りの流量、悲しみの圧、赦しの温度。三つのメーターを見張りながら、夜は冷たく、過ぎていった。
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