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第20話 『竜と少女の物語は、まだ続く』
しおりを挟む地震の村を離れて、どれくらい飛んだだろう。
アークヴァンの背に揺られながら、エリーナは、頬に当たる風の温度が少しずつ変わっていくのをぼんやり感じていた。
冷たさは薄れ、かわりに夕方特有のぬるい温もりが混じり始める。
空は、濃い青から、オレンジと薄桃色が溶け合うグラデーションに変わっていた。
『主、そろそろ休むか』
アークヴァンの声が、胸の紋章を軽く震わせる。
「うん……そうだね。
あんまり無理させるのも悪いし」
『我は問題ない』
「それ、絶対ちょっとは疲れてるときの言い方」
『……少しは、羽が重い』
「ほらね」
――でも、重さを感じるのは、お互いさまだ。
エリーナは、自分の指先を見下ろした。
昨夜、土と魔法陣に擦り切れた手のひらには、うっすらと痣のような赤みが残っている。
痛みはもう大したことはない。
けれど、じんわりとした疲労感が、身体の奥のほうに根を張っていた。
(ほんと、よく生きてるなぁ、わたし)
心のどこかで、そんな軽口が浮かぶ。
『あの丘に降りる』
アークヴァンの翼が、少し角度を変える。
眼下には、なだらかな丘陵地帯が続いていた。
ここから先は、また国境だ。
「竜を禁ずる国」は、もう背中のほう。
丘の上のひとつ、小さく盛り上がった場所に、アークヴァンは滑らかに降り立った。
土と草が、ふわりと跳ねる。
風が、少しだけ舞い上がる。
『着地完了』
「おつかれさま」
エリーナは、竜の飛んでいた時の背から腰を上げ、もう少し後ろの広い背中に、ちょこんと座り直した。
飛び続けていたときよりも、風はずっと弱い。
代わりに、ゆるやかな夕風が、草の匂いを運んでくる。
「……あ、カイ」
アークヴァンの背中にふたり乗りしてきたので、着地したときに一度地面に降り、今は少し離れた岩に腰を下ろして息を整えている。
「やっぱ竜の背中って、体幹鍛えられるわ……」
「そんな感想初めて聞いた」
「いやほんと、毎回ちょっと筋肉痛になるんだよね」
ぶつくさ言いながらも、カイの目は、エリーナとアークヴァンのシルエットをじっと見つめていた。
夕焼けのオレンジを背にした白銀の竜。
その背に腰掛けて、風に髪を遊ばせる少女。
――物語の挿絵みたいだ、と、ふと思う。
(俺、わりと冷静にメモを取るタイプのはずなんだけどな)
旅に出る前は、何を見ても、紙の上に描き出してから感情を整理するタイプだった。
竜の骨も。
禁術の儀式も。
魔導院の研究も。
全部、「対象」として見ていた。
でも今は。
(“対象”って呼べるほど、遠くに置いておけないな)
あの村で、「嫌われても」と泣きながら残ると決めた少女。
世界を変えようなんて大それたことは言わないくせに、目の前の誰かのことは放っておけない。
そんな人を、ただの「研究対象」として扱えるほど、自分は器用じゃない。
◆
エリーナは、アークヴァンの背からゆっくりと滑り降りた。
草の上に、ぺたん、と座る。
丘の上から振り返れば、遠くに“あの国”の輪郭が見えた。
崩れた山肌。
ところどころ白っぽく光る、地割れの跡。
その向こうに、小さく見える村の煙。
あの村の人たちは、今もきっと、後片付けに追われている。
壊れた屋根を修理して。
土砂を掻き出して。
子どもに「もう大丈夫だよ」と言い聞かせて。
(……大丈夫、か)
自分で自分に問いかける。
竜を禁じる国は、今も竜を恐れている。
昨夜のことがあったからといって、一晩で「竜好きな国」に変わるわけじゃない。
それでも。
子どもが、「竜、こわい」「でも、きれい」と小さく呟いたこと。
若い母親が、「あの白い翼がうちの子を守った」と泣きながら言ってくれたこと。
村長が、「いつか“完全な怪物”じゃない話を子どもにできたらいい」と言ったこと。
あれはきっと、ただの気まぐれじゃない。
微かだけど、確かにそこに生まれた“変化”だった。
「……ねぇ、アークヴァン」
『なんだ、主』
「わたしたち、あの国にとって、なんだったんだろうね」
『厄介者』
「即答!」
『竜を禁ずる国に、竜の主が来たのだ。
厄介者以外の何者だ』
「たしかに」
エリーナは、ふっと笑う。
「でも、“厄介者が来たせいで、誰も死ななかった夜があった”って覚えてもらえたら、それはちょっと嬉しいよね」
『ああ』
アークヴァンは、ゆっくりと翼を揺らした。
『それでよい』
その一言が、やけに柔らかく響いた。
◆
夕陽が、少しずつ傾いていく。
空のオレンジは、赤みを増し、ところどころ紫色が混ざり始めていた。
エリーナは、膝を抱えて座ったまま、遠くの地平線を眺める。
そこには、まだ見たことのない国々が広がっているのだろう。
竜を崇める国も。
竜を武器として利用しようとする国も。
竜なんて興味もない国も。
(“竜の主”ってだけで、いろんなもの背負わされるの、ほんとに面倒くさいな)
そう思いながらも、「嫌だ」とは言わなくなっている自分に気づく。
それもまた、ちょっと苦笑するしかない変化だった。
ふと、視線を横にずらす。
少し離れた岩に、カイが座っていた。
肘を膝に乗せ、手に小さなノートを持ち、その合間から、エリーナとアークヴァンのシルエットをじっと眺めている。
夕焼けの光が、彼の横顔の輪郭をくっきりと浮かび上がらせていた。
頬にうっすらついた土。
額にかかった髪。
いつもより、少しだけ童顔に見える真剣な眼差し。
(……何書いてるんだろ)
気になってきてしまう。
でも、彼のノートを勝手に覗くのは、どうにも気が引ける。
(……聞けばいいんだろうけど)
聞くのも、なんだか怖い。
そんなちょっとした逡巡の末に、まったく別の言葉が舌の上に乗ってしまった。
「ね、カイ」
「ん?」
彼が顔を上げる。
夕焼けの光が、その瞳に反射する。
「カイは……」
言いかけて、エリーナは、喉の中で言葉が絡まるのを感じた。
(言え、わたし)
(聞け、今聞け。今逃したら絶対またぐるぐる悩むやつだから)
心の中で自分に突っ込みを入れながら、深呼吸をひとつ。
「カイは……これからも、一緒に来てくれる?」
思ったより、声は小さくなった。
風にさらわれてしまいそうなくらいのボリューム。
それでも、ちゃんと彼の耳には届いたらしい。
「……え?」
カイの目が、まん丸になる。
その反応が、自分でも予想外だったのか、エリーナの心臓がどきんと跳ねた。
(あ、今の「え?」、“どっちの意味”の「え?」だろう)
「今さら何言ってるの」の「え?」か。
「それってどういう意味」の「え?」か。
どっちにしろ、恥ずかしいのは変わらない。
「いや、その……」
言い淀んでから、勢いで続ける。
「わたし、これからも、多分面倒ごとに突っ込んでくと思うし」
『自覚はあるのだな』
「今はアークヴァンに突っ込んでない!」
『事実を述べただけだ』
「うるさいなぁ!」
自分で自分にツッコミつつ、エリーナは視線をカイに戻した。
「“竜の主として”どうとかっていうより、
“エリーナとして”やりたいこと、まだちゃんと全部分かってるわけじゃないし」
「うん」
「でも、“竜の主としての責任”から逃げないって決めちゃったし」
「うん」
「そのうえで、その……」
頬が熱くなる。
顔を背けたくなるのを、必死で堪える。
「そのうえで、カイが……“一緒にいたい”って言ってくれるなら、すごく、嬉しいなって」
最後のほうは、ほとんど囁きだった。
丘の上の風が、一瞬、止まったように感じる。
カイは、一拍、何も言わなかった。
驚きが、そのまま表情に出ている。
それから、ふっと目を細めた。
「……本当に、たまに爆弾落としてくるよね、エリーナって」
「ば、爆弾?」
「今の台詞、破壊力自覚してる?」
「してたら言ってないよ!?」
思わず叫ぶと、アークヴァンが「うるさい」と言わんばかりに小さく喉を鳴らした。
それが逆に、場の空気を少しだけ和らげる。
カイは、ノートをぱたんと閉じた。
「さっきも言っただろ」
夕日の中、彼は笑う。
「あの村で。
“君が選ぶ道の隣にいたい”って」
「……うん」
「俺、あれ本気だから」
さらり、と言う。
「だから、“これからも一緒に来てくれる?”って聞かれたら、答えは決まってるよ」
少しだけ、照れを含んだ声。
「もちろん、“はい”」
エリーナの胸が、ぎゅっと締め付けられる。
「……簡単に言うね」
「今の、簡単に聞こえる?」
「聞こえる」
「実は、心臓バクバクしてるんだけど」
「え」
「今、“人生単位のコミットメント”をかなり軽い口調で口にした自覚はあるからね」
「やめて、急に重い単語入れてこないで」
笑いながら、エリーナは胸の奥にじんわり広がっていく温かさを、ゆっくり噛みしめた。
拒絶されるのは、いまだに怖い。
嫌われるのも、相変わらず苦手だ。
でも、その怖さごと、「それでも一緒にいる」と言ってくれる人がいる。
(……ずるいなぁ、ほんと)
竜と青年、両方とも。
◆
『主』
アークヴァンが、静かに口を開いた。
『次は、どの国を選ぶ』
風が、丘の上を撫でる。
遠くの地平線の向こうには、まだ見ぬ国々が連なっている。
竜を祀る神殿の噂も聞いた。
竜を兵器として量産しようとしている研究都市の話も聞いた。
竜に会ったこともない人たちが、“竜の主の伝説”だけを消費している場所もあるらしい。
行き先は、いくらでもある。
「うーん……」
エリーナは、わざとらしく空を見上げた。
「“世界を選ぶ者”とか言われちゃったし、
いっそ世界地図をぜんぶ塗りつぶす勢いで行きたいけど」
『やめろ、我の羽が先に折れる』
「それは困る」
冗談をひとつ挟んでから、エリーナは、ぐっと姿勢を正した。
夕陽が、じりじりと地平線に沈みかけている。
オレンジと群青の境界線。
その向こう側に、まだ続く旅路。
エリーナは、胸いっぱいに風を吸い込んだ。
「──わたしの人生は」
あの日、王国の境界線を越えるときに、震えながら口にした言葉。
今度は、震えない。
「わたしが、選ぶ」
はっきりと、言い切る。
王家でも。
誰かの思惑でも。
古竜王の期待でもない。
自分自身の足で、自分の人生を選ぶ。
そのうえで。
「……そのうえでね」
エリーナは、ふっと笑って振り返る。
白竜の大きな瞳と、岩の上の青年の視線。
二つの視線が、自分に向けられている。
「そのうえで、あなたたちと一緒にいたい」
言った瞬間、自分の心臓の音が、うるさいくらいに響いた。
「あなたたち」。
アークヴァンと。
カイの両方。
竜と、竜の主と、その隣を歩く人間。
その、三人で見る世界が──今、いちばん見たいものだ。
『……主』
アークヴァンの黄金の瞳が、わずかに細くなる。
それは、竜なりの笑みだ。
『ならば、我は、その選択を共に飛ぶ』
迷いのない声。
『たとえその選択が、回り道であったとしても。
無駄足であったとしても。
誰かに笑われるものであったとしても』
そんなことはどうでもいい。
『主が選ぶ道ならば、我は翼を貸す』
「……ありがと」
胸の奥が、また熱くなる。
アークヴァンは、竜だ。
人間の寿命よりはるかに長く生きる存在だ。
その竜が、「ひとりの人間の選択」に翼を預けると言ってくれる。
その重さも、温かさも、ちゃんと分かっているつもりだ。
「じゃあ俺は」
カイが、わざとらしく咳払いをひとつした。
「その選択を、ノートに書き留めて、あとで何度も読み返すよ」
「……は?」
エリーナは、一瞬何を言われたのか理解できず、まばたきした。
「ちょ、ちょっと待って。
それ、すごい恥ずかしいんだけど」
「え、いいじゃん。
“ここでエリーナは、竜と青年と共に歩む旅路を選ぶ、と宣言した”って」
「やめて!? そのナレーション調やめて!?
しかも青年って自分で言ったよね今!?」
「事実じゃん?」
「自己申告の事実やめて!?」
アークヴァンが、喉の奥でくくっと笑ったような音を立てる。
『主、顔が赤い』
「今はその情報いらない!」
耳まで真っ赤になった自覚はある。
でも、それでも笑えている。
恥ずかしくて、くすぐったくて、でも嫌じゃない。
そういう感情が、胸の中で音を立てている。
◆
日が沈み、空は徐々に群青から、深い紺へと変わっていく。
最初の星が、ひとつ、またひとつと顔を出し始める。
『主』
アークヴァンが、翼を広げた。
『そろそろ行くぞ』
「うん」
エリーナは立ち上がり、竜の背に乗る。
いつもの場所。
首の付け根近く。
風を一番よく掴める場所。
そのすぐ後ろに、カイもひょいと飛び乗った。
「今日もよろしくお願いします、竜さん」
『我は馬ではないぞ、人間』
「分かってるよ。
でも、乗り心地はだいぶ慣れてきた」
『ならば、もう少し落とさぬよう掴まっていろ』
「落とす前提やめて!?」
騒がしいやり取り。
それでも、空気は軽く、心は不思議と静かだった。
「行こう、アークヴァン」
エリーナは、前を見たまま言う。
「わたしが、まだ見てない世界へ」
『承知した、主』
白銀の翼が、夜空に向かって大きく羽ばたいた。
草がざわめき、丘の上の風が、一気に下から上へと流れる。
丘が遠ざかり、村も、山も、地割れも、少しずつ小さくなっていく。
星が増えていく空の中を、白い軌跡が走る。
かつて、「王宮を吹き飛ばした少女と白竜の伝説」と呼ばれた物語は、
今、別の名前を持ち始めている。
――旅を選んだ、ちょっと泣き虫で、でも諦めの悪い娘と、その竜。
そして、彼らと共に歩む青年の物語。
その物語は、まだ「完結」という言葉からほど遠い。
怒られることもあるだろう。
嫌われることも、きっとまだ何度もある。
泣く夜も、何度も訪れるに違いない。
それでも。
エリーナは、風を胸いっぱいに吸い込んだ。
涙の味も、笑い声も、全部ひっくるめて。
(――続きは、これから)
白銀の翼が、夜空を切り裂いて進んでいく。
その先に待つ物語は、誰もまだ知らない。
けれど、ひとつだけ確かなのは。
竜と少女の物語は、まだ続いていくということ。
そして、その隣には、一冊のノートを抱えた青年と、すこしだけ照れ屋な白竜が、いつも一緒にいるということだった。
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